Googleは、同社が進める消費者向けバーチャルリアリティーへの大規模な取り組みGoogle Daydreamを先週スタートしたところだが、他のプラットフォームでの開発も休む様子はなく、VRを様々な利用場面に広げようとしている。
今日(米国時間11/16)Googleは、HTC Viveを使ってGoogle Earthにバーチャルリアリティーを導入するとブログで発表した。「Earth VRなら、都市の上を飛び、丘の頂上に立ち、宇宙へ舞い上がることもできる」と記事は説明している。
まだ3次元仮想空間とまではいかないが、地球サイズのインターフェースで3D飛行等を行うバーチャルリアリティー体験への大きな一歩だ。Googleによると、アマゾン川、マンハッタンの摩天楼群、グランドキャニオン、スイスのアルプス等でVR体験ができる。
プロジェクトの展望は注目に値するが、これがGoogle初のデスクトップ・バーチャルリアリティー体験というわけではない。同社の3Dペインティングアプリ、Tilt Brushは、熱狂的VRファンの間で高い人気があり、クリエイティブ機能はもちろん、その後のアップデートを通じてアプリの改善を続けるGoogleの取り組みが評価されている。
Earth VRは、まずHTC Vive用としてスタートし、Steamストアを通じて無料で提供される。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)