Microsoftは8月12日にWindows 8.1のアップデートを公開するが、公式ブログによればこのアップデートは噂されていた「アップデート2」ではないそうだ。
ではこの「アップデート2ではない8月アップデート」には何が含まれるのか?
トラックパッドの改良、 SharePoint Onlineの連携改良、デベロッパー向けのWi-FiAPIのアップデートなどだそうだ。いずれも必要なアップデートだろうが、なるほど4月に発表されたアップデート1ほど大規模なものではない。
アップデートはWindows Updateで自動的にインストールされるのでユーザーは特に何もする必要はない。電源が入っていればいいだけだ。
Windows 8.1アップデート1は非常に大規模なリリースだった。OSのブートオプションが改良され、新たなデバイスがサポートされた。ユーザー・インタフェースも抜本的に改良されてずっと使いやすくなった。たしかに“$Update_X”タグを付与される資格があった。
今回8月に予定されているアップデートはそれほどの規模ではない。Microsoftはブログ記事で、今後はアップデートのサイクルを速めていくとして次のように述べている。
改良点を大量にまとめ、何ヶ月も待って一括して大規模なアップデートとして発表するのではなく、月例アップデートを利用してもっと頻繁に改良を行っていくことにした
そういうわけで今回の8月アップデートは、番号付きの大型アップデートから小規模な連続的アップデートへとMicrosoftがアップデート・サイクルを速める戦略に転じたその第一号ということになる。今後Windowsユーザーは毎月、小規模だが実質的なアップデートを受けることになる。
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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+)