Appleは、iPhone Xのノッチ(切欠き)部分に山ほどのセンサーを詰め込んだ。TrueDepthカメラシステムは、Face IDからAR Kitを使った顔追跡まで 数多くの機能の基盤を提供している。さらにはセルフィー撮影時のポートレイトモードも可能にした。Bloombergの最新記事によると、Appleは3Dセンサーを使って背面カメラも強化しようとしている。
Bloombergは、Appleが背面センサーに全く同じ技術は使わないだろうと言っている。現在iPhone Xは、何千個ものレーザーのドットからなる格子を照射して、顔に映ったドットの歪みを調べている。
噂されている3Dセンサーは、照射したレーザードットが反射して戻ってくるまでの時間を測定する。現在Appleは2基のカメラを使って対象との距離を認識している。
しかしこの新システムの方がはるかに正確だ。iPhoneは周囲の状況を理解してユーザー周辺の大まかな3Dマップを作ることができる。これはARKitをはじめとする拡張現実(AR)機能にとって非常に有益だ。
Appleは拡張現実に本腰を入れ始めている ?? Bloombergは同社がARヘッドセットを手がけていることも報じている
GoogleのProject Tangoが思い出される。結局離陸することはなくGoogleはARCoreに方向転換した。しかしProject Tangoの背景にあった考え方はAppleの次期スマートフォンにも生かされているのかもしれない。センサーやチップは安くて小さいので薄型のフラグシップ機に問題なく内蔵できる。
Bloombergによるとこの新しい3Dセンサーは来年のiPhoneには間に合わないらしい。出荷は2019年になりそうだ。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook )