Googleは先週のI/Oイベントで、AIで強化したNewsアプリの新バージョンを披露したが、今日(米国時間5/15)ついにその新装アプリのiOSバージョンとAndroidバージョンが127か国でローンチされた。この、設計もデザインも一新されたアプリは、これまでGoogle PlayにあったNewsstandアプリをリプレースする。
ニュースの発見や消費が前よりも容易になり、ユーザー体験を読者がカスタマイズでき、そして各種のメディア刊行物をこのアプリからサポートする。AIが読者の嗜好から学んでその人向けのコンテンツを提供するが、アプリ全体のデザインとレイアウトはきわめてすっきりしている。
アプリを開くと‘For You’(おすすめ)タブがあり、現時点の上位5つの記事や、あなたに向いていると思われるオピニオン、その下の長い読み物などがある。
‘Headlines’(ヘッドライン)というタグは最新のニュース集で、国際、国内、ビジネス、テクノロジー、エンタメ、スポーツ、科学、健康などに分かれている。記事タイトルをクリックすると、関連記事や社説、オピニオン、ツイート、ビデオ、イベントのタイムラインなどのリストが表示される。
ユーザーが設定するカスタマイズには、AIが介入しない。だから好きなトピックやニュースソース、位置などを自由に指定できる。これは良い! 検索や記事を保存しておけるし、それらを一発で呼び出せる。
‘Newsstand’(ニューススタンド)というセクションでは、好きなメディアを指定できる。雑誌は1000種以上に対応しているそうだから、その中から好きなやつをタップして選ぶ。ただしこのセクションは、まだ建設途上のようだ。完成していない。
これもまだ未来形の機能である“Subscribe with Google”(Googleから購読する)では、各種メディアをGoogleのアカウントで有料購読できる。決済情報は、Google上のそれが使われる。それらのコンテンツは、NewsだけでなくGoogle Search(検索)や発行者のWebサイトでも閲読できる。