一度遅れたREDのHydrogen Oneは、今月(米国時間2018/8月)出るはずだったが、また遅れて10月か11月になった。でも、実際に出たとしても、あなたがそれを買わないであろう確率はかなり高い。1295ドルといえばAiboの半分だ。でも初めて公式にシェアされたこれらの写真は、REDの最初のスマートフォンの実物にいちばん近いものだから、せめてこれらでも見て楽しもう。
この、上品に言えば過剰、ふつうに言えばやり過ぎを見て、言いたいことはいろいろあると思うが、あなたならなんと言うかな。でも、ハイエンドのカメラメーカーが、市場に揺さぶりをかけてきたことは、確かだ。5.7インチの“ホログラフィック・ディスプレイ”と、これが同社から今度出るカメラのファインダーでもあるという事実に加えて、デザインそのものも、とんでもなくユニークだ。
REDは最近の業界のトレンドとも言えるシンプルなデザインに対して、その徹底的なケバさで逆らっている。CNETが気づいたように、サイドはギザギザがあって鋸刃ナイフみたいだ。表向きは、持ちやすくするためだと思うが、本音は外見をクールにするためだ。こんなデザインのスマートフォンは、街角で人の注意を引こうとして大声で叫んでいるようだ。うっかり立ち止まったら、“ホログラフィック・ディスプレイ”の説明を5分間聴かなければならない。
REDのデベロッパー向けモデルは今月の終わりに限られた数、出るようだ。予約購入した顧客が現物を受け取るのは10月9日からで、キャリアのストア(AT&T, Telcel, Verizon)に登場するのは11月2日だ。