Windowsの丸裸バージョンをRaspberry Piで動かしてみたい人いる? 実は、それができるんだよ。組み込みデバイス用のWindows、Windows 10 IoT Coreを、今日からMicrosoftが提供しているが、それには、RaspbianなどLinuxベースのポータブルなOSにはない魅力が、あるかもしれない。
まず第一に最近のMicrosoftは、IoTの名に見られるように、ボードコンピュータを無視できないことを、よーく知っている。こいつはUIのないWindowsだから、エアホッケーを対戦するロボットチームでも、あるいは超小型の気象台でも、何でも作れる。言語はC++とC#、JS、VB、それにPythonを使えるし、Node.jsもサポートしている。
おなじみのスタートメニューなどはないが、余計なものをすべて取り去ったWindowsだから、プロジェクトを即座に動かしてみることができる。
サンプルコードがGithubにあり、OSのダウンロードはここからだ。WindowsをRaspberry Pi向けに提供することは、既存の大量のユーザベースに訴求できるという点で、Microsoftにとって、きわめて重要なことなのだ。大量のWindowsを無料配布する危険を冒すのも、Raspberry PiがWindows 10への、とっつきやすい入り口になってほしいからだ。