テクノロジー関連のカンファレンスは、スケジューリングが難しい。とくに5月は、GoogleやMicrosoftなど、ありとあらゆる企業が、その企業のその年最大のイベントを開こうとする。とくにGoogleのI/OとMicrosoftのBuildは、両社の最重要なデベロッパーカンファレンスだが、どちらも5月に、互いに1〜2週間ずれて行われていた。でも、今年は違う。
Microsoftは今日、同社のBuildカンファレンスをシアトルで5月の7日から9日まで行う、と発表した。Google I/Oは5月8日から10日までだ。これは、まずい。
Googleが最初に日程を発表して、Microsoftの立場を難しくしたのかもしれない。両社ともに、これらのイベントでその年および今後の、デベロッパーコミュニティとそのユーザーにとって重要な発表を行う。たとえば昨年のMicrosoftはBuildで、新しいデベロッパーツールとクラウドツールの発表を行うとともに、Windows 10の最新アップデートを発表した。
MicrosoftはBuildの幕開けをI/Oの一日前にすることによって、Googleの出鼻をくじく気だろう。
しかし、どちらか一方にしか関心のない人がほとんどだから、日程のダブりは大きな問題ではないだろう。MicrosoftのBuildはキーノートが二日(ふつか)にわたるから、その内容によっては5月8日は、記者たちがおもしろい二社決闘記事を書けるかもしれない。
Buildの登録は2月15日に始まる。Google I/Oのチケットは、2月22日から27日まで発売される。