iOS 11のSafariは、シェアしたリンクからGoogle AMPリンクを削除する

iOS 11では、SafariでGoogle AMPリンクの記事をシェアしたとき、リンクを元の形式に戻すことになった。これを聞いてホッとしている人がいることだろう。MacStoriesの編集者、Federico ViticciがiOS 11 beta 7で見つけた。

[大変結構:AMPページをiMessageやリーディングリストにシェアするとき、iOS 11のSafariはAMPのゴミを自動的にURLから除去してくれる。いいぞ、Apple ]

Googleの高速読み込み方式であるAMPを使ったページは、プラットフォームに依存しない高速読み込みを求める消費者にとっては理想的だが、パブリッシャーは概してこれを嫌う(正当な理由がある)。ユーザーを本来のリンク先ではなくGoogleドメインに渡すため、かつてオンラインメディア世界の基礎をなしていた、検索由来のトラフィックを流出させることになるからだ。

今年Googleは、画像圧縮その他の細かい改善によってAMPリンクの読み込みが2倍速くなったと発表した。果てしないスピードよりも純粋性を重んじるわれわれにとって、iOS 11のこの小さな変更は、9月を待ちわびるもう一つの理由になりそうだ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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TechCrunch Japan

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