GoProは今日、自社が苦手とする分野「動画編集」を補強するために2社のスタートアップを買収したことを発表した。 モバイルアプリReplayを制作するStupeflixと、こちらもモバイルアプリSpliceを制作するVemoryだ。GoProはTechCrunchに対し、この2社を1億500万ドルで買収し、従業員はGoProの傘下に入るが、各社があるパリとテキサス州オースティンから仕事を続けると話した。
この2つのアプリはGoProのモバイル編集の取り組みに新たな機能をもたらすだろう。Stupeflixが手掛けるReplayは、選択した動画クリップをトランジッションと音楽も合わせて、1つにつなぎ合わせることができる。これはGoProユーザーも欲しいと思っている機能だろう。Vemoryが手掛けるSpliceは、豊富な機能を持つモバイル動画アプリだ。GoProの動画編集アプリにはないツールを複数取り揃えている。
GoProユーザーの多くは、GoPro独自のモバイルアプリを使って撮影したコンテンツを編集したり、シェアしたりするのが難しいと感じていることだろう。GoProのデスクトップアプリも大差ない。GoProのハードウェア制作とブランド作りは素晴らしいものだが、ソフトウェア開発が得意でないのは明らかだ。現在のエコシステムでは、ソフトウェアも含めた完全なユーザー体験が求められる。GoProは手元にある4億4700万ドルの内の20%ほどの現金を使って2社を買収し、その課題を解決したい考えだ。
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