GoProがKarma Gripの発売を開始した。同社は本日、この手に持つタイプのスタビライザーを、一部のGoProショップとGoPro.comで販売開始すると発表した。価格は299ドルだ。この製品は、Karma Droneに同梱されていたグリップと同じものだ — 少なくとも、このドローンがバッテリーの不具合でリコールされるまでは。
Karma Gripの直接的な競合はDJI Osmoだ。ただ、私とTechCrunchのビデオ製作チームは、この2つのプロダクトがそれぞれ異なるアドバンテージを持っていることに気がついた。私たちは両方のプロダクトを韓国に持ち込み、製品の腕前を試してみることにした。両製品を比べると、DJI Osmoはカメラのコントロール性能に優れていることが分かった。この特徴は熱狂的なビデオ撮影家が特に気に入る点だろう。一方でGoPro Karma Gripでは、Hero 5と一緒に使用することでOsmoよりも優れた映像クオリティを生み出すことができる。使ってみた感じでは、Karma Gripの方が故障を気にせず多少乱暴に扱えそうだ。
Karma Gripは、私が持っている古いGoProカメラをもう一度使ってみようという気にさせてくれる。このスタビライザーのおかけで、古いカメラのクオリティが格段に向上するのだ。
Karma Gripを買ってもカメラは付いてこない。Karma Gripの本体価格は299ドルで、カメラは別売りのものを別途取り付ける必要がある。このグリップに取り付けられるのは、Hero 5とHero 4のブラックエディションとシルバーエディションだ。GoProによれば、同製品は2017年の第2四半期からHero 5 Sessionにも対応する予定だという。
Karma Gripには専用のケースと様々なアクセサリーが同梱されている。もし読者がすでにHero 4を持っていれば、299ドルのKarma Gripを買う価値があるだろう。だが、カメラを持ってないとすると、299ドルに加えてカメラ本体の価格(Hero 5の価格は399ドル)を支払う必要があり、このグリップを買う価値が薄れてしまう。
TechCrunchはGoProに、今後Karma Droneが入手可能になるのかどうか聞いてみた。それについては同社はコメントを控えるとのこと。先月の初め、GoProはKarma Droneのリリースからわずか18日後に、同プロダクトに対するリコールを発表している。それはちょうど、私がKarma Droneのレビュー記事を発表した日と同じ日だった。
DJI Osmo vs GoPro Karma Grip:2つのジンバルの物語
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