TC Disrupt:マーク・ザッカーバーグ、株式公開について「怖がりすぎていたかも。結果的にはよい經驗だった」

今日(米国時間9/11)、サンフランシスコで開催中のTechCrunch DisruptカンファレンスにFacebookのファウンダー、CEOのマーク・ザッカーバーグが登場した。TechCrunchのファウンダー、マイク・アリントンのインタビューに答えてザッカーバーグは「できるかぎり長い間上場しないでいる、と私は以前何度も強く言ってきた。しかし今になってみると、それは取り越し苦労だったかもしれない」と語った。

ザッカーバーグは「昨年株価が下落した時には失望した社員が会社を去るのではないかと心配した。しかし彼は頭を下げてじっと嵐をやり過ごし、Facebookのプロダクト開発に集中してくれた」という。

アリントンはザッカーバーグに「株式上場に関してTwitterにアドバイスはあるか?」と尋ねた。ザッカーバーグは「順調な株式公開について尋ねるなら他の人にしたほうがいい。しかし価値ある経験だった。最初の一年、ひどい思いをしたことがFacebookをうんと強くした。必要に迫られて自分の会社についてあらゆる細部まで知るようになった。これでFacebookは新たなレベルに上ることができた。経営状態は今やずっとよくなった」と答えた。

アリントンは去年のDisruptでもザッカーバーグにインタビューしている。これはFacebookの上場後、ザッカーバーグにとって最初のインタビューだった。このとき若きCEOはFacebookのモバイル事業のビジョンを語り、モバイルからの売上がすでに40%に達していることを明らかにした。

「1年前のモバイル・アプリはひどかった。あれじゃモバイルからの売上げゼロだったのも当たり前だ」とアリントン。

ザッカーバーグは「モバイルのユーザー体験がヒドイといってめちゃくちゃいじめられた」と笑って認めた。〔この項続く〕

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


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TechCrunch Japan

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