水曜日(米国時間1/27)の取引終了後、PayPalは四半期決算を発表し、株価は時間外取引で6%急騰した。
支払いサービスの同社は20億ドルの株式再購入プログラムを承認し、売上、利益共に同社の年間予測を上回った。
PayPalの第4四半期調整後売上は25.6億ドル、対前年比17%増だった。調整後純利益は4.43億ドル、1株当たり36セントで、前年同期から27%伸びた。Thomson Reutersが集計したアナリスト予測は、1株当たり利益35セント、売上25.1億ドルだった。
昨年7月にeBayを離脱したPayPalは、昨夏の最高値から22%下落した。PayPalはeBayより会社として大きく、時価総額は390億ドルで、eBayは320億ドル。
PayPalを一昔前のデジタル支払い会社と見る人々も一部にいるが、UberからAirbnbまで様々なアプリで使われているモバイル支払いシステムであるBraintreeがPayPal傘下であることは知らないことが多い。言い換えれば、あなたがUberを使うたびに、PayPalは儲けている!
PayPalは、ミレニアル世代で非常に人気のピアツーピアモバイル支払いアプリ、Venmoのオーナーでもある。Venmoは収益化に関しては殆どできていないが44こうした取り組みを拡大中だ。
とはいえ、デジタル支払いの競争は激しく、Apple、Square、Androidがこの分野をリードしている。
Monness Crespi Hardtのアナリスト、James Cakmakは月曜日に研究メモで「PayPalの競合らははるかに希薄な基盤で動いているので、同社は著しく効率よく運営することができると私は考えている」と書いている。
水曜日の投資家向け電話会見で、PayPal CEOのDan Schumanは「支払いサービスは理解が難しいビジネスだ。最大のライバルはわれわれ自身のゲームプランを実行することだ」と語った。
PayPalは昨年Xoomも買収 した。海外送金に特化した会社だ。
PayPalは水曜日に31.59ドルで引けた。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)