【リサーチ】「いただきます」が聞こえない?食事の挨拶に関する実態調査より

あなたは食事の前に「いただきます」と言っていますか?グルメ情報検索サイトぐるなびが1,200人の男女に行った調査によると、いつも声に出して言う人はたったの35%。海外にはない日本独自の言葉である「いただきます」の意義をもう一度思い出しましょう。 — SEO Japan

【リサーチ】「いただきます」が聞こえない?食事の挨拶に関する実態調査よりいつも声に出して「いただきます」と言う人はたったの35%。
※画像をクリックすると「ぐるなび」のサイトに飛びます。

もちろん、シチュエーションによる
【リサーチ】「いただきます」が聞こえない?食事の挨拶に関する実態調査より同居する家族構成にもよると思いますが、自宅で「いただきます」と言う人は6割、飲食店で言う人は4割弱、会社や学校で言う人は2割程度とシチュエーションによって大きな差が出ています。一人の時は言わないかなぁと思いますが、外食する時にそういえば言わない方が多いかも・・・と気づかされます。

言う・言わないは年齢性別でも差が出ています。特に20代男性は、家族といる時は言わないけど一人の時は比較的言う、という何ともツンデレな結果も。

外食時、食べ終わった後は「ごちそうさま」?「ありがとう」?
ちなみに外食時、食事を食べ終わった後に店員さんになんというか?という質問に対しては、「ごちそうさま」が最も多く約8割。「ありがとう」は0.6割でした。「何も言わない」人も1割程度いました。

「いただきます」も「ごちそうさま」も子どもの時に言いなさいと教育を受けた家庭は多いと思いますが、忙しい毎日に追われてつい忘れてしまうことがありますね。(教育方針や考え方はそれぞれあるかと思いますが。)食べ物への感謝を声に出すことの大切さについて考えさせられるデータでした。※弊社がリサーチをお手伝いさせて頂いた経緯でご紹介させて頂きました。– SEO Japan

リンクを削除してくれないなら、Googleに言いつけるよ

先日、久しぶりに登壇したイベントで疲れ果てしばらくお休みいただいてしまいました(こちらからご覧いただけます)。当日は「これからのSEOはリンクよりコンテンツマーケティング」的な話をさせていただきましたが、最後の質疑応答でも述べたように人口リンクがまだまだ効く場合があるのもまた事実。時間の問題とはいえ、米国でもリンクにまつわるトラブルは後をたたないようで。。。米国のリンク騒動の一こまをSEO Bookから。 — SEO Japan

リンクを削除する作業は面倒この上ない。

特に、リンクを削除しなければならないサイトのオーナー側にとって、とりわけ面倒である。Googleが、内部でフラグを立てたリンクを無視してくれれば、それで済む話であった。しかし、質が悪いと思ったリンクを削除するよう、たちの悪い「提案」を行ったため、ウェブマスターはフラストレーションを抱えるようになった。

これも「愛のムチ」と言うなら、Googleに対するウェブマスターの愛情は冷める一方である。実は、これは偽装であり、Google自身は、どのリンクが悪いのか分からないため、ウェブマスターに申告させて、より包括的なデータベースを構築しようとしているのだろうか?「愛のムチ」と「偽装」を少しずつかじっているのかもしれない。また、SEOのコストを増やし、小さな会社がSEOに取り組めないようにする意図があるのかもしれない。もしくは、リンクが実際よりも重要だと信じさせるための、囮のような存在なのかもしれない。

残念ながら、何が正しいのか、知る術はない。

巻き添え

SEO業界は、検索エンジンが、口を閉ざし、懲罰を与え、そして、曖昧な表現をすることに慣れている。SEOに携わる者は、この難題を業界の一部として受け入れている。しかし、SEOとは関係のないウェブマスターが、巻き添えを食らうようになり、興味深い展開を迎えている:

先日、リンクを張った会社から、面白いEメールが送られてきた。簡単に言うと、サイトへのリンクの削除を要請するメールであった。 私達は自分達の意思でリンクを張った。頼まれたわけではない。サイトのビジターにとって有益だと感じたため、リンクを張った。通常、リンクを張る行為は、このような理由で行われるはずである。

Hacker Newsでの関連する議論も注目に値する。マット・カッツの最初の投稿は、誠実さに欠けていると言わざるを得ない:

シチュエーション #1は、最も一般的だ。リンクスパムを指摘されると、サイトは、リンクを一掃する試みを行る。その多くは、権利を振りかざし、大量のリンク削除要請メールを送信する。

Googleから通知を受けたウェブマスターは、被リンクの整理を促される。なぜなら、そのままにしておくと、ランキングに損害が出てしまうためだ。


しかし、ウェブサイトに向かう不自然なリンクに関しては、ウェブから実際に削除するために、十分な対策を講じた証拠を見たい、と言うのが本音だ。ただし、自分で削除することが出来ないリンクがある場合、もしくは、削除するためには料金を支払わなければならない場合、否認ファイルにリストアップしても問題はない。

(ボールド体を用いたのは、個人的な判断)

つまり、Googleから通知を受けたウェブマスターは、リンクを削除してもらうために、ウェブサイトに連絡を取る。Googleは、ウェブマスターに、単純に否認ツールを利用するのではなく、リンクを削除するために努力してもらいたいと望んでいる。

その結果、当然、質の低いリンクの通知が届いたウェブサイトにリンクを張っているウェブマスターの下には、最新のEメールスパムとも言える、「僕のリンクを削除して」メールが届く。ウェブマスターによっては、「誰かがナイジェリアの銀行であなたに大金を預けました」の類の詐欺メールよりも、リンク削除メールの方が多くなり、また、粘り強さ、そして、煩わしさに関しては、「ナイジェリア」詐欺に引けを取らない。

ウェブマスターの立場

ウェブマスターは、スパムフィルターにフレーズ「リンクを削除してください」とワード「否認」を加えることが出来る権利を持っている。

ウェブマスターAは、特に問題のある行為は取っていないものの、たまたま、リンクの削除を要請されたとする。リンク先のサイトのSEOの担当者は、誤って、リンクが悪質だと勘違いし、削除の要請を行ったのだろう。ウェブマスター Aは、リンクの削除要請に時間を費やさなければならない。リンクを1本削除するために、数分間を要する — しかし、ちょっと待ってもらいたい — 相手が、不誠実な競合者ではなく、実際のサイトのオーナーなのだろうか?所有者を確かめるには時間がかかる。そもそも、なぜ当該のリンクを削除したいのだろうか?サイトのオーディエンスにとって、有益だと思ったから、リンクを張ったのではないだろうか?あるいは、ボットが、ウェブマスターの希望とは異なり、フォーラムのリンクやブログのコメントのリンクとしてリンクを張った挙句、今度はそのリンクを削除して欲しいとでも言いたいのだろうか?

だとしても、リンクが1本だけなら、まだ許せる。しかし、大きなサイトを運営しているウェブマスターにとっては、面倒な作業になり得る。長期間をかけて、多数のリンクを構築してきたサイトの場合、削除の要請が積み重なっていく。すると、スパムフィルターの力を借りることになる。

すると、遠回しに脅されるようになる。「リンクを張ってくれてありがとう。君のせいではないけど、リンクを削除してくれないと、否認せざるを得ない。すると、君のサイトのイメージが悪くなってしまうかもしれない。出来れば避けたいんだけど…」

何てことだ。

また、SEO業者が実際に否認を行うかどうかは、ウェブマスター側には分からない。あるSEOのカンファレンスでは、リンクを削除するかどうかは別として、SEO業者にこの取り組みを薦めていたような気がする。

つまり、削除を要請されたウェブマスターにとっては、とりわけマット・カッツの提案を聞いている場合、リンクを削除する動機がないことになる:

元々の記事の中に、Googleが、実際にリンクが悪質だと指摘している部分は存在しない。これは、ランダムなサイトからのリクエストであり(詳細は記載されていないため、サイトを特定することは出来ない)、このリンク削除要請を無視しても構わない。

しかし、Googleがリンクを特定することもある:

サイトへのリンクを確認したところ、品質ガイドラインに違反しているリンクが幾つか見つかりました。

サンプルのURL:
ask.metafilter.com/194610/get-me-and-my-stuff-from-point-a-to-point-b-possibly-via-point-c

上のサンプルのURLだけでなく、全ての不自然なリンクを是正、もしくは、削除してください。場合によっては、不自然なリンクを持つサイトのウェブサイトのウェブマスターに連絡する必要があるかもしれません。

また、リンクを特定する際に、Googleはミスすることもある。事実、DMOZ & 同様のリンクに警告を与えたことがあった: 「不自然なリンク」の主張を調べる度に、MetaFilterの昔からの評判の良いメンバーが、他のメンバーを助けようと試みるコメントが見つかる。通常は、Ask MetaFilterで何かを特定しようとしている。

行動の変化

すると、ウェブマスターは、このように考えるようになる。

「リンクを張ると、逆に損をするような気がする。Googleにペナルティーを科されるかもしれないし、「リンクを削除して下さい」メールが大量に送られてくるかもしれない。」

すると、どのような事態が起きるのだろうか?

ウェブマスターは、リンクを張る行為に非常にデリケートになる。デビッド・ネイラーは、「No リンク」ポリシーを採用するサイトが増加していると指摘している。予防措置として、全てnofollow化する可能性もある。ウェブに息吹を与える血管になるどころか、リンクは、有害な存在だと見られている。全てのアウトバウンドリンクが、nofollow化されたら、インデックスから追い出される確率、そして、「リンクを削除して下さい」メールが送られてくる確率は減る可能性がある。しかし、nofollowのリンクであっても、削除を要請されることもある。

リンクを問題視するウェブマスターが増えると、正当なサイトが得られるリンクは減少する。 一方、現在、痛い目に遭うことが多い悪徳サイトは、キュレートしたリンクネットワークによって、全てのリンクを獲得することになり、ランキングを上げていくだろう。

以下のコメントに注目してもらいたい:

Googleのウェブスパム対策チームは、とりわけ最近、問題の解決にテクノロジーよりも心理学を利用することに熱を上げているようだ。過去18ヶ月間のマット・カッツの発言は、ほぼ全て、脅しに近い。
個人的には、事業計画の中に、ペナルティーを科されるケースを想定しているブラックハットによって、「簡単に作れる」ウェブサイトが増加していく気がする。不完全で、熱心過ぎるアルゴリズムにスパムだと思われ、全ての努力が水の泡と化してしまうなら、わざわざ時間と労力を割いて、質の高いウェブサイトを構築する必要はあるのだろうか?インターン、または、Googleの職員ではない人物が、手動のレビューを行い、誤って、ウェブマスターガイドラインに違反していると判断されてしまうケースもある。

熱心なネガティブSEOキャンペーンにより、あるいは、Googleが診断を誤ったことにより、サイトが壊滅的なダメージを受けてしまう状況で、なぜ、わざわざ優れたコンテンツを提供しなければならないのだろうか?トラフィックの大半をGoogleに依存しているなら、ウェブパブリッシングモデルのリスクは、より高くなる。

MetaFilterも同様の問題を抱えている:

Googleは壊れてしまったのだのだろうか?それとも、自分のサイトが壊れてしまったのだろうか?Googleのクリックスルー率が急激に落下すると、誰もがこの疑問を持つ。伝説のインターネットフォーラムサイト、MetaFilterを設立したマット・ホーヒーは、過去1年半にわたって、この疑問を問い続けてきた。その一方で、広告収益の減少によって、数名のスタッフを解雇せざるを得なくなった。

あるいは、Googleは、MetaFilterの取り組みを嫌いになっただけなのかもしれない。

意図(した?)しなかった結末

これは、非競争的なアプローチに該当するのだろうか?ペナルティーを受けているサイトは、圧倒的に営利目的のサイトばかりなのだろうか?営利目的ではないサイトの割合を知りたい。自然な手法では、リンクの獲得が難しくなるため、営利目的のサイトにAdwordsを利用させようとしているのだろうか?SEOのコストを増やすことだけが目的なら、その目的は十分に達成されていると言えるだろう。

答えは分からないが、このような疑問を持つ理由は理解してもらえたのではないだろうか。

例えば、実は善意のある行動であり、Googleは、単純に検索結果を改善することを目指していると仮定しよう。しかし、ウェブマスター達は、リンクを張る行為に二の足を踏むようになる。これは意図とは異なる結果だ。実際にこのシチュエーションが発生したら、リンクを張る取り組みは、今以上に閉鎖的になる。リンクを獲得するのが難しくなり、リンク自体が問題になると、PPCとソーシャルメディアは、遥かに魅力的に映るようになる。


この記事は、SEO Bookに掲載された「Please Remove My Links or Else」を翻訳した内容です。

SEO Bookらしい斜め目線の状況解説ではありましたが、確かにリンク削除依頼メールを偽装することはできますよね。これを悪用すると、競合のサイトの被リンクを調べてリンク元のウェブマスターにリンク解除の依頼メールを一斉配信なんて行為もできてしまいそうです。

私もペナルティの経験は人並み以上にありますが 汗、リンク元を1つ1つチェックして問題ありそうな場合は削除依頼メールを送る作業、相当の時間と労力が必要なのは事実です。悪質な「ペナルティ解除請負業者」であれば、リンク元の精査もそこそこにとりあえず一斉解除依頼メールを送り付けそうな所もありそうですし。

人口リンク頼みのSEOは終焉に近づいているとはいえ、ここまで長年放置してしまったウェブマスターをやらなければいけない状況に追い込んでしまった責任がGoogleに全くないとも思いませんし、この辺りの状況が余り悪い方向に進まないことを望みたいですね。

また、記事の途中にあった「ペナルティーを科されるケースを想定しているブラックハットによって、「簡単に作れる」ウェブサイトが増加」、確かに日本でもこういうケースが増えているような気がしなくもない点は別の意味で怖いです。

現状効果があるリンクへの取り組みを完全に0にすることはすぐには難しい場合もあると思いますが、少しずつコンテンツマーケティングへの取り組みを本格化していきたいと思う今日この頃でした。 — SEO Japan

ゆとりがない!子どもたちの放課後を可視化したインフォグラフィック

今回は、ベネッセ教育総合研究所が公開した興味深い調査結果(インフォグラフィック)をご紹介します。小~高校生の子どもたちの放課後時間の使い方等についての調査をグラフィカルにまとめています。携帯電話やスマートフォンの普及などの環境変化に伴い、子どもたちの生活時間はどのように変化したのでしょうか。 — SEO Japan

ゆとりがない!子どもたちの放課後を可視化したインフォグラフィック※画像をクリックするとベネッセ教育総合研究所のサイトに飛び全体をご覧いただけます。

忙しいと感じている子どもが増えている
ゆとりがない!子どもたちの放課後を可視化したインフォグラフィック2008年の調査結果と比べると、5年前と比べて「忙しいと感じる」「もっとゆっくりすごしたい」と感じている子どもが、小学生・中学生・高校生の全ての年代で増加していることが分かります。一方で、「時間をむだに使っている」と感じている子どもは半数以上。忙しいと感じるのは、限られた時間の中でやらなければならないことが増えたり、携帯電話やスマートフォンの普及により、家に帰ってからも友達とコミュニケーションをとる時間が増えたためかもしれません。
実際、子どもたちの携帯電話やスマートフォンの利用時間は確実に増えています。高校生の平均利用時間(学校がある日)は2時間弱。5年前と比べて30分以上増えました。

まじめな子どもが増え、外でのアクティビティ時間が減っている
ゆとりがない!子どもたちの放課後を可視化したインフォグラフィック放課後の勉強時間は5年前と比べて増えている傾向にありますが、それに反比例するように、放課後に外遊び・スポーツをする時間やキャンプなどのアクティビティへの参加率は減っている傾向にあります。出かける機会が減り、まじめに家で勉強している子どもが増えているようです。

第2回 放課後の生活時間調査(2013年)子どもたちの時間の使い方
インフォグラフィック全体図(PDF)はこちら

本インフォグラフィックは弊社がデザインをお手伝いさせて頂いたのですが、細かいグラフ表現を工夫したのが特徴的です。勉強時間は鉛筆の棒グラフ、スポーツ時間はボールを蹴っている高さで比較・・・など、データをなるべくかみ砕いて、沢山の情報を飽きずに最後まで読み解いてもらえるよう意識していますので、是非全体をご覧頂ければと思います。
ここ数年のスマートフォンやメッセージアプリの普及は、子どもたちにとって良いのか悪いのか一概に決められませんが、我々が子どもだった時代と比べて環境が大きく変わっていることを実感させられる調査結果でした。– SEO Japan

【リサーチ】結婚祝い、出産祝い、新築祝い・・・職場で習慣化されている「お付き合い」とは?

社会人なら必ず知っておきたい常識のひとつが「冠婚葬祭」にまつわるお金のマナー。いざというとき、「どんな対応をすればいいの?」と慌てないためにも、弊社がリサーチをお手伝いさせて頂いた「職場の冠婚葬祭マナー」についてご紹介します。 — SEO Japan

職場のお付き合い習慣について、東西で比較
【リサーチ】結婚祝い、出産祝い、新築祝い・・・職場で習慣化されている「お付き合い」とは?関東・関西の20代~50代の男女400名を対象に、職場のお付き合い習慣の有無について聞いてみたところ、エリアを問わず、1位は「結婚祝い(出席できない場合)」、2位は「出産祝い」、3位は「退職祝い」となりました。「結婚祝い」では関西エリアのほうが1割程度多く習慣があり、逆に「誕生日祝い」については関東エリアのほうが1割程度多い結果となりました。関東・関西で、それぞれとらえ方に若干の違いがあるようです。

職場のお付き合いとして贈っているものTOP3、東西で比較
職場のお付き合いとして贈っているものTOP3、東西で比較では、お付き合い習慣の上位となった「結婚祝い」「出産祝い」「退職祝い」には、どんなものを贈っているのでしょうか?全体的に、「現金」「商品券」を贈るケースが多いようですが、関西ではその傾向がより顕著に出ています。逆に、関東では「現金」「商品券」の割合が関西よりも低く、それぞれの祝い事に合わせて商品を選ぶ傾向にありました。先立つものが何より大事と考えるか、自分で選んであげたいと思うか、エリアによってその感覚は違うようです。

より詳細な調査結果は【Harmoney.jp】「【職場の冠婚葬祭マナー】あげるならどっち?関西ではプレゼントより現金志向!?」のページをご覧ください。

「結婚祝い」「出産祝い」「退職祝い」がお付き合い習慣のトップ3という結果には納得でしたが、「誕生日祝い」を習慣としている職場は意外と少ないように感じました。ついつい面倒に感じてしまう職場のお付き合いですが、職場の人間関係を円滑にするよい機会としてとらえてみてはいかがでしょうか。– SEO Japan

「クレジットカードの歴史」を振り返るインフォグラフィック

クレジットカードが1950年にアメリカで誕生してから60数年。2014 年 6 月に創立 60 周年を迎えたジャックスは、改めて「クレジットカードの歴史」を振り返り、インフォグラフィックにまとめて公開しました。なんと起源はメソポタミア文明!?意外と奥深い内容です。 — SEO Japan

発祥の地はニューヨークのレストラン 「クレジットカードの歴史」
「クレジットカードの歴史」を振り返るインフォグラフィック※画像をクリックするとジャックスのサイトに飛び、全体をご覧いただけます。

日本初のクレジットカード誕生は、アメリカで世界初のクレジットカード会社が設立されてから10年後の1960年。その後、1970年代の海外旅行ブームに乗って、クレジットカードの国際化が進んできました。現在では、公共料金の支払いや、毎日の買い物、旅行、オンラインショッピングなど、様々なシーンでクレジットカードは欠かすことのできないものとなっています。

その時々の時代背景などとあわせて、「クレジットカードの歴史」をお楽しみください。

ジャックス、「クレジットカードの歴史」を振り返るインフォグラフィックを公開
※本インフォグラフィックは、弊社がデザインをお手伝いさせていただきました。

昨年、1人あたりのクレジットカード保有枚数は3.1枚になり、実に3億2,000万枚以上のクレジットカードが発行されているというから驚きです。日々の生活を便利にしてくれるクレジットカードと、これからも賢く付き合っていきたいですね。– SEO Japan

秋分の日は愛馬の日!「馬」のインフォグラフィック

毎年秋分の日(今年は9月23日)は「愛馬の日」でもあります。そして2014年の干支は「馬」。この機会に、馬について少し知識を深めてみませんか。 — SEO Japan


実はこれ、弊社の今年の年賀状です。午年なので馬にまつわるインフォグラフィック年賀状を作ってみました。

寿命は人間の約3分の1、耳は180度回転し、目は350度を見渡せる・・・など、馬にまつわる豆知識をシンプルにまとめたインフォグラフィックです。もちろん年賀状サイズなのですが、小さい紙になかなかのデータ量が詰め込まれているのではと思います。

「人間に例えると、馬は中指1本で立っている」という情報、ご存じの方はいらっしゃったでしょうか。なんだか馬のあの優しい目を見に行きたくなってしまいますね。たまにはこんなミニマムなインフォグラフィックも、いかがでしょうか。– SEO Japan

CMW 2014-ケビン・スペイシー氏が登場!これからのコンテンツの姿。そして、マーケターは何をするべきか?

Content Marketing World 2014の締めくくりは、オスカー俳優のケビン・スペイシー氏の特別講演です。コンテンツの最高峰ともいえるハリウッドで華々しい経歴を持つ氏が、コンテンツに対する自身の考えを、熱く、披露しています。– SEO Japan

原題:Closing Keynote – Kevin Spacey
Speakers:Kevin Spacey (Award-winning Actor and Producer)

イントロダクション
皆様が考えていることをあててみよう。一体全体、ケビン・スペイシーがコンテンツマーケティングワールドにどうしているんだい?あたっているだろう?

私は俳優業の他に、ダイレクターとして、プロデューサーとしても働いている。自身の経験からいくつかお話しさせていただく。

私がずっと大事にしてきたことは、人間関係だ。人々といかに良い関係を作れるかが重要であり、コンテンツの目的も同様だと感じている。良いコンテンツは良いストーリーによってのみ、作成される。そのため、コンテンツクリエーターの目的は、より良いストーリーを作成し、それを人々に伝え、結果として良い関係を構築することとなる。

言うまでもなく、我々はすでにストーリーの価値を知っている。ストーリーは全てだ。より良いストーリーを語ることが仕事だ。その上で重要なキーを3つ伝えよう。

1.Conflict(摩擦、衝突、対立)
Conflictは緊張を産み、緊張は人々のストーリーへのエンゲージメントをもたらす。ストーリーの中では、キャラクターの判断がこの意味では重要になる。映画の中では、それぞれの役割を誰がどうするか?が鍵となる。リスクをとることと言っても良い。緊張はストーリーの中で必要な要素。

2.Authenticity(信頼性、真偽)
フィクションかノンフィクションという話ではない。そのストーリーが信頼できるものであるとユーザーに信じてもらえるかどうかということだ。オーセンティックなストーリーは人々の胸に響き、共感を産む。

フォルクスワーゲンの例を上げてみよう。彼らは、大きくて高価なアメリカ車に対抗すべく、小さくて安価だというメッセージを伝えた。フォルクスワーゲンのこのメッセージは、人々に、この車はどんなに小さい駐車場でも楽々と駐車できるはずだという真実をもたらすことに成功したのだ。

要は、コンテンツはマインドフルであるべきだということである。作成に妥協は許されないし、SEO目的でコンテンツを作成することでもないのだ。あなたのブランド、メッセージ、オーディエンスに正直でいよう。それに対する反応は情熱とパッションを伴ったものになるだろう。

3.Audience(聴衆、観客、オーディエンス)
ストーリーテリングの対象はオーディエンスしかいない。誰もクリックしないリンクなどは設置しない。オーディエンスがいないからだ。

オーディエンスを構築し、彼らが望むとおりにコンテンツをコントロールさせよう。オーディエンスはプラットフォームは気にしない。コンテンツしか気にしないのだ。

Twichという他人がプレイするビデオゲームを視聴できるサイトがある。また、Netflixはオンラインでのテレビの視聴を可能にした。これらは、新しいストーリーテリングの形であり、オーディエンスが望んでいるものだ。

我々は、今、非常に素晴らしい時代を生きている。様々なテクノロジーと新しいメディアが台頭している。誰もがインターネットでオーディエンスを魅了できる時代だ。Twitter、Facebookのファンページなどは代表例だ。この時代では、どれだけ投資したかではなく、あなたが何ができるかのみが問題である。

メッセージ
人々はストーリーを欲し、彼らにどこからでもリーチできる環境が整っている。人々がストーリーに熱中したいと感じていることは、何も新しいことではない。彼らにコンテンツを届ける方法が新しくなっているのである。

優れたコンテンツは金銭目的によって作られるのではなく、クリエイティブな思考によってのみ、作成される。まずは、何を話したいか、から始めよう。あなたのストーリーはどういったものだろうか?結果は気にしないでいい。

最後に、”Hunt or be hunted”(探求し、探求されよ)

ハリウッドスターのスピーチということで、今までのサクセスストーリーなどが話されると思っていましたが、コンテンツに対する熱いメッセージを語ってくれました。”Hunt or be hunted”という言葉がありましたが、優れたコンテンツを作成するために探求し、作成したコンテンツが人々に探求されるようにせよ、ということだと感じています。方法論やツールももちろん重要ですが、コンテンツ作成の一番のポイントは、彼のように真面目で熱い気持ちを持つことであり、それはこの先もずっと変わらないものなのかもしれません。– SEO Japan

CMW 2014-Mashable、BuzzFeed、Tumblrも参戦。ネイティブアドを大激論!

コンテンツマーケティングの新しい形態として、ネイティブアドに対する注目が高まっています。アメリカでも新しい形態であるため、概念としてはあるものの、一般的な定義は存在していません。Mashable、BuzzFeed、Tumblrなどの有名メディアが集結し、彼らのネイティブアドに対する考えを披露するセッションです。– SEO Japan

原題:The Hottest Term in Content Marketing: The Opportunities in Native Advertising
Speakers:
Mitch Joel(President,Twist Image)
Doug Kessler (Co-founder and Creative Director, Velocity Partners)
Brant McLean (Director of Brand Partnerships, Tumblr)
Stacy Martinet (Chief Marketing Officer, Mashable)
David Spiegel (VP of Brand Strategy & Social Publishing, Buzzfeed)

*記事内ではスピーカーを以下のように表記します。
 Mi=Mitch Joel(President,Twist Image)
 Do=Doug Kessler (Co-founder and Creative Director, Velocity Partners)
 Br=Brant McLean (Director of Brand Partnerships, Tumblr)
 St=Stacy Martinet(Chief Marketing Officer, Mashable)
 Da=David Spiegel (VP of Brand Strategy & Social Publishing, Buzzfeed)

Mi:ネイティブアドをどう定義しているか?ブランドがそれぞれのプラットフォームで記事を買うことがネイティブアドなのか?

St:単純な広告は非常に煩わしい。PR目的が強すぎる。Mashableの利用は50%以上がモバイルからのアクセス。コンテンツはすぐに消費される時代。こうしたことを考え、単純な広告は載せていない。

Mashableのコンテンツは優れたエディターとスタッフが作成している。ネイティブアドも同様だ。昔と比べ、多くのことは変わっていない。ネイティブアドの場合、ユーザーに、なぜこんなことを書いてるの?と思わせないことが大事。

Br:コンテンツはメッセージ。ブランドがユーザーにストーリーを語る。そして、ネイティブアドはただのメカニズム。ブランドがTumblrを信用し、そこにコンテンツを載せているだけだ。Tumblrはユーザーもブランドも公平に扱っている。

Da:多くのプレイヤーがいるから混乱しているのではないか。そのため、みんながこの流行語に適応しようと試みている。誰がネイティブなのだろうか?GoogleのSERP(検索結果)に表示されるテキストリンクはネイティブだ。なぜなら、ユーザーが期待していることそのものを提供しているから。

ユーザーが期待していること、は非常に重要なポイントだ。僕はネイティブメディアとスポンサードコンテンツは区別している。スポンサードコンテンツはPRの内容が濃すぎるからだ。

Do:Twitterの広告はネイティブだと思う。なぜなら、他のツイートと同じ形態をしているから。私にとってネイティブは環境によって定義が変わるものだと思う。

Mi:ネイティブアドの定義はそれぞれ異なるようだ。ネイティブアドをただの新しいコンテンツマーケティングの形態だと考えている人もいれば、新しいソーシャルメディアという認識を持っている人さえいる。新しいものが次々と生まれているが、我々はブランドに関わる何かに毎日さらされている。

Da:新しい技術に合わせ、常にリフレッシュはしている。インターネット初期から基本的なオペレーションは変わっていない。しかし、ソーシャルメディアの台頭により、人々のニュースへの関わり方が変わった。

Mi:Googleが新しい広告システムを作った。新しいプラットフォームを作った。その結果、伝統的なプリント業界を変えた。人々に関連性のある広告を表示するようになった。

St:マーケターにとって大事なことは、パフォーマンス(人々がそこでとる行動)の違いを認識すること。このプラットフォームはこれというように、プラットフォームによって、パフォーマンスが異なる。そして、パフォーマンスから生まれるゴールも異なる。

例えば、Googleでの表示とブランドキャンペーンでのパフォーマンスは全く異なる。この場合は編集能力が問題になる。変化に対応することは、我々のようなデジタルプリンターにとっても大変。5年前と今は状況が全く異なる。そして、今と5年後でも状況は違ってくる。

Do:大きなチャンスとも言える。しかし、ユーザー経験を考慮して、ブロードキャストする量や関連性などは考えなければならない。

Da:機会としては大きいが、より良い世界を作っていくことは大きな課題だ。顧客のインサイトは非常に多岐にわたる。そのため、メッセージの内容によってはムダになってしまう場合もある。大量のメッセージを送ることは簡単にはなったが、それだけで済む問題ではない。

Mi:ブランドにとっては何をするべきか決定するのが非常に難しいね。SEO目的の場合もあるし、ソーシャルでの拡散、その他もろもろある。

Do:基本的には、競争に勝って生き残るために、やりたいこと、やらなければいけないことになるね。

Da:メディアとブランド広告の違いは昔から言われていたね。ブランドはメッセージがあるし、かたや、パブリッシャーは表現したいものがある。

Mi:ブランドとエージェンシーについて。彼らはそれぞれプレーヤーだけど、どういった関係性を構築しているか?また、エージェンシーは未だに必要な存在か?

Br:エージェンシーが非常に助けになる場合はある。コカコーラと仕事をした時は、エージェンシーの存在が非常に助かった。

St:答えになるかわからないけど、ブランド、エージェンシー、パブリッシャー、みんなそれぞれのボイスを持っている。人々がどうコンテンツを消費しているかを分析し、どう彼らを動機づけるかが課題。

そのためにクリエイティブなサービスを提供する、という目的は一致している。それぞれの区別があやふやになっており、能力が重複していることも。逆を言えば、それぞれの立場にならなければいけないこともある。

Da:新しいことは、実は、なにもやっていない。メディアはクリエイティブなプラットフォームを提供しているだけ。一緒に働くことがベスト。誰が何を担当しているか。

エージェンシーはブランドの戦略を知っている。我々はネイティブとそのオーディエンスを知っている。一緒にやればいい。僕はエージェンシーと非常に深い関係で仕事をしているよ。

Mi:ネイティブアドの作成は複雑なプロセスのように思える。

Da:確かに。色々な役割があるため、多くの部署からスタッフが来ている。基本的にはプロジェクトごとに、小さいチームを作る。そのチームのメンバーには、エージェンシーはもちろん、外部のスタッフが加わることもある。

Mi:ブランドと一緒に働くことはどう?

St:上手くいった例はかなりある。Mashableはシェアが大事と考えている。Mashableを訪れた人がどのくらいシェアしたか、にフォーカスしている。また、私達はコミュニティに情熱を傾けている。

ブランドをいかにMashableのコミュニティとつなげるか。こうした基準を満たすことができれば、そのブランドとの仕事は上手くいったと考えている。

Br:コンテンツマーケティングによって、ブランドを語ることから、ブランドとどう関係しているかに変わった。我々の仕事は、ブランドとエージェンシーのために、コンテンツの意味を理解すること。

Tumblrにはキーインフルエンサーも多くいる。Tumblrで話されている話題の中で、例えば、ファッションが多いとして、そこからファッションのサイトなどに遷移することが多い。様々な話題を組み込んでコンテンツを作成し、Tumblrに載せる。非常に上手く行くやり方だと思う。

Mi:ソーシャルとの関係は?今の時代プラットフォームが沢山ある。

Da:まずはコンテンツを考える。そのコンテンツにあったプラットフォームを選ぶ。ソーシャルがネイティブアドを成功に導いた。BuzzfeedはFacebookと長い間連携している。

Br:あなたの顧客、オーディエンスがどこにいるかによってプラットフォームの決定が変わる。それぞれにとっての顧客がいるプラットフォームは異なる。この場合は上手くいくが、他は上手くいかないということもある。

それを把握するために、非常に大きなデータを分析している。彼らがどんな記事をシェアしているかなど。

St:まず、あなたのブランドのメッセージはなんだろうか?Facebook用とTumblr用でメッセージは異なるはずだ。次に、ビッグデータを活用しよう。どの部分のデータが必要かを特定する。

我々の場合、データサイエンティストがアルゴリズムを作成し、それを使うことでトレンドがわかるようになっている。その後、私達が、これはFacebook用これはTumblr用などを判断している。全てのプラットフォームが有益なデータを提供してくれている。

Mi:ペイド広告とコンテンツの違いは?

Do:どれが広告でどれがそうでないかについては、非常に敏感にしている。ユーザーテストを行い、彼らがどう判断するかを研究している。コメントで、広告だとわかるまではこの動画は好きだったな、というのがあったが、非常に興味深いと思う。

Br:Tumblrははっきりと区別している。ダラーマークをつけている。非常にシンプル。

St:透明性はもたせている。広告ととそうではないものに。それぞれのリーダーに説明しているので、理解してもらっていると信用している。

初回のトピックでまずはネイティブアドの定義から入りましたが、それぞれ異なる見解を持っているようでした。しかし、ネイティブアドがただの流行語であるという認識は一致しているようで、明確に定義をすることにはあまり価値を見出していないように感じました。また、スポンサードコンテンツと明確に区別していることも共通項のようです。これはおそらく、ユーザーの反応を考慮している結果でしょう。自社メディアへの投資がコンテンツマーケティングにおける一つの潮流であると思いますが、サードパーティへの投稿も、こうした形で広がりを見せるかもしれません。– SEO Japan

CMW 2014-あなたのコンテンツライブラリーを作成しよう

B2Bの企業にとっても、コンテンツマーケティングへの投資は年々高まっているようです。しかし、効果的にコンテンツマーケティングを行えている会社は意外と多くないのも現状のようです。今回のセッションはコンテンツマーケティングをより効果的なものにするための内容です。B2Bに限らず、B2Cの方も必見!– SEO Japan

原題:A to Z: Planning Your Content Library
Speaker:Ruth P Stevens(Author of Maximizing Lead Generation)

B2Bにおけるコンテンツマーケティングの費用と目的
93%のB2Bのマーケターがコンテンツマーケティングを行っていると回答。また、75%が2014年の予算は増えるだろうと回答。目的は、ソートリーダーシップの獲得、リードの発生、検索エンジンでのランキングなど。しかし、彼らはいくつかの課題を抱えている。

課題
コンテンツマーケティングが非常に効果的だと答えたマーケターはわずか14%。また、プロセスの中でも、コンテンツの作成が最も大きな課題となっている。このセッションではここの部分にフォーカスする。

マーケターが必要としていること
空虚なメッセージは単純に無視されてしまうため、意味を成さない。そのため、マーケターは自身がアドバイスのソースとなる必要がある。それは、プロモーションを目的としたコンテンツをより多く産み出すということではない。マーケットに耳を傾け、顧客が適切な判断を下せる手助けとなることだ。

コンテンツライブラリーを作成するための2ステップ
1.顧客の購買プロセスを特定する。
2.コンテンツの監査を行い、既存のコンテンツを精査する。

各プロセスの詳細を見てみよう。

1.顧客の購買プロセスを特定する。

購買プロセスの各段階を理解する
ランダムにアクセスするマーケティングを避ける上で非常に有効。顧客は、購入前に複数のステップを踏むことを理解しよう。これがあなたのコンテンツマーケティング戦略の土台となる。

バイイングロールを特定する
スペシャリストは、この製品が他と比べてどう優れているか、を気にする。ユーザーは簡単に使用できることを好む。こうした違いは、相手の役職でも特定可能だが、彼らがなにを行っているかで決めるべき。これらの役割を理解して、どうやって彼らとコンタクトを取るかを考える。その人の役割によって、ニーズや姿勢は異なるからである。

他の検討すべき要素
業界、会社規模、それぞれの段階でのあなたの目的など。どの段階においても、それぞれのバイイングプロセスにいる見込み客を次の段階に運ぶことが目標となり、購買決定まで導くことを目指す。そのため、彼らがどのメディアを利用しているかを特定し、適したメディアに適したコンテンツを設置する。

2.コンテンツの監査を行い、既存のコンテンツを精査する。

既存のコンテンツを特定し、ギャップを埋める
過去作成したウェビナー、プレスリリース、リサーチレポート、動画など。それぞれのコンテンツがどの段階のバイヤーに適しているかを特定する。適していない場合はどんなギャップが有るかを特定する。

一連のコンテンツを区分けする
基準は複数ある。例えば、対象で分ける場合は、ハウツーの内容、使用例の内容、他社との比較の内容などになる。マーケティングセグメントの場合は、ニッチか大企業かなど。非常に大きく、複雑なスプレッドシートになることが予想される。

検討すべき他の指標
そのコンテンツの作成者は誰か。そのコンテンツはすぐに公開できるか、それとも改良が必要か。コンテンツの長さによって投稿するプラットフォームが変わるため、コンテンツ量も重要。

スプレッドシートに落としこむ
多くの基準があるため判断が難しいかもしれないが、一番大事なことは、その分野でソートリーダーシップになれる要素があるかどうか、である。

コンテンツのタイプと購買プロセスをあてはめる
初期の段階
教育が必要であるため、コンテンツのタイプは、オンラインデモ、ホワイトペーパー、ケーススタディ、ウェビナーなどになる。

中期の段階
特徴を伝える必要が有るため、コンテンツのタイプは、セミナー、ライブデモ、技術的なホワイトペーパーなどになる。

後期の段階
答えを提供する必要が有るため、コンテンツのタイプは、技術的な比較、ケーススタディ、価格の比較、ハウツービデオなどになる。

アドバイス1:再利用のためにコンテンツを再デザインする
・それぞれのコンテンツから、Twitter用に短い文言を数個抜き出す。
・ブログポストを記事や別個のドキュメントに仕上げる。
・ホワイトペーパーの内容からウェビナーを作成する。
・動画をポッドキャストに落としこむ。
・ビデオの長さを調整し、異なるフォーマットに編集する。
など、一つのコンテンツを複数のチャネル・目的で使用する。

アドバイス2:効果と困難のバランスを考える
作成が困難でも効果が低いタイプのコンテンツもある。逆に、簡単に作成でき、効果の高いタイプもある。バランスを考えて作成しよう。

効果的なコンテンツマーケティングを行うためには、適切な人へ適切な内容を届けることと言えるでしょう。逆を言えば、そこを特定できていれば、既存のコンテンツを十分に活用することができそうです。細かい作業の積み重ねになりそうですが、これこそがコンテンツマーケティングの真髄かもしれませんね。– SEO Japan

CMW 2014-コンテンツマーケティングのためのソフトウェアの選び方

コンテンツマーケティングの需要と作業量が高まっている現状ですが、それを解決するためのベンダー数も増えているようです。数あるベンダーの中から自社にピッタリのベンダーを探すことは、大きな判断が求められますね。このセッションでは、既存のシステムとの統合も加え、コンテンツマーケティング用のソフトウェアを導入する際のアドバイスを提供しています。– SEO Japan

原題:The Content Marketing Software Landscape: Marketer Needs & Vendor Solutions
Speaker:Rebecca Lieb(Industry Analyst, Altimeter Group)

コンテンツマーケティングは非常に複雑になってきている
新しいツールやチャネルが毎日のようにできているし、ベンダーの数は非常に多い。スーパーマケットに訪れる客がそれぞれ肉、魚、野菜、を買うように、クライアントのニーズは異なる。調査によると、70%のマーケターが一貫したコンテンツマーケティングの戦略を立てられていない。

マーケットを複雑にしているトレンド
作ることへのプレッシャーは高まるばかり。その上で、今どこにいるか、これからどこに行くべきかの戦略が欠けている。また、コンテンツマーケターは単純にマーケットのデータだけを統合するだけでは不十分であるが、ファイナンスなどのソフトウェア、CRMなど企業全体のデータの統合ができていない。

多くのソリューションが存在している
個々のソリューションがコンテンツマーケティングにおける個々の問題のソリューションにフォーカスしている。統合は難しく、時間がかかる。現状、すべてをまかなうソフトウェアは存在しない。そのため、トータルで問題を解決するためには、いくつかのソリューションをコラボレートする必要がある。こうした技術的な決定は、実際に自分が使用するケースを想定することから始めるべき。

コンテンツマーケティングツールを決定するための3つのステップ
1.コンテンツマーケティングのためのツールを実際に使用するケースを想定する。
2.統合と今後の進化に関するプランを立てる。
3.実際に使用するケースを基に、ベンダーの特定と優先順位を決定する。

それぞれのステップの詳細はこれから説明する。

1.コンテンツマーケティングのためのツールを実際に使用するケースを想定する。

ツールを決定する上で考えるべき3つの課題
1.コンテンツ作成
どのようにしたらより多く、早く、コンテンツを作成することができるか。また、コンテンツ作成のためのアイデアを、どこで手に入れることができるか?

2.コンテンツ精査
何をトラッキングするべきか。その理由は何か。また、コンテンツマーケティングにより精通するためには、どうすればよいか。

3.コンテンツの運営
リアルタイムのオペレーションはどのように行うべきか?成果を測定するためにはどうすればよいか。

上記の課題をもう少し詳しく見てみよう。

1.コンテンツ作成
あなたの会社では、複数のチャネル用に高品質なコンテンツを定期的に作成するという課題を持っているだろうか?この場合は、コンテンツマーケティングにおける、基本的な問題を解決しなければならない。つまり、効果的、かつ、大規模にコンテンツを作成する必要があるという問題だ。

2.コンテンツ精査
あなたの会社では、コンテンツ作成の過程に問題を抱えていないだろうか?この課題が解決されれば、個々の役割は幅広くなり、企業レベルで知見が高まり、最適化が加速するだろう。戦略的にデータを用いる部分が重要になる。対象は、分析、監査、オーディエンスの特定、ペルソナの作成、チャネルの特定、コンテンツの再利用などになる。

3.コンテンツの運営
あなたの会社では、企業全体でのコンテンツの戦略を体系化し、全体に共有することを課題としていないだろうか?この場合は、コンプライアンスを保ちつつ、チャネル・メディア間を横断した、大規模なレベルでのコンテンツ作成の能力が求めれれる。

異なる要求をまとめる
コンテンツマーケティングに関わる全ての人、エンドユーザーからの要求をワークフローに落としこむ作業が必要。作業によっては担当者によって許可が必要な場合もある。

2.統合と今後の進化に関するプランを立てる。

統合のプランニング
使用する人々、プロセス、プラットフォームの全てを満たしているツールがあると答えたのはたったの10%。

統合の対象
1.システムとの統合
CMRなど、すでに使用しているシステムとの統合。

2.組織との統合
組織内部のコミュニケーションやネットワークとの統合。

3.プロセスとの統合
ワークフローが組み込まれるため、外部のパートナーのものも含まれる。

課題のある箇所と解決できるツールをマトリックスに
縦軸に解決するべきトピックを並べ、横軸に解決できるツールを並べる。必要のないトピック、解決できないツールには×を記載し、どのツールが最適化を決定する。

3.実際に使用するケースを基に、ベンダーの特定と優先順位を決定する。

基本となる考え
ツールのために、あなたの活動を改良することはできない。あなたは、あなたの活動に沿って、ツールを並べなければならない。

判定基準
使用するケースとそれぞれのサブカテゴリの優先順位を理解する。また、優先的に統合すべき部分を特定する。それらのニーズをチェックリストにし、優先順位を決定する手助けにする。

ベンダーの優先順位の決定
こちらの優先順位を満たすことができるベンダーを特定する。このリストは短いリストにするべき。大体3-4つが望ましい。全体の解決と各ポイントでの解決で区別すると分けやすい。それぞれのベンダーの名前と解決できる領域をグラフにして◯☓をつける。

ツールを使用する上でのアドバイス
1.スタッフを教育する
コンテンツ戦略の内容をスタッフに理解してもらうことで、ツールの使用率が上がる。

2.余剰を避ける
複数のツールが同一の機能を持っている状態はなるべく避ける。また、ツールセットの中には全く使わないものも含まれるため、注意する。

3.スピードのために構築する
リアルタイムのマーケティングではスピードが何よりも求められる。コンテンツの提供スピードを早めることができるツールを考慮に入れる。

4.サポートを考慮に入れる
ITに対する知識がないスタッフも多い。彼らにサポートをできる体制を用意しておく。

5.将来を視野に入れる
今は必要ないとしても、今後必要となる機能はなにか?モバイル、ローカライゼーション、ウェアラブル、ネイティブアドなどへの対応を検討。そのために、テクノロジーの情報は積極的に手に入れるべき。

どちらかと言えば、大企業向けのセッションだと感じましたが、ソフトウェア選びにも労力が必要ですね。しかし、しっかりとした戦略を作ることは、コンテンツマーケティングにとっても必要とされることなので、十分に検討する必要がありそうです。スポンサーブースにはSAPやOracle も参加していましたが、こうしたベンダーからのコンテンツマーケティングへの注目も高まっていると言えるでしょう。– SEO Japan

CMW 2014-あなたのコンテンツマーケティングをより効率的なものにするためのツール15選

レポートの作成や順位のトラッキングなど、SEOを効果的に行うために、ツールの存在は欠かせません。コンテンツマーケティングを効果的に行うためにも、自動化できる部分はツールに任せたいものですね。今回のセッションは、自らを”Social Media Tools Guy”と呼ぶ、Ian Cleary氏がとっておきのツールを紹介してくれています。– SEO Japan

原題:15 Content Marketing Tools to Make You a More Effective Content Marketer
Marketers Make
Speakers:Ian Cleary(Founder, RazorSocial)

1.リサーチ系

semrush 
デイリーベースで使えるツール。競合のTOP10に入っているキーワードがリスト化され、クリックするとより詳細なデータを取得できる。トラフィックのあるキーワードを特定し、競合サイトと同じ内容でより優れたコンテンツを作成しよう。

Buzzsumo 
ブログなどに最適。競合サイトのコンテンツを分析し、最もシェアされているコンテンツを特定できる。コンテンツを作成する前に、競合の分析を行い、いまから作るコンテンツがどの程度人気になるだろうか予測する。インフルエンサーにシェアされやすいコンテンツを作成しよう。

MozBar
競合のランクを確認。Moz独自のランクではあるが、このランクが上のほうがGoogleで上位表示される傾向。自らコンテンツを作成した場合は、そのランキングを確認する。

Open Site Exploer
バックリンクの分析。競合のサイトのバックリンクの中で、一番オーソリティのサイトはどこか?そこからリンクを貰っている競合のページはどこか?などを分析しよう。

ahrefs
バックリンクの分析。より詳細な情報。誰がリンクを張っているかなど。

LITTLE BIRD
インフルエンサーを特定するツール。適切な人をターゲットにしよう。あなたをフォローしていないインフルエンサーも表示してくれる。まずは、彼らにアプローチしてみよう。

GroupHigh 
ブロガーのデータベース。Facebookなどを含む、コンタクト情報も記載。また、彼らの最新の投稿もリスト化している。関連性のある記事を書いた場合は彼らに連絡しよう。

twitonomy
Twitterの分析ツール。インフルエンサーが誰と交流を持っているかを分析。

2.コンテンツ作成系

Picmonkey
フォトエディタのツール。

PIXLR
無料のフォトショップのようなツール。

LICEcap
フリーのアニメーション作成ツール。

Canva
無料のデザインツール。

PiktoChart
インフォグラフィックを容易に作成できるツール。$20-30で利用可能。

Keyword Tool
Googleサジェストの観点から関連性のある言葉を提示。ソーシャル観点も含む。コンテンツ作成に役立つ。

3.最適化ツール系

knowem
ソーシャルベースでコンテンツがどの程度最適化されているかを調べる。最適化のアドバイスやスコアの低い理由も与えてくれる。

OptinMonster
Eメールのコンバージョンを最適化するツール。Eメールの購読者は重要だ。ポップアップを幾つかテストしてどれがうまくいくかを確認。コンバージョンレートの確認も可能。

LeadPages
リード発生を最適化。一番トラフィックを生み出しているページはどこだ。

4.効果測定系

QuillEngage
サイトの簡単な分析結果を表示するフリーのツール。デイリーベースでの使用に最適。毎日の測定は簡単に行い、詳細が知りたかったらGoogleアナリティクスへ。

15選というタイトルでしたが、紹介されたツールはそれ以上ありましたね。我々にはおなじみのMozのツールも含まれていましたが、デザイン作成やインフルエンサー発見などのツールは初見のものが多かったです。これらのツールを駆使すればあなたも立派なコンテンツマーケターになれるかも??
– SEO Japan

Google、見ているテレビ番組が検索結果に影響を与える「テレビランク」 を採用?

コンテンツマーケティングワールドのレポート記事連投の真っ最中ですが、Googleがこの度、ユーザーのテレビ番組の視聴動向を検索結果に反映させる新たなアルゴリズム「TVランク」の特許を取得した、との気になるニュースが飛び込んできたので速報させていただきます。 — SEO Japan

google-tv-1920

Googleは、ウェブ上のリンクのパターン、個人の位置情報、検索履歴等、様々なシグナルを使って、検索結果のランク付けを行っている。この要素に、テレビで視聴する番組が、加わろうとしている。

SEOの特許の神様こと、ビル・スラウスキが、ブログの中で、テレビで見ている番組が、検索結果に影響を与えるコンセプトを描いた特許が、Googleに付与されたと伝えていた。

2011年6月30日に申請された当該の特許「電子デバイスの近くにあるテレビで放映されている番組を特定して、ユーザーの検索結果を強化するシステムおよびメソッド」は、2014年9月16日にGoogleに付与された。

以下に、この特許の要約を掲載する:

テレビ番組に関連する検索クエリを利用するコンピュータに実装されたメソッド。サーバーは、電子デバイスからユーザーの検索クエリを受け取る。続いて、サーバーは、検索クエリ、および、特定の期間において、電子デバイスに関連する場所で視聴可能なテレビ番組に関する情報を基に、電子デバイスの近くでユーザーが視聴しているテレビ番組を特定する。尚、テレビ番組に関連する情報には、関連する場所で放映されているテレビ番組の本数に対する記述も含まれる。

この特許は、Googleが、- このプロセスの下 – 現在テレビで視聴している番組を記録することが出来る可能性があると示唆している。そして、ユーザーが検索を実行する際に、検索結果に影響を与えるため、視聴している番組をシグナルとして利用するべきかどうかを判断する。

この特許は、例として、ある特定の自動車に関するテレビ番組を見ているユーザーが、自動車に関する包括的なクエリで検索を行ったケースを紹介している。放映されている番組、そして、番組で言及されている特定の自動車を把握すると、Googleは、より具体的な結果を提供することが可能になる。以下に、特許の一部を抜粋する:

あるユーザーが、コーナーの一つで、ポルシェの特定のモデルを紹介するテレビ番組を見ており、当該のユーザーが、コーナーで取り上げられていた特定のモデルではなく、「ポルシェ」、あるいは、「スポーツカー」で検索をかけたと仮定する。

当該のポルシェのモデルが「911 Turbo」であり、ユーザーが入力した検索クエリが「ポルシェ」の場合、サーバーは、次のいずれか一つに関する情報、または複数に関する情報を返す可能性がある:

1) 「911 Turbo」モデルに関連する情報(「911 Turbo」に関連するPorsche.comのウェブサイトへのリンク)

2) 現在、このコーナーを放映しているテレビ番組に関連する情報

3) 現在放映中、もしくは、今後、放映される予定の同様の番組の提案

こうすることで、このシステムは、番組の視聴者に対して、見ている番組、もしくは、見たいと思うであろうテレビ番組の内容に関連する、改善された検索結果を提供する。

以下に、このプロセスを説明する図を掲載する:

google-tv-process-diagram

検索結果を受信 602

テレビ番組を視聴しているかどうかを特定 604

No -> 修正を加えずに、そのまま検索を実施 620

Yes -> サーバーは、電子デバイスからユーザーの検索クエリを受信する。続いて、サーバーは、検索クエリ、および、特定の期間において、電子デバイスに関連する場所で視聴可能なテレビ番組に関する情報を基に、電子デバイスの近くでユーザーが視聴しているテレビ番組を特定する。尚、テレビ番組に関連する情報には、関連する場所で放映されているテレビ番組の本数に対する記述も含まれる 606

スコアを生成する。受け取ったクエリの用語に関連するスコアを、考えられるテレビ番組のセットにおける各番組に対して生成する 608

検索クエリの用語に関連する最初のセットのカテゴリーを特定する 610

テレビ番組に関連する2番目の一連のカテゴリーを特定する 612

最初のセットのカテゴリーと2番目のセットのカテゴリーにマッチング機能を適用する 614

生成されたスコアに応じて考えられるテレビ番組のセットの順序を決める 618

特定したテレビ番組として最高のスコアを持つテレビ番組を選択する 616

以前も指摘したように、Googleがこの特許を所有しているからと言って、実際に検索結果のランク付けにこのプロセスを利用するとは限らない。

ただし、Googleは、既にこのタイプのプロセスを、ある程度、Google Nowの一環として実際に利用している。

Google Nowとは、Google版の知的パーソナルアシスタント機能であり、ユーザーが求める前に、情報を提供する。その中に、テレビカードも含まれる。このカードは、視聴している番組に関する情報を提供し、その上、今後の番組、そして、見ている番組を基に、ユーザーが見たいであろう番組をリマンドする。

テレビの音声を聞き、見ている番組を理解することで、このカードは表示される(この機能を有効にしている場合)。このシステムを試したいなら、既に活用が進んでいるGoogle Nowを利用すると良いだろう。

この記事の中で述べられている意見はゲストライターの意見であり、必ずしもサーチ・エンジン・ランドを代表しているわけではない。


この記事は、Search Engine Landに掲載された「TV Rank: Google Gets Patent On Using What You’re Watching To Influence Search Results」を翻訳した内容です。

SEO by the Seaよりサーチエンジンランドの解説付きの記事の方がわかりやすかったので、後者を翻訳紹介させていただきました。実際の検索結果に現状反映されているかは微妙ですが、2011年時点でこういったアルゴリズムを考え特許申請していたという先見性は流石ですね。実際、様々なリサーチを見ても、テレビを見ている人の多くがインターネットにも同時にアクセスする「ながら視聴」を行っているようですし、テレビで気になったことをその場でネット検索という行為は普通にありますよね。スマホファーストの今日、こういったアルゴリズムがテレビはもちろん、様々なユーザー行動が検索結果に反映されていく時代になっていくのでしょう。Googleの進化はまだまだ続きます。 — SEO Japan

【リサーチ】男性上司・女性上司との付き合い方に関する調査

国を挙げての女性の活躍支援推進により、今後ますます女性管理職や経営層の増加が見込まれています。上司が男性であれ、女性であれ、仕事のやりやすさに性別は関係なく、結局のところはその人の人間性次第ではありますが、興味深いリサーチ「一緒に仕事しやすいのはどっち? 男性上司VS女性上司」についてご紹介します。 — SEO Japan

シチュエーション別 男性上司VS女性上司
男性上司・女性上司との付き合い方に関する調査

男性上司、女性上司のそれぞれにおいて、上司との付き合い方にどんな違いが出るものなのでしょうか?

「男性上司のココがいい」と思う部分として、世代、男女を問わず、8割前後は男性上司のほうが「論理的に物ごとを考える」と回答。一方、「仕事の指示が気分によって左右されやすい上司」という項目では、「女性上司」という回答が7割近くに上っており、女性上司は男性上司とは対極に、「感情的」になりやすいと捉えられているようです。また、「女性上司のココがいい」と思う部分としては、全体の6割以上が、「女性上司のほうが気配りできる」と回答しています。部下に対しても様々な「気配り」ができるところは、女性上司ならではの良さなのでしょう。

では、上司の性別によって仕事の対応は変わるものなのでしょうか?全体の8割近くは、男性上司でも女性上司でも「仕事の対応は変わらない」「分からない」と回答。部下の多くは「上司の性別は、仕事そのものには大きな影響を与えない」と考えていることがわかります。

より詳細な調査結果は【サーブコープジャパン オフィシャルブログ】「一緒に仕事しやすいのはどっち?男性上司VS女性上司」のページをご覧ください。

部下と上司が同性同士か、部下と上司が異性同士か、などによっても違いは出てくるようです。同性同士だと見る目は厳しくなるけど、深いところで通じ合えたり、異性同士だといい距離感を保てるものの、少しよそよそしくなってしまったり。男性だから、女性だからという性別のみでは一概にくくれないものの、男女それぞれの違いや特性などがあると経験的に感じている人はかなり多いようです。– SEO Japan

CMW 2014-Googleはあなたのコンテンツをどのように見ているか?コンテンツマーケターが犯しやすい、10の過ち

コンテンツマーケティングを担当している人は、SEO担当者のみではありません。メディアや広報にあたる方も取り組んでいるケースがあるでしょう。彼らのためにSEOにおける過ちを、”The Art of SEO”の共同著者である、Stephan Spencer氏が説明してくれます。
– SEO Japan

原題:How Google Views Your Content: The 10 Most Common SEO Mistakes Content Marketers Make
Speakers:Stephan Spencer(Author of Google Power Search, and co-author of The Art of SEO)

SEOは子どもでもできる
私の娘はブロガーであり、SEOを行っている。14歳で始め、今では$5-30を毎日稼いでいる。

Googleがあなたのコンテンツをどう見ているか
自分が検索エンジンにどうコンテンツを見せているかを考えてみよう。キーワードの量は適切か?クローリングを妨げていないか?自然リンクを構築しているか?ソーシャルシグナルに傾倒していないか?常にフレッシュな状態に保っているか?

気をつけたい10個のミス
1.リンクではなく、”いいね”に注力している。
2.コンテンツを誤った場所に配置している。
3.間違ったオーディエンスをターゲットとしている。
4.パワーユーザーからのヘルプがない。
5.間違ったワードを使用している。
6.サイトが壊れている。
7.システマチックではない。
8.”知”を集めていない。
9.作業に注力している。
10.SEOのうわさに惑わされている。

上記の10個が気をつけていただきたいポイントである。それでは、それぞれの詳細を見てみよう。

1.リンクではなく、”いいね”に注力している
SEOはソーシャルメディアの戦略とは異なる。Googleはソーシャルシグナルをカウントしない。ソーシャルでの拡散は、ブロガーやインフルエンサーへの仲介役。最終的な目的は、あなたのメインサイトへのリンクを獲得していること。

2.コンテンツを誤った場所に配置している
コンテンツからリンクを張るためのファンタスティックなホーム(メインサイト)が必要。YouTubeは2番目の検索エンジンなので動画を置く場所としてはよい。しかし、リンクはno-follow。有名なサードパーティーのサイトへの掲載もよい。例えば、VICTORIA’S SECRET(アメリカの有名な下着ブランド)がBuzzFeedに記事を掲載し、メインサイトへリンクを張っている。自身のブログやサブドメインのサイトに掲載することはよいことだ。

3.間違ったオーディエンスをターゲットとしている。
ソーシャルでよく起きがちなミス。例えば、企業説明の長い動画をYouTubeではなく、Vimeoに投稿してしまうなど。

4.パワーユーザーからのヘルプがない。
Search Engine Landや有名なブロガーに取り上げてもらう。雪だるま式に拡散し、彼らのリーチ力はあなたの比ではない。例えば、Hoemoneyに掲載された記事は、”ビジネスカード”で2位に表示されている。

5.間違ったワードを使用している
“home loan”と”mortgage”(ともに住宅ローンの意)は、オーストラリアでは使用法が異なる。Googleトレンドやキーワードプランナーで確認し、使用されている(検索数がある)かどうかを確認する。

また、競合性の高いワードは避ける。例えば、”赤ちゃん 名前”だと非常に競合性が高いため、”赤ちゃん 名前 意味”などを検討してみる。これに関しては、Soovleがおすすめ。様々な検索エンジンでのオートコンプリートが一覧で見ることができる。

6.サイトが壊れている
サイト移転の際は302ではなく、301を使用する。サイトの廃止の場合も404ではなく、301を使用する。サイトのデザインを刷新する場合は注意すること。HTML、内部リンク構築などの内部要因や重複コンテンツの作成など。

以前は人気のあったサイトが、再デザインの際の不備などのために、アクセスできなくなっている場合がある。mentosintern.comtax rapなど。(検索結果に上位表示されているが、アクセスできない。)

7.システマチックでない
ワークフローは出来る限り自動化させるべき。リンクビルディングに関してはこの記事が参考になる。また、キャンペーンの管理などはpitch boxがオススメ。

8.”知”を集めていない
参考になるデータを集めていない場合もある。競合サイトからも学ぶことが多くある。どこからリンクを獲得しているのか?どんなキーワードがトラフィックを生み出しているのかなど。役に立つツールを幾つか紹介する。

MajesticSEO・・・バックリンクの分析など。
Voot・・・動画SEO(YouTube)で役立つ。
LinkResearchTools・・・リンクビルディングの諸々の作業を自動化。
Searchmetrics・・・エンタープライズSEOに最適。

9.作業に注力している
結果に注力するべきで、行った作業にフォーカスするべきでない。今、自分が行っているSEOの作業をリスト化して、ムダな作業が入っていないかを確認する。例えば、メタディスクリプションの最適化などしていないだろうか?Googleはメタディスクリプション内のキーワードはカウントしていないし、競合サイトから丸見えとなっている。

10.SEOのうわさに惑わされている
うわさは何かの事情で無意識的に作られてしまう。関連性はあるが、因果関係がない場合がほとんど。中には、セールストークとして、長く語られているものもある。基本概念として、SEOは常に実験が必要とされるサイエンスである、ということを忘れないで欲しい。参照記事を下記に載せておく。

36 SEO Myths That Won’t Die But Need To
36 More SEO Myths That Won’t Die But Need To
SEO Myths Reloaded: Clarifications, Consensus And Controversy
(上記、全てSearch Engine Landから参照。)

最後に
あなたのコンテンツマーケティングプログラムにおけるSEOで、明日行うことができることは何か?3つでいいから書き出してみよう。”象を食べるときは、一度に一噛みづつ”だ。(なにか困難なことを行う場合はゆっくりと注意深く行うべき、の意)

SEO担当者からすれば、比較的簡単な内容であったと感じていますが、SEOの担当でない場合は、見落としていた事項が多いかもしれませんね。コンテンツマーケティングとSEOは密接な関係にあるため、お互いの理解を深めることが重要です。そのために、相手がどういったことを知らないか、を学ぶために有意義なセッションであったと思います。
– SEO Japan

CMW 2014-コンテンツとインフルエンサーのマーケティングがあなたのビジネスを成長させる

コンテンツマーケティング界では十分なブランド認知のあるContent Marketing Institute社ですが、彼らが今日のポジションを確立するうえで、インフルエンサーとの活動が大きなカギとなっていたようです。このセッションでは、彼らがどういった戦略を立て、インフルエンサーを活用しているか、ケーススタディーとして紹介してくれています。
– SEO Japan

原題:Content + Influencer Marketing = A Powerful Way to Grow Your Business
Speakers:Lee Odden

コンテンツ作成における大きな課題
十分な量のコンテンツの作成。エンゲージを生むコンテンツの作成。様々な種類のコンテンツの作成。

購入者はエキスパートとインフルエンサーを信用している
消費者の85%が購入を検討する際、信用できる情報や人を探している。

仮説
こうしたインフルエンサーと仕事ができたらどうだろうか?メディアも惹きつけることができたら?ターゲットマーケットで影響のある人物は誰か?彼らと供にコンテンツを一緒に作成したら何が起こるか?

インフルエンサーと共同するための6つのステップ
ゴールの設定。インフルエンサーの特定。エンゲージとリクルート。コンテンツの開発。コンテンツの拡充。結果の測定。

インフルエンサーへのアプローチ
彼らがどうやってコンテンツを探すか?消費するうえで好きなタイプのコンテンツは何か?(動画?、ブログ?)どんなタイプのオファーがよいかを考える。

ゴールの特定
戦略、オーディエンス、ビジュアル、ROIにおける価値の創造、ソートリーダーシップとしての地位の確立、エンゲージ・トラフィック・シェア・リードの獲得、関係性の構築など。

インフルエンサーの特定
トピックの特定を行う。彼らはどうした存在として知られたいのか?その存在が、自分が行っているビジネスと関係があるのか?別の領域を目指している人であれば、どんなに影響力のある人であろうと、あなたのビジネスには向いていない。

ブランディビジュアル(brandividual)とインフルエンサーの違い
ブランディビジュアルは、簡単に言えば、有名な人。インフルエンサーはフォロワーが沢山いたり、影響をあたえることができる人。実際に彼のアドバイスによって行動を起こさない場合はインフルエンサーではない。

インフルエンサーを特定するためのツール
Traacker・・・インフルエンサーとの関係を1つのプラットフォームで管理する。トピックに合わせてインフルエンサーを特定しておく。
Buzzsumo・・・プロモートしたいトピックでの最適なインフルエンサーを探す。Rand Fishkin氏もおすすめ。
Keyhole・・・ハッシュタグベースで検索。あなたのブランドや競合者について語っている人を特定。

インフルエンサーの特定と評価基準
あなたのビジネスと関連性があるか?信用できる人物か?コンテンツの質と投稿頻度は十分か?彼らが作成したコンテンツのエンゲージメント率は高いか?

既に優秀な人だけに注力するべきではない
インフルエンサーと仕事をしても短い付き合い。誰かをインフルエンサーにできれば、一生の付き合い。

インフルエンサーへのエンゲージメント
ブログへのコメントやリツイートなど。彼らと関連性のあるコンテンツを作成してみる。インタビューをしてみる。何回も同じツイートを送るなどはやってはいけない。

インフルエンサーのリクルート
Eメールを送る場合、必ずCTA(Call To Action)を含める。過去の実績や、我々と仕事をしたらどうなるか?を伝える。刊行物などがあれば、ビジュアルの例を載せるのもいい。

コンテンツの開発と拡充
上記のインフルエンサーへのインタビューや、共同作成のコンテンツを開始。それらをeブックにまとめる。その後、ブログ、インフォグラフィック、業界紙などに落とし込む。さらには、マイクロコンテンツを作成し、そこからの流入も獲得する。

プロモーションのスケジュール
毎週やるもの、毎日やるものをカレンダーに記載し、スケジュール通りに行う。コンテンツは作成して終わりではない。

効果の測定
コンテンツと、インフルエンサーの行動の2つにわけて測定する。コンテンツは、トラフィック、シェア数、引用数、露出数など。インフルエンサーの行動は、シェア数(リンク)、コンテンツのパフォーマンス(インフルエンサー経由でどのくらい拡散したかなど)、自身のブログへの投稿など。

プロジェクト全体の結果
40を超えるブランドとインフルエンサーを獲得。Kraft Foods、DELL、Copybloggerなどを含む。

ブランドの構築
特定のトピックのインフルエンサーを使用して、そのトピックで有名になる。隣接する他のトピックに移り、そのトピックでも有名になる。継続してこの作業を行い、結果として、マーケティング界におけるブランドを構築。

プロジェクトを通して学んだこと
eブックはコンテンツマーケティングにおける一番の”燃料”。リードの発生は、コンテンツの育成を行うことで一番有効になる。インフルエンサーは恒久的に影響を及ぼす存在ではない。eブックは、インフルエンサーとの共同作成における、一つのタイプにすぎない。

アドバイス
・コンテンツのゴールとトピックを特定し、ツールを用いてインフルエンサーを特定すること。
・インフルエンサーはあなたのどんな問いに答えてくれるのか?コンテンツプランのマッピングを行おう。
・簡単な質問からはじめよう。関係性を構築することで将来への投資になる。

Kraft FoodsやCopybloggerなど、有名な企業も多く参加しています。CMIは彼らをこのイベントにただ招待しているのではなく、ブランド構築の段階からともに仕事をしていたようですね。まだ、コンテンツマーケティングという言葉が浸透する以前から彼らとの関係性を深め、お互いが利益となるイベントの開催までこぎつける。その手腕には脱帽するばかりでした。
– SEO Japan

CMW 2014-Copybloggerが伝授する、コンテンツマーケティングをあなたのビジネスに活かすための方法

SEO JapanでもおなじみのCoppybloggerが登場。コンテンツが生命線の彼らがどのようなシステムを構築しているか、どういったところがポイントになるか。ファウンダーのBrian Clark氏、自らのスピーチです。
– SEO Japan

原題:Writer, Producer, Director: How to Marry Content Marketing to Your Business Model
Speakers:Brian Clark(Founder & CEO Copyblogger), Jerod Morris(Director of Content Copyblogger Media)

コンテンツマーケティングの現状
なぜ必要かは知っている。どう行うか、にフォーカス。より大きな利益を生むために、コンテンツマーケティングを自身のビジネスモデルに組み込む方法が知りたい。

戦略、実行、改良
どのようにして利益に結びつけるか。どのようにしてその作戦を毎日実行するか。

戦略における3つのコア
1.Eメール、2.メディア、3.マッチの3つが核となる。メールは利益を生む魅力的な方法。メディアは組織を多角的にとらえるマインドセット。マッチはコンテンツの内容がビジネスと良い関連性があるかどうか。

1.Eメール
主要な方法。見込み客をターゲットにする。ユーザーが避けたい(すぐに捨てたい)ものではなく、読みたいものにする。セールスをピッチしようとする人が多すぎるが、それは好ましくない。

CopybloggerのEメール戦略が成功している理由として、ブランド認知度が高いことは大きな理由である。これは長年をかけて培ってきたもの。また、コミットメントを重視していることも大事なことだ。無料で有益な情報を与えているため、読者はCopybloggerのサイトに戻ってきてくれる。ユーザビリティを考え、ポップアップは使用しない。さらに、購読者のリストをウェビナーやポッドキャストなどの他のキャンペーンに統合する。リストがあれば異なった戦略で使用できる。

ソーシャル・ネットワークについては、彼らは確実にオーディエンスではあるが、製品を買う準備はまだできていない。検索も同様。しかし、今後のコンバージョンにつながるから重要ではある。ソーシャルの場合は売ることが目的ではない。エンゲージメントが目的。

2.メディア
既に構築している関係性のサークルの外の人を運んでくる効果がある。メディア会社のように作成することを心がけよう。コンテンツはオリジナルで競争力のあるものにしなければならない。ワインライブラリー(NJ州)のYouTube動画は好例。単なるブログではなく、デジタルマガジンとして捉え、プロモーションカレンダーやビジネスオブジェクトなどの概念を組み込む。ブログとして運用する場合は、もっとカジュアルで構わない。

3.マッチ
コンテンツはビジネスの目的・目標とマッチしなければならない。誰も読まないプレスリリースはメディアではない。コンテンツマーケターの仕事は、バイヤーを誰よりも知ること。

実行に必要な3つの役割
1.プロデューサー、2.ディレクター、3.タレント。テレビのようなもの。

1.プロデューサー
メディアとビジネスモデルをマッチさせる役割。コンテンツ作成者がセールスなどの部門と孤立している場合は非常に重要。誰がビジネスパーソンかを特定することが鍵。

2.ディレクター
プロデューサーと話し、どういったものを作りたいか具現化する。ストーリー作成と可視化が役割。

3.タレント
データ収集、ライター、写真家、全ての担当が重要。それぞれの担当をまとめ、一つの作品を作る。

改良
まずはトライする。それを改良しより良いものにしていくが、既存のコンテンツを破壊し、また新しいコンテンツを作成する。これを繰り返す。

見込みの高い顧客のリストを作成するため、登録制の魅力的なコンテンツを配布し、さらに彼らに向けて有益なコンテンツを別の形で提供する。自身のビジネスモデルの深い理解と、可能な限りのシステム化を行っているという印象がありました。スピーチの最後にWebセミナーのお知らせがありましたが、私の名前も近いうちにリストに追加されることになりそうです。
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CMW 2014-GEとREIが取り組むコンテンツマーケティングのケーススタディー

言わずと知れたグローバル大企業のGEと、アウトドアブランドのREI。彼らが取り組んでいるコンテンツマーケティングの豊富な事例を紹介してくれるセッションです。ターゲットオーディエンスが広範囲にわたる企業ですが、どういったアプローチをしているのでしょうか?
– SEO Japan

*この記事は2つのセッションをまとめています。

原題:How GE Determines What Channels Make the Most Impact
Speaker:Katrina Craigwell(Global Manager, Digital Marketing, General Electric)

コンテンツマーケティングの3つの目的
ブランド認知、ソートリーダー、関係性の構築

プラットフォーム
それぞれの段階・目的で異なるプラットフォームを使用。インサイダー向けにはGEのレポート。消費者向けにはFacebookやTwitterなど。

コンテンツ作成の基準
ターゲットは、GEにとって重要なトピックに興味を持っている人。目的は、技術と革新を通じてより良い未来を創るというGEのコミットメントを深く理解してもらうこと。戦略は、科学と技術に関するわかりやすいコンテンツを作成し、GEへの興味へつながる扉を開けてもらうこと。

Instagramの活用例(#GEInstaWalk)
Instagramのインフルエンサーとファンを6人づつピックアップ。彼らに印象的な写真を撮ってもらい、Instagramに投稿してもらう。48時間で20万のソーシャルエンゲージメントを獲得。

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機械音での音楽作成の例
何千もの機械音を採取し、DJに依頼して音楽を作成。ダウンロード数は1,500万を超える。

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GEのグローバルリサーチ部門の例
YouTubeのクリエーターに依頼し、特殊なカメラを使ってスローモーションの動画を作成。非常に撥水性の高い特殊な素材に色のついた液体を落とし、その瞬間を撮影するなど。オーガニックで7百万以上のビューを獲得。

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春休みのキャンペーンの例(#springbreakit)
研究室にファンを招待し、色々な実験を行いながら動画を作成。140万以上のビューを獲得。さらに、ファンと話す機会は非常に得ることが難しいため、これも目的の一つだったりする。

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原題:How REI Moves Mountains with Disruptive Content Marketing
Speaker:Katrina Craigwell(Digital Engagement Program Manager REI)

REIについて
アウトドア用品を販売。リテラーもある。広い地域にリーチするべき人がいる。どうやってやるか?

ターゲットは?
アウトサイドで遊ぶことを好む人。スキーヤーなど、ペルソナを作成。顧客のライフサイクルを考える。

我々が行っていること
キャンプに実際に行き、そこで何が起こるかを知ることができる。インハウスでライターや写真家などを抱えている。作成現場ではフラット。ほとんど顔見知り。

役に立つコンテンツ
エデュケーションが目的。フラットタイヤの危険性など。Twitterで。

メンバー向けのコンテンツ
ホリデーキャンペーンなど、タグ付けを行う。エンゲージメントの獲得に非常に効果的。

美しいコンテンツ
自然の美しさを伝える。アウトドアで見ることができる美しい写真。新しいギアや商品のコンテンツだけでない。

ユーモアのあるコンテンツ
楽しいことも。例えば、椅子とクーラーボックスの即席ベッドで寝てしまっている写真。こうしたコンテンツはメモリアブルな瞬間となり、ユーザーが覚えていてくれるようになる。

教育目的の記事コンテンツ
アウトドアの教育者となるため。講座を開くこともある。ここ2年間はオンラインで発行。非常に強力。例えば、ジャケットのチャックの細かい違いについてのコンテンツなども掲載。非常にギークなことだが、こだわりのある人には喜ばれる。

教育目的のイラストレーション
インフォグラフィック。服装を図解で説明したり、アメリカの美しい場所を地図化したり。また、Pinterestでのシェアも狙う。

教育目的の動画コンテンツ
記事とは内容が似ている。インスピレーショナルな動画も作成。例えば、テントの貼り方や寝袋の使い方など。

測定基準
エンゲージメントは●●倍になった、などのように数値化を目指す。そのために、ハッシュタグをつけた人の数や、ソーシャルのシェア数、自社サイトをクリックしてくれた人の数などを用いる。

次は? 
ストーリーテリングに注力。ブログを作成予定。また、教育目的の動画数を増やすことや、インフルエンサーの育成も課題。また、既存のコンテンツを最適化や顧客ジャーニーの分析も進める。

作成数や方法はもちろん異なりますが、目標と目的を設定し、それに沿った内容のコンテンツを作成していることは共通しています。エンゲージメントを目的とし、長期的に計画をする。非常に基本的なことではありますが、真剣に取り組んでいる企業ほど、しっかりと押さえていると感じました。
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CMW 2014-Kraft Foodsが語るコンテンツの価値とマーケティング戦略の再構築

2つ目のキーノートは世界的な食品・飲料会社のKraft Foodsから。このイベントを主催するContent Marketing Institute社から、2014年の”Content Marketer of the Year”に選ばれたJulie Fleischer氏がスピーカーです。コンテンツマーケティングに長年取り組んできた同社のスピーチだけに、否が応にも期待が膨らみます。
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原題:The ROI on Content: How Kraft Learned the True Value of Their Content and Rebuilt Their Marketing Around It
Speaker:Julie Fleischer(Director, Data + Content + Media Kraft Foods)

広告は変化している
シングルのプラットフォームからグローバルオーディエンスに向けてメッセージを発信することが可能。従来のメディアはかつてのようなビジネスを行うことができなくなっている。マーケターは何をするべきか?答えは、コンテンツだ。エンゲージメントを生むことができる、というのが理由だ。

Kraftにとって
コンテンツはコアである。データ由来のコンテンツが特に。例えば、栄養に基づいたコンテンツなどがそれにあたる。また、英語とスペイン語で初心者用のレシピも作成している。コンテンツ内容は個人に焦点をあてる。(彼らが、いつ何をどこで買うかに注目している。)エンゲージメントは広告よりもコンテンツのほうが3倍も多く得ることができる。

20年前からの取り組み
Food&Familyという雑誌を発行。人々は、朝起きたら何を食べようかと考える。また、一日のうちのどこかで必ず、今夜の夕食をどうしようかと考える。こうした瞬間にアンサーを提供する。レシピや家族によい栄養を与えられる情報というのが、それになる。

コンテンツの価値
コンテンツを通じて、Kraftは1年間に10億以上のインプレッションを生み出している。この数字は、ターゲット広告に比べ、4倍のROIとなっている。ソーシャルは配布が無料であるという考えで多くのマーケターが取り組んでいるが、その中に価値を見い出せないコンテンツは作成するべきではない。

データとの融合
個人に焦点をあてた、大規模なデータをトラッキングしている。データマネジメントセンターとコンテンツは密接な関係にあり、ユーザーをセグメント化しないようにしている。コンテンツとデータはリンクされなければならない。

リアルタイムのデータ
コンシュマーは今この瞬間になにを見ているか。トレンドを見る。例えば、ローステッドポテトがPinterestでオーガニックに拡散されている場合、Kraftがこの分野でプロモートできないかと考える。

ラーニングラボ
コンテンツディストリビューションなどを分析。分析データを元にインサイト、ターゲット、モーメント、メッセージを決定。

関連性
あなたが言いたいことと、相手が興味があるところ。この2つのエリアが重なるところに関連性が生まれる。そして、そのエリアはあまり大きくはない。

コンテンツマーケティングは、アセット、コミュニティマネジメント、ソーシャルなどよりも比重が重い。
コンテンツマーケティングは、ファイスブックでもないし、コンテンツを毎日作ることでもないし、SEOでもない。

コンテンツの設計
コンテンツマーケティングは柔軟で拡張性のあるものするべき。ランドスケープは常に変化するものだから。また、効率性は常に考えなければならない。

コンテンツ作成のポイント
全てのデバイスで利用可能に。内容を個人化する。結果は正確に測定する。価値のあるコンテンツから、エンゲージメント率を増加させる。ファーストパーティデータの価値を重視する。インハウスリサーチツールの活用。オフプラットフォームでの広告の影響を増加させる。

メッセージ
早く動き、(既存の)ものごとをこわせ。
成功を予測・想像・期待する。
自分がやっていることを愛せ。あなたが愛していることをやれ。
成すことは完全よりも勝る。

世界中にターゲットを持つKraftですが、コンテンツ作成に関して非常に細分化を進めているところが印象的でした。戦略的に練られたコンテンツとともに広告を掲載することで、高いROIを獲得する。理想的なシステムを構築していますが、Kraftほどではないにしろ、自社のコンテンツのROIを高められるようにしたいものです。
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CMW 2014-優れたストーリーテラーが即座に行動を喚起させるために行っていること

2014年9月8日から9月11日にかけて、オハイオ州クリーブランドで開催された、Content Marketing World 2014に参加してきました。このイベントのホストであるJoe Pulizzi氏のオープニングキーノートの次に登場したのは、ベストセラー作家のAndrew Davis氏。ストーリーテリングのパワーが大きな影響力を創り出すことについて語る、非常にエネルギッシュなスピーチでした。
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原題:Inspired Content: How Brilliant Storytellers Create a Sudden Urge to Act
Speaker:Andrew Davis( Author of Brandscaping: Unleashing The Power of Partnerships )


ファネル
1898年に作られたセールスファネルのモデルを、現在も多くのマーケターが使用している。注意をひき、興味を持たせ、購買へとつながるプロセスをモデル化したものだ。ちょうネクタイ型、ミラードトライアングル型、クラウド型など、進化はしているが、基本的には同一のものだ。

新しい考え方。ここ10年で劇的に変化。
インターネットの黎明期はプトレマイオスの天動説のようなものだった。自分を中心に周りが動いていたため、Webサイトを構築し、人々をそこに呼び込んでいた。現在は、検索を中心とした世界が構築されており、ガリレオの地動説のそれに似ている。

あなたのWebサイトは既に世界の中心ではなくなっている。そして、全ての企業の課題は、その中心に少しでも近づくことである。

では、Googleが世界の中心なのか?
検索はGoogleだけではない。YelpやFacebookやAmazonもそれに加わるだろう。検索が中心となっている世界では、消費者の行動が複雑化しており、典型的なファネルのようなものではなくなっている。検索が繰り替えし、連続して行われているのだ。

ミートローフの例
今夜の夕食はミートローフにしようと思った。レストランを検索していたが、自分で作ろうと思い、レシピをAmazonで予約した。途中でミートローフの歴史が気になり調べていると、カロリーを把握したくなった。Facebookでミートローフを調べているグループと友達になり、最新のニュース記事も確認する。Twitter上で友人がミートローフについてつぶやいているかを確認しながら、先ほど予約したレシピ本をキャンセルした。最終的にはミートローフを題材とした音楽を調べるに至った。

Moment of InspirationとMoment of Purchase
Moment of Inspirationは行動を喚起するトリガー。上記の例ではミートローフ。ブランドがこの段階に存在していれば、消費者が購入を決定する、Moment of Purchaseまで導くことができる。この、MOIとMOPを繰り返すことで、ロイヤリティーループが形成される。

ストーリーテリングがMOIを創り出す。
多くのコンテンツがMOPの直前のために作成されている。しかし、実際はMOIのためのコンテンツ作成が重要だ。生肉の写真ではなく、ステーキの写真がMOIとなる。(そして、生肉の購買につながる。)

エンターテイメントのエグゼクティブのように考える。
ストーリーテリングは非常に困難である。映画のストーリーを組み立てるように考えるべきだ。ファインディング・ニモの影響で、クマノミを飼いたいと思う人が増え、水槽や餌の需要が高まる。バッドマンに登場したラッキーストライクも同様の例だ。価値のあるコンテンツは、あなたのサービスと製品の需要を飛躍的に高めることができる。

このような映画(コンテンツ)をあなたが作れたら、どうなるか?コンテンツ以上に消費者の文化に影響を与えることが出来るものはないのだ。

インスピレーションをつくるための4つのキー
1.サスペンスを構築する。
不安を生み出すことで、その先がどうなるかと結末が気になる。オーストラリアに本社を置く、グローバルなキッチングッズメーカーであるBrevilleが作成した動画、”Fat, Sick, and Nearly Dead“はその好例といえる。主人公であるJoeは医師も匙を投げるほどの肥満であったが、発電機とジューサーのみをしたがえ、3,000マイルの旅にでる。旅中、ジュースのみを摂取し、様々な人と出会う。物語の最後に彼は心身共に健康になるのだが、このムービーは多くの人に注目され、結果として同社のジューサーの売上に大きく貢献した。

2.魅力的に見せる。
有益なロジスティクスに関する情報を提供している、DC Velocity が作成した配送センターを紹介するビデオは非常に効果的だった。配送という一見地味な業界でも、例えば木材が生産された後どのように運ばれているかを魅力的に見せることで、多くの注目を浴びた。こちらの動画は、日本のNHKでも取り上げられ、アジアに進出出来る機会を得ることに成功した。

3.共感を得る。
IBMはWatsonというマシンをクイズ番組に出演させた。最新のテクノロジーが人間のように考えることができることを紹介するため、身近な存在としてアピール。多くの人が見ているテレビ番組に”出演”させることで、多くの人の共感を得ることに成功。

4.感情に訴える。
感情は行動を起こし、理由は決断を生む。デンマークのTV番組、Arvingerneは、母の死後、遺産相続を巡って家族の問題を扱うドラマだ。このドラマの放映後、弁護士への相続の相談を加速させた。感情に訴えるコンテンツは、人々のアクションを導く好例と言えよう。

あなたがMOIを作り出すことができたらどうなるか?
この二日間でその重要性を理解して欲しい。このスピーチで私があなたのモーメントオブインスピレーションをつくりだせたら幸せだ。

非常に濃い内容であったため、多くを掲載しました。スピーチの内容もさることながら、動きのあるカッコイイ資料、情熱的な話し方、ユーモアのある立ち振る舞いなど、非常に印象的なスピーチでした。このスピーチを聞いた多くの人が、コンテンツマーケティングへのインスピレーションを受けたと思います。こうしたスピーチを初回にもってくることで、このイベントへの期待は非常に高まったと感じました。
– SEO Japan

コンテンツキュレーションの基礎用語集100

少し前に日本で話題になったキュレーションという言葉、その後ニュースアプリやバイラルメディアが普及し、気づいてみたら日常的にキュレーションされた情報に囲まれている状況ですね。コンテンツマーケティングが重要な昨今、オリジナルコンテンツ以外にキュレーションを活用するアプローチも米国では盛んにおこなわれているようです。よく考えると当サイトSEO Japanもほぼキュレーションサイトでもあります。今回はコンテンツキュレーションの関連用語を整理して解説してくれた記事を見つけたのでその内容をご紹介。適切な日本語訳がなく英語のままにしているものが大半ですが、同じく大半は聞いたことがある言葉と思いますし、知識の再確認にはちょうど良いかも。
— SEO Japan


Ultimate Content Curation Glossary
コンテンツマーケティング、とりわけコンテンツのキュレーションにおいて、言葉は重要な鍵を握る。

そこで、この分野を学習する上で、総合的な用語集が必要になる。

コンテツキュレーションに関連する100の用語

そこで今回は、コンテンツキュレーションの取り組みを軌道に乗せるため、究極のコンテンツキュレーション用語集を紹介する(コンテンツキュレーションに関連する100の用語で構成)。

Ultimate Content Curation Glossary


  1. アグリゲーション コンテンツキュレーションの最初のステップであり、ウェブコンテンツの収集と分類を行うプロセスに当たる。一つの場所で、選び抜かれた、とりわけ関連性の高い情報を提供する。検索エンジンの結果が良い例だ。
  2. アグリゲート 具体的なトピックに関する情報の集まりであり、カテゴリーごとに分類される。通常、意見や関連する情報は加えられない。
  3. アーティクル 自分のメディア、もしくは、第三者のプラットフォームで配信するコンテンツを指す。
  4. Eブック オンライン版の書籍。コンピュータ、Eリーダー、スマートフォン、タブレットで読むことが出来る。印刷版が存在しないケースもある。
  5. Eメール (売り上げを伸ばすための)宣伝、行動、または、(行動に応じて顧客を魅了するための)誘導、そして、(顧客とコミュニケーションを取るための)ニュースレター等、各種の形式を可能にするコミュニケーションチャンネル。
  6. インタビュー 関心を持つ人物との会話。生で、あるいは、テキスト、オーディオ、もしくは、動画を通じて記録することが出来る。扱い方によっては、キュレーションの形式に該当する。
  7. インフォグラフィック データや情報を提示する視覚的なコンテンツ。複雑な情報を早く、そして、明確に提示することが目的。
  8. インフルエンサー 他の人に行動を起こす気を起こさせる人物。エキスパートやスターが該当する。
  9. ウェブサイト インターネット上の事業の本拠地。1ページで簡潔に説明するだけのシンプルなウェブサイトもあれば、製品を全て網羅するウェブサイトもある。
  10. エディトリアルカレンダー コンテンツの作成プロセスおよびキュレーションプロセスに役立つ。プロセスの全てのステップを網羅する。
  11. エバーグリーンコンテンツ 消費期限のない情報。時事、または、季節を意識した作品もある。FAQや基礎等が該当する。
  12. エピックコンテンツ 企業の地位の確立、そして、企業を目立たさせる効果のある主要なコンテンツ。オリジナルの作品でも、キュレートした作品でも良い。ジョー・プリッジの著書「Epic Content」から名前を取った。
  13. エンゲージメント ビジターが事業と情報をやり取りすることが出来るようにする。ソーシャルシェア、登録、問い合わせ、そして、購入が含まれる。
  14. オーディエンス 情報を求め、読むことを望む人達。
  15. オーディオ 音をベースとしたコンテンツ。朗読、音楽、その他のサウンドが該当する。
  16. オリジナルコンテンツ 自分/自社が作成した、もしくは、自分/自社が利用するためだけに作成を依頼した新しい情報。
  17. カスタマージャーニー 購入プロセスの別名。製品のニーズから購入に至るまでの購入サイクルの主な過程を分析する。
  18. 画像 写真、絵、インフォグラフィック、その他の写真以外の視覚素材が含まれる。
  19. カンファレンス 様々なプレゼンターが、講演、または、パネルとして情報をオーディエンスに提供するイベント。数日間にわたって行われることもある。
  20. 共同作成 新しいコンテンツを他の人と作成する活動。コンテンツキュレーションにおいては、要約の投稿に該当することが多い。
  21. 季節限定コンテンツ 特定の時期、または、定期的に行われるイベントを考慮して作られたコンテンツ。初年度は利用が少ないかもしれないが、翌年になっても、オーディエンスにとって有益である。
  22. キーワード 情報や分野を描写するために用いられるフレーズ。SEOにおいて特に重要。
  23. クラウドソース型コンテンツ インフルエンサー、顧客、一般市民等、自分以外の大勢の人達によって作成された情報。
  24. ケーススタディ 製品やサービスが別の顧客や組織の役に立った事例を提供する。具体的な成果を他社とシェアすることを望む顧客は少ない。
  25. 検索(SEO) 検索エンジンを使って、特定のコンテンツや記事を見つける力。検索結果に掲載される力を改善するためには、適切なキーワードを用いる必要がある。
  26. 購入プロセス(購入ファンネル、または、カスタマージャーニー) 顧客候補が、エンゲージメントを介して、製品を必要とする状態から、購入、購入後のサポート、そして、ファンになる経緯を描く。
  27. コーポレートコミュニケーション 従業員、顧客、投資家、メディア、政府、一般市民を含む、様々なオーディエンスに向けて企業が作り出す情報。
  28. コミュニティ生成コンテンツ(ユーザー生成コンテンツ: UGC) 顧客および世間が作成した情報。評価やレビューが特に有名。
  29. コールトゥアクション (CTA)マーケティングに埋め込まれた仕掛け。状況に照らし合わせて適切であり、顧客候補を次のステップに導く役目を担う。
  30. コンテキスト 情報が提示される状況。コンテンツキュレーターは、コンテンツを提示する方法および場所に関して、既存の情報の有用性を改善する。
  31. コンテンツキュレーション 優秀な編集者や博物館の館長のように、あるトピックにおいて、読者のニーズに対して最も適切な情報を集めるプロセス。コンテンツキュレーションは、情報の選択を超える取り組みである。最高のコンテンツの組み立て、分類、コメント、そして、提示を行う。
  32. コンテンツキュレーションソフトウェア コンテンツキュレーションを支援するテクノロジー。
  33. コンテンツキュレーター 組織内でコンテンツキュレーションを担当する人物。情報を集め、目録を作り、フォーマットを作り直して、アセットの利用を最大限に活かす。
  34. コンテンツアセット 特定の目的を達成するために作られた個別のコンテンツ。オンラインおよびオフラインを含み、幅広い形式のコンテンツを網羅する。
  35. コンテンツ管理システム(CMS) 個人、または、会社が、中心のインターフェースからオンラインの情報を作り、編集し、配信し、修正することが出来るソフトウェアの気取った呼び方。
  36. コンテンツのコンテキスト 特定のコンテンツの配置場所で決まる。プラットフォーム、ブランド、そして、用いられるデバイスが含まれる。キュレーターが選ぶ情報、書式設定、そして、タイトルが、コンテキストに貢献する。
  37. コンテンツ最適化 対象のオーディエンスに接触する能力を最大限に高めるため、情報に手を加える。編集、創造、検索、そして、テクノロジー等、様々なスキルを活用する。
  38. コンテンツ作成 情報やマーケティングの素材を作るプロセス。執筆、グラフィック、動画、オーディオ、テクノロジー等、広範なスキルを網羅することがある。
  39. コンテンツの絞り込み キーワード、ソース、日付、その他の特徴を基に情報を選別し、最も関連する情報を見つけ出す作業。
  40. コンテンツタイプ コンテンツを分類する手段。オーディエンスは5つの基本的なフォーマットを求めている — 製品の情報、顧客の疑問への答え、製品のHow To、様式、評価、レビュー。
  41. コンテンツ配信 自社メディア、ソーシャルメディア、もしくは、第三者のプラットフォームで情報を提供するプロセス。
  42. コンテンツ評価 組織の情報およびマーケティングの文書を集め、分類し、目録を作るプロセス。既存のアセットを有効活用し、利用不可能なコンテンツを改善する、もしくは、捨てることが目的だ。
  43. コンテンツフォーマット 情報が提示される仕組み。テキスト、画像、動画、オーディオ、プレゼンテーション、ライブ等。
  44. コンテンツの理解可能度 ターゲットのオーディエンスが、すぐに情報の意味を理解することが出来る力の度合い。この力は、コンテンツを見やすくする形式に左右される。
  45. コンテンツの要約 コンテンツのクリエイターが、作業に取り掛かる前に用意する文書。目標、オーディエンス、目的、そして、形式等、コンテンツの段取りを提示する。
  46. コンテンツマーケティング 必要以上に宣伝色を出すことなく、事業の目標を達成しつつ、顧客候補、顧客、そして、世間に対して、・購入の決定を後押しする、・製品の利用を強化する、そして、・楽しませる有益な情報を提供する。企業の中心となるブランドの要素を盛り込む。テキスト、動画、プレゼンテーション、オーディオ、Eブック、インフォグラフィック等、様々な形式のメディアを使って、各種のデバイスで、ブランド、もしくは、企業のストーリーを伝える。
  47. コンテンツマーケティング戦略 企業の情報を作り、最適化し、配信を行う取り組みの計画。効果的なコンテンツ戦略を実行するためには、人材と予算の双方が必要になる。
  48. 再利用 既存のコンテンツを再配信する、もしくは宣伝する行為。コンテンツの体裁を変えて、より多くの読者を集めることが出来るため、便利なアクティビティである。
  49. 視覚コンテンツ 画像を使って、注目を集める情報。写真、マンガ/コミック、イラスト、インフォグラフィック、動画、チャート、プレゼンテーション等の様々な形式が該当する。
  50. 視覚ノートテイキング 画像とテキストの利用を組み合わせて、ライブイベントの情報を記録する。
  51. 時系列 出来事、または、配信された時期を基にコンテンツをまとめる順番。
  52. 主要業績評価指数(KPI) 事業のパフォーマンスを計測する上で重要な基準。
  53. シンジケーション コンテンツを複数の異なるチャンネルで配信する。
  54. ソートリーダーシップ 特定の分野での個人、または、企業の見解を示し、分かち合う意図を持ったコンテンツ。
  55. ソーシャルコンテンツ コミュニティ(顧客、インフルエンサー、ソーシャルメディアのフォロワー、一般を含む)を巻き込んで、コンテンツを作成する。
  56. ソーシャルメディア 様々なテクノロジーによって、ユーザーは好きな時に、あらゆる方向でコミュニケーションを取ることが出来る。 リアルタイムの、もしくは、非同期的な情報のやり取り/コミュニケーションを可能にする。
  57. 第三者メディア 他の人または団体が所有する配信プラットフォーム。通常は、メディアサイトに言及する。
  58. タイトル 読者候補を情報の要点に引き寄せるためのヘッドライン。
  59. タグ付け ウェブコンテンツ内の関連するキーワードを使って、サイト内部および外部の検索エンジンを介して、コンテンツの発見と特定を促進する。
  60. 他人のコンテンツ(OPC) インフルエンサーおよび顧客を含む別の人が作成した情報。第三者のコンテンツの抜粋も該当する。他のサイトの情報を利用する前に、定められたルールに従わなければならない。
  61. 知的財産 コンテンツに関して用いられることが多い法律用語。
  62. チーフコンテンツオフィサー(COO) 重役レベルの職務。COOは、企業のコンテンツ、そして、コンテンツ戦略に対する責任を持ち、事業の目標に沿い、適切な成果を出す任務を追う。社内、そして、社外のコンテンツの双方が対象となる。
  63. チャート データを視覚的に提示する方法。数値の情報に息吹を与える上で有効である。
  64. チャンネル 特定のコンテンツがユーザーに提供されるプラットフォームを特定する。オンライン、もしくは、オフラインのチャンネルが存在する。
  65. 注釈 他の意見を加えて、オーディエンスの体験を向上する。
  66. 重複するコンテンツ インターネット上の別の場所に存在するコンテンツと全く同じコンテンツ。Googleは、重複するコンテンツを配信するとパブリッシャーにペナルティを与える。
  67. 著作権 知的財産を守る手段。
  68. デジタルアセット管理(DAM) メタデータの利用を介して、コンテンツを分類し、今後、コンテンツを見つけ、検索し、利用することが出来るようにするシステム。コンテンツの目録作りは、コンテンツキュレーターのにとって、非常に重要な役割である。
  69. 動画 視覚、および、聴覚の情報を同時に提示する形式のコンテンツ。スマートフォン等、録画の手段のコストが低下しているため、動画の利用は、増え続けている。
  70. 動的コンテンツ ビジターに関して既に把握している情報に応じて、ビジターに異なるメッセージを見せる。
  71. 配信 自社メディア、ソーシャルメディア、第三者のプラットフォーム、そして、オフラインでコンテンツを提供するアクティビティ。
  72. バージョニング (適切な場合)ユーザー、そして、自分以外のコンテンツクリエイターに、コンテンツの最新版を紹介する。特に、製品の使い方の説明、利用規約、その他の金銭上、および、法律に関わる情報に有用である。
  73. ハッシュタグ ソーシャルメディアで情報を分類し、選ぶ方法。
  74. フィード テクノロジーを介して情報を配信する手段。RSSフィード等。
  75. ブランド 有形・無形の要素を組み合わせて、消費者と感情的なつながりを作り出す、短く、識別可能なマーケティングのメッセージ。
  76. プレゼンテーション ライブのオーディエンス、または、バーチャルのオーディエンスへの講演。この形式のコンテンツは、視覚要素が強く、テキストの量は少ない傾向が見られる。PowerPointのようなソフトウェアを使って作成され、Slideshareを介して配信されることがある。
  77. ブログ 定期的にテキスト、画像、動画、オーディオ、プレゼン、PDFを含むコンテンツを配信する場所。基本的にブログは、コンテンツ管理システム(CMS)である。個人、または、企業がブログを利用する。
  78. プロモーショナルカレンダー 各種の販売およびマーケティングのメッセージの計画。特定の製品に対する顧客のニーズ、そして、祝日を考慮して作成される。
  79. プロモーション 売り上げをもたらす、もしくは、取引を成立させることを目指した、単刀直入なマーケティングのメッセージ。一年を通じて提供されることが多い。 通常のコンテンツとは区別するべきである。
  80. 分類 組織のコンテンツのアセットを全て記録する。その中には、オフラインのコンテンツも含まれる。コンテンツの評価、および、デジタルアセットの管理において、重要なステップである。
  81. 分類化 具体的な特性や特徴に応じて、コンテンツを割り当てる。カテゴリーは階層に分けられる。
  82. ペルソナ(マーケティングペルソナ) マーケティングペルソナの別名。
  83. 編成 既存の情報を順番に並べる。コンテンツキュレーション、もしくは、アグリゲーションにおいては、別のサイトの情報に付加価値を加える方法の一つとも言える。
  84. ポッドキャスト 独自のオーディオコンテンツを提供するためのチャンネル。マーケティングの観点で考えると、ポッドキャストは、ブランドに人間の声を与え、オーディエンスに語り掛ける力を持つと言える。
  85. ホワイトペーパー テキストの文書。B2Bの顧客候補を魅了するために、提供されることが多い。通常、比較的詳細な情報が与えられる。インタビュー、または、数名のエキスパートやインフルエンサーをキュレートした文書の場合もある。
  86. 複数の章から成るコンテンツの拡大版。著者は一名の場合もあれば、数名の著者が参加する本もある。一名の編集者が、数名の著者の作品をまとめることもある。
  87. マイクロサイト 1つ、または、複数の独立したページを持つ個別のサイト。マイクロサイトは、独自のURLを持つこともあれば、大きなウェブサイトの一部として提供されることもある。
  88. マーケティングペルソナ ターゲットのオーディエンスのイメージ。市場を質的、および、量的に理解した上で作り上げる必要がある。
  89. まとめ記事 各種のリソースから情報を集める。 関係者が出来上がった作品のシェアに協力してくれることが多いため、重宝する。
  90. メタデータ コンテンツを描写する情報。タイトル、ディスクリプション、タグ、キャプション、メディアを網羅する。
  91. メトリクス(測定基準) コンテンツマーケティングの効果を追跡する手法。事業の目標に一致させ、また、売り上げと経費を盛り込む必要がある。詳細は、53点の主要なコンテンツマーケティングのメトリクスを参考にしてもらいたい。
  92. メンテナンス コンテンツを最新の状態にして、重要なオーディエンスに対する関連性を維持するプロセス。継続的なプロセスの一環として行われることもあれば、定期的に行われることもある。
  93. モバイルアプリ スマートフォン、タブレット、あるいは、その他のデバイスを使って、ターゲットの絞られた情報や生産性向上サービスを提供する。有料のものもあれば、無料のものもある。
  94. ユーザー生成コンテンツ(UGC) コンテンツキュレーションにおいてデザートのような存在。ユーザー生成コンテンツのキュレーションは、トッピングに近い。顧客候補、顧客、ファン、一般人、そして、その承認が求められる。
  95. 予算 事業、部門、または、プロジェクトに割り当てられる資金と人材。通常、一定の期間、大方、一年間に対して定められる。
  96. ライセンストコンテンツ(ジンジケートコンテンツ) その他のメディア企業やサイトに情報を提供する。コンテンツを表示する企業に対して、情報、そして、詳細なコンテンツを提供する会社は、接触範囲を広げることが出来る。通常、料金が発生する。
  97. ライブイベント 様々な形式で行われる。一名による講演、または、カンファレンスが該当することもある。通常、キュレーターは、特定のトピックにおける数名のプレゼンターの講演をキュレートする。
  98. リード獲得 顧客候補を獲得するプロセス。通常、B2Bのマーケティングに適用される。
  99. リスト 番号順で情報を整理する手法。通常、最も重要な情報が一番最初に提供される。キュレーションにおいては、集団が提供した情報が盛り込まれることもある。
  100. レスポンシブデザイン 利用されるデバイスのサイズに適応するウェブサイトのレイアウト。コンテンツを作る前に、デバイスの利用を考慮すると良い。

今回は総合的なリストを作ることに力を入れたが、コンテンツのキュレーションは、進化を続けるコンテンツマーケティング計画にとって、欠かせない要素である。

このリストに加えるべきだと感じるキュレーション関連の用語をご存知なら、コメント欄で紹介してもらいたい。


この記事は、Heidi Cohenに掲載された「The Ultimate Content Curation Glossary」を翻訳した内容です。

言葉自体は何となく聞いたことあるものばかりでしたが、どれも簡潔に言い切ってくれており読み進めると共に自身の頭の整理もできて良い記事でした。「コンテンツキュレーションは、情報の選択を超える取り組み」、SEO Japanもさらに志高く頑張っていきたいと思います。 — SEO Japan