いささか妙な組み合わせに感じられないこともないが、今日(米国時間7/14)、GoogleはCompute EngineプラットフォームにおけるWindowsサーバーのサポートを 一般に提供すると発表した。これによりGoogleのCloud EngineでWindows Server 2012 R2とそれより古いWindows Server 2008 R2を稼働させるユーザーはCompute Engine SLA の適用を受けることができるようになる。.
今後リリースされる次世代プロダクト、Windows Server 2016やその極小化バージョンであるNano Serverのサポートも準備中だという。
これによりGoogleのクラウドを利用するデベロッパーはActive Directory、 SQLサーバー、SharePoint、Exchange、ASP.NETサーバーが使えるようになる。GoogleはMicrosoft License Mobilityをクラウドのユーザーに提供しているので、Microsoftの顧客は既存のソフトウェア・ライセンスを追加料金の支払なしでオン・プレミスからGoogleのクラウドへ変更できる。
ただし、GoogleはWindowsサーバーをプレミアムOSに分類しているため、そのインスタンスにはUbuntu、CentOS、DebianなどのLinuxよりやや高い料金がかかる。 (SUSEとRed Hat EnterpriseもプレミアムOS)。
ここ数ヶ月、Googleはクラウド・コンピューティングにおけるWindows Serverのサポートを強化してきた。これには、 マルチ・キューやGRO(generic receive offload) (Googleによれば最大7.5Gbps)のサポートが含まれる。
Microsoftのエコシステムに含まれるISV(Independent Software Vendors)の膨大な数を考えれば、その一部がすでにWindows ServerをGoogleのクラウドプラットフォーム上でサポートしていても不思議ではない。Googleは今日の発表で、そういうISVの例として特にSwiftPage、nGenx、IndependenceITの名を挙げている。
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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+)