メジャーリーグ中継が、MLB.tvとして初めてウェブにストリーミングされたのは2002年8月26日のことだった。昨今のモバイルデバイス上でのHD再生環境と比較すれば、サイズの面でも画質の面でもとても比較にならないものだった。
MLBによると、ストリーミングが開始されて12年後の今年、ライブストリーム閲覧者の51%がモバイルデバイスおよびインターネット接続(connected)デバイスを使っているのだとのこと。インターネット上で流されるすべてのスポーツ・ライブストリーミングの中で、デスクトップ閲覧者が50%を切るのは初めてのことなのだそうだ。インターネット接続デバイスというのはApple TV、Rokuなどのデバイスのことだ。モバイルの普及と、そしてMLBのオンライン化への積極な取り組み(アプリケーション開発など)などもあって、ストリーミング視聴者は年々増加し続けているようだ。
ストリーミング開始当時は、閲覧者も3万人程度に過ぎなかった。MLB Advanced Mediaからの情報によれば、2014年シーズンの最初の1週間で、ストリーミングの閲覧回数は9400万回にものぼったのだそうだ。視聴可能なデバイスが増えたことはもちろん、MLBが公式にストリーミングを提供していることも成功の一因となっている。
歩んできた道を少しだけ振り返ってみよう。下に貼ったのが2002年当時のウェブプレイヤーだ(間違って縮小しているわけではない。本当にこんなサイズだったのだ)。
2014年にはこうなった。
違いは見ての通りだ。
ストリーミング配信の拡大という話でいえば、ワールドシリーズについてもMLB.tvにて配信するとするアナウンスもあった。デスクトップ、セットトップボックス、およびモバイルデバイスなどさまざまな環境で、ワールドシリーズを楽しむことができる。
もちろん、野球以外のスポーツもストリーミング配信を拡大している。ワールドカップについてみるとWatchESPNおよびUnivisionをあわせて245万人がライブストリーミングを視聴していた。
Image Credit: Kieth Allison
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(翻訳:Maeda, H)