史上最高のヒマ潰し?時間が余ったらGoogleから豆知識を教えてもらおう。

今回のSEO Japanは全くSEOとは関係なく、Googleの新機能の紹介です。Google検索で”面白い事実”をランダムに表示する機能ですが、英語のみの対応のようです。(言語設定を英語に変更すれば、日本からでも利用できます。)これらをアルゴリズムで処理しているとなれば、クエリの選定や答えの引用方法などの技術が気になります。特にクエリの選定について、”おそらく多くの人が知っておらず、知ったら面白いと思えるクエリ”というカテゴリをディープラーニングで分類分けしている。。。なんてことが行われているかも???– SEO Japan

Googleで”fun facts(面白い事実)”や”i’m feeling curious(好奇心があります。)”、もしくは他の可能なクエリがあるかもしれないが、これらのクエリで検索したことはあるだろうか?Googleは、データベースから引っ張ってきたちょっとした事実を記載する、動的なアンサーボックスを検索結果の上部に表示している。

下記に、私が”fun facts”で検索した際に表示されたキャプチャを載せておく。

【上記画像和訳】
“ストロベリーはベリー類か?”という質問に、”ストロベリーはバナナである。”という内容が書かれている。

このアンサーボックスは他のWebサイトから内容を引っ張ってきており、それらをランダムに表示している。ボックス内では質問が掲載されており、それに対する答えとソースとなるWebサイトへのリンクも記載されている。また、ボックスの下部にある”ASK ANOTHER QUESTION(他の質問を尋ねる)”ボタンをクリックすれば、検索結果が更新され、新しい事実を提供してくれる。

下記は”i’m feeling curious”のクエリの場合に表示される画像である。”fun fact” 出ない理由は、検索結果が更新されると、”i’m feeling curious”にクエリが変更されるからである。

【上記画像和訳】
“女性の小人の身長はどの位と考えられるか?”という質問に対し、”アメリカの小人症の定義”の内容を記載している。

上記機能はGoogleの新しい機能であると思う。

この件について、Google+Twitterでもトピックになっている。

この記事は、Search Engine Roundtableに掲載された「Google Has A Dynamic Fact Box For I’m Feeling Curious」を翻訳した内容です。

この種の機能をGoogleが追加する度、その発想力と実現するための技術力に感心してしまいます。また、それらをこっそりと追加する点も、いかにもGoogleらしいですね。現在は日本語での対応はされていないようですが、実現されれば色々と試したいと思います。

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HTTPSに適応していないコンテンツを掲載しているサイトは、将来的には、ランキングにおける恩恵にあずかれなくなるかもしれない。

少々長い記事タイトルになってしまいましたが、先日行われたGoogleハングアウトからの話題です。HTTPSに対応していない画像を掲載している場合などは、今後HTTPSに対応しているサイトとしてみなされなくなる可能性があるとのことです。今まではどのような状態でもHTTPSにさえなっていればよいという状況でしたが、段階的に対応が変わることは明らかだったと思います。公式に決定した内容ではないですが、今後起こりうる可能性は十分にあると言えるのではないでしょうか?– SEO Japan

*記事内のリンク先は全て英語になっています。

Googleのジョン・ミュラー氏が今朝行われたハングアウト内で言及している。18:30頃での発言だが、Googleは、HTTPSコンテンツのミスマッチエラーを起こしているサイトへは、HTTPS対応によるランキングへの恩恵を与えなくなるだろうと説明した。

コンテンツのミスマッチエラーとは、HTTPSに対応しているWebページ内に、セキュア化されてない要素(コンテンツ)がある場合を指すエラーだ。例えば、HTTPS化されていない画像、ソーシャルメディアのプラグイン、その他の場合などが該当する。このエラーは、WebサイトをHTTPS化にする際、非常に良く起こる問題でもある。

どのような場合でも、たとえ、ミスマッチエラーを起こしているサイトでも、ランキング上昇の恩恵を受けていると、過去の記事で我々は報じていた。しかし、将来的にはこの状況に変化が起こる可能性があると、ジョン氏は発言している。

下記に、ジョン氏の発言を引用する。

どこかのタイミングで、我々はWebマスターに、Googleが検索結果で表示させるために本当にクリーンなHTTPSを提供しなければならない、と伝えることになると思う。詳細は分からない。完璧でないHTTPSサイトに対して何らかのペナルティを与えるとも思わない。ただ、我々はこうしたサイトをHTTPSに対応しているサイトとはみなさないだろうし、結果として、ランキングにおける小さな恩恵も与えることはないだろう。

あなたがジョン氏の発言をどのように捉えたとしても、彼が100%の自信を持っているとは思わないだろう。しかし、ジョン氏は、Googleがそのように考えていない、とも言ってはいない。

下記に該当の動画を掲載しておく。

あなたのサイトをHTTPS対応にする際は、コンテンツのミスマッチエラーを起こさないように注意すべきだ。ペナルティを受けることはないかもしれないが、ランキングにおける恩恵(非常に小規模ではあるが)を与えられなくなってしまうだろう。

この件に関するGoogle+ページはこちら。

この記事は、Search Engine Roundtableに掲載された「Google: HTTPS Content Mismatch Errors May Not Get Ranking Boost In Future」を翻訳した内容です。

そもそもランキングファクターに採用したところから考えても、GoogleはWebのセキュア化に強い関心を持っていることは容易にうかがえます。今後は、ランキング要素としての色を強めていくかどうかはわかりませんが、HTTPSに対応するサイトの数は増え続けるかもしれません。そうした状況になれば、非対応のサイトが相対的に目立ってしまうことになりますが、SEO目的のみではなく、ユーザー視点でも導入を検討するのがベストではないでしょうか。

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コンテンツマーケティングのはじめの一歩。

今回のSEO Japanは既におなじみ(!?)のエリック・エンジ氏の記事ですが、コンテンツマーケティングについての彼の見解をまとめた内容となっています。コンテンツマーケティングについては、手法やコンセプトなど、さまざまな見解があるとは思いますが、”ユーザーの手助けとなるアンサーコンテンツの作成”というコンセプトには同意です。記事中にあるゲスト投稿については、米国との違いもあり、日本ではむしろハードルが高いかもしれませんが、機会が与えられれば非常に効果的な手法とも思います。これからコンテンツマーケティングに取り組む方も、既に取り組んでいる方も、今一度自身の見解を確認する参考となればと思います。– SEO Japan

コンテンツマーケティングに馴染みが薄く、どこから始めれば良いかわからないという方も多いのではないだろうか?当ブログのコラムニストである、エリック・エンジ氏がそうしたSEO担当者(に限ったことではないが)のために、デジタルマーケティングにおける重要な戦略-コンテンツマーケティング-についてアウトラインをまとめてくれた。

Getting Started in Content Marketing

SEO戦略を成功に導くためには、リンクを獲得する取り組みに加え、宣伝の要素、つまり、ビジネスの評判や認知度を高める取り組みが求められてる。しかし、いまだに多くのビジネスがコンテンツマーケティングを真剣に実施してはいない。そこで今回の記事で、コンテンツマーケティングを始める上で必要な要素をまとめてみることにした。

大企業であっても、個人や数名で運営を行うスモールビジネスであっても、大規模なキャンペーンを立ち上げるのは容易ではない。大企業の場合は、マーケティングの予算を豊富に持っているものの、この予算の割り振りは厳格に定められており、予算がまったく残っていないという可能性もある。そのため、短期間で、大規模なコンテンツマーケティングの取り組みを行うために、多額の資金を引き出すことはほぼ不可能といえるだろう。

一方、スモールビジネスの場合、コンテンツマーケティングを実施するという決断が下されれば、大企業と比べ、その優先度を高めることは容易な作業であろう。しかし、コンテンツマーケティングに対して十分な予算を与えてもらえるわけではない。

いずれのケースにおいても、大半の会社は、スロースタートを切らざるを得ない。この点を踏まえながら、SEOに大きなインパクトを与えるコンテンツマーケティングキャンペーンを始める上で、最初に優先するべき幾つかのポイントを見ていくとしよう。

4つの優先事項

SEOのニーズを満たすコンテンツマーケティングを実施しようとするあまり、リンクの獲得を目的にしてしまうこともあるが、これは大きな過ちとなる可能性がある。この方針は、Googleのジョン・ミューラー氏が、リンク構築において指摘していた行為 (氏は「基本的に、私なら回避する。」と述べている)と言えよう。

公正を期すために言っておくが、ジョン・ミューラー氏の発言は、リンクを求める行為に対するものだ。このリンクの獲得を最優先にするアプローチには背を向け、代わりに、コンテンツマーケティングが正しい方向に向かうように、幾つかの主要な優先事項に力を入れてもらいたい。以下に4つの優先事項を挙げていく。

  1. 評判を築く
    人々があなたのブランドを思い浮かべる際、あなたは彼らに良いことをイメージしてもらいたいはずだ。コンテンツマーケティングをあなたの代理人として、ブランドについての評判を高める手段として活用しよう。
  2. 露出を高める
    コンテンツマーケティングは、いろいろな形であなたのブランドの露出度を高めてくれる。基本的なコンセプトを、(ソーシャルメディア等の手段を介して)シェアしたくなるようなコンテンツの作成に設定しよう。その結果、新たなオーディエンスにあなたのブランドを知ってもらえるようになる。
  3. オーディエンスを構築する
    詳細は下記で説明するが、自分のサイト以外のプラットフォーム(例えば、他人のウェブサイトやソーシャルメディアサイト)でコンテンツを配信し、評判と露出度を上げる方法はいろいろある。しかしこうした方法は、結局、他人のスペースを借りているだけである。配信する場所にかかわらず、あなたのコンテンツを探してくれるファンを作る必要がある。オーディエンスの育成は非常に重要な要素だ。既存のオーディエンスがあなたの助けとなる度に、また新たなオーディエンスへあなたはアプローチできるようになる。コンテンツを投稿し、シェアする度に次のような波及効果が起きるのだ。

Audience Exposure Ripple Effect

  1. 近づきやすい存在になる
    評判、露出、オーディエンスはすべて重要だが、近づきやすい存在と感じてもらう必要もある。大勢の熱狂的なファンを獲得したとしても、ファンがあなたとの交流に疑問を抱いてしまえば、ファンを獲得したビジネス面でのメリットに制限をかけてしまう。そこで、他の人達 — インフルエンサー、および、インフルエンサー以外の人達 — と交流し、オーディエンス全体があなたを身近な存在であると理解してもらうよう、努力すべきだ。

上記の4つのポイントを適切に理解することが求められる。長い目で見れば、このアプローチこそが、最高の質のリンクをもたらし、リスクを最も軽減することができる方法なのだ。これは、人生において時に起きる奇妙な現象と通じるものがある — 欲しいものを直接求める行為を控えれば控えるほど(この場合、価値の高いリンク)、それらを得られるようになる。

You First 4 Priorities in Content Marketing

最初に取り組むべきことは、ゲスト投稿。

先程も申し上げた通り、新しいコンテンツマーケティングキャンペーンは、突然、何もないところから、優秀な人材のチームと共にスタートを切ることができるわけではない。あなたには限られた人材と予算しか与えられないが、そうした状況の中、メリット(そして、実施するスキル)を証明しなければならない。

シンプルなゲスト投稿から始めると良い。私の場合、月に1度、1つ、または、2つのコラムを投稿する機会を得ている。投稿しているサイトは自分のマーケットと一致しているサイト(また、ターゲットオーディエンスにリーチできるサイト)である。ここでのゲスト投稿の内容は、コラムであることを強調しておこう。

ターゲットのオーディエンスにリーチしているサイトでコラムを書くという取り組みは、上記4つの優先事項に取り掛かる上で非常に有効である。他の人達が抱える問題の解決に役立つコンテンツを配信することで、あなたの評判を確立しよう。その結果、あなたの露出度も高まるはずだ。他社のWebサイト、すなわち、彼らのオーディエンスに対して、あなたが何かを伝える機会を与えられたのだから。

さらに、このコンテンツは、自分のオーディエンスの獲得にも貢献してくれる。なぜなら、あなたのコラムを読んだオーディエンスの一部は、あなたのコンテンツをもっと見たいと望むようになるためだ。これは、あなた自身のオーディエンス獲得するための第一歩だと言える。下記の画像で、適切な場所でのゲスト投稿がオーディエンスの増加に導く仕組みを説明している。

Guest Posts Expose You to New Audiences

上記画像のサマリー部分の和訳
コラムを投稿したサードパーティのサイトからリンクとビュー数が、コラム投稿者のサイトへと流れる。

最後に、あなたのコラム対するコメントや質問には必ず返信するようにしよう。そうすることで、あなたはオーディエンスにとって、より近づきやすい存在となる。

注記: SEOを意識したゲスト投稿に対してマット・カッツ氏が警告を行ったことは私も理解している。しかし、上記の4つの優先事項は、マット・カッツ氏が指摘した内容とは異なる。あくまでも力を入れるのは、評判、認知度、オーディエンス、そして、近づきやすさである。

ソーシャルメディアでの認知度を高める取り組みもOK!

ソーシャルメディアを活かした取り組みも、コンテンツマーケティングを始める場所としては最適だ。ゲスト投稿と同じように、ソーシャルメディアでの取り組みも、ビジネスにすぐに利益をもたらすわけではないが、4つの優先事項に取り掛かる際にプラスの効果を与える。

コラムの投稿と同様、単純に時代遅れのマーケティング用メッセージを伝える配信メディアとして利用するのではなく、誰かの助けとなるコンテンツを配信することに注力しよう。そうすることで、あなたの評判、露出、そして、オーディエンスを一度に高める効果が見込めるのだ。

Social Media Exposes You to New Audiences

ソーシャルメディアでも、あなたへのコメントに返信し、オーディエンスと交流することを忘れずに。そうすることで、近づきやすい存在であることを証明することができる。

ゲスト投稿とソーシャルメディア以外にすべきこと

ゲスト投稿とソーシャルメディアは、他者のオーディエンスにあなたの存在を知ってもらえるため、コンテンツマーケティングに着手する上で最初に取り掛かるタスクとして、非常に適している。言い換えれば、あなたの潜在顧客や見込み客がすでに存在する場所を訪れることである。そうした見込み客にあなたがコンテンツを提供し、彼らが抱える問題を解決する手助けをすることで、あなた自身のオーディエンスを獲得するきっかけとなる。

しかし、彼らはあくまでも他者のオーディエンスである。Facebookが良い例だが、利益を発生させることが最優先事項になれば、自身の広告用のプラットフォームに多くのトラフィックを発生させることに注力し始め、(Facebookから見た)第三者の投稿の露出を低めてしまうだろう。他のソーシャルメディアも同様のことを行うかもしれない。また、ゲスト投稿も、将来的には同じ道をたどる可能性がある。

こうした理由から、あなたは別の種類のコンテンツマーケティングキャンペーンにも取り組み、自分のサイトで直接オーディエンスを構築する試みを始めるべきである。つまり、他者のオーディエンスから、自分自身のオーディエンスへ、獲得する対象を転換することが重要なのだ。

今回の投稿は基本的な概念の説明となっているため、自身のオーディエンスを獲得するためのアプローチを詳しく説明することは控えたいと思う。しかし、ゲストコラムとソーシャルメディアにおける取り組みをしっかりと行えば、あなたは強力な基盤を獲得することとなり、それはあなたのコンテンツマーケティングを次のレベルへ押し上げる原動力となるだろう。

この記事の中で述べられている意見はゲストライターの意見であり、必ずしもサーチ・エンジン・ランドを代表しているわけではありません。

この記事は、Search Engine Landに掲載された「Your First Steps In Content Marketing」を翻訳した内容です。

SEOの視点のみで考えると、コンテンツマーケティングをリンク獲得のための一手法として単純に考えてしまうかもしれませんが、それだけで成功するほど甘いモノではないかもしれません。業界や会社の規模などにより、どれが正解かと判断するのは難しいかと思いますが、長期的に取り組むことでユーザーへの貢献度を高めていければいいですね。

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GoogleがTwitterのつぶやきをデスクトップの検索結果に含めることを公式に発表。ただし、英語クエリのみ。

先日、GoogleがTwitterのつぶやきをデスクトップ検索でも表示させる実験を行っているという記事を紹介しましたが、いよいよオフィシャルに導入が発表されたようです。上記の記事では、イギリスでの検索結果のみの実験という内容ですが、今回の導入は全世界を対象とした英語クエリのみとなっているようです。私も、言語設定を英語に設定し、”danny sullivan”で検索したところ、しっかりと表示されていることを確認しました。他言語への対応が気になるところですが、まずは英語からのスタートとなるようです。– SEO Japan

*記事内のリンク先は全て英語となっています。

GoogleはTwitterのつぶやきをデスクトップの検索結果に含める実験を行っていたが、全ての英語クエリに対し、グローバルに適応することを決定した。

GoogleがブログTwitterで報告した内容によると、Twitterのコンテンツ、つまりは、つぶやきをデスクトップの検索結果に含めるようになったようだ。

今月の初め、我々はGoogleがデスクトップの検索結果にTwitterのコンテンツを表示するテストを行っていることを報じた。5月には、Googleはモバイルの検索結果につぶやきの表示を含めるようになっていたが、今回、デスクトップでの英語クエリに対しても表示するようになった。

Googleは我々に、全世界を対象とする英語圏のユーザーに対し表示するようにしたと連絡をくれている。モバイルの検索結果と同様、Googleは自然検索結果のメインコラム内のカルーセル(横にスクロールが可能)に、つぶやきを表示している。つぶやきは、Googleがクエリとの関連性があると判断した場合のみ、表示されるようになっている。ユーザーは検索結果に表示されるつぶやきの表示を確認する、もしくはクリックする場合に、Twitterのアカウントを保持している必要はない。

Googleはつぶやきが表示される際の関連性やランキングについては、今後進化と改良を繰り返し、徐々に成熟していくと述べている。現在のところ、自然検索結果の中に広告の要素を含むつぶやきは表示されていない。

私も個人的に試してみたところ、デスクトップの検索結果につぶやきが表示されていることを確認している。下記に、人々やブランドが表示された例を記載しておく。しかし、検索結果には関連性のあるホットなトピックも表示されているようだ。

この記事は、Search Engine Landに掲載された「Google Officially Expands Twitter Into Desktop Search Results」を翻訳した内容です。

今年の初めにTwitterとの再提携が話題になりましたが、いよいよデスクトップ検索にも導入となるようです。先日はトップコントリビューターにTwitter上で質問をすることができるハッシュタグ(#gHelp)の発表も行われていました。今後もいろいろな形でTwitterとの連携が加速するかもしれません。

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ヤフーの日特別企画「そこに愛があるから」編を公開

本日8月20日は「ヤフーの日」。2014年に引き続き、Yahoo! JAPAN特別企画「そこに愛があるから」編が公開されました。インターネット広告は、生まれてからユーザーに出会うまで、どんな道を辿っているのでしょうか?無機質なインターネットの世界を駆け巡るインターネット広告を、愛あふれるファンタジーなアニメーションで表現しています。– SEO Japan

スクロールでアニメーションとストーリーが進行

ヤフーの日特別企画「そこに愛があるから」編を公開
インターネット広告がどのような人々の思いを乗せ、様々な審査を通過してユーザーに届けられるのかを、スクロールで進行するアニメーションで表現しています。


webページはスマートフォンに最適化されていますので、PCの方はQRコードもご活用ください。※PCでも表示されます。


インターネット広告の種類は沢山ありますが、このページで出会えるのは6種類。怪しげな「レアキャラ」がいるようですがその出現率は820分の1なのだとか…?(出会えたらかなりラッキー!)

昨年に引き続き、関連会社の(株)エコンテがデザインを担当させていただいた経緯でご紹介させて頂きました。あなたはどの広告と出会えたでしょうか? — SEO Japan [G+]

あなたの時間を無駄にする、すでに廃れた7つのSEOの手法。

今回の記事は、Quick Sproutからニール・パテル氏の記事を紹介します。今年の初めにGoogleアルゴリズムの編纂についての記事を掲載して依頼、久々の登場です。掲載時期が2014年9月の記事なりますが、今後の流れをうまくまとめた内容になっています。自身の戦略を改めて考える際に、参考にしてみてはいかがでしょうか?
– SEO Japan

seo


*リンク先の記事は全て英語になっています。

SEOは、年を追うごとに変化しており、過去に効果があった取り組みが、今でも同じようにうまくいくとは限らない。現在利用しているその手法は、既に廃れている可能性があり、トラフィックの増加につながらないどころか、反対にトラフィックを減らしてしまう危険がある。

それでは、どうすればいいのだろうか?

この記事では、あなたが今すぐにやめるべき手法と、これから取り組むべき手法をまとめてある。下記に掲載する個々の手法を、ぜひ、確認していただきたい。

廃れた手法 #1: リンクが多ければ多いほどランキングは上昇する。

Search Metricsによると、バックリンクの本数は、ランキングを決定する要素において3番目に重要度が高いようだ。

かつて、バックリンクの数とランキングの高さは比例していた。しかし、現在は必ずしもこのルールが当てはまるわけではない。最近では、たった数本のリンクしか張られていない新しいサイトが、歴史の長い権威のあるサイトをランキングで上回ることがある。

その理由を説明しよう。

上記のケースにおける新しいサイトのバックリンクは、よりサイトとの関連性が高いのだ。Googleのペンギンアルゴリズムアップデートにより、リンクの関連性は、リンクの量よりも重要になった。

下の例を確認してもらいたい。Googleで「business credit cards(ビジネス クレジットカード)」と検索してみると、ご覧のように、Nerd WalletのサイトがChaseとAmerican Expressのサイトよりも上位にランクインしている。

business credit card

Ahrefsによると、1位に表示されているNerd Walletのサイトは、136のリファラードメインから176本のバックリンクを獲得している。一方のChaseのサイトは、69のリファラードメインから293本のリンクを獲得し、American Expressのページは、343のリファラードメインから90,000本のバックリンクを獲得している。

ルートドメインの名前を見てみると、ChaseとAmerican Expressのサイトは、Nerd Walletのサイトよりも多くのユニークなドメインからリンクを獲得していることが分かる。

GoogleのPageRankに関しては、Nerd Walletのサイトは6、ChaseとAmerican Expressのサイトは7と評価されている。

このデータからも分かるように、バックリンクの量に力を入れる必要はない。代わりに、Nerd Walletのサイトのように、質の高いリンクに焦点を絞るべきである。

リンク構築でリンクの量を増やすことばかり考えるのは得策ではない。自分のウェブサイトのコンテンツと具体的に関連性が高いリンクを構築する取り組みを優先しよう。

廃れた手法 #2: キーワードリッチなコンテンツを書くことが最も重要

「business credit cards」のようなキーワードで上位表示を獲得したいのであれば、このフレーズをウェブページに記載する必要がある…と習ったのではないだろうか?過去においては、確かにその通りであった。しかし、現在、Googleのアルゴリズムは、潜在意味解析インデックスを用いている。

潜在意味解析インデックス(LSI)とは、特異値分解と呼ばれる数学的な方法を用いて、構造化されていないテキストの集まりに含まれる用語とコンセプトの間の関係におけるパターンを特定するインデックス、および、検索のメソッドを指す。LSIは、同じコンテキストで用いられているワードは、同じ意味を持つ傾向があるという原則を基にしている。

要するに、Googleは、「corporate credit card(コーポレート クレジットカード)」と言うフレーズが、「business credit cards」と同様の意味を持つと考えているのだ。つまり、「business」の代わりに「corporate」という表現を用いたとしても、どちらの用語の検索結果においてもランク付けの対象となる。

キーワードリッチなコンテンツを書こうとするのではなく、ユーザーフレンドリーなコンテンツを書くべきだ。ユーザーを優先し、ユーザーにとってベストなコンテンツを書けば、Googleは、ランク付けの対象にすべき用語を自然に理解し、それに見合った順位にあなたのサイトを表示するだろう。

そもそも、キーワードリッチなコンテンツを本当に読みたいと思っている人などはいないのだ。例えば、「SEO」というキーワードで上位にランクインしたいからといって、この記事で「SEO」という言葉を100回も記載したとする。すると、読者はQuick Sproutに退屈し、恐らく、リンクを張る気持ちは失せてしまうだろう。その結果、当然ランキングにマイナスの影響が生じてしまうのだ。

ランキングに有効に働くわけではないため、キーワードリッチなコンテンツの作成からは距離を置こう。

廃れた手法 #3: SEO = リンク + コード + コンテンツ

これは5年前のSEOの公式だ。三流のコンテンツと大量のリンクを用意し、オンページの最適化をしっかりやっておけば、上位に表示されることが可能であった。

しかし、現在、この公式は通用しない。そして、上位に表示されているサイトは、ソーシャルメディアのフォロワーを大勢獲得している傾向が見られる。

ソーシャルメディアが直接的にしろ、間接的にしろ、ランキングへの影響があるかどうか信じている方も、信じていない方もいるだろう。しかし、ソーシャルメディアはランキングへの影響を与えている。

その理由を説明していこう。

ソーシャルウェブでサイトの人気が高くなればなるほど、より大勢の人に見てもらえるようになる。そして、見てくれる人が増えれば増えるほど、得られるバックリンクの本数も増すのだ。

その上、ソーシャルメディアは、コンテンツを配信し、出だしの勢いを得る場所として最適な場所なのである。

より上位にランクインしたいのであれば、リンク構築だけに力を入れるのではなく、ソーシャルプロフィールの構築にも注力しよう。手始めにこのガイドを参考にするとよいだろう。

廃れた手法 #4: ランキングの追跡

以前、私は自分のサイトのランキングを定期的にチェックしていた。SEOエージェンシーの会社を経営していた頃は、クライアントのサイトのランキングも確認していた。

しかし、この方法は時代遅れになっている。

ランキングはかつてほど重要ではなくなっている。上位へのランクインを望む気持ちは理解できる。しかし、検索はロングテールの時代に差し掛かっている。下記のデータを見ればよく分かるだろう。ヘッドタームの検索量は8%減少し、トラフィックの大部分が、ロングテールのフレーズを経由するケースが増え始めている。

long tail

これでも納得できない方のために、もう1点データを紹介する。私が運営するKISSmetricsとQuick Sproutのトラフィックの90%はロングテールのフレーズから寄せられ、さらに、検索経由のコンバージョンの87%を占めている。

ヘッドタームのランキングを操作しようとするのではなく(パンダとペンギンの両アップデートが導入されて以来、難易度は上がり続けているため)、ロングテールのトラフィックの力を入れたいところだ。

この流れの良い点は、ランキングをいちいちチェックをせずに済むことだ。代わりに、コンテンツマーケティングを軸に、ロングテール戦略を策定する必要がある。このガイドで詳しく説明しているので、目を通しておいてもらいたい。

廃れた手法 #5: ページの多さとトラフィックの量は比例する

Wikipediaは、コンテンツを豊富に持つ、トラフィックの多いサイトの典型的な例だ。そのため、トラフィックを増やしたいなら、ページを増やす必要がある…と考えたくなる

しかし、ページの質が高くなければ、上位にランクインすることはない。コンテンツ、とりわけ、質の低いコンテンツを大量に加えると、プラスではなく、マイナスの影響をもたらす可能性がある。

Googleは、パンダと呼ばれるアップデートを導入し、品質の低いコンテンツを掲載しているサイトを狙い撃ちにした。このようなサイトはペナルティーを科され、その結果、検索トラフィックが激減した。

Wise Geekが良い例だろう。このサイトは、コンテンツを大量に揃え、ランキングの上位を独占していたものの、コンテンツの質が低かったため、パンダアップデートの餌食となった。

何千もの大量の記事を掲載するサイトを作るべきではない。質の高いコンテンツの作成に力を入れよう。KISSmetricsとQuick Sproutは非常に良い例と言える。どちらのブログも月間ビジターが50万名を優に超えるものの、大量の記事を投稿しているわけではないのだ。

廃れた手法 #6: 上位にランクインするためには大量のテキストが必要

高順位を獲得したいのであれば、全てのページに2,000語以上を記載する必要があると示したデータがある。しかし、Upworthyがこのデータが間違いであることを証明している。

Upworthyは成長著しいコンテンツサイトであり、Huffington PostとBuzz Feedを上回るペースで成長している。しかし、1ページ当たりのコンテンツの量はそれほど多くはない。

タトゥーに関するこのページを見てもらいたい。

tattoos

このページに掲載されているテキストは、たったこれだけだ。それでも、「tattoos」というキーワードで2位にランクインしている。

tattoos

しかも、上位にランクインしているキーワードは他にもある。SEMrushによると、検索エンジン経由で月に750,000名のビジターを獲得しているようだ。

se traffic

Upworthyの例は、テキスト以外にも有益なコンテンツが存在することを改めて確認させる。動画と画像もまたランキングで健闘しているのだ。Upworthyは、この視覚的なコンテンツを記事の中でうまく活用している。

上位にランクインしたいなら、様々なタイプのコンテンツを使おう。ポッドキャスト、動画、クイズ…可能性は無限大だ。

廃れた手法 #7: ランキングの高さとトラフィックの多さは比例する

SEO業界には、ランキングが高ければ高いほど、検索トラフィックが増える、といった誤った概念が存在する。

当然ながら、あなたのサイトを検索結果上で見る人は増える。しかし、それがそのままクリック数の増加も意味しているわけではない。

なぜなら、狙っているキーワードの検索量が少ない場合があるためだ。あるいは、メタタグが魅力的ではなく、ユーザーがあなたのサイトをクリックする引き金になっていない可能性もある。

この問題は、次の2つの方法で解決することができるだろう。

  1. Google Adwordsのキーワードプランナーツールを使って、狙うべきキーワードを見つける。
  2. このガイドで説明している手順に従い、クリックスルー率を上げるための取り組みを行う。

結論

廃れたSEO戦略に時間を無駄に使うのを止め、トラフィックを増やす戦略にエネルギーを注ぐべきだ。

今回紹介した7つの手法を用いれば、30日から60日後に検索トラフィックは増え始めていくはずである。難しいことではない。必要なポイントに留意しておけば、割とシンプルな取り組みだと言える。

その他にも廃れたSEOの手法をご存知なら、是非、コメント欄で紹介してもらいたい。

この記事は、Quick Sproutに掲載された「7 Obsolete SEO Tactics You’re Wasting Your Time On」を翻訳した内容です。

SEO Japanには久々の登場でしたが、相変わらず文章の纏め方がうまいなと感じています。内容は、正直、新しい情報という訳ではありませんでしが、定期的にこうした振り返りを行うことも重要だと思います。土台の確認をしっかりしつつ、正しい方向で戦略を築ければ良いですね。

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Googleがデスクトップの検索結果でのTwitter表示の実験を行っている模様。

今年の2月にGoogleとTwitterの再提携が発表され、大きな話題になりました。その後、5月にアメリカでのモバイル検索限定で、検索結果に表示されるようになりました。デスクトップでの検索では表示されていませんでしたが、どうやらGoogleがテストを開始しているようです。– SEO Japan

*記事内のリンク先は全て英語になっています。

Googleのデスクトップでの検索結果にTwitterの表示が含まれているケースが報告された。今のところ、モバイルの検索結果のみ、Twitterが表示されている。

今年の5月にGoogleはモバイルでの検索結果にTwitterの表示を含めるようになった。対象国はアメリカのみである。しかし、現在、デスクトップの検索結果にもTwitterの表示が含まれているようだ。そして、その対象国はアメリカではない。

Conductor社がSearch Engine Landに報告してくれた内容によると、イギリスでのGoogleのデスクトップ検索にTwitterの表示が含まれているようだ。下記に、スクリーンショットを記載する。

Conductor社によると、何人かのセレブや有名ブランドの検索結果で表示されることが確認されている。しかし、イギリスでの検索のみに限るようだ。

我々が試したところ、上記のような検索結果を再現することはできなかった。しかし、Googleのテストを行うときにはよくあることだが、Conductor社は実験グループと共同で大規模な調査を行った可能性がある。我々はGoogleからの公式な発表がないか、確認をとっている。

【追記】
Googleのスポークスマンがこの件に対しての回答をくれた。Googleは7月の中旬からデスクトップ検索にTwitterの表示を含める実験を行っているようだ。彼はまた、「今のところ、これ以上発表できる内容はない」、とも述べている。

この記事は、Search Engine Landに掲載された「Is Google Experimenting With Bringing Twitter Into Desktop Search Results?」を翻訳した内容です。

先日、ローカル検索結果が従来の7リンクから3リンクに減少することになりましたが、検索結果に含まれる情報が日々変化していくことを実感できます。リアルタイム検索はモバイルでの需要の方が高いと感じられますが、デスクトップ検索でも需要はあるとも思います。両社の提携が今後どのような方向に進んでいくか、非常に興味深いところではないでしょうか。

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Googleはユーザーのサイト上での行動をランキング要素として使用していない。

先日米国で行われたハングアウトでの話題です。Googleのジョン・ミュラー氏がユーザー行動とランキング要素についての質問に答えています。ざっくりと区分するとユーザー体験の項目になるかと思いますが、ユーザーのサイト上での行動をGoogleは、まだ、見ていないとのことです。6月に行われたSMX Advancedでランド・フィッシュキン氏もユーザー体験について言及していましたが、計測しやすい項目とそうでない(もしくは不可能)な項目がありそうですね。そもそも、”ユーザー体験”とざっくりまとめるのもいかがなものかもしれませんが、今後のGoogleの発言には注視したいところです。– SEO Japan

Googleのジョン・ミュラー氏が昨日のハングアウトで発言している。「Webサイト上でのユーザーの行動を見るアルゴリズムは存在せず、それゆえ、そうしたユーザー行動をランキング要素として使用することはない。」とのことだ。また、ジョン氏は「おそらくGoogleはWebサイト上でユーザーが何を行っているか見ていることもないと思う。」とも発言している。つまり、Googleはユーザー行動を見ていないため、それらをランキング要素として使用することもない、ということになるだろう。

該当の質問は動画内の38:11あたりで尋ねられている。

私は情報提供型のサイトのWebマスターです。申し込みフォームに記入するなど、ユーザーのコンバージョンをアルゴリズムは測定し、ポジティブなランキング要素として使用するのでしょうか?もしくは、ユーザーがブログ記事を読むために該当のサイトで時間を費やした場合、そのサイトのオーソリティは増加したりするのでしょうか?

ジョン氏の返答は以下の通りだ。

通常、Googleはユーザーがサイト上で何を行っているかを見ていないと思う。ユーザーが申し込みフォームに記入したか、何らかのコンバージョンを行ったか、何かを購入したか、そういった行動を見てはいない。そして、そうした事柄を見ることができないのであれば、それらを考慮することもできないということになる。個人的な意見ではあるが、そうしたユーザー行動をランキング要素として扱ってはいないだろう。
しかし、ユーザーがあなたのサイトを訪問し、申し込みフォームに記入したり、何らかのサービスやニュースレターに登録したりすれば、あなたのサイトは非常に素晴らしいサイトであるということになるだろう。ユーザーはあなたのサイトを評価しており、自身の情報を残しておこうと判断したのだ。そのため、こうした行動は概してポジティブな出来事になる。しかし、Googleはそれらをランキング要素として使用しているとは思わないし、検索結果上でのプロモーションに使用することもないだろう。

パンダアップデートとユーザー体験との関連性はどうなるのだろうか?御存知の通り、Googleはユーザーが該当のサイトに訪問したことに満足しているかどうかを測る、別の方法を用いている。それはユーザーの行動をベースとしているのではなく、コンテンツの内容に基づいているものだ。

下記に動画を記載しておく。

この件についてのGoogle+ページはこちら

Googleがコンバージョンについての計測を行なっていないという発言には納得できます。(多くがセキュア化されたページでしょうし。)しかし、ジョン氏が述べたとおり、コンバージョンに至るまでのサイトは内容が優れているサインになりますし、そうしたサイトはエンゲージメントも検索順位も満足のいくものになるでしょう。SEO目的としてコンバージョン率を上げるなどと考えると本末転倒になりますので、ユーザー体験の向上を真の目的に設定し、コツコツとやっていきたいものです。

続きを読む Googleはユーザーのサイト上での行動をランキング要素として使用していない。

BingがFDAのリストを元に、薬を販売している疑わしいサイトへ警告文を表示。

今回の記事はBingの新しい取り組みを紹介する内容となっています。Bingのサイトでは、安全性の確認がされていない薬を購入し甚大な健康被害を受けたケースを例に挙げ、こうしたケースを減らしたいという目的を掲げています。具体的には、米国の食品医薬品局のリストを参照し、該当するサイトをクリックした場合に、警告文を掲載するようです。薬事法の違いもあり、日本でそのまま当てはまるケースではありませんが、非常に興味深い取り組みではないでしょうか?– SEO Japan

*記事内のリンク先は全て英語サイトになっています。

Bingは偽の疑いがあるサイトや、検索者に有害で危険性のあるサイトに対し、検索者が該当のサイトを閲覧する前に警告文を表示するようにすると発表した。対象となるサイトは、薬を販売しているサイトとなる。

Bingによれば、FDA(Food and Drug Administration:食品医薬品局)が発表している、”インターネットにおける薬事に関する警告文“のリストを参照しているとのことで、リストがアップデートされれば、Bingが使用する内容もアップデートするとのことだ。

Bingが表示する警告文は、下記のような内容であるようだ。

警告!
FDAはこのサイト(もしくは関連サイト)に対し警告文を送付しています。安全性が確認されていない薬を販売している可能性があります。
我々は他の検索結果に行かれることを推奨します。もしくは、こちらのサイトを確認して下さい。
オンライン上で安全に購入するための情報は、こちらに記載しています。

私は[cheap viagra(安い バイアグラ)]というワードでBingで検索し、怪しく見えるサイトを複数確認してみた。しかし、上記の警告文は確認できなかった。おそらく、まだ完全にリリースはされていないのだろうが、すぐに対応されると考えている。

Bingは、また、以下の内容を公表している。

”安全性の確認がとれていない、偽、または違法な薬をオンライン上で購入することにより、多くの人々に重大な被害を与える可能性がある場合、Bingはユーザーが確かな情報に基づく決定をする手助けをしたいと考えています。この目的のため、我々はBing.com上で新しい警告文を表示することを決定しました。この警告文により、安全性の確認が取れていないオンライン上のドラッグストアを訪問する危険性を、ユーザーにお知らせしたいと思います。”

もしあなたが薬を販売するサイトを運営しており、誤って警告文が表示されていれば、FDAのリストを確認するべきだ。リスト内にあなたのサイトが記載されていれば、FDAのインターネット・ファーマシー・タスクフォース(オンライン上の薬事の担当部署)に連絡をいれよう。FDAのリストに含まれていない場合は、Bingライセンスページ経由でBingに連絡を取ろう。

この件に関するWebmasterWorldのスレッドはこちら

この記事は、Search Engine Roundtableに掲載された「Bing To Warn Searchers Of Fake Pharmacy Web Sites Via FDA」を翻訳した内容です。

該当のサイトへのアクセスの禁止や、インデックスからの削除などの強制力は発揮していません。Web上の公平さを保ち、安全性の確保を行うことは非常にバランス感覚が要求される作業ですが、Bingによれば、マルウェアサイトへの警告文を引き合いに出し、あくまでWebの安全性を高めることが目的であることを強調しています。健全に運営しているサイトでも誤って表示される懸念はありますが、FDAとBingに連絡を取る方法も記載しています。下層ページがハッキングされている場合、乗っ取り先だけでなく、元のドメイン全体へも警告文が表示されれば、サイトオーナーも気が付きやすくなるかもしれませんね。(もちろん、日々安全性の確認を行うことは重要ですが。)

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モバイルフレンドリーでないサイトは、Googleの検索結果から消えたのか?

今年の4月にGoogleがモバイルフレンドリー・アルゴリズムを導入しましたが、予想された程のインパクトはありませんでした。複数の理由がGoogleから挙げられていますが、モバイルフレンドリーに対応したサイトの数が増加したことも、その内の一つです。皆が対応している事柄のため、対応しているサイトが他のサイトより秀でているという状況は生まれず、逆に、対応していないサイトの不備が目立ってしまっている、という状況でしょうか。今回の記事は、モバイルフレンドリー・アルゴリズムが導入された以降、多数のキーワードの順位を追った調査結果になります。アメリカのデータではありますが、興味深いデータであることは変わらないでしょう。– SEO Japan

*記事内のリンク先は全て英語になっています。

複数の業界で、1,000以上のeコマース(EC)関連のキーワードをトラッキングした調査から考察してみよう。

驚くべきことに、モバイルフレンドリーに対応していないブランドサイトや企業サイトはまだまだ存在している。MooVweb社が公開している最新の調査によると、ユーザビリティに加え、ビジビリティとランキングに明確な影響が見られるようだ。

4月21日にGoogleはモバイルフレンドリー・アルゴリズムを導入している。それ以降、Moovweb社は”複数の業界で、eコマース関連の主要なキーワードを1,000以上”トラッキングしている。Googleのアルゴリズム変更が、モバイル検索の順位に影響を与えているか、そうであれば、どの程度与えているのかを調査するためである。

グラフタイトル(画像上部)
検索結果の上位3位のモバイルフレンドリー
系列(画像左側)
検索結果の上位3位のモバイルフレンドリーサイトの割合

同社によると、1位を獲得しているサイトの83%がモバイルフレンドリーに対応しており、上位3位以内の81%がモバイルフレンドリーに対応している。また、モバイル検索結果の1ページ目に表示されているサイトの内、77%(10サイト中7.7サイト)がモバイルフレンドリーに対応している。

上記の結果から、一つの疑問が湧き上がる。モバイルフレンドリーに対応していない20%以上のサイトの順位はどうなっているのだろうか?

グラフタイトル(画像上部)
検索結果の10位内のモバイルフレンドリー
系列(画像左側)
各順位におけるモバイルフレンドリーサイトの割合

上記のグラフは、1,000キーワードを対象とした、上位10位のそれぞれの順位におけるモバイルフレンドリーサイトの割合を示している。

また、同社の調査は、モバイルフレンドリーの割合は業界ごとによって異なる、という事実も明らかにしている。下記のグラフによれば、ある業界は他の業界に比べ、モバイル対応をしているサイトの割合が高くなっていることを示している。7つの業界に区分した所、小売業は最もモバイル対応のサイトが多くなっており、交通機関は最も低い割合になっている。

グラフタイトル(画像上部)
業界ごとのモバイルフレンドリー
系列(画像左側)
検索結果の1ページ以内のモバイルフレンドリーサイトの割合

異なる業界におけるモバイルゲドンの影響については、まだまだ議論の余地がある部分も明らかになっている部分もあるが、一般的に言えば、モバイルフレンドリーに対応していないサイトへは悪影響があることは疑いの余地はないだろう。

モバイルフレンドリーに対応していないサイトのマーケターが、次に行うべきことは明らかである。しかし、単純にGoogleのモバイルフレンドリー・アルゴリズムに対応することをゴールに設定するべきではない。より大きな目標として、スマートフォンを使用しているユーザーの体験をより豊かなものにし、あなたのビジネスにより興味を持ってもらうことを目指そう。

この記事は、Search Engine Landに掲載された「Study: Non-Mobile-Friendly Sites Disappearing From Top Google Results」を翻訳した内容です。

あくまで、モバイルフレンドリーは数あるアルゴリズムの一つにすぎないため、モバイルフレンドリーのみが順位を決定づけることはありません。前回のモバイルフレンドリー・アルゴリズムは、対応していれば順位への影響はあまり見られませんでしたが、モバイルフレンドリー・アルゴリズムが更新されれば、現在対応しているサイトへも影響が見られるかもしれません。4月以降、モバイルフレンドリー・アルゴリズムに大きな動きはありませんが、Googleも更新を示唆しているため、まだ対応していないサイトがあれば、今のうちに対応しておいて損はないはずです。

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Googleが検索アナリティクス用の新しいAPIを公開!!

Googleが検索アナリティクス用のAPIを公開しました。6月の中旬頃からテスターを募集しており、2ヶ月弱でのローンチとなります。検索アナリティクスのテスター期間と比べると早かったなと感じておりますが、APIなので妥当なところでしょうか?今回のAPIにより1000行以上のデータが取得できればと、多くの方が期待していたと思いますが、それは叶わなかったようです。Search Consoleについてですが、Googleのジョンミュラー氏は、①新しい機能の実装に取り掛かっている、②より多くのデータを取得すると既存のレポーティング機能が遅くなる、ことをこちらの記事(英語)で理由として挙げていました。Googleも要望が多いことは認識しているようなので、何らかの形で実現できればいいですね。– SEO Japan

*記事内のリンク先は全て英語となっています。

予想されたとおり、GoogleがSearch Console内の検索アナリティクス用のAPIを公式にローンチした。この新しいAPIを利用してキーワードデータを取得することができるようになった。

昨夜我々が報じたとおり、Googleは今朝、Search Console内の検索アナリティクス用の新しいAPIのローンチを公式に報じた

検索アナリティクスAPIを利用することで、Webマスターはツールをプログラミングし、検索アナリティクス内のデータを直接レポーティングすることができるようになった。

この新しいAPIについての技術的なドキュメントは、こちらで読むことができる。

API内でフィルターとパラメータを定義し、検索トラフィックのデータにクエリを投げる。すると、行を特定するキー(row keys、または、dimensions)でグループ化されたデータが返ってくるが、1日以上の日付を設定しなければならない。特定の日付がdimensionsで設定されると、この特定の日付以外のデータは、結果リストから除外される。結果リストはクリック数(降順)でソートされるが、2つの行のクリック数が同数の場合、任意の順でソートされる。

Googleが挙げている、このAPIを使用して取得できるデータの例を下記に記載する。

繰り返しになるが、検索アナリティクスAPIのアクセスは、こちらから行える。

この記事は、Search Engine Landに掲載された「Confirmed: Google’s New Search Analytics Search Console API Now Available」を翻訳した内容です。

色々と便利な検索アナリティクスですが、より詳細なデータを取得できるAPIとなっています。上記のコメントでも触れたとおり、データ量の増加は実現しませんでしたが、Googleも色々と取り組んでいる気配はあります。一度に全てを実現することも難しいため、まずは、今回リリースされたAPIで色々と試してみるのもいいかもしれません。

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YouTubeのランキング要素 & 上位にランク付けしてもらうコツ

コンテンツマーケティングの重要性が叫ばれて久しい今日このごろですが、今回の記事はYouTubeにおける最適化についての記事になります。モバイルの使用率の増加の大きな要因の一つに、動画視聴が挙げられるとGoogleのゲイリー・イリーズ氏も述べていましたが、動画コンテンツに注力している企業の数も増えているのではないでしょうか?誰でも手軽に動画の作成と公開ができる時代ですので、今後も伸びていく分野の一つとして考えられます。最大手はYouTubeであることは間違いないですが、公開時のコツなどを網羅的にまとめている内容になっています。既に動画コンテンツに注力している方も、これから開始しようとしている方も、全体像を把握する参考になればと思います。– SEO Japan

*記事内のリンクは、断りがない限り、英語のサイトとなっています。

優れた動画コンテンツを作成したのに誰も見てくれない、といった経験はおありだろうか?当サイトのコラムニストである、トニー・エドワード氏が、YouTubeでの露出を高めるための、全網羅的なガイドを作成してくれている。

youtube-iconsbkgd-1920

YouTubeがWeb上で2番目に大きい検索エンジンであることは、ほぼ間違いのない事実だろう。Alexa社SimilarWeb社によると、Web上で最も訪問されるサイトで第3位にランキングされている。事実、先日Googleが公表したデータは、検索エンジンとしてYouTubeを利用するユーザーが増え続けている事実を明らかにしている。とりわけ、”how to(ハウツー)”系の検索は、前年比で70%も増加している。動画コンテンツは、テキストページよりもエンゲージメントを促し、より豊富な情報を盛り込むことができる。さらに、Googleのウェブ検索、および、動画検索に組み込まれているため、YouTube動画の人気は右肩上がりであり、ユーザーへの接触範囲は広がり続けている。

YoUTube Videos in Google Web Search

YouTube Videos in Google Video Search

Googleは、2014年からYouTube動画のリッチスニペットのみを主に表示するようになり、その結果、競合者はウェブ検索から排除された。動画のリッチスニペットの割合を示すグラフを以下に掲載する。

Wistia Video Snippet Share Google

ソース: Wistia

また、Googleは先日、Googleトレンドに対し、驚くべきアップデートを行っているが、そのツールの中にYouTubeのトレンドも含めている。これは、YouTubeからのトラフィックが膨大なものになっており、Web上のトピックや語られていることのトレンドを把握する上で、必要不可欠なものになっているとGoogleが判断したと言えるだろう。

YouTube tending topics in Google trends

つまり、マーケティングにおけるリーチを拡大し、ブランドを拡大し、サイトへのトラフィックを生むために、YouTubeでの露出を高めることは非常に重要な事なのだ。YouTubeでのランキングに加え、GoogleのWeb検索や動画検索でも高順位を獲得することができる。

YouTubeの検索結果ページの概要

YouTubeの検索結果ページは、Googleの検索結果ページとよく似ている。有料広告が上部に、その下に自然な結果を表示するレイアウトが用いられている。

YouTube Search Result Page

また、関連性のある動画のセクション内でもランク付けされる。

YouTube Video Rankings Related Videos

YouTubeでの露出を確立するために

YouTubeのチャンネルや動画を作成する前に、まずは、戦略を作成する必要がある。言うまでもなく、ビジネスの目標と一致する、動画コンテンツの作成カレンダーが、この戦略の基盤となる。戦略を策定して初めて、新しいチャンネルを立ち上げることも、もしくは、既存のチャンネルを最適化することも可能になる。以下に、YouTubeのチャンネルを最適化する際に参考にしてもらいたいステップを紹介していく。

1. チャンネル名、ブランディング、カスタムURL

当然のことだが、YouTubeチャンネルには、賢くブランディングを行う必要がある。チャンネル名、アイコン、バナー(通称「アート」)、カスタムURLはあなたのブランドを表すものでなければならない。チャンネルのアイコンとバナーの画像は、質が高いものを選び、画像の端が荒くなってしまうことを避けよう。

How to Optimize YouTube Channel

カスタムURLの例: https://www.youtube.com/user/EliteSEMInc

先日、YouTubeはチャンネルのカスタムURLの取得に関するポリシーを変更した。現在、カスタムURLを獲得するためには次の条件を満たさなければならない。

  • チャンネル登録者数が 500 人以上であること。
  • 作成後 30 日以上が経過したチャンネルであること。
  • チャンネルのアイコン用写真がアップロード済みであること。
  • チャンネルアートがアップロード済みであること。

カスタムURLでないチャンネルのURLは、ユーザーフレンドリーとは言えず、覚えにくい不完全なURLが割り振られる。そのため、カスタムURLの取得は非常に重要な事と言える。先日、私はElite SEM社のベン・クリシュナーCEOの依頼を受け、YouTubeチャンネルを作成した。作成した当時は、クリシュナーCEOのチャンネルはカスタムURLの条件を満たしていなかったため、次のURLを使わなければならなかった。

https://www.youtube.com/channel/UCIHSn0i6CRIk9Fyby2LZ3yw

(カスタムURL取得条件の詳細は、YouTubeのヘルプページ(日本語)で確認しよう)

2. チャンネルのキーワードとターゲットとする国

続いて、チャンネルのキーワードの要素を見ていく。適切なキーワードを設置することで、YouTube検索で上位にランク付けしてもらえる効果が見込める。 あなたのビジネスに関連し、且つ、検索量の多いキーワードを選ぼう。その際は、Google AdWordsのキーワードプランナーツールを使って、検索量のデータを得ると良いだろう。また、ランク付けされたい国を選ぶことも忘れずに。

YouTube Channel Keywords

3. ウェブサイトを関連付ける

チャンネルの設定で、関連付けられているウェブサイトの機能を活用しよう。自分のサイトにリンクを張ることで、YouTubeの検索結果でブランドのオーソリティを確立する上でプラスに働く。

YouTube Associated Website

4. チャンネルの説明とリンク

チャンネルを上位表示させるためには、ブランド、および、キーワードに狙いを絞ったコンテンツをYouTubeのチャンネルの説明欄に記載することが重要だ。コンテンツの量は多ければ多いほど良い。また、ウェブサイトとソーシャルプロフィールへのリンクを掲載し、ユーザーが簡単にあなたのWebサイトに訪問できるようにしておこう。

YouTube Channel Description Optimization

5. チャンネルのホームページ

YouTubeのチャンネルのホームページでは、おすすめの動画機能を活用するべきだ。この機能を設定することで、チャンネルのホームページをユーザーが訪問すると、ハイライト動画が自動的に再生されるようになる。この機能は、エンゲージメントを高め、ビジネスに関する具体的な情報をアピールする効果がある。また、動画のプレイリストを用意し、過去にアップロードした別の動画をユーザーが簡単に発見できるようにしよう。

YouTube Channel Homepage Optimization

6. チャンネルへのリンク

ウェブサイト、ソーシャルプロフィール、EメールからYouTubeのチャンネルへのリンクを張ろう。チャンネルを見てもらう機会、訪問者数、そして、オーソリティを高める効果が期待できる。

YouTube動画のランキング要素

動画のランキング要素は、とても分かりやすい。ウェブページを最適化する方法とほぼ同じ方法で、ランキングアップを狙うことができる。以下にランキング要素を一つずつ紹介していく。

  • メタデータ
    動画のタイトル、説明、そして、タグは、主要なランキング要素だ。これら全てにキーワードを記載しよう。ウェブページのタイトルの最適化と同じように、主要なキーワードほど、動画のタイトルの先頭に配置しよう。ウェブサイトへのリンク、および、ソーシャルプロフィールへのリンクを動画の説明欄に忘れずに盛り込み、視聴者をウェブサイトに案内しよう。

YouTube video optimization meta data

  • 動画の品質
    HD(高画質)の動画は、画質の低い動画よりも上位にランク付けされる。HDは、ユーザー体験を向上させるための要素と言える。画質の低い動画はユーザーを苛立たせてしまい、視聴回数と登録者を減少させることになり、動画への評価も低くなってしまうだろう。

YouTube Video Quality

  • 視聴回数、高い評価の数、共有回数、リンク本数
    YouTube動画のランキングは、視聴回数、”高く評価”の数(親指を立てた手のアイコン)、ソーシャルシェア、そして、被リンクの本数が影響している。動画をチャンネルにアップしたら、視聴回数、高く評価、共有、そして、リンクを獲得するために、拡散に取り掛かろう。以下に、動画コンテンツを拡散する方法を挙げていく。
    • 保有するすべてのソーシャルメディアのプロフィールでシェアする。
    • 顧客向けの最新情報を提供するEメール/ニュースレターに盛り込む。
    • ウェブサイトに埋め込み、ブログの記事のトピックとして用いる。あるいは、ウェブサイトの既存の動画のセクションに掲載する。
    • RedditやStumbleUponなどのソーシャルブックマーキングサイトでシェアする。
    • 動画の関連性、および、重要度が高い場合、ターゲットを絞ったサイト、ブログ等に接触し、掲載依頼を出す。

    Elite SEMの動画のリンク、ソーシャルシェアのスタッツの一例を以下に掲載しておく。ご覧のように、この動画は、49/100のページオーソリティを獲得している。非常に良い数字と言えよう。

YouTube Video Link and Social Metrics

  • サムネイルの最適化とアノテーション
    動画用のサムネイル機能とアノテーションの最適化は、動画のCTR、視聴回数、そして、シェアを増やす上で効果がある。各動画に、サムネイルをアップロードするオプションがついている。画像は高画質(640 x 360ピクセル以上、アスペクト比は16:9)で、明るく、人目を引くものを用意するべきだ。視覚的に説得力のある画像は、動画のクリック数、および、視聴回数を増やしてくれる。YouTube Video Thumbnail Optimization

    アノテーションは、動画内のテキストを目立たせる。動画のメモ、コールトゥアクション(行動喚起)、別の動画へのリンクをこのテキストとして利用することが可能だ。例えば、この機能を使って、ユーザーに高評価やシェアを呼び掛ける手がある。また、YouTubeはカード機能を導入し、アノテーションを拡大している。

YouTube Video Annotation Optimization

  • 字幕とキャプション
    YouTubeではキャプションを使用し、話し言葉でコンテンツを記載することができる。この機能を使用することで、聴覚障害者、耳の不自由な視聴者、あるいは、別言語のユーザーを含む、より大勢のオーディエンスにコンテンツを広めることが可能になる。また、キャプションは検索エンジンによるクロールの対象となる。検索エンジンにクロールされることで、ランキング以上の効果を期待できる。字幕機能を用いると、動画のランク付けにおける強さをパワーアップさせることが可能だ。ただし、YouTubeの自動キャプション機能は、完璧ではなく、訂正を行う必要があるだろう。他にも、キャプションのファイルをアップロードするオプションもある。詳細は、このページ(日本語)で確認しよう。

YouTube Closed Caption Feature

  • ブランディング
    動画のブランディングは、動画のランキングに直接影響を与えるわけではないものの、ブランドのオーソリティとエンゲージメントをアップさせる効果が見込め、その結果、登録者、シェア、そして、視聴回数の増加につながる。イントロとエンディングにブランドを忘れずに表記しよう。また、YouTubeは透かし機能を用意しており、この機能を使ってブランドのロゴをすべての動画に追加することができる。

YouTube Video Branding Watermark

価値を加え、問題を解決し、ユーザーを魅了し、ユーザーのニーズを満たす高品質な動画の作成が何よりも非常に重要である。優れたコンテンツは、自然にシェアされ、リンクを獲得し、その結果、ランキングは上がっていく。動画コンテンツの作成カレンダーを時間を割いて策定し、今回紹介した最適化のテクニックを使って、YouTubeで確固たる存在感を確立してもらいたい。

この記事は、Search Engine Landに掲載された「YouTube Ranking Factors: Getting Ranked In The Second Largest Search Engine」を翻訳した内容です。

作成における様々なハードルが下がっているとはいえ、記事コンテンツと比べると、やはり作成時の苦労は多いと思います。しかし、その分訴求力も高く、エンゲージメントも期待できます。とりあえず始めてみる、よりも、戦略とスケジュールを立てた上で作成することが大事かと思いますが、今回の記事が動画を作成する上でのヒントになれば幸いです。

続きを読む YouTubeのランキング要素 & 上位にランク付けしてもらうコツ

Googleが先週末にスパムアルゴリズムのアップデートを行ったか?

先週末にGoogleがアップデートを行ったのでは?という話題があるようです。ブラックハットのSEOのコミュニティから生まれた話題のようですが、リンク関連のアップデートの可能性があるとのことです。リンク関連のアップデートということで、ペンギンアップデートのテストを疑う気配もあるようですが、Googleのゲイリー氏は同意しかねているようです。先日のクオリティアップデートのように、パンダ・ペンギン以外のアップデートが行われている可能性も否定できませんが、真相のほどはいかに??– SEO Japan

ブラックハットのSEOのコミュニティが、先週末のGoogleのアップデートの可能性を指摘している。開始時期はどうやら土曜日のようだ。

Black Hat Forumsでは多くのスレッド(こちらこちら)があり、WebmasterWorldでもスレッドが立っている。

ブラックハットのSEOのコミュニティがアップデートに気が付くことがあるが、大抵はリンクやオフページに関連したアップデートであることが多い。今のところ、トラッキングツールでは大きな変化は見られないが、ブラックハット界隈のニッチな分野であるからだろうか?

ブラックハットのSEOのコミュニティは、ペンギンに関連したアップデートを、他のフォーラムよりも早く気付くことが多い。しかし、私は、今回の件がペンギンであると述べようとは思わない。なぜなら、ペンギンアップデートの更新が遅れていることについて、Googleは何回も発言しているからだ。

私が最初に注目したスレッドはこちらだ。土曜日の午後に投稿されている。下記にいくつか発言を引用しよう。

今日、幾つかのキーワードのランキングが非常に急速に変化している。一時間も経たずにだ。。。

君だけじゃないよ。僕も幾つかのキーワードがバカげているように変化している。どんどん上昇して1ページ付近にいる。

他のフォーラムではこの件については多くは話されていない。数人がモバイルではなく、デスクトップ特有の変化について尋ねているだけだ。

どなたか、今回の件について気が付いた人はいないだろうか?私はGoogleにコメントを求めるべきだろうか?

今回の件に関する、Black Hat Forumsはこちらこちら。WebmasterWorldはこちら

【追記】:
Googleのゲイリー・イリーズ氏に尋ねたところ、彼は今回のアップデートについて、気が付いていないと答えている。

画像内コメント
上部:何かアップデートに気が付いている?
下部:いや、何も気が付いていないよ。

上記コメントの内容は、アップデートがなかったと、意味しているわけではない。ゲイリー氏は気が付いていない、ということを意味している。

【追記2】:ペンギンにヒットされたクライアントを多く持つマリー・ヘイネス氏は、先週末の変動に気が付いているようだ。

画像内コメント
長い間ペンギンにヒットされていたあるクライアントが、先週末大きな変動を見せた。また、クライアントではないが、別のペナルティを受けたサイトの順位が上昇したと報告を受けた。

Googleがペンギンアップデートのテストを行っていると考える人もいるかもしれないが、ゲイリー氏はそれに同意していない。

画像内コメント
上部:ゲイリー氏は今回の変動に気が付いていないようだ。私はペンギンではないと思っているが、テストなのかも?
下部:うーん。そうではないと思う。(ペンギンの更新は)おそらく数か月先だろう。


この記事は、Search Engine Roundtableに掲載された「Did Google Push Out A Spam Algorithm Update This Weekend?」を翻訳した内容です。

ゲイリー氏がコメントを出しているように、今回アップデートが行われていたとしても、ペンギンアップデートではないという見方が強いようです。大規模な範囲ではありませんが、順位の変動が確かに行われているという情報もあります。今後Googleからの公式の発表があるかどうかは定かではありませんが、続報に期待といったところでしょうか。

続きを読む Googleが先週末にスパムアルゴリズムのアップデートを行ったか?

パンダアップデートについての新情報。ゆっくりとしたロールアウトはWebマスターを困らせるためではない、など。

パンダアップデート4.2がロールアウトされてから1週間が経ちましたが、ゆっくりとしたロールアウトということもあり、まだ大きな影響は聞かれていないようです。そんな中、Googleのジョン・ミュラー氏がパンダアップデートについての追加情報を与えてくれています。”驚きの新情報!!”、というわけではありませんが、改めての確認という目的でしっかりと押さえておきたいところです。– SEO Japan

*記事内のリンク先は、全て英語になっています。

Googleがパンダアップデート4.2をロールアウトした際、今回のロールアウトは数ヶ月かかると発表していた。非常にゆっくりとしたロールアウトだ。そして、Googleが発表した内容は、このロールアウトの現状を報告するのみであり、その理由は説明されていなかった。

そんな中、昨日のハングアウトで、Googleのジョン・ミュラー氏が、今回のロールアウトについての追加情報を与えてくれた。もちろん、我々が持つ疑問の答えとなっているものではないが、いくつかのアドバイスを与えてくれている。

下記にジョン・ミュラー氏の発言のまとめを記載する。

  • 今回のロールアウトは以前のロールアウトと似た内容だ。
  • 今回のロールアウトのスピードが遅い理由は”技術的な要因”だ。
  • ジョン氏は技術的な要因について、”内部的な問題”と述べているが、それが具体的に何を意味しているかまでは推し量れない。
  • ゆっくりとしたロールアウトは、Webマスターに混乱を与える目的で行っているのではない。

ジョン氏のハングアウトでの解説は3つに分かれている。それぞれを見ていこう。

25:30では、下記の質問に答えている。

やあ、ジョン。パンダについて質問させてくれ。まず、なぜGoogleは今回のロールアウトをゆっくりと行っているのだろうか?2つ目の質問は、今回のアップデートは以前のアップデートと比べて、何らかの違いがあるのだろうか?例えば、コンテンツ以外の項目を見ていたりするのだろうか?

ジョン氏の回答は以下の通りだ。

今回のアップデートは、以前のアップデートと非常に内容が似ているものだ。技術的な要因で、我々はロールアウトのスピードを若干緩めてはいるが。また、皆さんを困惑させるためにゆっくりと行っているわけではない。純粋に技術的な問題が原因だ。

37:14では以下の質問が尋ねられている。

パンダアップデートは過去数年間で複数回行われている。今回のパンダアップデートでは、”クロール”に数ヶ月かかると言われている。これは、インターネット上で、あるサイトから次のサイトに移動することがゆっくりとしている、ということなのか?また、今回のパンダによるランキングへの影響はすぐに表れるのだろうか?

ジョン氏は以下のように答えている。

まず、クローリングをゆっくりと行っているわけではない。クローリングとインデキシングは通常のスピードで行われており、高品質のコンテンツと低品質のコンテンツを識別することに、既に、使用している。しかし、こうした情報をロールアウトすることに関して、ややゆっくりと行っている。大部分が、技術的な要因である。

また、39:50で、ジョン氏は以下の内容を追加している。

初めからゆっくりとロールアウトしようと設計されているわけではない。あくまで、Google側の内部の問題である。

ジョン氏が明確な説明をしてくれたため、あなたが欲しい情報も得られたのではないだろうか?WebマスターやSEO担当者が疑問に思う全てに答えているわけではないが。

この件に関してのGoogle+はこちらである。


この記事は、Search Engine Roundtableに掲載された「Google: The Slow Panda Roll Out Is Not Designed To Confuse Webmasters」を翻訳した内容です。

もともと疑っていたわけではありませんが、GoogleはWebマスターに意地悪をしていたわけではないそうです(笑)今回のゆっくりとしたロールアウトの理由が本当に技術的な理由であるならば、次回の更新時にはしっかりと対応をして、スピードが早まるかもしれませんね。また、SEO Japanでは既に報じていましたが、今回の更新が全世界対象だということも、Googleが改めて認めています。そのため、今回の内容は日本も対象になっていると考えてよいでしょう。

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CSS・JavaScript警告文の対処について。アクセスブロックを解除する方法、Googleが確認している事項、メッセージが送付された数。

昨日、GoogleからJavaScriptとCSSファイルへのクロールについての警告文が多くのWebマスターに送付されました。こちらは日本のみならず、米国でも大量に送付されているようです。Googleは近年、レンダリング機能の向上をアピールしており、今までもガイドラインの変更やカンファレンスでの発言などでWebマスターに通達していました。今回の通知方法がSearch Consoleを通じて、ということだと思いますが、対処方法についての追加情報を発信しています。今回の警告文を受け取った方は、ぜひ、参考にしてみてください。– SEO Japan

*記事内のリンク先は全て英語記事となっています。

昨日、GoogleはJavaScriptとCSSをブロックしているサイトに対し、警告文を大量に送付した。もしも、このことを知らないのであれば、こちらの記事を先に読むことをお勧めする。

メッセージが送付されてから、ブロックを解除する方法についての質問が多く寄せられた。私は、CSSとJavaScriptファイルのブロックを解除し、Fetch and Renderツールを使い問題を確認し、より詳細な情報はGoogleからのメッセージを確認することを薦めていた。

そんな中、Googleがより多くの情報を共有している。

JavaScriptとCSSファイルのブロックを解除する簡単な方法。

Googleのゲイリー・イリーズ氏がStack Overflowに、JavaScriptとCSSファイルへのクロールのブロックを解除する簡単な方法を載せている。ゲイリー氏によると、”JavaScriptとCSSファイルへのクローリングを許可する簡単な記述”、をrobots.txtファイルに追加することだと述べている。

User-Agent: Googlebot
Allow: .js
Allow: .css

上記のコードを追加することで、Googleボットへ、クロールを許可する通知を出すことになる。

Googleはホームページ(TOPページ)とモバイルでの表示を確認している。

CSSとJavaScriptファイルへのクロールがブロックされていた場合、基本的に、Googleは該当のサイトを深く確認しない。こうした場合は、大体において、ホームページのみを確認し、その後、モバイルでの表示を確認している。

上記内容は、Googleのジョン・ミュラー氏がGoogle+でコメントを出している。ジョン氏の発言は、”我々は基本的にサイトのホームページを確認し、該当のページのスマートフォンでの表示も確認している。”、といったものだ。

Googleはサードパーティの埋め込み要素は確認していない。

ジョン・ミュラー氏はさらに次のように述べている。「JavaScriptやCSSファイルをブロックしているサードパーティ製の要素(広告用のコードやソーシャル系の埋め込み要素など)を使用している場合は、今回の警告文を受け取っていないはずだ。Search Consoleにて、警告文を確認できるが、サードパーティ製の要素が該当している場合は、今回の警告文は送付されていない。」

ジョン氏のGoogle+での発言を以下に引用する。

我々はクロールをブロックされているJavaScriptとCSSのローカルのファイルを確認している。つまり、あなたがrobots.txtファイルでクロールを許可できる場合ということだ。他者が作成したサイトの何かを見ているわけではない。(他者のサイトでのブロックされたコンテンツが問題を引き起こす場合もある。例えば、ブロックされたURLをホストしているJavaScriptのフレームワークを使用している場合など。)

どのくらいのWebマスターが今回の警告文を受け取ったのか?

私はゲイリー氏に、今回の警告文を受け取ったWebマスターの数を尋ねてみた。彼は答えてくれないだろうと思っていたが、しっかりと返信してくれた。

ゲイリー氏はTwitterで、モバイルユーザビリティの警告文を送った数の18.7%の数を送付したと述べている。あなたは、今回のJavaScriptとCSSについての警告文は、非常に多くの人に送られたと考えるだろうか?モバイルユーザビリティの警告文は全体の85%以上のWebマスターに送られている。

この件については以下のリンク先でも議論されている。Stack OverflowGoogle+Twitter


この記事は、Search Engine Roundtableに掲載された「How To Quickly Unblock Google From CSS & JavaScript, What Google Looks At & Number Notified」を翻訳した内容です。

警告文と表記していますが、もちろん、ガイドライン違反のペナルティではありません。Googleはユーザーに最適な検索結果を表示することを目的としており、そのためにはサイトを正確に読み込む必要があると考えています。今回の警告文はそんなGoogleの目標達成の一環と考えることができますね。自身では管理できないサードパーティ製の要素については、もちろん、除外していますので、自身での変更が可能な範囲にとどまっています。今回の対応をすることで順位が急激にあがったり、放置することで順位が急激に下がることはないと考えますが、可能な限りしっかりと対応したいところです。

続きを読む CSS・JavaScript警告文の対処について。アクセスブロックを解除する方法、Googleが確認している事項、メッセージが送付された数。

デスクトップとモバイルのサイトで大きな違いがないか、Googleは確認している。

パンダアップデートの更新も開始され、モバイルアップデートへの興味も高まりつつある今日このごろですが、更新の予定などは未だ公表されていません。今回の記事は、ゲイリー氏が改めて、デスクトップとモバイルの両方のサイトを確認しているということを報告していますが、アルゴリズムに組み込んでいるかどうかまでは言及していません。モバイルはGoogleが特に力を入れている分野の一つですので、今後の動向も要注目です。– SEO Japan

Googleのゲイリー・イリー氏がTwitterで発言している。Googleは今のところ、モバイル検索結果のランキングを決定する際、大部分をデスクトップの要素を使用している。しかし、Googleはモバイルサイトの内容を全く無視し、盲目的にデスクトップの要素のみを信頼しているわけではない。

ゲイリー氏は、”Googleは両者(デスクトップサイトとモバイルサイト)に大きな相違があるかを確認していないわけではない。”と述べている。

つまり、Googleはデスクトップサイトとモバイルサイトの両方を確認しており、もしも大きな差異があれば、該当のサイトにフラグをつけて、より詳細な確認を行っているのだろう。

ここで疑問なのは、Googleはどのようにして”大きな差異”を決定しているのか、ということになる。Googleがその内容を公開するとは考えられないが、今後はそのプロセスの自動化をさらに進めていくと考えている。今のところは、Googleは該当のサイトにフラグを立て、それらを手動アクションの確認担当(Webスパムファイター)に送付し、入念な確認をしていると思われる。

【画像内和訳(上部)】
デスクトップとモバイルのプラットフォームに何か違いはあるのだろうか?

【画像内和訳(下部)】
Googleはモバイルの順位にデスクトップの要素を使用している。(しかし、両者に大きな相違があるかを確認していないわけではない。)

この件に関するTwitterはこちら


この記事は、Search Engine Roundtableに掲載された「Hotel Price Drop Alerts In Google Now」を翻訳した内容です。

新情報というよりも、改めの情報の確認といったところでしょうか。先日行われたSMXでも同様の発言はされていましたが、はっきりと確認しているとは述べていなかったと思います。ともあれ、健全にサイトを運用していれば問題ないかと思いますが、もしもアルゴリズムに組み込まれ、悪意がなくとも引っかかってしまった場合は、注意が必要です。記事中でもありましたが、どの程度の違いをスパムと判断するか、今後の情報に期待したいと思います。

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旅行好きには朗報!?予約したホテルが安くなったらGoogle Nowがお伝えします。

先日、Googleホテル検索のインターフェースの変更についての話題がありましたが、今度はGoogle Nowのホテルについての話題です。ホテル選びも旅行の楽しみの一つかと思いますが、価格については最新で最適な情報が欲しいところです。色々な場面で便利なGoogle Nowは旅行する際も利用する場面が多いですが、今回の機能は計画を立てる段階でも役に立ちそうですね。– SEO Japan

Google Nowは非常にパワフルであることは周知の事実だ。しかし、あなたが予約したホテルの価格が、予約した後に変更した場合、そのことを伝えてくれることをご存知だっただろうか?

もちろん、多くのホテルでは、宿泊予定日の24~48時間以内にキャンセルポリシーを設定している。しかし、予約から宿泊までの期間でより良い価格が設定されれば、予約をキャンセルして新しく予約することもできるかもしれない。

Google Nowは利用者のメールを読むことができるため、あなたの予約内容を確認することができる。そして、おそらくGoogleのホテル検索により、価格の変動をスキャンすることができる。あなたが予約したホテルがより低い価格に変更した際、アラートを送ってくれるということだ。

ブライアン・ホワイト氏がこうした事例をGoogle+で紹介しているが、非常に喜んでいるようだ。下記はホワイト氏が掲載した実際の画像だ。


この記事は、Search Engine Roundtableに掲載された「Hotel Price Drop Alerts In Google Now」を翻訳した内容です。

夏休みの旅行に向けて、非常に便利な機能の登場かと思いましたが、今のところ日本での実装は未確認です。(夏休みの予定がないわけではないですよ!)ますます便利になっていくGoogle Nowに今後も要注目です!

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パンダアップデート4.2がついに更新!!10ヶ月の期間を経て、徐々にロールアウトされる見通し。

待ちに待った(?)パンダアップデートが更新されたようです。GoogleがSearch Engine Landに報告したところ、先週末から行われてるとのことです。(下記の記事では、原文通り、”今週末”と表記しています。)先日、ファントムアップデートの記事を掲載しましたが、時期がズレているので別物かと思われます。今回の更新は非常にゆっくりとしたスピードであり、現状の影響範囲は限られているようです。Googleは英語圏の影響範囲を述べていますが、SMX Advancedでゲイリー・イリーズ氏に確認したところ、全地域同時発生と答えてくれています。詳細なデータや情報は不十分でありますが、まずは、速報記事としてお伝えします。– SEO Japan

Googleがパンダアップデートの更新が今週末に開始されていたことを認めた。しかし、完全にロールアウトされるには数ヶ月かかるとのこと。

GoogleがSearch Engine Landに伝えてくれた。今週末にパンダアップデートの更新を行っていたということだ。

多くの人がパンダアップデートの更新に気がついていないのも無理はない。なぜなら、今回のロールアウトは非常にゆっくりと開始されているからだ。Googleは、完全にロールアウトされるには数ヶ月かかる可能性があると述べている。あなたのサイトへの影響は徐々に現れるだろう。パンダアルゴリズムはサイト単位に影響を与えるアルゴリズムだが、一部のページには、すぐには、変化が見られないかもしれない。

最後にパンダアップデートの更新が行われたのは10ヶ月も前である。2014年9月25日に起こったパンダ4.1である。これは28回目のアップデートであったが、私は29回目、もしくは30回目のアップデートと見ている。なぜなら、2014年10月に小規模な変動があったからだ。

私が知る限りでは、今週末のアップデートに気がついたWebマスターは非常に少数であった。しかし、これは当然のことであるのだ。それほど、今回のロールアウトはゆっくりとしているものなのである。

Googleによると、英語でのクエリの2-3%に影響を与えているという。

新たなチャンスを得るサイトと新たなペナルティを受けるサイト

正しい変更を行っていれば、前回のパンダによってペナルティを受けたサイトにとっては、ロールアウトは順位回復の可能性を意味する。以前のパンダによるペナルティを受けたサイトにとっては不幸なことではあるが、順位回復がすぐには見られないだろう。しかし、時間をかけて徐々に回復してくだろうから、順位の変動には注目してよいかもしれない。

今回の更新は、過去の数あるパンダアップデートとは状況が異なっている。過去のアップデートでは、Googleからのトラフィックの大規模な増減をすぐに確認することができていた。

下記に、今まで行われたパンダアップデートをまとめておく。その内の幾つかはAKA (also known asの略。よく知られている別名)も併せて記載している。

*今回の記事では過去のパンダアップデートのリストは省略しています。
原文には記載されていますので、興味のある方はご確認下さい。


この記事は、Search Engine Landに掲載された「Google Panda 4.2 Is Here; Slowly Rolling Out After Waiting Almost 10 Months」を翻訳した内容です。

アップデートの更新にとらわれることも良くないことと思いつつ、やはり、気になっていたところもありました。今回の更新は過去のアップデートとかなり状況が異なるようですが、本質的な部分は変更がないでしょう。パンダアップデートの次はペンギンアップデートやモバイルアップデートに意識が向いてしまうかもしれませんが、一番必要な作業を常に頭に入れておきたいところですね。-SEO Japan

あなたのサイトを”フィーチャード・スニペット”の引用元にする方法。

Googleが検索結果に直接クエリに対する答えを掲載する場合が多々あります。”ダイレクトアンサー”や”リッチアンサー”とも呼ばれていますが、Googleは”フィーチャード・スニペット”と呼んでいるようです。今回の記事は、先日行われたSMX Advancedでも紹介されましたが、”フィーチャード・スニペット”に引用される方法を実験した内容になっています。”フィーチャード・スニペット”に対しては賛否両論あると思いますが、自身のサイトが引用された場合は大きなメリットがありそうです。– SEO Japan

Googleは様々な検索クエリに対しての答えを検索結果に直接表示しているが、多くの人が、自身のコンテンツを答えとして利用される方法を求めていることだろう。幸運にも、我々のコラムニストのエリック・エンジ氏がそのプロセスを紹介してくれている。

多くの人がフィーチャード・スニペット(リッチアンサー、もしくは、ダイレクトアンサーとも呼ばれる)に自身のサイトが引用され、検索結果に表示されることのメリットについて議論している。中には、Googleが検索結果に答えを表示してしまうことで、それに関連するサイトへのトラフィックが減少することを主張している者もいる。私はこの議論に対して、実際のトラフィックデータを元に、一つの提言を投げたいと思う。

ケース1:Confluent Formsの例

Confluent Forms(ドメインオーソリティが47のサイト)のデイビッド氏が、自身のサイト内のページがフィーチャード・スニペットに使用された例を共有してくれた。検索クエリは、「what is a rfp(rfpとは何か)」である。

この例で興味深いところは、スニペットを生成しているページが、検索結果ではWikipediaに次ぐ2位でありながら、スニペットに引用されているという点である。下記に、引用された箇所の実際のページを記載する。

【画像内和訳】
見積依頼書(RFP)とは、ビジネス上の目的を通して製品やサービスを獲得するために、組織が今後取引をする可能性のあるベンダーから入札金額を引き出すために作成された提案資料である。RFPの作成は、購買決定をする上で、取引の構造と透明性を明らかにする一方、要求と議論すべき内容を公にすることでリスクを減らす目的も存在する。

質問に対する回答が、明確で、直接的で、シンプルに記載されていることが確認できるだろう。これはユーザー体験として非常に優れており、確実にGoogleが好む内容と言えよう。それでは、この例におけるトラフィックはどうなっているのだろうか?下記にグラフを記載しよう。

私にとっては明確な勝利に見える。しかし、たった一つの例で結論付けるのは、なんとも心もとない。もう一つの例を見てみよう。

ケース2:Steady Demandの例

次の例はSteady Demandのベン・フィッシャー氏によって共有されたものだ。ちなみに、このWebサイトのドメインオーソリティは38である。また、今回の例の検索クエリは、「how to get more followers on google plus(Google+でより多くのフォロワーを得る方法)」である。

このスニペットに引用されたコンテンツを下記に記載しよう。

【画像内和訳】
下記に記載する方法を行えば、Google+でより多くのエンゲージメントと対象のフォロワーを獲得することができるでしょう。
1.自身のプロフィールを埋め、獲得したいフォロワーを幾つかのタイプに分類し、書き出す。
2.Circloscopeに登録する。これにより、Google+のサークルを容易に管理できるツールを獲得したことになる。
3.あなたがシェアしたコンテンツに興味のあるコミュニティ、ユーザー、Google+の投稿を探し、彼らをサークルに追加する。
4.あなたがサークルに追加した人のエンゲージメントを測定する。また、エンゲージメントが見られるメンバー(もしくは、あなたが消費したいと思う優れたコンテンツを作成したメンバー)をより永続的なサークルに移動させる。
5.定期的にサークルのメンバーを整理する。

Confluent Formsの例と同様に、明確で、直接的で、シンプルに答えが提供されていることがわかるだろう。それでは、このページヘのトラフィックの状況を見てみよう。

今回もトラフィックが増加していることがグラフから読み取れる。上記2つのサイトは、フィーチャード・スニペットに引用されてから、ページヘのトラフィックが増加したのである。

もちろん、2つの例のみでは統計的に十分とは言えないだろう。そのため、あなたのサイトが引用されたとしても、上記の2サイトのようにトラフィックが確実に増加するという証拠はどこにもない。しかし、これらの例は、フィーチャード・スニペットをSEOの1つの手法として取り組むべき可能性を十分に秘めていると言えるのではないか?

フィーチャード・スニペットの作成方法

Googleの検索結果に答えとして表示されるためには、どうすればいいのか?我々がStone Temple Consulting社で行った様々なテストの結果、その過程を以下の4つにまとめてみた。

  1. あなたの業界に関してのシンプルで、共通した疑問(質問)を特定する。
  2. その質問に対して明確で、直接的な答えを提供する。
  3. 上記答えに加え、付加価値のある情報を加える。
  4. ユーザー(そしてGoogle)にとって発見しやすいようにする。

上記4つの項目が、我々が実際のフィーチャード・スニペットに引用されたサイトを数多く研究した結果、得ることができた共通項である。フィーチャード・スニペットに関する我々の研究対象は100,000例を超えている。非常に多くのサイトを見てきたのだ。

それでは次に、上記の方法が実際に上手くいくか試してみよう。

ケーススタディ

我々の研究は非常に興味深いものであったが、実際に上手くいくのだろうか?それを証明するために、SEO業界における5つのよくある疑問を選び、それらに回答するコンテンツを作成してみた。コンテンツには動画を含め、その動画の書き起こしも記載し、5月20日に公開した。

先に記載した項目でも述べたが、我々は単純な答えに加え、より有益な情報も付加している。上記の記事は、NoFollowを使用すべき場面と、NoFollowとは何かを説明している。こうした内容はフィーチャード・スニペットの引用にとって非常に重要であるため、絶対に取り除くべきではない。

状況をより加速させるため、我々は該当記事のURLをGoogle+でシェアし、サーチコンソールに提出した。そして、たった3日後、5つのテストページの内2つがフィーチャード・スニペットに引用された。

40%の成功率はそれほど悪くない数字だろう。

まとめ

個人的には、あなたのサイトの重要なページがフィーチャード・スニペットに引用されることは非常に喜ばしいことだと考えている。ビジネス上の価値は、その業界に関連する、潜在的な消費者からの質問を特定することで決定される。また、あなたのビジネスに関連性のない項目でフィーチャード・スニペットに引用されることはない。

そのため、フィーチャード・スニペットに引用されることは好ましい状況といえるだろう。さらに言えば、ユーザーを念頭においたページデザインが求められているのだ。シンプルで、明確で、直接的な答えを提供するというコンセプトは、ユーザーに多くの価値を与える。また、それによって、Googleが行うべき仕事をより容易にすることとつながることになるのだ。


この記事は、Search Engine Landに掲載された「How To Get Featured Snippets For Your Site」を翻訳した内容です。

Googleは様々な分野を実験しながら(廃止されるものも多いですが。。。)、ユーザー体験の向上に務めています。”フィーチャード・スニペット”に関して言えば、今後のモバイルやウェアラブルデバイスの普及にともなって拡大していく可能性は十分にあります。今後の可能性を考え、今のうちに準備しておくことも重要かもしれません。-SEO Japan

先週末の順位変動の原因は”ファントム・アップデート”によるものか?

パンダアップデートと共に少々更新が滞っていたSEO Japanですが、もちろん、関連性はありません(笑)。今回の記事は7月14日に起こったと思われる小規模な変動についてですが、”ファントム・アップデート”による可能性が疑われています。”ファントム・アップデート”について、記事中では、6月中旬のアップデートを指していますが、5月初旬のアップデートでも話題になりました。また、グレン氏の元記事では、調整が行われたと思われる他の日付も記載されているため、興味のある方はぜひ確認して下さい。– SEO Japan

先週末にGoogleがパンダアップデートの更新を行っていないと発言したことをこのブログで報じた。この話題は、多くのWebマスターが私にメールを送ったことに端を発していたが、メール内容の多くがパンダアップデートが行われたことを問うものだった。

SEO関連のフォーラムは静かなものであったが、私のメールボックスはそうではなかった。どちらにせよ、Googleはパンダアップデートの更新ではないとしており、次回のアップデートに取り組んでいる最中だと思われる。

そんな中、グレン・ゲイブ氏が今回の変動をファントム・アップデートによる小規模な変動だとする記事を公表している。皆さんはファントム・アップデートをご存知だろうか?ファントム・アップデートとは、6月16日に行われたGoogleのアップデートであり、グレン・ゲイブ氏が名づけたアップデートだ。Googleは、当初アップデート自体を否定していたが、後に検索アルゴリズムの核となる部分のアップデートであったことを認めている。

グレン氏のデータによると、検索アルゴリズムの核となる部分に調整が入った形跡があるという。そして、それがGoogleがアップデートを認めていない理由であり、また、多くの人々が気づいていない理由でもあるという。

下記に、グレン氏のクライアントのデータを記載する。

繰り返しになるが、フォーラムではこの件に関しての話題は大きくないが、私とグレン氏のメールボックスは同じ状況ではない。グレン氏は7月14日に起こった変動について、非常に優れた記事を掲載しており、その記事の中で関連性を指摘している。

個人的に、何かを結論付けることはできておらず、Googleがこの件について何かを認めているわけではない。しかし、グレン氏のデータが非常に興味深いことは間違いないだろう。

この件に関してのフォーラムはこちら。


この記事は、Search Engine Roundtableに掲載された「Was That A Google Phantom Update Last Week?」を翻訳した内容です。

多くの期待(?)に応えることなく、パンダアップデートの更新はどんどん延期されています。技術的な問題が延期の原因になっているなどの話題もありましたが、その度にGoogleは”間もなく”の更新を示唆しています。ペンギンアップデートやモバイルアップデートの更新も控えている状況のため、気になる方も多くいると思いますが、アップデートよりも大事なことは怠らないでおきたいものです。

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