カテゴリー: SEO(検索エンジン最適化)
SEO (Search Engine Optimization)
検索エンジンの検索結果のページの表示順の上位に自らのWEBサイトが表示されるように工夫すること。
また、そのための技術やサービスです。
現在、SEOはWEBにおけるマーケティングの主流となっています。
WEBサイトがこうも多くなってしまうと、SEOを施さなければユーザーにとって発見しがたいサイトとなってしまいます。
ここではSEOに関連したニュース・情報をまとめています。
WEBマーケティングに関係する情報もこちらで提供します。
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【徹底解説】リスティング広告とは?必須知識から実践的ノウハウまでを網羅
「リスティング広告って何?」
「リスティング広告を導入しようか迷っている」
「リスティング広告の運用に失敗したくない」
この記事ではこのようなお悩みを持つ方に向けて、リスティング広告について基礎的な内容から実践方法まで、詳しくまとめました。リスティング広告をこれから始める方でもわかりやすいようにまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。
また、リスティング広告と同じく検索ユーザーの集客方法として「SEO」があります。リスティング広告と並行して行いたい施策の1つです。
SEOについては本記事でも触れていますが、具体的な成功事例や実践ノウハウについては「SEOの成功事例・成功法則」の資料でまとめています。ぜひ以下からダウンロードしてみてください。
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リスティング広告とは
リスティング広告とは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンにおいて、ユーザーが検索したキーワードに連動して掲載されるテキスト型の広告のことです。「検索連動型広告」とも呼ばれ、インターネット広告を代表する広告手法と言えます。以下の画像のように、検索結果の上部で「広告」と書かれている部分がリスティング広告です。
リスティング広告の仕組み
まずは、リスティング広告について押さえておきたい仕組みを解説していきます。
リスティング広告はクリック課金制
リスティング広告の料金体系はクリック課金制です。広告がクリックされたタイミングにのみ費用が発生し、表示されただけでは料金はかかりません。
ここで発生するクリック単価は、競合の出稿状況や広告自体の品質などといった状況によって、その都度変動します。ただし、広告主自身が「広告がクリックされたときに支払ってもよい最大の金額(「入札単価」と呼ばれる)」を設定します。これを超えた金額のクリック単価の請求はありません。
リスティング広告が表示されるまでの流れ
リスティング広告が表示されるまでの流れを簡単に示すと以下のとおりです。
- 広告主が広告を配信する
- ユーザーが検索する
- オークションが発生する
- 広告が表示される
オークションとは、簡単にいうと「Googleが、ある検索キーワードに対してどの広告をどの掲載順位で表示するかを決めること」です。オークションは検索のたびに行われ、ユーザーの状況や広告主の設定に応じて決定されます。そのため、出稿しているキーワードで検索されたら必ず自社の広告が上位表示されるわけではありません。上位表示の仕組みについては、次で説明します。
リスティング広告の掲載順位が決まる仕組み
リスティング広告は、検索結果の上部に3~4つの枠が用意されていますが、その掲載順位は「広告ランク」が高い順番に表示されます。広告ランクは、「入札単価×品質スコア」という計算式で求められます。
- 入札単価=その広告がクリックされたときに支払ってもいい最大の金額(広告主が設定)
- 品質スコア=広告の品質を表す指標(Google側が決定)
品質スコアは、キーワードや広告文、推定クリック率などさまざまな要素を加味して、Googleが1~10の数字で評価しています(高いほど良い)。つまり、「高い金額を払って、質の良い広告を出している」順番で上位表示されるという、非常に理にかなった仕組みになっています。
リスティング広告のメリット・デメリット
次に、リスティング広告の具体的なメリット・デメリットを見ていきましょう。
リスティング広告の6つのメリット
- 興味関心や悩みの強い人たちに広告を配信できる
- キーワードを指定して効率的に配信できる
- 即効性がある(効果を確認できるまでが早い)
- 開始・停止を自由に行える
- 比較的低予算から出稿できる
- PDCAサイクルが回しやすい(分析・改善がしやすい)
リスティング広告は「自分から情報を検索するほど悩みや興味を持っているユーザー」に広告を表示でき、かつどのキーワードで広告表示をするかも自由に設定することが可能です。自社の商品やサービスに興味を持ちそうなユーザーを検索サイトから自社サイトに誘導し、購買活動につなげることができます。
またリスティング広告は、配信したその日から検索結果に広告が上位表示されるため、即時に効果を確認できます。柔軟性も持ち合わせており、需要期には配信開始・閑散期には停止、低予算から配信するなど、その時々のニーズに合わせた配信も可能です。
さらに配信した広告の結果はアカウントの管理画面に表示されます。データを基に分析・改善を行いさらなる成果向上に向けて取り組めるのもリスティング広告のメリットです。
リスティング広告の5つのデメリット
- 分析・改善を継続する必要がある
- 予算が少なすぎると分析・改善が難しい
- キーワードによってはクリック単価が高い
- 避けられてしまう可能性がある
- 認知拡大には不向き
一方、リスティング広告で成果を出すためにはある程度の労力と予算が必要です。基本的には知識のある運用者を1人以上配置、あるいは代理店に依頼して、分析・改善を継続しなければなりません。予算も自由に設定できるとはいえ、人気のキーワードは競合が多く費用が高い傾向にあります。低すぎる予算では、そもそも広告が表示されません。あるいは予算内で獲得できるクリック数が少なすぎて、分析・改善すらできないことも十分考えられます。
また、広告を避けるユーザーも少なからず存在しています。同じ検索結果上で比較すると、一般的にリスティング広告の最上部よりも通常の検索結果(SEO)の最上部のほうがクリック率は高いです。
さらにリスティング広告は認知拡大での活用には不向きです。認知拡大ができるようなキーワードはクリック単価が高いため、多くのユーザーに認知してもらうにはコストがかかりすぎるためです。認知拡大を狙うのであれば、ディスプレイ広告や動画広告、またはSEOなどの手法を使うことをおすすめします。
リスティング広告のメリット・デメリットについては以下の記事で具体的にまとめているので、参考にしてください。
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「リスティング広告のメリット・デメリットが知りたい」「どのようなシーンでリスティング広告を使えばいいかわからない」 このような悩みを... リスティング広告の6つのメリット・5つのデメリットを解説 - www.seohacks.net |
リスティング広告に必要な費用の計算方法と費用相場
それでは、どのくらいの費用がリスティング広告の運用には必要なのでしょうか。ここでは、具体的な費用の計算方法と、リスティング広告出稿の費用相場についてお伝えしていきます。
計算方法1 目標件数とコンバージョン単価から算出
1つ目は、「目標件数×目標コンバージョン単価」で算出していく方法です。ざっくり予算を把握したい際に簡単に計算ができるためおすすめの方法です。例えば下記のように計算していきます。
- リスティング経由の獲得目標:10件
リスティングの目標コンバージョン単価:5,000円
→必要予算:10件×5,000円=50,000円
この計算自体は当たり前のように思われるかもしれませんが、1点注意すべきことがあります。それは、すでに広告配信を行っている場合、投資額を増やすとコンバージョン単価が悪化する可能性があるということです。
コンバージョンが獲得できるキーワードは無限に検索されているわけではありません。配信予算を増額すると「これまでより獲得しにくいキーワードに広告配信を行う」可能性があり、結果的にコンバージョン単価の悪化が起こり得ます。それ自体は新規顧客の創出につながる可能性もあるため、決して悪いことではありませんが、予算を算出する際には、これまでのコンバージョン単価どおりにいかない可能性があることを理解しておく必要があります。
計算方法2 キーワードとクリック単価から算出
もう1つは、「キーワードのクリック単価×クリック数」で算出していく方法です。具体的に配信したいキーワードがある際におすすめのアプローチです。例えば、下記のように計算していきます。
- 想定クリック単価:500円
想定クリック数:1,000件
→必要予算:500円×1,000件=500,000円
想定クリック単価については、Googleのキーワードプランナーで確認できます。
▼キーワードプランナーの「検索のボリュームと予測のデータを確認する」>「ページ上部に掲載された広告の入札単価」を表示
この方法を行う際には、想定のコンバージョン率を定め、コンバージョンまでのシミュレーションを綿密に算出する必要があります。そうでなければ、いたずらにクリック単価が高くなってしまう可能性があるためです。
コンバージョン数は、「クリック数×コンバージョン率」で求められます。コンバージョン率は業界の平均や自社サイト全体のコンバージョン率などから仮定します。ただし、一般的にリスティング広告のコンバージョン率は自然検索(SEO)経由より低くなるため、控えめに見積もる必要があります。ここでは例として想定コンバージョン率を5.0%とします。
平均クリック単価 |
クリック数 |
予算 |
コンバージョン率 |
コンバージョン数 |
コンバージョン単価 |
500円 |
1,000件 |
500,000円 |
5.0% |
50件 |
10,000円 |
ここで算出されたコンバージョン単価が、実利益なども鑑みて許容範囲内かどうかを確認します。もし「コンバージョン単価が高すぎる」ということであればクリック単価を下げて、クリック数を増やさなければなりません。しかし、クリック単価を低く設定しすぎるとそもそも広告が表示されないリスクがあります。そうなった際は、よりクリック単価の低い別のキーワードを探すか、狙いたいキーワードに関してはSEOで対策するといった形で対処する必要があります。
費用相場は月60万円~
リスティング広告の運用代行をしている代理店は、「月額の広告配信費用50万円~+手数料20%」と料金設定をしている企業が多いです。会社によっては、さらに初期費用がかかるケースもあります。
最低配信費用や手数料については企業によって異なり、最低配信費用が低いと運用手数料が高くなったり、逆に運用手数料が安いとフォローが手薄になったりします。相場と異なる場合は、見積もり段階で各種費用やフォロー内容についてしっかり確認するのがいいでしょう。
リスティング広告運用の始め方
それでは、実際にリスティング広告を始めたい、となった際にどのようにスタートをすればいいのでしょうか。リスティング広告運用の始め方は主に2つあります。
- 広告代理店に外注する
- 自社運用(インハウス)で始める
それぞれのメリットや方法について順番に解説していきます。
広告代理店に外注する
広告代理店に依頼してリスティング広告を始めるというのが、最も一般的かつスピーディーに成果を出せる可能性が高い方法です。リスティング広告の運用のプロに任せることができるため、自社の手間を省きつつ成果を創出できるメリットがあります。一方で費用に制限があったり、社内ノウハウが蓄積されにくい点がデメリットといえます。
代理店を探すには、以下のような方法があります。
- インターネットで検索して探す
- 知人や取引先から紹介を受ける
- 直接営業を受ける
リスティング広告は担当者のスキルが広告の成果に直結しやすい手法です。代理店に依頼する際は早期から1つに絞らず、複数の企業から提案・見積もりを受けることをおすすめします。
広告代理店へ依頼するメリットや注意点は以下の記事にまとめているので、あわせて参考にしてみてください。
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「リスティング広告の運用代行のメリット・デメリットや費用相場は?」「どのような場合にリスティング広告の運用代行を利用するべき?」「依頼す... リスティング広告の運用代行のメリット・費用相場・注意点を解説 - www.seohacks.net |
自社運用(インハウス)で始める
近年は代理店に頼らずリスティング広告を運用する、インハウスでの運用も増えています。インハウス運用のメリットは、手数料がかからず自由度も高いことです。社内に広告運用のノウハウを持つ人材がいて専任にできる場合や、自力で学ぶためのリソースをかけられる場合には検討してみてください。
とはいえ、これまでリスティング広告に関わったことがない人にとっては、導入すらハードルが高いかもしれません。まずは代理店に外注したうえで部分的にインハウスを導入していく、または代理店が提供しているインハウス導入支援に依頼することを推奨します。
自社でリスティング広告運用を始める場合は、以下の記事を参考にしてください。Googleのリスティング広告の始め方を、初心者の方向けにまとめています。
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リスティング広告は、GoogleやYahoo!といった検索エンジンの検索結果上に表示できる広告です。効果的な集客施策ですが、以下のような悩みを持って... もう悩まない!リスティング広告のやり方・始め方完全ガイド - www.seohacks.net |
リスティング広告とSEOの違い
リスティング広告とよく比較される集客手法として、SEO対策が挙げられます。どちらも検索エンジンからの集客を強化する手法ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
SEOとは
SEO(Search Engine Optimization)とは「検索エンジン最適化」の略語で、GoogleやYahoo!などの検索エンジンにおいてウェブサイトを検索結果の上位に表示させることです。SEOは広告ではないため、広告出稿費用はかかりません。サイト自体を改善することで、検索エンジン側に良いサイトと評価してもらい、上位表示を狙っていく方法です。
リスティング広告とSEOの比較
リスティング広告とSEOはともに、検索エンジンを媒体としてユーザーをウェブサイトに誘導するという共通点があります。そのため並列に語られることが多いのですが、特徴や必要な知識がまったく異なります。以下にリスティング広告とSEOの比較表をまとめました。
比較項目 |
リスティング広告 |
SEO |
上位表示の即効性 |
◯
開始と同時に表示させることが可能 |
△
上位表示に数ヵ月の時間を要する |
上位表示の確実性 |
◯
予算を投じれば上位表示は確実 |
△
上位表示は不確実 |
流入獲得の継続性 |
×
予算を投じなければ表示がされなくなる |
◯
一度上位表示されると上位表示が続く |
費用対効果 |
△
費用対効果は一定 |
◎
中長期的に費用対効果が高まる |
運用コスト |
×
配信しているあいだ運用しつづけなければならない |
◯
上位表示された後の運用の手間が少ない |
施策実施の柔軟性 |
◎
予算やキーワードなど柔軟に変更できる |
×
対策ワードの変更などは困難 |
ブランディング効果 |
×
期待できない |
◯
期待できる |
リスティング広告には、「早い」「確実」「柔軟性が高い」などのメリットがあります。デメリットとしては「継続には費用がかかる」「運用に手間がかかる」「ブランディング効果は期待できない」などが挙げられます。
一方で、SEOは「時間がかかり」「不確実で」「柔軟性が低い」という弱みがあります。しかし、「継続性が高く」「長期的な資産性が高い」などの強みを持っています。
リスティング広告とSEOは併用がおすすめ
リスティング広告とSEOは、まったく異なる性質を持ち、互いに補強しあう存在でもあります。SEOで安定的な集客基盤を作りつつ、短期的なキャンペーンや需要期のプロモーション強化にリスティング広告を利用するなど、得意分野を活かして併用するのが効果的です。
リスティング広告を成功させる4つのコツ
最後に、リスティング広告を成功させるための4つのコツを紹介します。
コツ1 実施目的に照らし合わせた広告施策を実施する
リスティング広告を実施する目的に沿った内容で広告施策を策定・配信することは非常に重要です。当たり前のような話ですが、配信していくにつれて当初の目的から外れた施策を実施してしまうことも多く見受けられるためです。
施策を練る際は、ビジネスのゴールや抱えている課題から逆算すると、より具体的なアクションに落とし込めます。以下に例を挙げます。
ゴール |
売上拡大 |
ゴールに対する課題 |
成約率が低い |
リスティング広告の目的 |
成約率の高い見込み顧客からのコンバージョン獲得 |
成約しやすいケース |
|
広告施策 |
|
当初は目的に沿った配信をしていても、クリック率やクリック単価などの指標にとらわれて、当初の目的をはずれたキーワードで配信したり、ターゲットがずれてしまったりするケースも珍しくありません。施策を柔軟に変更することには問題ありませんが、目の前の数字に惑わされ目的を見失うといったことは避けたいところです。
特に代理店に外注すると、コミュニケーションを取る営業担当と実際に運用する広告運用者が異なることも多いため、広告運用者にも実施意図や自社の特徴を適切に理解しているかを知ってもらう必要があります。実施目的や自社の強み、顧客特性、リスティング広告の目標などをまとめた共有シートを作成するなどで対策するのがいいでしょう。
コツ2 PDCAが回せるコンバージョン設計を行う
コンバージョン設計を上手に行うことで、早い段階からPDCAが回せて成果が出やすくなります。コンバージョン設計とは「どの地点(購買、購入確認画面、入力フォーム到達など)をコンバージョン地点に設定するか」のことです。多くの方が、「コンバージョン=予約、購買」と設定しがちです。しかし、高単価の商材や始めたばかりの段階ではコンバージョンの件数が少なく、データ不足によりPDCAが回しづらくなってしまいます。
このような場合は、マイクロコンバージョンの設置がおすすめです。マイクロコンバージョンとは、「コンバージョンの一歩手前のアクション」のことです。例えば宿泊予約において「予約」がコンバージョンの場合、その一歩手前の「フォーム入力画面」などがマイクロコンバージョンにあたります。マイクロコンバージョンを設定することでデータを集めやすくなり、早い段階から興味関心の高いユーザー・キーワードの傾向を把握することが可能になります。
データをもとに改善施策を打てることがリスティング広告の強みの1つです。思うようにコンバージョンが増えない場合は、対策の1つとしてマイクロコンバージョンを取り入れることもおすすめします。
コツ3 費用対効果の高いキーワードから順番に投資を始める
リスティング広告を実施する際は、費用対効果の高いキーワードから順番に投資をしていくのがセオリーです。つまり、コンバージョンしそうなキーワードから入札していきます。
例えば、東京都品川区周辺でホワイトニングを得意としている審美歯科を例にあげると、
- 屋号名
- 品川×ホワイトニング
- 品川×審美歯科/東京×ホワイトニング
- ホワイトニング
といったワードの順番でコンバージョン見込みが高いといえます。
一般的にコンバージョン見込みが高いキーワードほど需要が限定されたキーワードであるため、競合が少ない傾向にあります。そのためクリック単価も抑えられる可能性が高く、費用対効果の高い配信が可能です。さらにコンバージョン見込みが高いため、早期の成果創出も期待できます。コンバージョンが多く発生すると、先述の通りデータ分析や自動最適化が可能になるなどの好サイクルを生み出すことも可能です。
上記の図のように区分けして考えると整理され、需要期に合わせた拡大戦略なども練りやすくなります。この優先順位は、自社の特徴や競合の状況によって異なります。自社にとってのキーワードの優先順位を考えて実践していくことが重要です。
コツ4 サイト分析ツールを活用する
Google アナリティクスなどのサイト分析ツールの活用もリスティング広告を成功させるために必要です。サイト分析ツールでは、自社サイトへの流入経路や集客数、訪れたユーザーの行動・属性などありとあらゆる指標を分析することが可能です。
サイト分析ツールを通じて、リスティング広告がマーケティング全体の中でどのような役割を果たしているかの確認ができます。それを基に継続判断や施策内容を考え、全体としてより効率的に集客数を高めることが可能です。
リスティング広告に限らずマーケティング施策を行う際は、施策単体でなく全体の中での役割を見ることが大事です。そうすることで、リスティングを最大限活かした集客をすることができます。
リスティング広告を始めよう
リスティング広告は、非常に効果的な広告手法です。検索行動をする興味・関心が高いユーザーに即時で広告配信ができ、分析・改善を通じて高い成果創出も期待できます。インターネット広告のなかでも優先的に実施を検討すべき施策です。
一方で、コストと手間をかけ続けなければならないというデメリットもあります。そのデメリットを解消してくれるのがSEOです。リスティング広告のようにクリックされてもその都度費用がかからず、長期的に安定した集客を叶えることができます。予算やリソースが許すのであれば、リスティング広告とSEOの併用がおすすめです。
SEOに関する基礎内容や実践的な戦略の立て方については、「SEOの成功事例・成功法則」の資料で詳しく紹介しています。ぜひお気軽にダウンロードしてみてください。
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無料でできる集客方法5選!メリット・デメリットや効果を高めるコツを紹介
どのような商品・サービスであっても、集客できるかどうかは悩ましい問題です。コストをかけて集客施策を打ったとしても、それに見合うだけの効果を得られるかはわかりません。
このような場合に検討したいのが、無料の集客方法です。しかし、無料でも集客効果は出るのか心配な方も多いでしょう。そこでこの記事では、
- 無料でできる集客方法
- 無料でできる集客のメリット
- 無料でできる集客のデメリット
の流れで、無料の集客方法を検討している方が気になる情報をまとめてご紹介します。無料で集客をできるのか気になっている方は、ぜひご一読ください。
無料でできる集客方法5選
無料でできる集客方法は、以下の5つです。それぞれ詳しく解説していきましょう。
【方法1】SEO
無料でできる集客方法として、まず押さえておきたいのが「SEO」です。SEOとは、Googleなどの検索エンジンで上位表示するウェブページを作り、集客する方法のことです。
例えば、検索エンジンで「電話応対 効率化」を調べている人は、「電話応対を効率化する方法やコツ」を探しているのではないでしょうか。こういった悩みを解決する記事を作ることで検索上位を狙い、検索エンジンから集客します。
また記事が読まれるだけでなく、自社商品・サービスへ誘導することも可能です。もし仮に自社サービスが「電話応対の品質を上げるサービス」だった場合は、「電話応対 効率化」で調べている人からお問い合わせが来る可能性もあります。
このように自社商品・サービスに関連度の高い検索キーワードから流入を見込めれば、直接集客につながることもあります。メディアの環境もWordPress(ブログツール)を活用して無料で作れるので、無料で集客をしたい方におすすめです。
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【方法2】SNS
次に紹介する方法は、SNS(TwitterやInstagramなど)を利用した集客です。SNSは、アカウントさえ作れば無料ですぐに運用を開始できます。企業がSNSで集客すべき理由は、無料である点を除いて次の4つあります。
1 新規顧客の獲得につながりやすい
自社商品・サービスを知らない方にも、ユーザーからの拡散により情報を届けやすいです。認知してもらうキッカケとなり、新規顧客の獲得につながります。
2 口コミにより自社商品・サービスへの信用度が上がる
SNSでの露出を増やすと、口コミなどをしてくれるユーザーも増えます。その結果、口コミを見て購入するユーザーが増えたり、自社商品・サービスへの信頼度が上がったりと良い効果があります。
3 インフルエンサーを活用した集客施策を打ちやすい
インフルエンサーに自社商品・サービスを紹介してもらえれば、新規顧客を獲得できる可能性があります。また無料ではありませんが、インフルエンサーにPR依頼をして集客することも可能です。
4 ファン化を生み、中長期的な売り上げアップにつながる
アカウントの人気が高まれば、フォロワーがファンになってくれることもあります。新商品・サービスの告知で一定数利用者が集まれば、中長期的な売り上げアップにつながるでしょう。
このように、企業がSNSで集客すべき理由はとても多いです。SNSごとの集客方法の違いや、集客時に注意すべき点については以下で詳しく解説しています。SNSでの集客を始めたい方は、ご一読ください。
内部リンク:集客 SNS
【方法3】メールマガジン
3つ目の無料でできる集客方法は、メールマガジンの活用です。メールマガジンの活用は、お問い合わせ、展示会やセミナー、資料のダウンロードなど、別の接点を作って、メールアドレスを獲得しておく必要があります。
過去にやり取りのあった見込み顧客に集客施策を打てるので、収益につなげやすいメリットがあります。
【方法4】ウェビナー
次はウェビナーを開いて集客する方法です。2020年以降、Zoomなどのツールを使ったウェブ上で行われるセミナー、いわゆるウェビナーが増えました。
展示会などでセミナーを実施する場合、会場費用が必要でしたが、ウェビナーの場合は会場を用意する必要がないため無料で開催できます。ただ、費用はかかりませんが、資料の準備やウェビナーの人数を集める広報活動はしなければなりません。具体的にいうと、SEOやSNSなどで見込み顧客集め、メールマガジンなどでウェビナーを告知するといった施策が必要となります。
【方法5】テレアポ
集客方法の1つとして以前から活用されているテレアポですが、IT社会が進歩し、オンラインでのやりとりが増えた今でも十分に効果が高いです。より顧客の情報を集めやすくなった現代だからこそ、テレアポによる集客の効果が高まっています。
例えば、SEOとSNSで見てみると、以下のように顧客の電話番号を獲得することが可能です。
- SEOによる電話番号の取得方法
記事の中に「悩み解決に役立つダウンロード資料」を用意し、ダウンロードフォームの入力から顧客情報(メールアドレス・電話番号など)を獲得
- SNSによる電話番号の取得方法
ウェビナーなどを告知し、参加用のフォームの入力から顧客情報(メールアドレス・電話番号など)を獲得
ここまでさまざまな集客方法を紹介しましたが、上記の方法は数ある集客方法の一部です。
以下でほかの集客方法もご紹介しているので、集客方法を複数検討したい方はご一読ください。
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無料で集客する3つのメリットとは?
ここまで無料でできる集客方法を紹介しましたが、お金をかけずに集客するメリットをあらためて確認しておきましょう。無料で集客するメリットには、以下の3つがありますので、それぞれ説明していきます。
メリット1 社内のリソースさえ確保できれば、すぐに施策を打てる
無料でできる集客施策のメリットは、社内のリソースさえ確保できれば、すぐに施策を打てる点です。有料の集客施策だと、予算確保や稟議といった社内の調整が発生します。施策実行までのスピードは、成果につなげるためには必要な要素です。
メリット2 社内で集客を進めるナレッジを貯めやすい
2つ目のメリットは、社内で集客を進めるナレッジを貯めやすいことです。外部に集客施策を依頼しない場合、社内で集客施策を進める形となります。集客施策を実施した後の結果の分析も自社で進めていくため、成果を上げるまでPDCAを回す経験が積めます。
その結果、「どういった戦略で、どんな施策を打てば成功するのか」といった集客施策の勝ちパターンを把握しやすくなるため、社内に集客施策を進めるナレッジが貯まりやすくなるのです。
メリット3 外部にコンサルを依頼することになっても知識が役立つ
無料での集客施策を進めると、外部にコンサルを依頼することになっても、知識が役立つというメリットがあります。
より集客を強化していくことを考えたとき、外部の専門家(コンサルの依頼など)の力を借りるタイミングが来るかもしれません。そのとき自社で集客の戦略を立てたり、施策を実行したり、施策の結果を分析したりする経験があれば、外部の専門家の提案内容に踏み込んだ質問や相談をしやすくなります。また、集客施策を実施している中で、具体的に悩んでいる課題をベースに、解決策を相談することも可能です。
無料で集客する3つのデメリットとは?
無料で集客するメリットがある一方でデメリットもあります。無料で集客するデメリットは以下になりますので、それぞれ確認していきましょう。
デメリット1 無料の施策は選択肢が限られる
無料の集客施策の場合、選択肢が限られる点はデメリットになります。無料でできる集客方法と有料で行う集客方法を比較すると、無料でできる施策は限定されてしまいます。そのため、限られた選択肢の中から、自社で実施できそうなものを選ぶ必要があるわけです。
しかし集客の施策は、有料でできるものを含めることで、選択肢が広がります。広告だけで考えてみても、リスティング広告やディスプレイ広告、SNS広告といった選択肢があり、有料の集客施策が選択肢にあれば、最も効果につながりそうな施策を実行できるようになります。
有料を含めた集客施策について詳しく知りたい方は、以下をご一読ください。
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デメリット2 施策の効果が出るのに時間がかかる場合が多い
施策の効果が出るのには時間がかかる場合が多いという点は、無料の集客施策のデメリットです。
例えばSNSでの集客を行う場合、まずアカウントのフォロワーを増やす(アカウントを育成する)ことから始めなければいけません。また、フォロワーを短期間で増やすのは非常に難しいため、投稿と分析を繰り返し行う必要があります。
一方でSNSの場合は、バズることで爆発的にフォロワーや認知度を上げて、一気に集客へつなげられることもあります。実際に企業のSNSアカウントでバズったことで認知を上げ、大量にフォロワーが増えた事例も少なくありません。
なお、SNSでの集客をするときは、主要なSNSの特徴や違いを知っておくのがおすすめです。企業がSNSで集客するときの注意点やコツと合わせて以下で解説しているので、ご一読ください。
【内部リンク:SNS集客】
ただしSNS活用では、集客できるまで時間がかかることがほとんどだと認識しておくべきです。そのため、あらかじめ長期で運用することを念頭に実施することをおすすめします。
デメリット3 集客施策の進め方がズレていても気づきにくい
最後にあげるデメリットは、集客施策の進め方がズレていても気づきにくいことです。社内で集客施策を始めたとしても、専門知識がなければ立てた戦略の正しさや実際に行った施策の効果が判断しづらい問題があります。
施策の効果が思うように上がらなかったとき、
- 戦略が悪かったのか
- 集客方法が悪かったのか
- 集客方法の具体的なやり方が悪かったのか
といったように、さまざまな原因が考えられます。成果が上がるまで、仮説を立てて地道にPDCAを回していかなければなりません。
集客の効果を高めるための5つのコツ
集客方法にはさまざまな方法がありますが、集客の効果を高めるにはいくつかのコツがあります。
効率よく集客の効果を高めるには、下記の5つのコツを意識するのが重要です。
まず集客を行う前にしっかりと戦略を考えた上で、どういった結果が出た場合に成功といえるか決めておくことが大切です。そして1つの施策で終わらせずに、実施した結果をもとに成果にたどり着くまで繰り返していく必要があります。
また、集客をする目的は成果や収益を上げることであるため、単純に集客数が増えればいいわけではありません。成果につなげる導線などを考えた上で、施策を打つことが重要です。
無料でできる集客では長期的な社内リソースの確保が鍵
無料でできる集客は社内のリソースがあれば実施できる反面、施策の効果が出るのに時間がかかってしまう問題があります。また専門家がいないため施策の良し悪しが判断しにくい課題もありました。
なお、ナイルでは、集客だけではなく成果につなげるためのSEOコンサルティングが可能です。自社でSEOを実施するインハウスSEOに向かうためのサポートもできますので、ぜひ一度、ご相談ください。
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- SEOの基礎知識
- 効果的なSEO戦略の立て方
- キーワード戦略の考え方
- ナイルのコンサルティングサービスのご紹介
具体的な内容については、ダウンロードの上、ご確認ください。
無料でできる集客方法5選!メリット・デメリットや効果を高めるコツを紹介は【SEO無料相談実施中!】ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。
WordPress高速化|1秒前半で表示する誰でもできる簡単な方法
WordPress にGoogleマップを埋め込む方法
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ウェブ集客におけるコンサルの役割とは?メリット・デメリットや注意点を解説
ウェブからの集客を増やす施策として、コンサルへの依頼を考えている人もいるのではないでしょうか。
しかし実際に依頼しようと思ったとき、
- どのコンサルに依頼すべきか
- コンサルに依頼してどこまで何をしてもらえるのか
- コンサルに集客を依頼するメリット・デメリットは何があるのか
- コンサルへの依頼は費用対効果が高いのか
といった疑問が浮かぶのではないでしょうか。
そこで今回は、ウェブ集客でコンサルへの依頼を考えている方に必要な情報をまとめてご紹介します。ウェブ集客に悩んでいる方やコンサルへ依頼を検討している方は、ご一読ください。
ウェブ集客を行う際のコンサルの役割5つ
まずは、ウェブ集客におけるコンサルの5つの役割について、確認していきましょう。
【役割1】ウェブ集客のための戦略を立てる
コンサルの役割のひとつに、ウェブ集客のための戦略を立てることがあります。集客を行うにはまず、戦略を立てることが非常に重要です。戦略を立てずに集客してしまうと、集客できなかったり、良い成果が出せなかったときに、次に活かせなかったりします。ただし、ウェブ集客をこれまであまりやったことがないと、そもそもどうやって戦略を立てればいいのかわからない方が多いのではないでしょうか。
こういったときに頼りになるのが、コンサルです。ウェブ集客の戦略を立ててもらえるのはもちろん、戦略の立て方を学ぶこともできます。今後、集客する際に役立つ知識が身につくので、コンサルの活用はおすすめしたいところです。
ちなみに集客をする上で戦略が必要な理由や、具体的な戦略の立て方については以下で詳しく解説しています。内製化して進めたい方は、ご一読ください。
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「集客するためにどういった戦略を立てればいいかわからない」「集客の戦略にはどういったものがあるのか」と悩んではいないでしょうか?集客は利... 集客には戦略が重要!具体的な手順を5つに分けて解説 - www.seohacks.net |
【役割2】戦略にもとづいた集客施策を提案する
次に紹介するコンサルの役割は、戦略にもとづいた集客施策を提案することです。戦略を立てることも重要ですが、具体的な施策がないと、絵に描いた餅となってしまいます。そのためコンサルは、戦略とセットで具体的な集客施策を提案すべきです。
顧客へのヒアリングによる商品・サービスの理解、リサーチや市場調査による競合との差別化の検討、集客の戦略を実現するために有効な打ち手の検討などを進めた上で、予算の上限を考慮しながら、具体的な施策を提案していきます。
【役割3】施策の実施を支援または代行する
3つ目にお伝えするコンサルの役割は、施策の実施を支援または代行をすることです。具体的な集客の施策が決まったら、施策を実行していく必要があります。しかし、社内にウェブ集客に割ける人材があまりいなかったり、多忙でなかなか実施が難しかったりするケースもあるのではないでしょうか。
こういった場合でも、コンサルによっては施策の支援や代行まで実施してもらえる可能性があります。もしも施策の実行を依頼できる場合は、
- どこまでの作業を依頼できるか
- 依頼費用はどの程度かかるのか
- 依頼後の成果まで保証されるのか
といった点を確認しておくと、依頼時にスムーズになるのでおすすめです。
【役割4】施策の効果を分析する
コンサルには、施策の効果を分析する役割があります。集客の施策は、一度実施するだけで終わりではありません。実施後の効果を分析し、次にどんな施策を打つべきか分析するのがとても重要です。
しかし、実績の数字を見ただけでは、具体的にどのような効果が出たのかイメージしづらい方も多いです。経験によるところも大きいので、コンサルに分析までお願いできた方が心強いでしょう。
もしも、今後社内で集客施策を内製化して進めたいなら、どんなデータをどんな意図で分析したのか、コンサルに確認することをおすすめします。
【役割5】分析結果をもとに新たな施策を提案する
分析結果をもとに、新たな施策を提案するのもコンサルの役割です。例えば、SEO(検索エンジンからの集客を増やす施策)が成功し、サイトの閲覧数が徐々に増えてきたとします。数字で目に見えて成果が上がるとうれしいのもありますが、閲覧数を増やすだけで商品の購入やお問い合わせ数が増えるわけではありません。
そのため、どこかのタイミングで「商品の購入やお問い合わせ数につながる施策の強化」が必要となります。こういった状況を判断し、より目的(商品の購入・お問い合わせなど)につながる施策を提案するのもコンサルの役割です。
ウェブ集客をコンサルに依頼する4つのメリット
ここから、実際にコンサルにウェブ集客を依頼した時のメリットをご紹介します。ウェブ集客をコンサルに依頼するメリットは、次の4つになりますので、ぞれぞれ確認していきましょう。
メリット1 専門家からアドバイスを受けて集客しやすくなる
ウェブ集客のコンサルを活用するメリットは、専門家からアドバイスをもらえるため集客しやすくなることです。コンサルは、ウェブ集客の戦略、施策の検討、実行までを担う専門家です。これまで複数の企業と仕事してきた経験もあるため、客観的かつ専門的な視点からアドバイスをもらえます。
例えば、自社のみで集客の施策を実施し、効果が思うように上がらなかったとします。社内に専門知識がない場合、どの部分がよくなかったのか、どこを改善しなければいいけないのかといった点がわかりません。
その結果、時間をかけて検証・分析・改善をしていく必要があり、ウェブ集客を実現するまでに時間がかかってしまいます。
ですが専門家にアドバイスをもらえれば、的確に改善箇所や課題点がわかります。また、「複数の企業で成功した集客施策」の経験からアドバイスをもらえれば、集客施策が成功する可能性が高いといえるでしょう。
メリット2 業務そのものを依頼して担当者の負担を軽減できる
次のメリットは、業務そのものを依頼して担当者の負担を軽減できる点です。コンサルは専門的なアドバイスのみするイメージがあるかもしれませんが、集客施策の実施そのものを依頼することも可能です。施策ごとにコンサルがパートナー企業を結んでいるケースや、コンサル会社内に施策を実行する部署が存在するケースもあります。
メリット3 戦略からウェブ集客の一連の流れを学べる
3つ目のメリットは、戦略からウェブ集客の一連の流れを学べることです。これまでまったくウェブ集客を行ってきていない場合、ウェブ集客に必要な作業の流れがわからない方がほとんどでしょう。また、多少調べて集客施策を実施したとしても、うまく集客できないといった課題にぶつかる企業も多いのではないでしょうか。
コンサルに依頼しつつウェブ集客の流れを学ぶことで、将来的に社内で集客施策を実施することも可能です。
メリット4 データを活用して次の施策を検討できる
コンサルを活用するメリットとして、データを活用して次の施策を検討できる点があります。実際に施策を実行したはいいものの、分析して次の施策を打つ流れがわからないこともあるのではないでしょうか。成果が出ていないときはもちろん、成果が出たときも「なぜ成果が出たのか」がわからなければ次に活かせません。
コンサルに依頼することで、データを分析したレポートを作成してもらえることもあります。施策ごとの成果が把握できれば、次の施策を打つときに判断しやすくなります。またコンサルによっては、次の施策を提案してもらえることもあります。
ウェブ集客をコンサルに依頼する4つのデメリット
ウェブ集客をコンサルに依頼するメリットがある一方で、デメリットもあります。デメリットを確認した上でコンサルに依頼するか検討しましょう。ウェブ集客をコンサルに依頼するデメリットは、以下の4つがあげられます。
デメリット1 依頼の費用がかかる
1つ目にあげるデメリットは、依頼費用がかかるというところです。コンサルへの依頼には、当然ながら外注の費用がかかってしまいます。戦略から依頼する場合は、高額な費用がかかるケースもあるでしょう。また費用が高いほどサービスの質が良いとも限らないので、複数のコンサル会社にウェブ集客で困っていることを相談してみることをおすすめします。
そして相見積もりを取り、
- 依頼した場合の最終的な成果物として何があるか
- 戦略の立案、施策の提案、施策の実行の中でどこまでの作業をお願いできるか
などを確認しておきましょう。
デメリット2 コンサル任せでは自社にノウハウを蓄積しにくい
コンサル任せになると、自社にノウハウを蓄積しにくいのは、デメリットのひとつです。優秀なコンサル会社であればあるほど、ウェブ集客自体を丸投げすることができてしまいます。
しかしウェブ集客を丸投げしてしまうと、自分たちで試行錯誤をしない分、ノウハウが自社に蓄積しにくくなってしまいます。コンサルすべてに任せるのが悪いわけではありませんが、少なくとも戦略立案の考え方や、施策の実行方法、分析方法など、具体的な内容を把握するようにしてください。
デメリット3 コンサルの選定に人的コストがかかる
コンサルの選定に人的コストがかかる点は、デメリットといえます。たくさんのコンサル会社のなかで、自社にマッチするのはどこなのかを選定しなければいけません。そのため、どうしても依頼するまでに工数がかかってしまいます。
デメリット4 自社商品・サービスについて説明が必要となる
コンサルを活用する際、自社の商品。サービスについて説明が必要となるのはデメリットになります。コンサルは集客の専門家ではありますが、顧客企業の商品やサービスの専門家ではありません。そのため実際に集客する前に、商品・サービスの理解を深めるミーティングが不可欠です。商品・サービスの理解を深められないと、集客の効果に影響が出てしまいかねないからです。
例えば、20代女性をターゲットにした化粧品を扱っているにもかかわらず、40代の女性をターゲットにして集客してしまった場合はどうでしょうか。40代の女性が興味を持つ言葉、デザインを使ったとしても、20代には刺さらない可能性もあります。
その結果、「サイトに訪れる人は増えたが、商品の購入にはほとんどつながらない」といった事態が起こってしまいます。極端な例だったかもしれませんが、商品・サービスへの理解が浅いとこういった事態は起こってしまうのです。
そのためコンサルと複数回のミーティングを実施し、自社商品・サービスの説明をする機会が必要となります。
ウェブ集客をコンサルに依頼するときの3つのポイント
コンサルに依頼するときのポイントを確認しておきましょう。コンサルに依頼する時のポイントには以下の3つがあります。
ポイント1 コンサルタントに期待することを整理しておく
まず1つ目のポイントは、コンサルタントに期待することを整理しておくことになります。
■コンサルに期待することの具体例
-
ウェブ集客で実現したいこと
商品Aの売上10%アップ。もしくは、ウェブ集客からのお問い合わせ数を月に20件増やすなど
-
ウェブ集客での具体的な課題
現状SEO施策を進めているが、思ったように成果が上がらない。いくつかのキーワードで上位表示はできているが、狙ったビッグワードで上位表示を獲得する方法を知りたい。また、ウェブ記事からお問い合わせにつなげるための導線の作り方や戦略についても、詳しく知りたい。
事前に上記のように期待することを整理しておくことで、コンサルから提案を受けたときに善し悪しの判断がしやすくなったり、今の知識ではわからないところを深く質問したりしやすくなります。コンサルに期待する成果を、依頼時には決めておくようにしていましょう。
ポイント2 ウェブ集客の実績があるコンサルタントか確認する
次の依頼するときのポイントは、ウェブ集客の実績があるコンサルタントか確認することです。
ウェブコンサルの場合、集客以外にも、ウェブサイトの制作、ウェブサイトの運用などに特化した企業もあります。コンサルだからといって、戦略の立案、具体的な施策の提案などを実施してもらえない可能性もあるので、ウェブ集客の実績があるか確認することをおすすめします。
コンサルタントの実績を知りたい場合は、ウェブサイトや営業資料に詳しく記載されている場合が多いので確認してみてください。
ポイント3 成果物として何があるか確認する
成果物として何があるか、コンサル側に確認しておくようにしてださい。依頼する前に、しっかりと具体的な成果物について確認しておきましょう。
例えば、
- 競合他社のリサーチや市場調査のレポート
- 具体的なウェブ集客戦略に関する資料
- 施策実行後の成果分析レポート
など具体的な成果物を確認しておくことで、どこまでの作業を依頼できるかイメージしやすくなります。
また、費用の内訳も確認しておくようにしましょう。費用の内訳を確認することにより、本当にこの費用が実施内容に見合うのか、判断しやすくなります。
ウェブ集客でコンサルを活用しよう
ウェブ集客においてのコンサルの役割は、現状の把握から戦略・施策の立案・分析をすることでした。これまでウェブ集客の経験がない方や、なかなか成果につながらないと悩んでいる方は実績のあるコンサルへ依頼するのがおすすめです。 なおナイルでは、オウンドメディア全体の戦略設計から対応することができます。また、さまざまなコンテンツを作成して、情報発信していきたいけれど、記事を書くリソースがないお客様に、コンテンツ制作代行のプランをご用意しております。まずはお気軽にご相談ください。
なお、ナイルでは、集客だけではなく成果につなげるためのSEOコンサルティングが可能です。自社でSEOを実施するインハウスSEOに向かうためのサポートもできますので、ぜひ一度、ご相談ください。\SEOの疑問がある場合は、ぜひご相談ください!/
ウェブ集客におけるコンサルの役割とは?メリット・デメリットや注意点を解説は【SEO無料相談実施中!】ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。
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リスティング広告の王道・Google広告を始めるための基礎知識
「Googleのリスティング広告について知りたい」
「Googleのリスティング広告を配信するのにかかる費用は?」
このような疑問を持つ方に向けて、本記事ではGoogleのリスティング広告の概要や費用、始め方をまとめました。Google広告で失敗しないための3つのポイントもお伝えするので、ぜひご一読ください。
また、リスティング広告と同じく検索ユーザーの集客方法として「SEO」があります。リスティング広告と並行して行いたい施策の1つです。SEOについては本記事でも触れていますが、具体的な成功事例や実践ノウハウについては「SEOの成功事例・成功法則」の資料でまとめています。ぜひ以下からダウンロードしてください。
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Googleのリスティング広告とは
「Googleテキスト広告」は、ユーザー数世界一の検索エンジン「Google」が提供している、もっとも代表的なリスティング広告です。以下の画像のように、Googleで検索すると出てくる「広告」の表示がついたリンクが、Googleリスティング広告です。
リスティング広告については、以下の記事で基礎から解説しています。「そもそもリスティング広告とは何か」から確認できるので、あわせて参考にしてください。
内部リンク:リスティング広告とは
Google広告にかかる費用の目安
Google広告には、最低出稿金額が定められていません。そのため、いくらからでも広告を配信できます。初期費用などもありません。広告を配信して、クリックされた数だけお金がかかります。
中小企業がGoogleリスティング広告にかけている費用は、10~100万円程度となるでしょう。しかし、商品・サービスやそれぞれの会社の予算によって費用は大幅に異なります。あくまで目安の金額として覚えておいてください。
Google広告のやり方・始め方を8STEPで解説
ここからは、Googleリスティング広告を始める全体の流れを解説します。Google広告は、以下の8ステップを踏むことで開始できます。
STEP
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項目
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詳細
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1
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アカウントを作る
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Googleの広告を配信するための「Google広告アカウント」を作成。
|
2
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リスティング広告の内部構成を考える
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リスティング広告を構成する5つの要素「アカウント・キャンペーン・広告グループ・広告・キーワード」をどのように組み合わせるか考え、それぞれ設定。
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3
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入稿作業を行う
|
実際にユーザーが見る広告内容を入稿。
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4
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予算を設定する
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広告に1日どの程度の費用を支払うのかを設定。
|
5
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広告費用の入金・入金設定を行う
|
広告費用を支払うためのクレジットカードまたはデビットカードをGoogle広告に登録。 ※Google広告の費用は基本的に後払い方式です。 |
6
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ウェブサイト(LP)にタグを設置する
|
ウェブサイト(LP)に、ユーザーがどの広告経由でサービス購入や資料請求などを行ったのか確認するためのタグを設置。
|
7
|
広告の審査が通っているか確認する
|
入稿した広告の審査結果を確認。不承認の場合は修正。
|
8
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広告の掲載を開始する
|
すべての対応が完了し、広告が「承認済み」になっていれば、広告の配信を開始。
|
すべての項目について、詳しくは以下の記事で解説しています。Googleリスティング広告を実際に始めるのであれば、ぜひ参考にしてください。
この記事もチェック
リスティング広告は、GoogleやYahoo!といった検索エンジンの検索結果上に表示できる広告です。効果的な集客施策ですが、以下のような悩みを持って... もう悩まない!リスティング広告のやり方・始め方完全ガイド - www.seohacks.net |
Google広告を始める際に意識すべき3つのポイント
ここからは、Google広告を始める際に意識しておくべきポイントを3つお伝えします。ひとつずつ確認していきましょう。
1 広告を出稿する目的や目標数値を決めておく
広告を出稿する際は、目的や目標数値を決めておくことが大切です。わかりやすい目的・目標数値を設定しておくことで、広告の効果の良し悪しを簡単に判断できるためです。
■目的の例
- 商品の購入数を増やしたい
- サービスの問い合わせ数を増やしたい
- ホームページに集客したい
■目標数値の例
- 広告費用○円以内で商品を1つ購入してもらう
- 広告費用○円以内で10件の問い合わせを獲得する
- 広告費用○円以内で1ヵ月に○人からのアクセスを獲得する など
また以下のように、全体の予算から目標数値を決めることもできます。
- 1ヵ月に何個の商品を購入してもらいたいかを決める
- 1ヵ月あたりの広告予算を1ヵ月に購入してもらいたい商品個数で割る
- 商品1個購入あたりの目標数値が算出される
例えば、広告予算1ヵ月あたり10万円で、1ヵ月に商品を100個購入してもらいたい場合、目標数値は広告費用1,000円以内で商品を1つ購入してもらうことになり得ます。
2 常に情報収集のためのアンテナを張っておく
Google広告は、新機能の実装やアップデートが比較的早いため、常に情報収集のためのアンテナを張っておきましょう。広告の仕組みに沿って運用をすることが、効果の改善につながるためです。情報収集は公式サイトを確認するのが確実ですが、SNSで広告代理店や広告運用者のアカウントをフォローしておくと、情報収集を習慣化しやすく効率的です。
3 仮説を立て検証を繰り返す
リスティング広告に限らず、広告の運用は「仮説を立てて検証する」を繰り返して改善していくことが大切です。当たり前ですが、広告は配信してみるまでその結果がわかりません。そのため、「この広告を出したら消費者はこのような反応をするのでは?」と仮説を立ててみてください。そして実際に配信をして、仮説と結果を比較します。その上で「結果と仮説にズレはあるか」「ズレがある場合はどのように埋められるか」と、さらに仮説を立て、再び検証を行う…といったことを繰り返して改善していきます。
■具体例
「テニス シューズ 履きやすい」というキーワードで広告を出稿する場合
- 仮説:このキーワードで検索するユーザー層は、「テニスを始めたばかりの人」「ライトなテニスプレイヤー」である
- 検証:初心者向けの広告文を配信してみる(例:初心者にもオススメ!履きやすいテニスシューズ)→配信結果から仮説が合っているかどうか確認。
- 費用対効果が良い場合:同じユーザー層に向けた広告文やキーワードのバリエーションを増やす
- 費用対効果が悪い場合:新たな仮説を立てて再び検証を行う
Googleのリスティング広告とSEOの比較
ここからは、リスティング広告とよく比較される集客施策「SEO」についてお伝えします。SEOとは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンにウェブサイトの内容を理解してもらえるよう最適化することです。
SEOも非常に効果的な集客施策ですが、リスティング広告とは実際にどのような違いがあるのでしょうか。以下の表にて、項目別に比較しました。
比較項目
|
リスティング広告
|
SEO
|
上位表示の即効性
|
◯
開始と同時に表示が可能
|
△
上位表示に数ヵ月の時間を要する
|
上位表示の確実性
|
◯
予算を投じれば上位表示は確実
|
△
上位表示は不確実
|
流入獲得の継続性
|
×
予算を投じなければ表示がされなくなる
|
◯
一度上位表示されると上表示が続く
|
費用対効果
|
△
費用対効果は一定
|
◎
中長期的に費用対効果が高まる
|
運用コスト
|
×
配信している間運用しつづけなければならない
|
◯
上位表示された後の運用の手間が少ない
|
施策実施の柔軟性
|
◎
予算やキーワードなど柔軟に変更可能
|
×
対策ワードの変更などは困難
|
ブランディング効果
|
×
期待できない
|
◯
期待できる
|
この表だけを見ると、SEOのメリットは費用面のみと思われがちです。しかし、SEOにはリスティング広告にはない、以下のような大きなメリットがあります。
-
自身の資産となる、高品質なウェブサイトが構築できる
-
サービス・商品・自社のブランディングにつながる
「検索結果を活用した集客施策」という点で同じですが、その特徴は大きく異なります。SEOは数ヵ月~1年以上の長期的な集客施策です。そのため、リスティング広告と並行して実施することにより、ウェブマーケティングにおいて盤石な体制を築けます。
Googleのリスティング広告を始めて集客や売上アップにつなげよう
リスティング広告は、短期的に大きな成果を得られる可能性がある広告媒体です。一方で、ある程度の専門的な知識も必要になるため、0から始めていきなり成果を出すのは難しい場合もあります。そのため、基本的には広告代理店に運用代行を依頼することをおすすめします。
また、SEOは長期的に見るとリスティング広告よりも低コストで高い成果を得られる場合もある集客方法です。ぜひリスティング広告と並行しての実施を検討してみてください。
SEOにも興味がある場合は、以下の資料(無料)をご覧ください。実際にSEOを実施し、実践的なノウハウをまとめています。
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サイトリニューアルの要件定義を解説!9つの必須要素とは?
サイトリニューアルを進めていると、関係者からの要望で改修箇所が膨大になってしまったり、リニューアル期間が延びてしまったりしがちです。そうすると次第にサイトリニューアルの目的があいまいになり、プロジェクトが破綻してしまうことにもつながりかねません。こういった事態を防ぐためにも、あらかじめサイトリニューアルの要件定義を固めておくことが重要になります。
ここでは、サイトリニューアルにおける要件定義の進め方や作る際のポイントについて解説します。
サイトリニューアルに必要な要件定義とは
要件定義とは、サイトリニューアルの際に「どのようなコンセプトにするか」「どのような機能を実装するか」「スケジュールと予算はどのくらいか」といった要望や条件をとりまとめることです。ウェブ担当者がシステム会社や制作会社と連携し、サイトリニューアルのイメージを具体化していくのが一般的です。
要件定義が十分に行われていないと、サイトリニューアルで実装すべき機能が抜け漏れてしまったり、想定していた効果を発揮できなかったりと、失敗につながってしまうリスクがあります。リニューアルの効果を最大化するためにも、課題を網羅的に解決する要件定義を行いましょう。
要件定義の進め方
要件定義はウェブ担当者が一人で作成するのではなく、社内の関係者やシステム会社・制作会社などと連携して進めていく必要があります。それでは、要件定義の進め方を具体的に見ていきましょう。
情報を集めて課題を整理する
まずは、サイト分析や競合分析、社内関係者へのヒアリングなどを通して、サイトの課題を整理していきます。「PV数が少ない」「コンバージョン率が低い」といった定量的な課題はもちろんのこと、「サイトが使いにくい」「必要な情報が見つからない」といった定性的な課題を発見するために、ユーザーアンケートなどを実施するのもいいでしょう。
洗い出した課題は「UI」「コンテンツ」「SEO」といったようにカテゴリごとに分類し、改善幅や緊急性に応じて優先順位をつけます。スケジュールや予算に応じて優先順位の高いものから実装・改善していくのが、サイトリニューアルの基本です。
関係者と打ち合わせする
システム会社やウェブ制作会社など、サイトリニューアルの実装を依頼する会社と打ち合わせを行います。整理した課題を共有し、なぜサイトリニューアルを実施したいのかを伝えることで、具体的な機能や対策を提案してもらえるでしょう。また、ヒアリングに応じることで自社では見つけられなかった新たな課題が発見できる可能性もあります。
仮説を立ててリニューアルの方向性を決める
システム会社やウェブ制作会社とともに、課題に対する仮説を立ててサイトリニューアルの方向性を決めていきます。
ペルソナやカスタマージャーニーなどを考えてターゲットを明確にし、そのターゲットが最終的にどうなってほしいのかゴールを定めておくと、サイトリニューアルの方向性がブレないためおすすめです。「新規の見込み顧客を増やす」「サイト経由の受注額を増やす」といったゴールに対し、どのような施策が有効かを考えていくと、具体的なアイデアが浮かび上がってくるはずです。
合意形成する
社内でサイトリニューアルのプレゼンテーションを行い、合意形成をしておきます。合意形成の際はサイトリニューアルの目的やメリット、リスクを明らかにして、情報を伝えましょう。
要件定義書にまとめる
要件定義の内容を要件定義書にまとめます。サイトリニューアルの目的やコンセプト、ターゲット、サイトの構成や機能などを文書化しておくことで、内容を振り返ることが可能になり、ゴールを明確にしながらサイトリニューアルを進行できます。
サイトリニューアルを成功させるための要件定義のポイント9選
サイトリニューアルを成功させるためには、以下の9つのポイントを押さえた要件定義を行いましょう。要件定義を作成した後に、チェックリストと照らし合わせて抜け漏れがないか確認してください。
1 | プロジェクトの概要は? |
|
2 | サイトリニューアルの目的は? |
|
3 | サイトリニューアル後のサイトのコンセプトは? |
|
4 | サイトリニューアルの費用はどのくらい? |
|
5 | リリース日時はいつ? |
|
6 | サイトの構成と機能の内容は? |
|
7 | サイトの環境は? |
|
8 | サーバーやドメインなどのインフラ環境は? |
|
9 | 運用方針はどうするか? |
|
1 プロジェクトの概要は?
サイトリニューアルのプロジェクトの概要をまとめます。目的やコンセプト、実装機能など、この後に紹介するポイントを簡潔にまとめ、一目で内容がわかるようにしておきましょう。長期にわたってサイトリニューアルに携わっていると、当初決定した目的の理解があいまいになってしまってしまいがちです。そのような際にプロジェクトの概要を振り返れば、初心を思い出すことができるはずです。
2 サイトリニューアルの目的は?
サイトリニューアルをするに至った理由やその目的を明記します。「サイト経由の問い合わせ数に課題がある」「そのために新規見込み顧客のアクセス数を増やし、エンゲージメントを高めて問い合わせにつなげる」といったように、サイトリニューアルの目的を整理することで、機能実装やサイト改善の方向性が明確になります。
3 サイトリニューアル後のサイトのコンセプトは?
どのようなターゲットに、どのようなメッセージを伝えるか、といったサイトのコンセプトをまとめます。サイトのコンセプトによって必要な機能は変わりますし、適したサイトデザインも異なってきます。コンセプトを明確にすれば、キャッチコピーやデザイン、コンテンツなど、細かな部分までブレずにリニューアルすることができます。
4 サイトリニューアルの費用はどのくらい?
サイトリニューアルにかけられる予算は、無尽蔵ではありません。限られた予算の中でリニューアルの効果を最大限にするためにも、かけられる費用は要件定義の中で明記しておきましょう。予算を明らかにすることで、改善効果の大きい施策から優先的に実施できるようになりますし、不必要な機能を実装してコストを浪費するリスクを減らすことができます。
5 リリース日時はいつ?
リリース日時を記します。「〇月〇日〇〇時に公開」と詳細まで設定することで、逆算して開発スケジュールを組めるようになります。一方、規模の大きいサイトリニューアルになると、数ヵ月は開発に時間をかける必要があるため、システム会社やウェブ制作会社と調整して、現実的なリリース日時を設定するようにしましょう。
6 サイトの構成と機能の内容は?
サイトのページやコンテンツの構成をまとめたサイトマップや、リニューアルで実装・改善する機能の内容をまとめます。サイトマップがあれば、必要なコンテンツの抜け漏れを防ぐことができます。また、機能をまとめることで後の効果検証にも役立ちますし、詳細なシステム設計の際のガイドラインとしても活用できます。
7 サイトの環境は?
サイトリニューアルの開発言語や導入するソフトウェアといった構築環境をまとめます。現状使用しているサイトの環境から変更する際は、元の環境も明記しておくことで後々課題が発生した際にも対処しやすくなります。
また、将来のリニューアルやサイト改善の際にも、どのような環境で構築すべきかの参考になります。
8 サーバーやドメインなどのインフラ環境は?
サーバーやドメイン、セキュリティなどのインフラ環境についてまとめます。サーバーには無料のものもありますが、容量が小さかったり勝手に広告が表示されたりといったデメリットも存在します。
規模の大きいサイトであれば、有料サーバーを利用することをおすすめします。ドメインは新規で取得することも、現状のものを継続して利用することも可能です。ドメインを新規取得した際は、SEOの評価がゼロからの出発になるなどデメリットもあるため、システム会社などと相談してどのようにすべきか決定しましょう。
氏名・住所やクレジットカード情報といった個人情報を扱うサイトの場合、高度なセキュリティ環境の構築が求められます。システム会社などに相談し、セキュリティ環境の予算も確保するようにしましょう。
9 運用方針はどうするか?
サイト運用を誰がどのように行うのか、保守運用は外注するのかといった運用方針をまとめます。保守運用を外注する場合、どの範囲までを依頼するのかも明記することで、後々のトラブルを防ぐことができます。
要件定義をまとめてサイトリニューアルを成功させよう
要件定義は、サイトリニューアルを成功させるための基盤と言っても過言ではありません。今回紹介した要件定義のポイントを押さえて、現状の課題を解決するリニューアルへとつなげましょう。また、専門的な内容で判断が難しい部分に関しては、システム会社やウェブ制作会社、ウェブコンサルティング会社などに相談して方針を決定するようにしてください。
サイトリニューアルの要件定義を解説!9つの必須要素とは?は【SEO無料相談実施中!】ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。
サイトリニューアルの企画書はどう作る?説得力のある内容にする方法
サイトリニューアルでは、大きな予算の獲得が欠かせません。そのため、いかにして上長や社内の理解を得られるかで頭を悩ませている人も多いのではないでしょうか。そこで必要になってくるのが、サイトリニューアルの意義を相手に伝え、予算を引き出す材料となるサイトリニューアルの企画書です。
ここでは、サイトリニューアルの企画書の作り方について、詳しく解説します。
サイトリニューアルの企画書に必要な要素
まずは、サイトリニューアルの企画書に絶対に入れるべき要素について確認していきます。サイトリニューアルの内容や規模は会社によって千差万別ですが、企画書として最低限必要な要素に大きな違いはないため、しっかりと把握しておきましょう。
サイトリニューアルの概要
おすすめしたいのが、冒頭に企画書全体のサマリーをまとめた概要ページを入れることです。サイトリニューアルの意義を伝えるべき相手は、必ずしも企画書全体をじっくり読んでくれるとは限りません。またプレゼンをする際でも、導入として全体概要を説明しないままでは、相手に聞く姿勢をとってもらいにくくなります。一目見ただけでおおよその内容が理解できる概要ページを、用意しておきましょう。
サイトリニューアルの目的
次に、サイトリニューアルの目的を記載します。ここで大切なのが、「目的」と「手段」を混同しないことです。例えば「デザインが古いので新しくしたい」「操作性が悪いのでシステムを見直したい」というのは手段であり、目的ではありません。「PV数を向上させて問い合わせ件数を増やしたい」「資料請求を増やすことで売上を増加させたい」といったことが目的であり、その手段としてデザインやシステムの刷新が必要となるのです。
サイトの課題や問題点
目的と併せて、なぜ現状のサイトではそれが達成できていないのか、課題や問題点となっている部分についてもしっかり説明するようにしましょう。課題を明確にすることで、サイトリニューアルの必要性を強力にアピールすることができるため、説得材料としてよりよいものになります。自身が感じている課題や、社内メンバーから寄せられた課題、数値上の課題など、複数の目線から課題を挙げるようにするのも効果的です。
リニューアルによって期待される効果
リニューアルによって期待される効果も、企画書では重要な要素となります。リニューアル後の効果や目標については必ず数値で示すようにし、実行する意義をしっかりと伝えることを心がけてください。経営層は、コストに見合う効果があるのかを特に重視する傾向がありますので、熱い思いだけではなく、具体的なメリットを提示します。
リニューアルに必要な予算・スケジュール
リニューアルに必要な予算やスケジュールといったコストについて、記載するようにしましょう。いくら高い効果が期待できるリニューアルであっても、そのために必要な予算やスケジュールが膨大であれば、投資金額の回収に時間がかかってしまうため、GOサインを出しにくくなってしまいます。
制作会社の見積書や提案書
制作会社などからすでに見積書や提案書をもらっている場合は、その内容についても企画書に記載するようにします。複数社から見積もりを取っている場合は、それぞれの特徴やメリットを一覧にまとめるようにすれば、よりわかりやすい企画書となるでしょう。
サイトリニューアルの企画書作成時に気をつけるポイント
企画書の作成時には、上記で説明した要素を網羅するだけでなく、1ページ1ページの中身にも気を配らなければなりません。ここからは、企画書作成時に気をつけるポイントについて見ていきます。
端的にわかりやすい言葉で伝える
サイトリニューアル時は、やりたいことや伝えたいことが多くあるはずですが、だからといって内容を盛り込みすぎてしまうと、わかりにくく読む気もしない企画書になってしまいます。「ワンスライド・ワンメッセージ」を心がけ、1ページ内に載せる内容は可能な限り絞るようにしましょう。
また、この企画書を読む相手が必ずしも自身と同じ知識を持っているとは限りません。そのため、専門用語などは使わず、誰が読んでも意味が理解できる言葉で説明することが大切です。
数字を用いて具体的な目標や効果を示す
目標や効果、課題については、できるだけ数字を用いて語るようにし、具体性を出すようにしましょう。そうしなければ、何のためにリニューアルをするのかや、リニューアルによってどうなるのかがわかりにくく、説得力の低い企画書になってしまいます。
メリットの伝え方を工夫する
企画書を読む人に、サイトリニューアルのメリットを感じてもらうために、伝え方は工夫しましょう。例えば、「PVが10%増える」となれば、それだけでもリニューアルの効果を理解してもらうことができるでしょう。さらに「PVが10%増えることで、売上も10%伸びる」といったように、より具体的にサイトリニューアルのメリットを伝えていくことが大切です。
企画書作成はサイトリニューアルの第一歩
サイトリニューアルは、企画書そのものの質が低ければ、いくら現状のサイトに大きな課題を抱えていたとしても、リニューアルを実行に移すのが難しくなる可能性すらあります。ポイントを押さえて、サイトリニューアルの企画書を作成するようにしてください。
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サイトリニューアルの企画書はどう作る?説得力のある内容にする方法は【SEO無料相談実施中!】ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。
サイトリニューアルの手順は?実行する際の注意点も解説
サイトのデザインやシステム、構成を見直し、新しいサイトへと生まれ変わらせることをサイトリニューアルといいます。サイトリニューアルは、制作の規模が大きく、実行するためには多大な費用と期間が必要になるため、しっかりと計画を立てて進めていかなければなりません。
ここでは、サイトリニューアルの手順や実行時の注意点などについて、詳しく解説します。
サイトリニューアルのタイミングは?
サイトリニューアルは、ただ闇雲に行えばいいというわけではありません。適切なタイミングで行わなければ、リニューアルによって期待する効果を得られないケースは多くあります。まずは、サイトリニューアルを行うべきタイミングについて確認しておきましょう。
デザインが時代に合っていない
デザインが時代に合っていない場合は、サイトリニューアルを検討してみてもいいでしょう。デザインには、その時代その時代の流行が色濃く反映され、人々の好みや嗜好も変化していくものです。そのため、数年前では一般的なデザインのサイトであったとしても、長期間サイトリニューアルを行っていなければ、現在の流行にそぐわないデザインになっていることも少なくありません。
デザインが古ければ、サイト全体も古いものとみなされ、新しい情報を求めるネットユーザーからの評価を下げてしまうことにつながるでしょう。また、デザインと操作性などの使いやすさは密接な関係にあるため、古いデザインのサイトは、新しいデザインに親しんだユーザーからすれば、古いを通り越して使いにくいサイトとみなされてしまう可能性もあります。
最新の機能が備わっていない
一昔前であれば、ウェブサイトはパソコンから見るのが一般的でしたが、スマートフォンが普及した近年では、ウェブサイトをスマートフォンで閲覧することが増えています。また情報保護の観点から導入されたSSLなど、システムそのものが大きく変更になっているケースも少なくありません。
こうした変化に対応できていない場合も、サイトリニューアルのタイミングといえるでしょう。スマートフォンに対応していなければ、スマートフォンユーザーからのPVを獲得しにくくなりますし、SSL対応ができていなければ、サイトに「保護されていません」と表示されて、ユーザー離れを引き起こす可能性があります。
情報が煩雑化している
サイトの運営期間が長くなってくると、それだけサイト内の情報量が多くなりがちです。単にページ数が増えるだけであればまだいいのですが、内部リンクが増えてしまったり、ページ内に盛り込まれる情報量まで増え始めたりすると、ユーザビリティを大きく低下させてしまいます。
サイトの運営者の視点だと、どこにどんな情報があるのかがすぐにわかったとしても、ユーザーはそうはいきません。初めてサイトを訪れた人をイメージして、サイト内の閲覧にわかりにくさを感じたら、サイトが煩雑になっている証です。サイトリニューアルを検討するタイミングとなります。
サイトリニューアルの手順
サイトリニューアルでは正しい手順を踏まなければ、大事なポイントを見逃し、リニューアルそのものが失敗に終わってしまうこともあるでしょう。ここからは、サイトリニューアルの手順について解説します。
STEP1 目的を明確にする
まず初めに行うべきなのが、サイトリニューアルの目的を明確にするということです。当然のことながら、目的が定まっていないまま、サイトリニューアルを行おうと思っても、どこを改善すればいいのか、どうなれば成功といえるのかがわかりません。サイトリニューアルの際には、必ずその目的を明確にするようにしましょう。
STEP2 自社サイトや競合サイトを分析する
次に、自社サイトの課題について整理していきます。目標達成に向けて、どういった部分をリニューアルによって改善すればいいか、という視点で探していきましょう。
この際、感覚的に使いにくさやわかりにくさを感じるポイントを探すのはもちろんですが、「Googleアナリティクス」や「Google Search Console」といったツールを用いて、数値的に課題となっている部分についてもしっかり確認するようにしてください。より具体的な課題・解決策へと落とし込むことができるはずです。
また同時に、競合サイトも漏らさずチェックし、自社サイトよりも優れている箇所があれば、その要素も必ずチェックするようにしておきます。同時に自社サイトの優位性を把握しておくことで、サイトリニューアルによってその優位性が損なわれてしまわないように配慮することもできるでしょう。
STEP3 要件定義書に落とし込む
目的、課題を要件定義書としてまとめていきます。さらに要件定義書では、サイトリニューアルにかかる制作期間や予算なども記載するようにしましょう。そして、ここでまとめた情報をもとに、いよいよサイトリニューアルが本格的に動き出していくことになります。
STEP4 サイトマップ、ワイヤーフレームを作成する
サイト構築では、サイトマップ、ワイヤーフレームの作成から始めていきましょう。サイトマップとは、サイト全体の設計図のようなものです。どのようなページを用意し、どのような階層でつなげていくのか、といった情報をまとめます。そしてワイヤーフレームとは、サイトマップによって作った各ページの設計図のことです。
STEP5 サイトデザインを決定する
サイトデザインを決定するステップとなります。ここからは、専門的な知識や技術が求められる作業になるため、社内のデザイナーやエンジニア、制作会社に依頼するケースが多くなるでしょう。自身が期待するデザインに仕上げてもらうためにも、サイトの目的やリニューアルで実現したいことなどを、しっかりと制作会社に共有しておくことが大切です。
STEP6 コンテンツを制作する
デザイン制作と並行して、リニューアル後に必要となるコンテンツの制作も行っていきます。新たなコンテンツ制作はもちろん、デザインが変わることで、既存のコンテンツに変更を加えなければならないケースがありますので、漏れなく進めていくようにしてください。
STEP7 コーディングを行う
最後にコーディング作業となります。コーディングは、専門的な知識や技術が必要になる作業ですので、社内のデザイナーやエンジニア、制作会社と連携するケースが多くなると思います。ソースコードを書いたり、バグをチェックしたりと、コーディングにはある程度時間が必要になりますので、しっかりスケジュール管理を行いましょう。
サイトリニューアル時の注意点
サイトリニューアルに失敗しないために、注意点をまとめました。それぞれの注意点をしっかり把握しておくようにしてください。
要件定義によって課題や目標を明確にしておく
サイトリニューアルでは、要件定義が最も重要になると言っても過言ではありません。要件定義とは、サイトリニューアルの目的や実装すべき機能をまとめることで、開発に着手する前に整理しておく必要があります。
要件定義を整理しておくためにも、まずはアクセス解析や社内ヒアリングなどを実施して、現状のサイトの課題を洗い出しましょう。そして課題を明確にし、その課題を解決するための機能やコンテンツにはどんなものがあるのかを検討します。課題と目的を明確にしなければ、何を優先してサイトリニューアルすべきかわかりません。限られた予算の中でリニューアルの効果を最大化するためにも、綿密な要件定義を行いましょう。
SEOを実施しておく
サイトリニューアルでは、自然検索からの流入数を増やすためのSEOにも取り組みましょう。SEOはコンテンツの内容だけでなく、サイト構成やタグの最適化といった内部対策も必要になります。特に内部対策は改修範囲が広くなりやすいので、サイトリニューアルに合わせて、SEO施策を整理することをおすすめします。また、サイトリニューアルのSEOで押さえるべきポイントは以下になります。
- コンテンツ(テキスト)を減らしすぎていないか
- 内部リンクを減らしすぎていないか
- robots.txtでクローラーを拒否していないか
- title、description、見出しが適切に設定されているか
- 存在しないページ、削除したページは404を返しているか
- XMLサイトマップを設定しているか
- スマートフォン向けURLとPC向けURLを対応させているか
- 検索エンジンがページ内容を読み取りづらい仕様になっていないか
- 旧URLと新URLを対応させてリダイレクトしているか
- Google Search Consoleでドメイン変更を伝えているか
- サイト内にあるリンクのURLを、新URLに変更しているか
考慮すべき領域が広く、専門的な知識も問われる内容になりますので、必要に応じてSEOに強いコンサル会社に相談するといいでしょう。サイトリニューアルで取り組むべきSEOについては、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてみてください。
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サイトリニューアルとは、サイトのデザインや構成を大幅に変更し、パフォーマンスの向上を目指すことを指します。ここでは、サイトリニューアルでS... サイトリニューアルでSEO上、絶対に気をつけるべき11の注意点 - www.seohacks.net |
サイトリニューアル後の対応
サイトリニューアルは、実施して終わりではありません。サイトリニューアル後も適切にサイトを運用し、効果を高めていくために、どのような対応が必要なのか、確認しておきましょう。
SEOの抜け漏れがないかあらためてチェック
サイトリニューアルでドメイン変更やリダイレクト、ページの追加・削除などのSEO施策を実施した場合、その対応にミスや抜け漏れがないかあらためてチェックするようにしましょう。これらの施策にミスがあると、検索順位が大幅に下がってしまったり、ユーザーがサイトを閲覧できなかったりといった問題につながってしまうリスクがあります。特に以下のSEOを実施した場合は、入念にチェックするようにしましょう。
・サイトリニューアルでドメイン・URLを変更した
元々のURLからリダイレクト設定を行えているか、新規URLで正しく表示されるかチェック
・セキュリティ対策でSSL(https)を導入した
エラー画面などが表示されないかチェック
・ページを追加・削除した
追加ページは正しく表示されるか、Google Search ConsoleでURLのクロールを依頼したかチェック 削除ページはリダイレクト設定できているかチェック
リニューアルした旨を告知する
サイトリニューアルでデザインが変更されると、見慣れていない既存ユーザーは「間違えてアクセスしたかもしれない」と離脱してしまうおそれがあります。サイトリニューアル前にリニューアルの予定をメールなどで報告するのに合わせて、リニューアル後にもその旨をお知らせページやメール、SNSなどで告知することで、安心してサイトを利用してもらえるようになります。
また、プレスリリースを配信すればメディアに取り上げてもらえる可能性もあります。リニューアル後のサイトを多くの人に利用してもらうためにも、積極的に告知するようにしましょう。
リニューアルによる効果検証を行う
サイトリニューアルは、課題を解決するために実施するものです。リニューアル後にその目的を達成できているかを確認するために、必ず効果検証を行うようにしましょう。リニューアルから1ヵ月後に一度効果検証を行い、数値が改善しているか、悪化している箇所がないかを確認します。思った結果につながっていない部分があれば、さらなるサイト改善を行ってもいいでしょう。このように、リニューアル後もPDCAを回すことでサイト効果を高めていくことができるのです。
サイトリニューアルの相場
サイトリニューアルの費用の相場はどのくらいなのでしょうか。サイトリニューアルの費用は依頼する会社によって大きく異なるので一概には言えませんが、基本的にはサイトリニューアルの工数が多いほど、費用は高くなる傾向にあります。
大手のウェブ制作会社の場合、ノウハウが豊富で知名度も高い分、数百万円程度の予算が必要になってきます。事前のコンサルティングからその後の運用までコミットしてくれるプランもあるので、それだけ結果につながる可能性は高まります。
中小規模のウェブ制作会社は、数十万円から数百万円程度が費用の相場となります。業界や分野に特化したサービスを提供している会社も多く、適切な費用で自社の課題に対して的確な提案をしてくれる会社が見つけられるはずです。最適な会社に依頼するためにも、それぞれの強みや特徴を比較して自社にマッチした会社を探すようにしましょう。
フリーランスに依頼するという方法もあります。法人に依頼するよりも費用が安く、数万円程度で実施してくれる場合もあります。しかし、個人によってスキルにばらつきがあることと、責任を負えないことを考えると、サイトリニューアルといった大きな変更時にはおすすめできません。
ポイントを押さえてサイトリニューアルを成功させよう
サイトリニューアルは事前準備からリニューアル後の対応まで、実施・考慮すべきことが多岐にわたります。特に、サイトリニューアルの目的を明確にすることは、その後の施策検討や効果改善にも直結することなので、入念に検討するようにしましょう。今回紹介したポイントを押さえてリニューアルすれば、サイトの効果改善につながるはずです。
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もう悩まない!リスティング広告のやり方・始め方完全ガイド
リスティング広告は、GoogleやYahoo!といった検索エンジンの検索結果上に表示できる広告です。効果的な集客施策ですが、以下のような悩みを持っている方も多いのではないでしょうか。
「リスティング広告の始め方がわからない」
「広告を配信した後の運用のやり方は?」
そこでこの記事では、上記のような悩みや疑問を持つ方に向けて、リスティング広告の始め方や、配信開始後の運用のやり方をまとめました。よくある失敗を回避できるよう重要なポイントをまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。
また、リスティング広告とあわせて実施がおすすめな集客方法として「SEO」が挙げられます。SEOとは、Google検索などの検索エンジンで上位表示を狙う施策のことです。SEOの実践的なノウハウを知りたい場合は「SEOの成功事例・法則」を参考にしてください。以下のボタンから無料でダウンロードしていただけます。
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Googleのリスティング広告の始め方8STEP
本記事ではGoogleが提供する「Google広告」の始め方を説明します。Googleは日本の検索エンジンのシェア約8割を占めるため、まずGoogleのリスティング広告から始めるのが効果的です。以下の8つのSTEPを踏むことで配信を開始できますので、1STEPずつ見ていきましょう。
STEP1 アカウントを作る
まずは、Googleの広告アカウントを作ります。Google 広告公式サイトにアクセスし、「今すぐ開始」をクリックすることでアカウントの作成画面に進みます。
必要な情報を入力することで、アカウント作成が完了します。
STEP2 リスティング広告のアカウント構造を考える
Googleの広告アカウント作成が完了したら、リスティング広告のアカウント構造を考えましょう。リスティング広告は以下の5つの要素で構成されており、この5つをそれぞれ何個作成し、どのように設定するのかを考えます。
例えば、シューズを販売する企業がリスティング広告を展開する場合の構成を考えてみましょう。まず、1企業につき1つの「アカウント」を作成し、パンプスやスニーカーなどの商品カテゴリごとに「キャンペーン」というグループ分けをします。
それぞれのキャンペーンの下に、価格訴求、デザイン性訴求など、訴求内容ごとの「広告グループ」を作成します。
そして、それぞれの広告グループの下に、実際にリスティング広告として配信されるテキストとして「広告」を設定し、どのような「キーワード」が検索されたときにそれぞれの広告を表示させるかを設定します。
要素 |
概要 |
アカウント | 広告の大元となる部分 1企業につき1アカウント |
キャンペーン | 広告グループをまとめる部分 予算・ターゲティングの設定が可能 商品・サービスごとの作成がおすすめ 例)靴屋が広告を出稿する場合 「パンプス」「スニーカー」「サンダル」「ブーツ」など商品ごとにキャンペーンを作成 |
広告グループ | 広告とキーワードをまとめる部分 訴求内容(打ち出したい特徴、商品の長所など)ごとの作成がおすすめ 例)キャンペーン「パンプス」の場合広告グループ「価格訴求」「デザイン性訴求」「サイズ展開訴求」など |
広告 | ユーザーに配信される広告の内容を設定する部分 |
キーワード | ユーザーがどのような言葉で検索したときに広告を出すかを設定する部分 |
ここではキャンペーンを商品カテゴリ、広告グループを訴求内容で分類しましたが、どのような基準で分類するかは自由に決めることができます。
アカウント構造の設計は奥が深く、ここですべてを伝えることはできません。詳しい方法は、以下のページを参考にしてください。Yahoo!広告のページですが、Google広告にも適用できるノウハウです。
運用しやすいアカウント構造を設計する - ヘルプ - Yahoo!広告
STEP3 入稿作業を行う
アカウントの構成を考え、そのとおりにキャンペーン・広告グループ・キーワードを設定した後は、広告の入稿作業を行います。Googleでは広告入稿のためのエディタが用意されています。エディタを利用することで、入稿作業の効率化が可能です。
Googleエディタ:すべてのキャンペーンで広告を簡単に作成、編集する | Google 広告
エディタを利用しての入稿は、以下のようなシーンにおすすめです。
- 大量の広告を入稿する場合
- 複数のキャンペーン・広告グループの変更をする場合
STEP4 予算を設定する
広告の入稿が完了したら、続いて広告に1日どの程度の費用を支払うのかを設定します。まずは、「キャンペーン」の設定で日予算(1日に使う予算)を設定しましょう。
ここで覚えておくべきは、「設定した日予算以上に費用が使われる場合がある」ということです。Googleは最高で予算の2倍を消化してしまう可能性があります。しかし、最終的には1ヵ月の使用金額の合計が1日の予算×30.4(約1ヶ月)を超えないように調整されます(※)。
「1ヵ月にいくら使うか」ということを考えて、日予算を設定しましょう。
(※)参考:1 日の費用が 1 日の平均予算を超える場合がある理由 - Google 広告 ヘルプ
5.広告費用の入金設定を行う
日予算を設定したら、実際に広告費用を支払うための入金設定を行いましょう。クレジットカードまたはデビットカードをGoogle広告に登録します。Google広告の費用は後払い方式です。支払情報(カード情報)を登録しておくことで、利用金額が自動で決済される仕組みです。「最後の決済から30日が経過する」か「あらかじめ設定した金額(限度額)に達する」かのどちらかが先に発生した時点で、自動的に決済されます。
参考:ご利用可能なお支払い方法 - Google 広告 ヘルプ
6.ウェブサイト(LP)にタグを設置する
次に、広告をクリックしたユーザーが最初に見るウェブサイトの画面にタグを設置します。タグを設置することで、「ユーザーがどの広告経由でコンバージョンしたのか」がわかるようになります。コンバージョンとは、「商品(サービス)の購入」「資料請求」など、広告を配信して達成したい目標になります。
設置するタグは、「グローバルサイトタグ」と「イベントスニペット」の2種類です。
グローバルサイトタグとは
「ユーザーがホームページにアクセスした」「商品を購入した」といった情報を取得するタグ
イベントスニペットとは
グローバルサイトタグの情報を計測するためのタグ
グローバルサイトタグとイベントスニペットは一緒に設置することで正確に作動するため、2つとも必ず設置してください。
7.広告の審査が通っているか確認する
タグの設置が完了したら、入稿した広告の審査結果を確認しましょう。Google広告は、広告の入稿と同時に掲載可否の審査が開始されます。広告の審査にかかる日数は、通常1営業日以内です。早ければ午前中に審査開始→午後に承認というケースもあります。
8.広告の掲載を開始する
- 予算の設定
- 広告の入稿、審査
- 広告費用の入金設定
- ウェブサイト(LP)への2種類のタグ設置
これらの対応が完了し、広告が「承認済み」になっていることが確認できたら、広告の配信を開始します。キャンペーンの画面を開き、広告の左側にある「●」をクリックし、「有効」にすればスタートです。
リスティング広告開始後の運用のやり方
リスティング広告は、配信を開始してからが本当のスタートです。リスティング広告の配信を開始した後に取るべき対応を、重要な4点に絞ってお伝えしていきます。
1.予算を日中に使い切っていないか確認する
まずは、設定した予算を日中に使い切ってしまっていないか確認しましょう。「9:00(始業のタイミング)、13:00(ランチ前後のタイミング)、18:00(終業のタイミング)」など、時間を決めて1日に2~3回チェックすることをおすすめします。
一気にキーワードを追加しすぎて、日中に予算を使い切ってしまうのはよくあるケースです。予算を使い切ってしまうと、その日は配信が止まってしまいます。予算を増やすか、優先度の低いキーワードの配信停止を検討してみてください。
2.キーワードの追加と除外を繰り返す
リスティング広告はキーワードの追加と除外が非常に大切です。というのも、初期に設定したキーワードが正解とは限らないためです。より成果の出るキーワードがあるかもしれませんし、成果の出ないキーワードに配信をしているかもしれません。そうならないよう、キーワードの追加と除外を繰り返してキーワードを改善する必要があります。
例えば、「一定の金額(※)を使ってもコンバージョン0件のキーワードは除外する」といったルールを決めることで、除外キーワードを効率的に決められます。キーワードを追加する際は、成果が高いキーワードを軸に「似ている言葉」「検索でよく一緒に使われている言葉(共起語)」などを調べて追加しましょう。これらの調査には、以下のツールが便利です。
ラッコキーワード(旧:関連キーワード取得ツール(仮名・β版))
(※)「一定の金額」は、広告の運用を行う上で決めておくべき重要な数字です。以下の例を参考に、自社のビジネスにも当てはめてみてください。
- 1ヵ月で使用できる広告予算は20万円
- 販売目標は1ヵ月100個
→美容クリーム1個あたり2,000円で販売する必要がある。
→2,000円以上使ってもコンバージョン0件のキーワードは除外する
3.広告文の検証と改善を繰り返す
配信している広告文は、以下の理由から検証と改善を繰り返すことが大切です。
- 最初に設定した広告文が正解とは限らないため
- 長期間同じ広告文を配信していると効果が低下する可能性があるため
- 常にトレンドや検索意図の変化が起こる可能性があるため
広告文は「一度作ったら終わり」ではありません。配信していると、コンバージョン率やクリック率に違いが見えてきます。広告文の特徴を確認し、コンバージョンが獲得できない広告に関しては1~2週間に1回のペースで見直しを行いましょう。
「一定の金額を使ってもコンバージョン0件の広告は、成果が悪いとみなして見出しや説明文の変更を行う」など、改善の基準として活用しましょう。
4.自動入札を積極的に活用する
Google広告を効果的に運用するのであれば、自動入札機能を活用することを推奨します。人力ではできない高度な調整が可能になるためです。自動入札機能は「サイトアクセスを増やす」「 設定した予算内で最大限コンバージョンを増やす」などの目標に合わせて、キーワードごとに最適な入札単価を設定してくれる機能です。
機械学習を活用しているため、運用する期間が長く予算が大きいほど、目標とする成果を得られる可能性が高まります。ぜひ試してみてください。
リスティング広告とSEOの比較
リスティング広告とよく比較される集客方法に「SEO」があります。SEOとは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンにウェブサイトの内容を理解してもらえるよう最適化することです。リスティング広告とSEOは並行して実施することで、検索エンジンからの集客の最大化を目指せます。
2つの違いをわかりやすくするために、リスティング広告とSEOを項目別に比較しました。
比較項目 |
リスティング広告 |
SEO |
上位表示の即効性 |
◯
開始と同時に表示させることが可能 |
△
上位表示に数ヵ月の時間を要する |
上位表示の確実性 |
◯
予算を投じれば上位表示は確実 |
△
上位表示は不確実 |
流入獲得の継続性 |
×
予算を投じなければ表示がされなくなる |
◯
一度上位表示されると上位表示が続く |
費用対効果 |
△
費用対効果は一定 |
◎
中長期的に費用対効果が高まる |
運用コスト |
×
配信しているあいだ運用しつづけなければならない |
◯
上位表示された後の運用の手間が少ない |
施策実施の柔軟性 |
◎
予算やキーワードなど柔軟に変更できる |
×
対策ワードの変更などは困難 |
ブランディング効果 |
×
期待できない |
◯
期待できる |
このような表を確認すると、SEOのメリットは費用面のみと思われがちです。しかしSEOには、リスティング広告にはない、以下のようなメリットがあります。
- 自社の資産となる、高品質なウェブサイトが構築できる
- サービス・商品・自社のブランディングにつながる
このように、リスティング広告とSEOはどちらもメリットのある集客施策です。リスティング広告と並行してSEOを行うことにより、ウェブマーケティングにおいて盤石な体制を築いていくことができます。リスティング広告とSEOに関しては、以下の記事でより詳しく解説しているので、興味を持った方はぜひ参考にしてください。
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SEO対策とリスティング広告のそれぞれの違いや共通点、それぞれの特徴について解説しています。SEO対策とリスティング広告これらの言葉は、ともにY... SEOとリスティング広告の違いとは?共通点とメリット・デメリット - www.seohacks.net |
また、SEOを試してみたい方に向けて、弊社ではSEOの実践的なノウハウをまとめた「SEOの成功事例・法則資料」を無料で配布しています。以下から、ぜひダウンロードしてみてください。
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リスティング広告を始めて売上アップにつなげよう
リスティング広告は、簡単に始められます。しかし、広告配信を始めてからの運用が重要です。リスティング広告の運用が難しいと感じた場合には、広告代理店に運用代行を依頼してみてください。運用代行のメリットや費用については、以下の記事で解説しています。
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「リスティング広告の運用代行のメリット・デメリットや費用相場は?」「どのような場合にリスティング広告の運用代行を利用するべき?」「依頼す... リスティング広告の運用代行のメリット・費用相場・注意点を解説 - www.seohacks.net |
もう悩まない!リスティング広告のやり方・始め方完全ガイドは【SEO無料相談実施中!】ナイルのSEO相談室で公開された投稿です。
ユーザーの検索をより深く考えてみませんか?
こんにちは!ナイル株式会社の青木です。
本日は「ユーザーの検索」に関するニュースなどの3つをお届けします!
※トピックは初級者~中級者くらいの方向けを想定して紹介します。
なお、本企画は取り上げるページを実際に読んでいただくことを想定しております。簡単なひとことコメントとお役立ち度(収集部隊の主観です)を参考に、該当ページを読んでみてください。
本日のSEOニュース
①Googleがタイトルを生成する方法
記事紹介:「検索離れ」は本当? データから浮かび上がる若者の意外な検索行動
(デジノグラフィ | 生活総研 | Diginography)
お役立ち度:★★★★☆
ナイルのひとこと
定期的に話題になる、「若者の検索離れ」が本当に起きているのか?データから考えている記事です。
この記事で私が一番興味深かったのは、「アプリのホッピング」でした。こういったことに意識的にならないと、ユーザーがあたかもGoogleなどの検索エンジン上だけで、完結していると思い込んでしまいがちです。
ぜひ、記事を読んでいただき、自分のサービスでは、ユーザーがどのように接点を持つのかイメージしてみてください。
②【復旧済み】サーチコンソールの不具合発生
記事紹介:検索ユーザーに思いを馳せよう!サジェストキーワード「他の人はこちらも検索」の基礎知識
(MarkeZine(マーケジン))
お役立ち度:★★★★☆
ナイルのひとこと
弊社青木の寄稿記事になります。
こちらの記事は逆に「Google検索で、より検索を深めていく」というユーザーにフォーカスを当てた記事になります。
ビッグキーワードは、検索ボリュームも大きく、非常に魅力的なキーワードです。一方で、自分が知りたい情報がまとまりきっていない状態とも考えられます。特に、比較やおすすめを探している際には、最初の検索である可能性は高いものの、最後の検索ではない可能性も考えられます。
そうしたことを踏まえると、この「他の人はこちらも検索」機能などを駆使し、欲しい情報にユーザーどのようにたどり着くのか?と考えることは重要と私は考えております。
今まで、あまり考えたことがなかったという人は、ぜひ一度記事を読んでみてください。
③GA4バージョンアップに関して
記事紹介:Meet your marketing objectives with the new Google Analytics
(Google Analytics products | Google Blog)
お役立ち度:★★★★☆
ナイルのひとこと
今回のアップデートは以下になります。
- Search Consoleとの連携可能
- データドリブンアトリビューションモデルの導入
- 機械学習によるCookieなどの測定ギャップに対応
改めて現行のGoogleアナリティクス(ユニバーサルアナリティクス)とは違うものなのだなと感じます。徐々に移行の流れが加速しそうですので、まったく対応していないという方は、こちらの資料などを参考に、最低限の対応だけでもされることをおすすめします。
最後に
みなさまのSEO施策にお役に立てるように、今後もSEOニュースまとめを平日数回更新する予定です。
また、SEO情報やセミナー情報などを配信しているメールマガジンもご用意しておりますので、よろしければご登録ください。
※もしSEOでお困りであれば、こちらのお問い合わせからお気軽にご相談ください!
また、ナイルではSEO内製化にも役立つ、「お役立ち資料」を公開しております。
今後も種類を増やしていきますので、よろしければご覧になって下さい。
最後に告知です
2021年10月12日(火)14:00~14:30で3ヶ月で100個の施策実装ができたリソースの考え方ウェビナーを開催します。
- 社内リソース不足に悩んでいるマーケター
- エンジニアとのコミュニケーションに課題を感じている方
- サイトに伸びしろはあるが、施策実装までいけていないWeb担当者
とお考えの方に、このウェビナーはとてもオススメです!
30分という短い時間ですので、どうぞお気軽にご参加下さい!
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メラビアンの三原則【コンテンツづくりの三原則 第19回】
オウンドメディア運営において、コンテンツづくりは最大の肝です。「コンテンツづくりの三原則」では、毎月1つのコンテンツづくりのテーマや目的を取り上げ、そこに紐づく3つのトピックを深掘りしていきます。
第19回は「メラビアンの三原則」。コンテンツを制作するにあたって意識しておきたい「言語」「聴覚」「視覚」の三原則について解説します。
コミュニケーションの9割は非言語情報
インタビュー(取材)はコンテンツ制作の基本です。インタビューを成功させるためにも、「メラビアンの法則」を知っておくことは欠かせません。
「メラビアンの法則」は、1971年にカリフォルニア大学ロサンゼルス校のアルバート・メラビアン教授によって発表された、コミュニケーションにまつわる法則です。
メラビアン教授は、人は他人とコミュニケーションをとるとき、言語・聴覚・視覚の3つの情報から相手を判断していると仮定しました。そして、例えば「怒っている表情で『好き』と言われる」「楽しそうな声で悲しい話を話している」というように、言葉、声そして態度が矛盾している情報を与えられたとき、人はどんな印象を抱くのかという研究を行っています。
その結果、コミュニケーションに与える影響の要素の割合は、見た目や表情などの視覚情報が55%、声の質や大きさ、話すテンポなどの聴覚情報が38%、言語情報は7%という調査報告をしています。意外な結果ですが、相手に与える印象は、聴覚・視覚によるノンバーバル(非言語情報)が9割を占めているということです。
俳優・竹中直人さんの「笑いながら怒る人」という有名なギャグは、笑っている顔をほとんどの情報として受け取るので、人はおもしろく感じるのです。反対に、褒めても仏頂面や怒った顔で「あなたはすごく優秀だし、とてもいい人ですね」といくら褒めても、ピンとこないということですね。
ただし、これは言語情報にはほとんど意味がないというわけではなく、言語・聴覚・視覚すべてが表す内容に矛盾がなく、バランスがとれていることが重要であることを意味しています。表情や動作と言葉が矛盾していたら、竹中直人さんのギャグのように笑いになるか、TPOによっては違和感しか残りません。
相手に伝わりやすい言葉を選ぶことで言語情報を正しく伝える
言語情報とは、話し手が会話で発する言葉や、会話によって得られる情報のことです。このような言語情報によってコミュニケーションをとることを、バーバル(言語情報)コミュニケーションといいます。
バーバルコミュニケーションという観点では、相手に伝わりやすい言葉をいかに選ぶかが大切になってきます。
相手の話を上手に導き出す、言語を使った4つの反応
バーバルコミュニケーションでは、次に挙げる4つの反応をすることで、相手の話を上手に導き出すことが可能です。インタビュー時に使えるテクニックなので、活用してみてください。使う際には、回りくどい言葉や表現は避けるようにします。
・パラフレーズ
パラフレーズとは、相手が話した言葉を繰り返すことです。相手の話の中で重要だと思ったタイミングで「つまり、◯◯という意味ですか?」など、話し手に確認するとともに、相手に振り返りの機会を与えます。そうすることで、お互いの齟齬をなくすとともに、話し手自身も自分が話した言葉が本当に言いたかったことだったのかを再確認することができます。
・ミラーリング
ミラーリングは、相手の感情を鏡のように映し出す反応です。例えば、話し手が「嫌なことがあると必ず電話をする友達が2人いるんです」と言ったら、「そういう友達がいるっていいですよね。きっと一生付き合っていける大切な仲間なんでしょうね」など、相手の気持ちを察した言葉を返します。
・オープンクエスチョン
オープンクエスチョンとは、「はい」「いいえ」で答えられない質問のことです。話し手に共感しつつ、適切なタイミングで質問を投げかけることで会話を広げられます。オープンクエスチョンに対して、「はい」か「いいえ」の二択で答えられる質問をクローズドクエスチョンといいますが、クローズドクエスチョンは、そこから話が広がって展開していきにくいため、インタビューには適しません。
例えば、「負けてくやしかったですか?」というクローズドクエスチョンでは、「はい」か「いいえ」で終わってしまいがちです。一方、「負けたとき、どう思いましたか?」というオープンクエスチョンでは、「今まで経験したことがないくやしさでした」という回答を引き出しやすくなります。さらに、その回答に対し、「どうしてそう思ったのですか?」という質問につなげやすく、その後も「今回は自分にとって最も大事な戦いだったので」「なぜ最も大事だったのですか?」といったように、相手の心情や考えを深掘りすることができるのです。
・変換
変換とは、話し手が自分の言いたいことをうまく伝えられなかったり、話しているうちに自分で何を言いたかったのか混乱してしまったりしたときに、「つまり、◯◯ということですか?」と、相手の感情や事実を察して、より適切な表現に言い換えてあげることです。
インタビュー中に、原稿の執筆・編集時に行う変換作業を想定して、できる限り相手が納得する言葉を見つけてあげるように心掛けましょう。
コミュニケーションの半分以上を占める視覚情報
視覚情報とは、会話をしているときの態度や仕草、表情、目線など、目で確認できる情報のことを指します。言葉で情報を与えないノンバーバルコミュニケーションのひとつです。
コロナ禍によってテレワークが普及したことで「コミュニケーションがとりづらくなった」という声が増えていますが、これは言語情報だけで上手にコミュニケーションをすることがいかに難しいかを物語っています。言語情報だけでコミュニケーションができるのであれば、メールや電話だけでも十分なはずです。しかし、大事な話があるときに、直接会って話そうと多くの人が考えるのは、ノンバーバルコミュニケーションが非常に重要だと体験的に知っているからです。
相手の話を上手に導き出す、視覚に訴えかける4つの反応
視覚に訴えかけるためには、どのようなことに気をつければいいでしょうか。これからご紹介する4つの反応を意識することによって、相手の話を上手に導き出すことができます。
・表情
顔の表情からは、性別やおおよその年齢はもちろん、感情の機微や話の意図といった心理状態まで把握することができると考えられています。同じ感情でも、年齢や性別はもちろん、個人によってもその表情は各々異なるので、顔の表情から得られる情報は非常に多くあります。
例えば、話し手の表情に合わせて笑ったり困った顔をしたりすると、相手に理解されていると安心感を与えることが可能です。反対に、話し手が悩みを相談しているときに、にやにや笑いながら聞いていたり、うれしかったことを話しているときに、しかめ面で聞いていたりするなど、話し手の感情に同期しない表情をすると、話し手は自分が理解されていないと感じ、話すこと自体が嫌になってしまいます。つまり、話し手のことを理解していると伝わるよう、話し手の感情に合わせた表情を意識することが重要なのです。
・体勢
話し手の話にしっかり耳を傾けていることを示すには、体勢から気を配る必要があります。具体的には、相手に体を向けてリラックスした状態で会話をするようにします。距離感は近すぎず離れすぎず、正面、もしくは斜め前に座ることが理想です。アメリカのインタビューでは、インタビュアーが脚や腕を組みながら話を聞くのをよく見かけますが、日本では偉そうに見えてしまい、話しにくい雰囲気になるおそれがあるので避けたほうがいいでしょう。
また、相手の話に興味があるので、もっと詳しく話を聞きたいという気持ちを表すために、姿勢をやや前のめりにして座ります(ただし、背筋はまっすぐにしたままでないと、良い声が出づらくなるので注意します)。話し手に近づくことによって、相手に親近感を感じてもらおうとする効果もあるので、相手に自分の好意をさりげなくアピールすることも可能です。のけぞって背もたれにもたれていたり、腕や足を組んだりするのは、話し手に不快感を与えたり、警戒心を抱かせたりするので避けましょう。
・目線
目線は、話し手と合わせるようにすることが大切です。目線を合わせることによって、相手に興味があることが示せます。心の距離が縮まったような感覚になるため、話し手も話しやすくなるという効果もあります。ノートパソコンやメモを見ながら相手の顔を見ずに話を聞くことは絶対に避けましょう。
ただし、中には目を合わせることに恥ずかしさや緊張感を抱く人も少なからずいるので、相手の目を凝視するというより、適度に目線を合わせることを意識すれば十分です。
・ミラーリング
バーバルコミュニケーションで相手の言った言葉を繰り返すのと同様に、ノンバーバルでも、ミラーリングは効果的です。水を飲んだり、手を組んだり広げたりするなど、相手の動きに合わせることで親近感や信頼感を深めることができます。
ただ、ミラーリングも単に相手の動きをまねしていると思われると、かえって反感を買うおそれもあるので、目を合わせるのと同様に適度なタイミングで対応しましょう。
歌うように話すことで良い聴覚情報を与える
聴覚情報は、話し手の声のボリュームやトーン、スピード、テンポ、言葉遣いなどを指します。聴覚情報は、話される言葉自体の内容以上に、その言葉がどのような使われ方をされているかが問われる大切な情報です。
話し手と同じトーンで相槌を打ったり、話したりすることで、相手に共感していることを伝えます。相手が考えながらゆっくりと静かな声で話しているのに、大きな声で早口で対応したら、波長が合わなくなり、話し手に話しづらいと感じさせてしまいます。
腹式呼吸が信頼感を与える
相手に心地良く信頼感、安心感を与えられる声は、心を開いてもらうために必要です。つまり、話し手が安心して聞き続けていられる声ということでもあります。そんな、信頼感を与える声の出し方は、歌を歌うときにも使われる「腹式呼吸」です。
腹式呼吸をする際には、のけぞる必要はありませんが、椅子に深く座ると自然に背筋が伸びて、しゃきっとした姿勢になります。反対に、あまり前かがみになると、腹式呼吸の声が出しにくくなるので注意してください。話すときには、鼻呼吸で深い息を吸います。そしてお腹に外向きの力を入れたまま話しましょう。
これは、実はカラオケに似ているところがあります。カラオケの採点の基準のひとつである音程、抑揚、テンポ、安定性は、コミュニケーションにおいても重要なのです。
プロのボイストレーナーによると、普段より3音階高い音程から話し始めるくらいのイメージを持てば、声の幅が広がって抑揚がつきやすくなるそうです。声の調子を強めたり弱めたり、上げたり下げたりことで、音の高低パターンをつけます。また、話すテンポが単調にならないように注意します。声がまっすぐ伸びているか、緊張して震えやムラがないか、安定性を注意することも大切です。
オンラインでのコミュニケーションをどうするか?
最近は、テレワークでのコミュニケーションも増えているので、最後にオンラインでのコミュニケーションについても少しふれておきます。
オンラインのコミュニケーションは視覚情報がある程度限定されるため、お互いに表情が伝わりにくくなります。モニター越しだと表情のちょっとした変化が伝わりづらくなるため、下手をすると退屈そうに見えたり、無表情に見えたりしてしまいがちです。特に、オフィスでマスクをつけている場合は、口元が見えず、声もこもって聞こえづらくなります。3割増しくらいの意識で、声と表情を大げさだと思うくらいでちょうどいいと思います。
オンラインではよく、「相手の声が聞きづらい」「相手から何度も聞き返されてしまう」という悩みを耳にしますが、これはオフィスや会議室での対面と同じ感覚で話すために起こりがちな問題です。相手に届く音は、こちらのマイクの性能やパソコンのスペックに依存するため、場合によってはマイクを通したときの声が聞き取りにくくなったりすることも。オンラインの場合は、できるだけゆっくりと単語や語尾を明瞭に発音することを意識したほうがいいでしょう。また、笑顔を作ると、自然とお風呂で音が響くのと同じように、口腔で共鳴して声の通りが良くなります。腹式呼吸と併せて意識してみてください。
ただし、自分で声や表情を意識しても、オンラインではマイクやカメラの性能によって、相手に与える印象が大きく変わりますので、古いパソコンを使用している人はマイクやカメラ、照明を購入することをおすすめします。カメラの性能が悪いと、顔も非常に暗く映ってしまい、表情がよく見えないだけでなく、相手に暗い表情の人だという印象すら与えかねません。自分がどのように映っているか、明るさは適切か、必ず事前に照明もチェックしておくことが大切です。
コミュニケーションは言語、視覚、聴覚で情報を得ると同時に、感情や意志のキャッチボールでもあります。特にインタビューにおいては、感情と意志のキャッチボールがなければ、いくら情報を仕入れても意味がありません。
また、オンラインは対面と比べて視覚、聴覚の情報が制限されるので、より感情と意志の疎通を意識する必要があるのです。
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