Twitterがタイムラインにビジュアルな要素を増やし、ツイートやRTの回数を増やそうとするアップデートを公開中だ。新機能はユーザーがプロフィール写真をアップデートすると専用ハッシュタグを付けてワンタッチで新しい写真をツイートできるようにする。ハッシュタグは #NewProfilePic でフォロワー全員に向けて公開される設定だ。
TechCrunchが調べたところでは、ツイートで#NewProfilePicというハッシュタグが最初に使われたのは昨年の12月だった。 その当初、「新機能か?」というようなコメントがついていた。
Twitterの広報担当者はこの機能をロールアウト中であること、一番早い例が12月にさかのぼることを確認した。 Twitterによれば「ユーザーがプロフィール写真を変更するとハッシュタグを埋め込んだツイートが自動的に作成される。ただしツイートは自動送信されるわけではない。ユーザーは内容を自由に編集できる」という。
この機能はまずAndroid版で実装が始まった。現在Androidユーザーは全員が利用可能だ。iOS版でも一部のユーザーがこの機能を利用しているが、Twitterによると「iOSプラットフォームで全員に公開されるにはあと数週間かかる」という。
マイナー・アップデートには違いないが、Twitterのユーザー体験を改良し利用を促進する効果があるだろう。
比較すると、Facebookはをニュースフィードにプロフィール写真の変更を流す機能を以前から拡大していた。プロフィール写真変更の投稿は普通の写真の投稿に比べて「いいね!」やコメントをかなり多く集めるのが例だ。Facebookはこの2、3年プロフィール写真に関して各種の機能を取り入れてきた。たとえばプロフィール写真を一時的に変更する、7秒までのビデオを利用する、飾り枠をつける、プロフィールビデオの作成に(Facebook自身のMSQRDアプリを含む)サードパーティーのアプリを使う、などだ。
これに比べるとTwitterの今回の動きは控え目だ。プロフィール写真の変更は自動的にツイートされるわけではない。ハッシュタグを埋め込んだツイート枠が生成されるだけで、ツイートするかどうかはユーザーが決める。プロフィール画像のコンテンツも通常の写真だけでビデオを利用することはできない。
とはいえ、Twitterユーザー、特に若い世代にとってプロフィール写真は自己表現の重要な手段であり、ひんぱんに変更される傾向だ。Twitterは自動生成のハッシュタグで簡単にツイートができるようすることでこの傾向を密かに後押しするようだ。下のツイートのユーザーは新機能を気に入っている。
とはいえ、すべてのユーザーが感激しているわけではない。奇妙だとかバカバカしいという反応も見られる。下のユーザーは「こんなものが新機能?」と疑っている。
Twitterはこれまでもユーザー・インターフェイスの変更で数多くのテストを行ってきたが、そのすべてが最終的に採用されたわけではない。.今回プロフィール写真の変更ツイートが全ユーザー向け機能として正式に採用されたことから考えると、全般的にユーザーの反応が好意的で、かつTwitterのトラフィックを増大する効果が得られたものと思われる。
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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+)