Niantic Labs、Ingressにユーザーが新しくミッションを作れる機能を追加

GoogleのNiantic Labsは、人気のAndroid版、iOS版の拡張現実ゲーム、Ingressユーザー生成のミッションという新機能を追加した。ユーザーは友達あるいは一般プレイヤーのために、独自のミッションを作れるようになった。作成にはブラウザ・ベースのミッション・クリエーターを利用する。

といっても、すべてのユーザーがすぐにこの機能を利用できるわけではない。Niantic Labsは、レベルの高いプレイヤーから順次機能を公開していくという。そうしたプレイヤーの反応や作成されたミッションの実績を見ながら徐々に利用範囲を広げていくようだ。Niantic Labsのプロダクト担当副社長、John Hankeは「この機能は当初、一定の基準をクリアしたユーザーに対して公開される。将来は一般ユーザーも利用できるようになるだろう」と述べた。

ミッション作成ツール自体はかなりシンプルだ。Ingressのスキンを載せたGoogleマップが表示されるので、作成しようとしているミッションでプレイヤーが行かねばならない場所にマーカーを落とせばよいだけだ。場所の特定にはNiantic LabsのField Tripアプリのデータを用いてもよいし、非常にあいまいにして、ヒントだけを残しておくこともできる。 現実の世界である地点に到達したとき、プレイヤーはその地点を「スキャン」しなければならない。この動作でプレイヤーが目的地を実際に踏んだことを確認する。

他のプレイヤーが作ったミッションの表示はAndroid版でアプリではサポートされている(iOSでは近くサポートされる)。ただし表示されるミッションは自分がプレイしている都市中のものに限られる。たとえばオークランドの自宅でベッドに寝そべったままサンフランシスコのミッションを表示することはできない。これに対して世界中どこにいてもあらゆる場所でのミッションの作成が可能だ。外国で素晴らしい休暇を過ごして帰ってきてから自宅で現地でのミッションを作ることもできる。自分が気に入った景色や名所旧跡をミッションに逐一追加して、現地を訪れた友達を案内するなどということも可能だ。

IMAGE BY Niantic Labs

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。