Uberの自転車シェアサービス「JUMP」は回転率が高い

昨年サンフランシスコでは、JUMPの電動アシスト自転車を6万3000人以上が62万5000回利用したと同社は今日(米国時間2/10)発表した。サンフランシスコのJUMPバイクは、1台あたり1日に平均7回利用された。ドック方式レンタル自転車業界の平均は1日あたり1~2回だ。

JUMPは昨年始めに250台の自転車を導入し、10月に250台追加した。運行台数が少ないために1日あたりの利用が多いとも考えられるが、250台から500台に増やしてからも利用状況は変わっていないとJUMPは言っている。

現在サンフランシスコにはFord GoBikesが1200台あり5500人のアクティブ利用者がいる。昨年Ford GoBikesの総利用回数は140万回だったと市交通局は報告している。10月時点での利用回数は、Ford GoBikesが1台あたり1~2回なのに対してJUMPは8~10回だった。業界全体でみると、ドック方式では1日1台あたり平均1~2回利用されたと2017年の全米都市交通協会の報告書に書かれている。

その一方で、JUMPの利用によって、Uberの利用回数は減り続けている。昨年7月、Uberは自動車利用回数が10%減ったのに対して、JUMPとUberの合計は15%増だった。

「調査結果が公開された7月以降も、傾向は変わっていない」とJUMP CEO Ryan Rzepeckiはブログに書いた。「全体(Uber + JUMP)の利用が増えるなかで、Uber車の乗車は減っていて、ピーク時には、UberアプリでJUMPを使い始めたユーザーのUber乗車がさらに減っている。

数ヶ月前、JUMPは4G機能を搭載した次世代電動アシスト自転車を発表した。ほかにも内蔵診断システム、引き込み式ケーブルロック、スマートフォン用マウントなどを備えている。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。