Google TVにユーザープロファイル、ウォッチリスト、改善された「アンビエントモード」追加

Google TVが、家族の全員が自分のGoogleアカウントで自分の個人化されたスペースにアクセスできるように複数のユーザープロフィールを追加する。Googleによるとユーザーは、その個人化されたプロフィールでテレビ番組や映画を観ることができる。

Googleのブログ記事によると、ユーザーがテレビを見るとき、プロフィールが彼らの関心と好みを収集してアカウントに加え、類似のコンテンツを見つけやすいようにする。親が子どものプロフィールをセットして、子どもが観てもいいムービーや番組も指定できる。各アカウントにウォッチリストがあるため、後で見たいコンテンツも自分のプロフィールに追加され、他のユーザーのリストに入ることはない。

さらにGoogleによると、プロフィールはユーザーのGoogleアシスタントのアカウントにリンクされているため、おすすめの映画やその日の予定などをアシスタントに尋ねることができる。

同社によると、アプリをダウンロードするときのログイン情報がそのまま使われるため、プロフィールはほとんど自動的に作成され、新しいプロフィールのセットアップを一から行なう苦労はない。

画像クレジット:Google

また、アシスタントのスクリーンセーバー的機能である「アンビエントモード」に個人化情報やおすすめカードを追加して、より便利にできるという。たとえばプロフィールに天気予報やニュース、スポーツなどを指定していれば、テレビはいつもそれらの最新情報を映し出すだろう。また画面上のショートカットをスクロールして、写真を見る、音楽を聴くなどをすばやく指定できる。ユーザーが長時間いない場合、テレビを自動的にアンビエントモードの写真やアートなどにすることもできる。

また、Google TVはYouTube TVやSling TVに加え、ストリーミングサービスのPhiloを統合してライブの機能を一層充実させた。PhiloをライブTVのプロバイダーに加えると、Live TVタブやおすすめ機能で、その番組を観ることができる。

プロフィールとアンビエントモードのサポートは、Google TVのあるChromecastやSonyとTCLのGoogle TVで近く展開される。プロフィールはグローバルに提供されるが、アンビエントモードのカードは最初は米国のみだ。

画像クレジット:Google

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(文:Aisha Malik、翻訳:Hiroshi Iwatani)

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TechCrunch Japan

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