IACがMatch Groupのスピンオフの概要を発表

デジタルメディア持ち株会社IACは、Tinderなどのサービスを提供しているMatch Group(マッチグループ)をスピンオフする提案でプロセスの概要を説明し、次の一歩を踏み出した。

Match Groupは、Match、Tinder、PlentOfFish、OkCupid、Hingeを所有する上場企業だが、IACが株式の過半数を所有している。スピンオフにより、IACはMatch Groupの株式をIACの株主に分配し「2つの独立した公開会社が生まれる」と説明する。

IACのCEOであるJoey Levin(ジョーイ・レビン)氏は声明で「IACは今10月11日、IACからMatch Groupを分離する最初の重要なステップについて提案を行った。IACは、Match Group特別委員会に諮った提案が、Match Groupが独立した企業として成功する旅に出るための強力な基盤となると確信している」と述べた。

IACによれば、取締役会、前述の特別委員会、株主による承認が必要となるこの提案では、Match Groupのデュアルクラスの株式構造は排除され、シングルクラスの株式が用意される。

同社は8月、Match GroupANGI Homeservicesの両方のスピンオフを検討していると明らかにしていた。

レビン氏は10月11日の声明で「ANGI Homeservicesの株式の評価に絡むため、Match Groupの取引が完了するまでANGI Homeservicesスピンオフの問題に注力するつもりはない」と述べた。

画像クレジット:SOPA Images / Getty Images

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(翻訳:Mizoguchi)

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TechCrunch Japan

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