ソーシャルメディアとブランドに関する10の統計グラフ

ブランドにとっても気にならざるえないのが今や誰もが当たり前に使うようになったソーシャルメディア。様々な消費者の意見や感情が一瞬にしてネットやスマホを介して飛び交い、時には仲間同士のコミュニケーションを超えてターゲットコミュニティやネット全体に広がることもある時代です。ソーシャルを無視できない全てのブランドマーケッターに贈る、ソーシャルメディアとブランドにまつわる多種多様な統計データをグラフ形式で10紹介した記事を。英語圏のデータではありますが、日本でも参考になる点は多々あると思います。 — SEO Japan

消費者はソーシャルメディア上でブランドをどのように見ているのか

あなたは、顧客がソーシャルメディア上のどこで参加するか、彼らが何をしているか、どうやって参加するか知っているだろうか?

もっと重要なことに、彼らがあなたのブランドのソーシャルメディアエンゲージメントをどのように見ているかを知っているだろうか?あなたが多くのマーケッターと同じなら、さっぱり分からないだろう。

消費者がソーシャルメディア上でどのようにブランドを見るかについてのマーケティングの見解を提供するため、ここでは、2013 Digital Influence Reportのために1,200以上の顧客からのデータを集めたTechnorati Mediaの調査、およびcomScoreの2013 US Digital Future調査の分析をする。

1.ソーシャルメディアとコンテンツ:顧客は何をし、何を言うのか

comScoreによると、2012年、最も訪問者数が多かったのはGoogleだったが、エンゲージメントに関してはFacebookが勝った。全体の時間に対する割合が1%のコンテンツリッチなコマースサイトAmazonが訪問者数で5位につけたことは注目に値する。加えて、13歳~24歳の層を引き付けることが理由で大部分のマーケッターに見過ごされている傾向のあるプラットフォームTumblrは、全体のエンゲージメントの0.7%だった。

消費者にとっては、YouTube (80%)とFacebook (74%)が他のコンテンツに勝る。YouTubeの高い順位は、ソーシャルメディアサイトとしてというよりは動画消費手段として使われることが理由のようである。人々は、小売店サイト(50%)、Google+ (47%)、ブログ(45%)でもコンテンツを消費する。マーケティング予算を急いでシフトする前に、Google+の比較的高い順位は、名前の認知に基づく検索エンジンとの混同が原因かもしれないことを考慮しよう。さらに、メディアサイト―ニュース(36%)およびオンラインマガジン(15%)―は混雑を突破することを要求される。

実用的なマーケティングのアドバイス:動画を作ってYouTubeで共有する。また、まだブログをやっていないのなら、自分のコンテンツマーケティングミックスにブログを追加する。さらに、もしあなたのビジネスが25歳以下の層をターゲットにしているのなら、すぐにでも自分のソーシャルメディアポートフォリオにTumblrを含めること!

2.Facebookは今でもソーシャルメディア上の参加時間を支配している

いまだにFacebookはソーシャルメディアで過ごす参加時間の大きな割合を占める。驚くのは、PinterestやTwitterやLinkedInよりも目立たないTumblrが、ソーシャルネットワーキングサイトで過ごす時間の5.7%を占めて2位に入っていることだ。

2012年の間、TwitterとLinkedInは合計ユニークビジター数に関して比較的近かった。面白いのは、立ち直るのを難しくするような6月から9月のTwitterの下降である。注目すべき重要な点は、Twitterがソーシャルメディアプラットフォームとして頭打ちになったのかどうかということだ。

真っ直ぐな道ではないものの、LinkedInは成長し続けてきた。FacebookやTwitterとは違って、LinkedInにはより多様化した収益モデルがある―プレミアム登録料と広告のコンビネーションだ。一方、Facebookはその収益モデルを多様化しようとしているし、Twitterはその広告提供を定義することにいまも努めている。

写真がなかったらソーシャルメディアはどうなるのだろう!他の測定と同様に、Facebookが完全に画像数を独占している。とは言っても、Tumblr、Pinterest、Instagram(今ではFacebookに所有されている)は全て画像中心のソーシャルネットワーキングサイトだ。以下に示されているように、TumblrはPinterestとInstagramと比較して安定した成長を経験している。

実用的なマーケティングのアドバイス:ソーシャルメディアプレゼンスを多様化する。Facebookは大部分のメトリクスによると今も800パウンドのゴリラであるため、あなたはそこでの存在を必要とする。マーケッターとしてあなたは、自分の得意分野を主張して、自分のブランドとビジネスのために相応しいソーシャルメディアエンティティを築き始めたことを保証する必要がある。

3.消費者によるソーシャルシェアは信用にはつながらない

Technoratiの調査によると、客は小さなプラットフォームよりも大きなサイトを信用するが、一般的にはソーシャルメディアを信用しない。回答者のおよそ5分の1が信用するブランドサイトは並みである。

信用性の相対的欠如にもかかわらず、消費者はソーシャルメディアサイトからコンテンツを共有することに前向きだ。4分の1の人がブログ(ソーシャルメディアの1つの形式)から情報を共有するが、客はブランドサイトからはコンテンツを共有しない。

実用的なマーケティングのアドバイス:動画とブログコンテンツを作って、自分のブランドのウェブサイトに頼るよりもソーシャル共有を奨励する。どのようにして自分のコンテンツをオーディエンスにとって便利なものにするか検討する。

4.消費者はソーシャルメディアでブランドをフォローする:その理由は?

ブランドがソーシャルメディア上に存在しなければならない理由は、消費者がそれらの場所を使ってブランドや製品の情報を探し求めるからだ。これは、あなたがプロモーションを使って彼らにスパムを送るべきだという意味ではないので、注意すること!

  • YouTube (61%)は製品とサービスについて知ることにおいて勝っている。これは、Blendtec’s Will It Blendのような面白い動画の他に、ハウツーや製品の360度ビューを意味する。
  • ソーシャルメディアとはディスカウントのある場所だ!消費者が積極的にディスカウントを探し求めていることを理解しよう。(ディスカウントが高い順位にある価格設定調査がある。)これらの値引きを自分の価格設定に含めることを忘れずに。
  • 回答者のおよそ4分の1がコミュニティの一員になることに興味を持っていた。(以下参照)
  • あらゆるコミュニケーションポイントと同様、顧客のフィードバックは、ネガティブなものとポジティブなものの両方を予期すること。ソーシャルメディア上では、批判する人は他の人が耳にするメガホンを持っているということを理解すること。これは、ソーシャルメディアプラットフォーム上のカスタマーサービスに返答する準備の整っている人々を持つことにつながる。

ソーシャルメディア投稿に関しては、大部分の消費者はブランドがアクティブすぎると考えている。もしあなたが自分のブランドソーシャルメディア投稿を疑わしいと思うなら、ファンにあまりにも頻繁に投稿しすぎている可能性が高い。

実用的なマーケティングのアドバイス:自分の製品の使い方やスタイルを見せる動画を作ってソーシャルメディア上に配信する。さらに、自分の価格設定にソーシャルメディア上で使用するディスカウントとプロモーションを組み込んで、それが競争に勝てるものであるようにする。さらに、見込み客のコンバートに役立つような状況に応じたランディングページを作る。

5.小さなコミュニティほど消費者に大きな影響を及ぼす

見込み客、顧客、ファン、一般大衆との関わりを求めているブランドにとっては、コミュニティの規模を検討することが非常に大切だ。グループが大きくなるにつれて、同じレベルのエンゲージメントで互いに交流し合うことはより難しくなる。

実用的なマーケティングのアドバイス:自分のソーシャルメディアコミュニティを築く前に、どのように参加者に関与して欲しいか、どのようにそれが自分のビジネスゴールを前進させるのかを決める。

自分のターゲットオーディエンスがソーシャルメディア上のどこにいるか、彼らがどのようにあなたのコンテンツを見て使用するのかを理解することは、マーケティングのゴールを達成する重要な部分だ。見込み客と顧客が探し求め、共有する情報を作ることがカギだ。

ソーシャルメディアプラットフォーム上でのあなたのブランド観は何だろう?


この記事は、Heidi Cohenに掲載された「Social Media and Brands: 10 Charts You Need」を翻訳した内容です。

最初のサービス利用率ですが、日本では相変わらず流行らない動画マーケティングですが、海外で当たり前に使われていることも納得の数字ですね。日本も見られていることは見られていると思うのですが。。。2番はFacebookの圧倒さが目立つデータも、日本や東南アジアなどLineを始めとするマイクロメッセンジャーが人気のエリアだとグラフがどう変わるのか気になります。このように日本で全て同様と判断するのは危険ですが、ソーシャルメディアの風景を知るという意味ではマーケティングをプランニングする前に知っておくと少しは参考になるかもしれない内容でした。 — SEO Japan [G+]

Instagramに学ぶビジュアルコンテンツマーケティングの極意

Facebookによる買収の後も拡大を続けているInstagram、日本でもユーザーが多い海外サービスの一つですよね。今回はそんなInstagramに最近のトレンドでもある「ビジュアル」を重視したコンテンツマーケティングを学んでみようという記事をHeidi Cohenから。 — SEO Japan

Instagramの調査と実用的なアドバイス

トップブランドのおよそ60%がInstagram上に存在する。あなたのブランドも?

もしそうでないなら、再検討すべきだ。なぜなら、Instagramは、現在Pinterestと互角の勝負をしているソーシャルメディアサイトだからだ。Facebookが所有するInstagramは、Simply Measuredによると、毎月9,000万人のアクティブユーザー、1日4,000万の写真、毎秒8,500のlikeを誇る。

Instagram: トップレベルの視聴者数

Pew Internet Researchによると、インターネットユーザーの13%がInstagramを使って写真を撮って共有する。多くのソーシャルメディア発生地における参加者と同様に、Instagramを使用しているのは男性よりも女性の方が多い。年齢は、18歳~29歳がInstagramのスイートスポットだ。

実用的なマーケティングのアドバイス: 自分のターゲットオーディエンスについて、彼らがどのように写真を使ったり見たりするかという観点から理解する。これを自分のマーケティング・ペルソナの1つの要素として加える。

Instagramの採用

Instagram使用数は増加し続けていて、画像が豊富で高成長しているソーシャルメディアサイトPinterestとGoogle+との差を縮めている。InstagramはまだFacebookとTwitterには遅れを取っている。(ブランドとソーシャルメディアでのInstagramを含む追加調査はこちら。)Simply Mesuredのデータを詳しく見てみると、PinterestとInstagramの成長率は共に減速していることが分かる。

comScoreが示しているように、2012年のホットなソーシャルメディアサイトであるPinterestが平板化しているように見える中、Instagramは今も出世コースにいるが、どちらもまだビジュアルブロギングサイトのTumblrの下をうろついている。

実用的なマーケティングのアドバイス: 写真に焦点を合わせたソーシャルメディアプラットフォームの使用を多様化して、両面作戦をとる。写真は、テキストコンテンツに比べると簡単に撮れるし、簡単に共有できるということを心に留めておこう。

Instagramとブランド

5つのうち3つのブランドがInstagram上に存在するのだから、あなたもこの写真ソーシャルメディアを自分のマーケティング戦略に追加することを検討する時なのでは?それは自分のビジネスには当てはまらないと断言する前に、B2BおよびB2Cビジネスがこの画像フレンドリーなサイトで安息の場所を見つけたことを知ろう。さらに言うと、すでにInstagramを使用しているビジネスの10社に1社が100,000人以上のフォロワーを所有している。

Instagram上のトップ10ブランドには、ファッションや画像に焦点を合わせたB2Cに加えて、メディアエンティティ(MTV)やB2Bを焦点としたビジネス(GE)が含まれていることは興味深い。

実用的なマーケティングのアドバイス: 自分のブランドを写真の中でどのように表現するかを決めること。それはあなたの製品、または従業員、または顧客のクリエイティブな視点かもしれない。自分のブランドをどのように人気のあるハッシュタグや画像と関連付けるかを決めること。競争に勝つためには、週に2回は写真を投稿すること。

Instagram: 全てのマーケッターが必要とするソーシャルコンテンツマーケティング

Simply Measredの調査によると、Instagramは1000以上のシェアに値する。コンテンツマーケティングの燃料として、Instagramはソーシャルメディア・ゴールドを提供する。ユーザーは、自分の画像のほぼ60%をTwitter、100%をFacebookで共有する。Simply Measuredによると、これは写真ごとに22のツイートと274のFacebookのやり取りにつながる。

Simply Mesuredによると、Instagram上でのブランドエンゲージメントはこの前の四半期ではトップ100ブランドの中で3番目に増加した。Instagram上のトップ8位までのブランドが、このソーシャルプラットフォーム上でのエンゲージメントの80%を占める。マーケッターが理解すべき重要なことは、このトップブランドが自らのエンゲージメントをおよそ5番目に増加していることだ。一つには、これはこのプラットフォームの早期導入者であることに起因する。

Twitterのサポートの変更は、そのソーシャルネットワーク上でのエンゲージメントの著しい減少を引き起こした。これは、様々なネットワークにわたって自分のソーシャルメディアを宣伝する必要性とブログやEメールリストのようなオウンドメディアエンティティを持つ必要性を強調する。

実用的なマーケティングのアドバイス: 自分の製品やビジネスの別の視点を示すことによって見込み客の気を引くため、または、たくさんのクリエイティビティを必要としないコンテンツもしくは参加者側の作品に顧客に社会的に関与してもらうために、Instagram写真を使用する。

過去四半期におけるInstagramの成長とこのプラットフォーム上でのトップブランドによるエンゲージメントのレベルは、マーケッターの注目に値するものだ。これは特に、あなたの提供する物が写真フレンドリーである場合には重要である。

あなたは自分のソーシャルプレゼンスを築くためにInstagramを使用したことはあるだろうか?もしないのなら、その理由は何だろうか?


この記事は、Heidi Cohenに掲載された「Instagram Hearts Visual Content Marketing」を翻訳した内容です。

Instagramの利用者、ネットユーザーの13%が多いかどうかは人それぞれの感じ方と思いますが、周りを見渡しても確かにそんな印象は受けますね。Instagramに限らず、TumblrやPinterest等、ビジュアル系のサービス(Lineもスタンプでビジュアル系メッセンジャーといえるかも?)が大流行している最近のインターネット、色々と参考になる点が多い記事でした。

日本ではまだまだYouTubeを活用した映像コンテンツどころか、画像を活用したコンテンツマーケティングも未開拓の分野ですよね。この辺の差がどこから出てくるのか、日本人も決して映像はともかく画像や写真に関しては欧米に比べて一般的な普及率や利用度では差がないと思うのですが(というか、もっと使われているような)、企業のマーケティング活用となると、何故か静かになってしまうのはインターネットやソーシャルメディアの活用がまだまだ遅れているだけなのか、新しいことに消極的な日本企業の文化なのか、いまいち理由がわかりませんが、日本でももっと映像や画像を活用したコンテンツマーケティングが普及していくと楽しくなりそうなんですけどね。 — SEO Japan [G+]

ソーシャルコマースの19の定義

ソーシャルメディアの普及と共に注目はされているものの、バズワード扱いを超えられていない「ソーシャルコマース」。とはいえ、海外を中心にソーシャルコマース領域のビジネスや支援企業も増え続けており成功事例が出ているのもまた事実。今回はそんなソーシャルコマースを業界の賢人が定義した例を19紹介します。あなたのコマース「ソーシャル化」のヒントになるかも? — SEO Japan

ソーシャルコマースの19の定義

ソーシャルコマースは、ソーシャルメディアとショッピングの交わりの進化と成熟である。オンラインでの購入、特にソーシャルメディアが供給し作成したコンテンツをリサーチしている消費者の数がかつてないほどに増えているため、マーケッターが購入プロセスを支援するために顧客を追跡調査しているのは当然のことだ。

ショッピングはその特性により常にソーシャルな活動ではあったものの、積極的に関与するソーシャルメディアプラットフォームとスマートフォンを所有している買い物客の組み合わせが、このプロセスを合理化し促進してきた。

あなたがソーシャルコマースをより理解するのを助け、それがあなたのビジネスに影響を与えるために、ここでは様々なソーシャルメディアやeコマースの専門家による19の定義を紹介する。

  1. ソーシャルコマースは、製品およびサービスのオンライン購入と販売を支援するため、社会的交流とユーザー貢献をサポートするオンラインメディアとソーシャルメディアの使用を取り込んだ電子コマースの一部である。もっと平たく言うと、ソーシャルコマースとは、eコマース取引という状況におけるソーシャルネットワークの使用である。ソーシャルコマースという言葉は、共有されたピックリスト、ユーザー評価、そしてオンライン製品の情報やアドバイスを共有するその他のユーザー生成コンテンツのようなオンラインで共同作成する一連のショッピングツールを説明するために、2005年11月にYahoo!によって提唱された。Wikipedia
  2. ソーシャルコマースは、同じ興味、情熱、ニーズを持った消費者が、それらの興味、情熱、ニーズを満たす製品やサービスに関する会話に共同で参加する行動のこと。通常、それらの会話は、製品やサービスをもっと多くの仲間に勧めたり、最終的にそれらの製品やサービスを購入するなど、いくつかの種類の行動にスムーズに移行する。“内情に通じている”とされている人達、つまりインフルエンサーは、この集団の行動の方向に大きな影響を与えることができる。最初の消費者グループは、フォーラムによってはお互いに知っているかもしれないし、知らないかもしれないが(Facebookなのか、Yelpなのか、誰かの家でのパーティなのかによって異なる)、彼らを結びつけるのは、共有された興味なのだ。Julie Barile – Fairway Market
  3. ソーシャルコマースは、ソーシャルメディアとeコマースの結婚であり、消費者があなたのブランドの購入ファネルに燃料をくべるオンラインショッピングの次の進化である。去年のソーシャルメディアの爆発と共に、私たちは、製品やサービスの購入の意思と実際の購入がいかにソーシャルリファラルによって(それが友人のように自分が知っている人であるにしろ、全く知らない人であるにしろ)影響を受けているかについて目にしている。全く知らない人のレビューをもとにAmazonで買い物をしたことが何回あるか考えてみるのだ。私たちがオンラインで購入する製品とサービスの発見と消費の両方は、中心ではソーシャルメディアによって支えられている。次の段階は、いつでもどこでも購入するために実際のコンバージョンへの実際のソーシャルリファラルを追跡することだ。消費者に手を伸ばし続けるための取り組みの中で、リテイラーは買い物体験を強化するためにソーシャルメディアに頼ってきた。中には、消費者に便利さと関連する買い物体験を提供するためにFacebook内にeコマースをローンチしたリテイラーもある。Andrew Beranbom – Extole
  4. ソーシャルコマースは、かなり広範囲にも狭くも定義されることができる。幅広い意味では、ソーシャルコマースは、マーケッターが、製品検討や購入の意図や取引そのものや取引後のアドボカシーとリテンションにまで及ぶ消費者の買い物行動に影響を与えるためにいかにソーシャルメディアを活用するかである。狭い定義においては、ソーシャルコマースは、マーケッターのデジタルプレゼンスもしくは他のソーシャルメディア資産を介して商取引を増やすという目的を持ってソーシャルメディアを活用することだ。マーケッターの目的と興味によって、ソーシャルコマース周辺の議論と戦略は広くも狭くもなり、ソーシャルコマースが前者を示すため、ソーシャルショッピングが後者を示すために使われるようになる可能性が十分にある。David Berkowitz – 360i
  5. ソーシャルコマースは、物を買いたい人々の間の交流を容易にするテクノロジーだ。ある意味でオンラインの“ソーシャルコマース”は、オフラインの“ソーシャルコマース”と何ら違いはない…ショッピングセンターがeコマースを生き延びてきた理由は、彼らが単に物を買うための場所であることをはるかに超越した重要なソーシャル機能を果たしているからだ。ショッピングセンターに行くことは、物を買うことが全てではない。交流を容易にし、エンターテイメントと逃げ道を提供する場所に他の人々と集まることも重要なのだ。つまり、集団“リテール・セラピー”である。
  6. ソーシャルコマースをオンラインで異なるものにしているのは、その潜在的なスケール、リーチ、共有/繋がりの簡単さである。自分の友達100人と実際のショッピングセンターに集まることは難しい…しかし、オンラインで集まることは難しくない。あなたがそれを非同期的に自宅にいながらにしてできる場合は特に。“ソーシャルコマース”は、表向きは物を買うことだが、それは社会的交流とエンターテイメントのニーズも満たしている。Sean Carton – idfive

  7. ソーシャルコマースは、買い物の前、最中、後に買い物客に接触する買い物指向のソーシャルメディアマーケティングである。それは、集団購入、ソーシャルショッピング、モバイルアプリ、ソーシャル機能を追加するリテイラー、ソーシャルメディアに統合されたショッピングなど、幅広い数々の選択肢を網羅する。

  1. 製品がどのように市場に出されるかを変える。
  2. ブランド認知をコスト効率よく築く。
  3. ターゲットオーディエンスを拡大する。
  4. 製品の発見/認知を強化する。
  5. ソーシャルメディアコンテンツを作成する。
  6. 仲間のレコメンデーションを可能にする。
  7. 自分と趣味の合う人との関係を拡大する。
  8. 集団購入の機会を提供する。
  9. ソーシャルメディアプラットフォーム上でのソーシャルショッピングの機会を広げる。
  10. モバイルの使用を介して、実店舗の店とソーシャルの結びつきを繋げる。

Heidi Cohen – Riverside Marketing Strategies

  • ソーシャルコマースは、ソーシャル・レコメンデ―ションを介して生まれたコマースである。ソーシャルネットワークに展開された従来のB2Cマーケティング広告は、ソーシャルコマースとは見なされない。ソーシャルとは、友人と繋がることが全てだ。リテイラーは、どのようにして既存顧客を自分が買った製品を友人に共有したりお薦めしたりするブランド大使に転換させることができるのか考える必要がある。それがソーシャルコマースを解き放つカギだ。Rob DanielsonShop Socially
  • ソーシャルコマース戦略は、最高レベルでは、製品の直接販売を促進するためにデジタルでオーディエンスを繋ぐことを目指す。Sam Decker – Mass Relevance
  • ソーシャルコマースは、私たちのオンラインショッピングに対する考え方を変えた現象である。従来オンラインショッピングは個人的でプライベートであるのに対し、ソーシャルコマースは共有することを奨励する。クーポンサイトでの買い物を見てみよう。クーポンサイトに関しては、時間制限があるために緊迫感が存在するが、それぞれの購入に大きなディスカウントも存在する。これらの制限とディスカウントに加えて、消費者は、クーポンを共有すると紹介クレジットのようなインセンティブを受け取るという報酬が与えられることが多い。消費者がこれらのクーポンを共有したい気持ちになるのは、それが彼らをエキスパートやパイオニアや価値のあるオンラインコネクションのように見られることを可能にするからでもある。そうは言っても、ソーシャルコマースは、つまり、ソーシャルなのだ。Jere Doyle – Prospectiv
  • ソーシャルコマースは、直感では、消費者が製品やサービスを直接(もしくは2~5クリックのほんの少しの労力で)ソーシャルコミュニティ内のやり取りから購入する能力である。それはいくつかのモバイル属性も持つことができるため、マーケッターはモバイルデバイスが今ソーシャルコマースに対して持っている影響力も十分に把握すべきだ。今は、Facebookのようなコミュニティを去らずに飛行機のチケットやホテルの部屋を予約できるなど、自分のソーシャルコミュニティプロフィールから直接ソーシャルコマースを実施している企業も存在する。これもまた、もう1つのソーシャルコマースの例だ。Liana EvansSocial Media Marketing: Strategies for Engaging in Facebook, Twitter & Other Social Mediaの著者
  • ソーシャルコマースは、ブランドの評判(いわゆる、長所や名声)とマーケティングコミュニケーション(いわゆる、認知度)を後押しすることに仕えるソーシャルメディアとは対照的に、顧客獲得と売り上げ(トラフィック、コンバージョン、average order)を増やすことに仕えて、ソーシャルウェブ上の様々な消費者の会話を利用している。Cathy Halligan – Power Reviews
  • ソーシャルコマースは、ソーシャルメディア統合によってより簡単/より便利になったオンラインショッピングである。Facebookプラットフォームによって可能になったFコマースは、ソーシャルコマースの最も大規模な例だ。Dave KerpenLikeable MediaLikeable Social Mediaの著者
  • ソーシャルコマースは、顧客がオンラインで協力し合って、信頼のおける人からのアドバイスを受け、ギフトやサービスを見つけて、それらを購入することができる場所を作ることだ。その保守的な民衆に根差した小売マーケティングが、今はオンラインになり急激に大きな規模になっている。Jon Mandell – 1-800 Flowers
  • ソーシャルコマースは、他の人とのコネクションや人間関係を活用する現実の世界におけるあらゆるソーシャルな行動であり、ソーシャルショッピングはその文脈の中で購入決定をすることである。これは、実際に一緒に閲覧をすることから、個人的なお勧めに反応したり、単に選択をするためにソーシャルメディアから情報を選び取ることまで全てに当てはまる。ソーシャルコマースは、買い物体験をより個人的で個々に適したものにするためにそれらのコミュニティの絆を有効に使う能力である。Maryssa Miller – Create The Group
  • 単純化した用語およびソーシャルという言葉の定義におけるソーシャルコマースは、これが人と共になされる、その商取引がソーシャルメディアプラットフォーム内で完了されるべきであるという理解と共になされる活動であるということを示す。
  • どんなソーシャルコマースの店でも、そのプラットフォーム上にシェア、ライク、ツイート、コメント、レビュー、購入の機能を持っていなければならない。つまるところ、人々に話してもらい、共有してもらい、購入してもらうことが重要だからだ。Joelle Musante – Payvment

  • ソーシャルコマースは、Socialnomics / ソーシャルノミクスの取引の一部だ。ソーシャルノミクスは、ソーシャルメディアを介して生み出され共有される価値、および、結果(経済、政治、関係など)に対するその効果的な影響として定義される。簡単に言うと、デジタルステロイドの口コミだ! Erik QualmanSocialnomicsの著者
  • ソーシャルコマースは、ソーシャルコミュニティが私たちの生活に対して大きな影響力を持つようになり、オンライン購入がより便利になるにつれて、自然と徐々に進化してきた。それは、まさに今本格化している次の段階、コラボレーティブなコマースである。オフラインの集団購入は一般的なことだが、それがついにオンラインでも勢いを増しているのだ。Justin Stanislaw – Giftiki
  • ソーシャルコマースは、購買が発生する過程における、購買を促進するソーシャルな行為である。そのカテゴリーを定義する言葉ではあるが、単なる意味論にすぎなくもある。 Leila Thabet – We Are Social
  • ソーシャルコマースは、自分の製品またはサービスの“マーチャンダイジング”における積極的な役割を果たしてもらうためにターゲットオーディエンスを招待することをいう。
    この参加は、フィードバックやレビューの形だったり、強化コンテンツ(アップロードされたユーザーの写真)、集団購入の誘因(Grouponなど)、口コミ宣伝(例えば、Facebookの共有またはlikeボタンを介して)、特定の製品やサービスに関するグループディスカッション(フォーラム、ツイートチャットなど)がある。ソーシャルコマースの恩恵には、より高い透明性、購入決定に対するコミュニティ“サポート”(もしみんながそれを好きなら、私もそうであるはずだ…もしくはその逆)、特定の商店に対する高い信頼の度合いが含まれると私は考える。Larry Wasserman, Senior Ecommerce Executive
  • あなたがソーシャルコマースをどう定義するかにかかわらず、それがあなたのオンラインおよびオフラインの買い物関係のマーチャンダイジングに影響を与え続けることは間違いない。ソーシャルコマースの基本的な構造は存在するが、それは、消費者がそれを使用することに順応し、ソーシャルメディアがもっとビジネスに統合されるようになるにつれて進化し続けるだろう。

    あなたはソーシャルコマースをどのように定義するだろうか?ここで紹介した19の定義にあなたは賛成もしくは反対だろうか?あなたの意見を下のコメント欄に追加してほしい。


    この記事は、Heidi Cohenに掲載された「What Is Social Commerce?」を翻訳した内容です。

    定義文でどうしても文体が固くなってしまうのと誤訳を避けるためにも限りなく直訳調になっていますので気になる方は是非原文にて。。。とはいえ、大体のニュアンスは伝わるのではないか、と期待しているのですが。人によって微妙な差や、対象の違いはあれ、基本、同じようなことをいっていますよね。

    ソーシャルメディアの普及が従来のショッピング行動に大きな影響を与えているのは疑いもない事実。それをどうビジネスに活用できるかというのは、事業者やマーケッターの課題でもありますし、定義にこだわりすぎる必要はないと思いますが、ここに書かれた定義を見ながら何ができるかを考えてみるのもよいのではないでしょうか。 — SEO Japan [G+]

    SEOとソーシャルを駆使して最強のTwitterマーケティングを実現する7ステップ

    ちょっと出張が多くてパソコンの前に座る時間がなく更新停滞中です。公開できる時にまとめていきますのでご容赦ください。。ということで、今回はSEOとソーシャルを駆使して日本でもすっかりインフラ化したTwitterをマーケティングに活用しようというお話を。限りなくベタなタイトルですが、内容は一読の価値あることは保障します。 — SEO Japan

    多くのトラフィックをサイトに送り込み、コンバージョンを増加させ、大勢のユーザー達とソーシャルメディアで交流する。ソーシャルネットワークでの取り組みをさらにレベルアップさせたいだろうか?それなら、ソーシャル-SEOグループを結成し、相乗効果を活かし、コラボレーションを促進し、そして、ソーシャル & SEOの双方の分野で、さらに良好な成果を出す試みを行おう。

    オンラインでのマーケティングの取り組みを統合する上で最も重要なのは、縦割りの構成を破壊し、ブランドおよびエージェンシーに良い結果をもたらすことだ。ここで鍵を握っているのが、ソーシャルマーケッターとSEOマーケッターである。

    マーケッターとしての最終的な目標は、PPC、SEO、ソーシャル、そして、ディスプレイのグループをシームレスに連動させることだ。しかし、今回は、SEOのデータを活用して、SEO-ソーシャルチームを組織する方法に焦点を絞って説明していく。

    SEOチームとソーシャルチームの連携

    多くの会社においては、ソーシャルチームが、オーディエンスが何を求めているのかに関する理解を基に、ユーザー、顧客、そして、インフルエンサーに対応する。ソーシャルメディアマーケッター達は – 交流の目標を考慮し、何をツイートすればいいのか – と言う大きな疑問を抱えている。この問いに対して、私は常に – オーディエンスにとって重要なことは何か – と逆に質問を返すようにしている。

    マーケッター達は、通常、ツイッターのストリームに目を通して、オーディエンスが何に興味を持っているのかに関して、キーワードとハッシュタグを探す。この取り組みを行うと、ある程度、アイデアを得ることが出来る。また、フォロワー全体を見渡し、コンテンツと興味を分析しようと試みる。しかし、大勢のフォロワーを持つと、規模に関する問題が生じる。このアプローチは、ユーザーが少なく、ある程度興味の範囲が絞られる場合は効果を上げるが、数百名のフォロワーが対象になっている場合、現実的ではない。

    それでは、SEOサイドを見ていく。SEOのチームが、オンページの最適化を巧みに行い、競合者よりも優れたリンクプロフィールを構築していると仮定する。すると、当然の流れとして、次にソーシャルメディアを使って、さらにランキングをアップさせる取り組みを行う。オンページの最適化とリンク獲得の試みだけでは、トップ10入りが難しい可能性がある。この壁を打ち破る鍵がソーシャルメディアであり、ここでコラボレーションを行う機会が生まれる。

    SEO & ソーシャルチームを結成するには

     

    ステップ 1 – キーワードを考える

    キーワードはオーディエンスに関連する用語であり、オーディエンスはキーワードを使って、興味があるトピックやテーマを検索している。また、このようなキーワードを持つコンテンツには、オーディエンスの注目、関心、そして、マインドシェアを獲得する可能性を高める効果が見込める。そこで、ユーザーにとって何が重要なのかを考える際は、キーワードを使って表現してもらいたい。

    SEOの担当者はキーワードを把握している。ページのランクとコンバージョンを高める取り組みを行う上で、キーワードに対する詳細な分析を実施しているためだ。この知識を活用し、ユーザーにとって重要なキーワードを特定しよう。SEOチームが多数のキーワード、特にロングテールのキーワードを持っているなら、リストに目を通して、ユーザーにとって最も重要な関連するキーワードのグループを選んでいく。

    このステップでは、単純にキーワードを特定するだけでなく – キーワード、つまりオーディエンスが関心事を表現する上で実際に利用しているワードの観点から、オーディエンスの興味を検討する考え方を身につけてもらいたい。

    ステップ 2 – ソーシャルメディアでトレンドになっているキーワードを特定する

    ステップ 1で特定したキーワードの中で、キーワード/テーマが、ユーザーの関心にどれだけ存在するかを評価する上で役に立つ基準を探す。以下にこの取り組みを行う際に役立つメトリクスを2つ挙げる:

    1. キーワードが含まれたツイートの絶対数 - 各キーワードに対して、今週、当該のキーワードが含まれたツイートの絶対数を確認する – ツイッターのキーワード量と呼ぶ。
    2. ツイートの本数の週ごとの変化 – トレンドを探す。先週または先々週よりもツイッターのキーワード量が多いキーワードはあるだろうか? ちなみにこの記事では「トレンド」とは、週ごとのツイッターのキーワード量が増加している状況を意味する。また、トレンドのレベルを定義しておく必要もあるだろう – キーワード量が50-100%変化したキーワードは、「並」、100%以上変化したキーワードは「強」と考える。絶対数が多い場合のみ、大規模な変化は重要な意味を持つ。

    ツイッターのキーワード量は、リアルタイムでユーザーにとって何が重要なのかを示唆している。あるキーワードに対するキーワード量が増加していると言うことは、当該のトピックがトレンドになっており、ユーザーにとっての重要度が上がっていることを意味する。これは当該のトピックの勢いを利用する絶好のチャンスと言えるだろう。

    それではデータを集めよう:

    1. ステップ 1で選んだキーワードのポートフォーリオから取り掛かる。
    2. 全てのキーワードに対するツイッターのキーワード量を計測する。
    3. 次に強のトレンド、並のトレンド、そして、弱のトレンド、ゼロのトレンドの割合を確認する。
    4. このデータを使って優先順位をつける(次のステップで説明する)。

    Total Twitter Keyword Volume By Trend Strength

     

    ステップ 3 – ツイッターのアクティビティを活性化させるための、キーワードの優先順位をつける

    ユーザーにとって何が重要なのかに基づき、適切なキーワードを選択する取り組みは、このプロセスの鍵であり、また、ソーシャルメディアの取り組みに優先順位をつける上でも役に立つ。以下にこの取り組みのアプローチを幾つか挙げていく:

    1. 強のトレンドを示すキーワードをすぐに活用する。このキーワードを最優先する必要がある。早ければ早いほど良い。強と並が混じっている場合、最初に強のトレンドのキーワードを全て選び、次に、量に応じて、並のキーワードを選ぼう。
    2. トピックが既存のキャンペーンと重なっているかどうか確認する。重複しているなら、キャンペーンに関連するキーワードの一部を優先することも可能だ。ここでも、トレンドのデータを用いて、どのキーワードを重視するかを判断していこう。
    3. 時間とリソースが無限に存在するなら、次のステップに進んでもらって構わない。限りがあるなら、ツイッターのアクティビティに利用することが出来る量を算定する。キーワード/トピックを選ぶ時は、1日/1週間/1ヶ月に何本のツイートを送信しているのか、そして、どれだけの作業が必要なのかを考慮しよう。最初は少量でスタートし、この作業に慣れ、成果を把握してから、ターゲットのキーワードの量を増やしていくことを薦める。

    このステップを終える頃には、ツイッター戦略のコアとなるキーワードのリストが出来あがっているはずだ。

    ステップ 4 – 既存ページをトレンドのキーワードに割り当てる

    SEOの担当者は、キーワードのページマッピングを熟知している。ターゲットのキーワードを共有し、それぞれのキーワードに対して最も最適化されているページを尋ねよう。

    また、このタイミングでキーワードの優先順位を練り直すことも出来る – 一部のページが、ランキングまたはコンバージョンに関して、良好なパフォーマンスを見せているなら、当該のページに散りばめられたキーワードの優先順位を上げることが出来る。

    既に入手したデータをまとめる – これで、ユーザーにとって重要なトピックに関連するキーワードのリスト、また、ツイッターの取り組みに優先順位をつける上で役に立つキーワードのリスト、そして、キーワードに対して最適化されたページ(コンテンツ)を持っていることになる。

    Keyword Content Mapping For Twitter Campaigns

     

    ステップ 5 – ツイートを作成する

    ステップ 5の小見出しでは、意図的に「作成」と言う言葉を使った。なぜなら、ただ単に大量のツイートを送ればいいわけではなく、適切なタイミングで、適切な言葉を使って、適切な内容のツイートを送信する必要があるためだ。また、適切な配置も重要である。

    適切なタイミング: リアルタイムでトレンドになっているキーワードを利用しよう。時間、曜日等、テストしてタイミングを絞り込むことも可能だ。

    適切な言葉: ユーザーが関心を持つトピックに関して、連想する言葉を把握しているはずだ。このようなキーワードをツイートに盛り込む必要がある。このキーワードを持つツイートがトレンドになっているためだ。ツイートの本文、または、ハッシュタグに掲載することが出来る。この点に関してはテストを実施する必要がある – ステップ 6で詳しく説明する。

    適切な内容: キーワードに対して最適化されたページ上に存在する。このページのURLをツイート内に盛り込もう。

    内容は重要 – 言いたいことをツイートするには、ツイートの構成に関するアイデアが幾つか紹介されている。

    適切な配置: プロモツイートは、ユーザーがトレンド(キーワード)の検索を行った際に検索結果ページの上、そして、ツイートがユーザーに関連している場合、ホームのタイムラインの上部に掲載される。

    プロモツイートは、ツイートのビジビリティを改善するだけでなく、アドワーズを使ってキーワードを見つける取り組みと同じように、ツイートがユーザーの共感を呼ぶかどうかをテストする上でも効果的である。ツイッターに用意されているこのプロモツイートに関する説明には、この取り組みを始める上で必要な情報が掲載されている。予算に余裕があるなら、プロモツイートの利用を検討してもらいたい。

    ステップ 6 – 成果を測定し、微調整を行う & 今後のキャンペーンに反映させる

    ステップ 1から6を振り返っていく。適切なキーワードを含み、適切な内容が盛り込まれたツイートは、関連するトピックがトレンドになっているタイミングで、ユーザーの注目を集め、その結果、より多くのユーザーがクリックする。また、ツイートを送信する度にフォロワー(重要なフォロワー)が増加し、ランディングページのコンバージョンが増えるようになり、ユーザーエンゲージメントも高まる。

    それでは、実際にこの成果をどのように測定すればいいのだろうか?ターゲットのオーディエンスに関する知識、そして、繰り返しA/Bテストを実施する取り組みが鍵を握る。このステップの最終目標は、以下の問いに対する答えを得ることだ:

    1. キーワードを冒頭に掲載するべきか?
    2. ツイートをハッシュタグとしてキーワードに含めるべきか?
    3. どのトーンが最も効果が高いのか?
    4. どの時間・曜日が最も効果が高いのか?
    5. プロモツイートを行う価値はあったか?

    何がうまくいくのかをテストする時間が限られている点を忘れないでもらいたい。簡素で、実行に移しやすいテストプランを策定するべきである。このテストを実施し、何がうまくいっているのかを把握するためには、メトリクス(ツイッターと自分のサイト)、そして、メトリクスを記録する追跡メカニズムが必要である。

    ツイッターのメトリクス: ツイッターで直接メトリクスとアクティビティを分析することを薦める。ツイートのURLがクリックされた回数、RTの数、そして、お気に入りの数を確認して、ツイートがユーザーを引きこんでいるかどうかを感じ取ってみよう。

    また、フォロワーの人数の変化にも注視する必要がある。変更がツイッターの取り組みの結果である点を把握する際は、あまり多くの変数を一度に取り扱わないように注意しよう。

    加えて、このプロセスの一環として、次のように主観的なフィードバックを集める取り組みを薦める:

    1. どのツイートがコメントを獲得し、どのツイートがリアクションを得ていないか?
    2. どのように分類されているのか?
    3. コンテンツをどのように言及しているのか?
    4. ハッシュタグがあるか?幾つあるのか?
    5. 新たなキーワードのアイデアを得られたか?

    サイトのメトリクス: ユーザーにRT、お気に入り、または、ツイート/RT内のリンクをクリックしてもらえたら、第一段階をクリアしたことになる – つまり、ツイートは、オーディエンスに注目してもらえたのだ。ただし、あくまでも

    第一関門

    を見事に突破しただけである。ユーザーを実際に引き込んでいるかどうかを知るには、サイトで有意義な行動を起こしているかどうか – つまり、コンバートしているかどうかを確かめなければならない。サイトで計測することが可能なメトリクスの例を以下に幾つか挙げていく:

    1. ページビュー
    2. サイトでの滞在時間
    3. 直帰率
    4. コンバージョン – ダウンロード回数、登録した人数、投稿されたフォームの数

    ランディングページに対する上述したメトリクスが改善しているなら、喜ばしい限りだ。

    測定メカニズム: 何が功を奏しているのか、何が失敗しているのかを把握するため、ツイッターの取り組みの影響を特定するには、テストの結果を測定し、功績を振り分けていく必要がある。トラフィックが発生している場所を表示する、ウェブ分析プラットフォームのリンク短縮サービスやマーカーは、便利である。

    さらに正確な測定を行うため、少数のキーワードとページを選び、期間を設定し、上のメトリクスから一つ、または幾つか選択し、念入りに計測していこう。この期間中は測定に集中し、速やかに実施するべきである。

    思い出してもらいたい。オーディエンスの注目をピーク時に獲得することが理想である。ただし、タイミングを逃しても、落胆しないでほしい – 学んだことを次のキャンペーンに活かせばいいのだ。

    ステップ 7 – コラボレーション: ソーシャルチームとSEOチームの双方が得をする

    SEOチームは恩恵を施すだけでなく受ける側でもある。グーグルとビングが明確に指摘(日本語)しているように、ソーシャルのシグナルはSEOにおいて重要である。このようなツイートを理解するサイトによるハロー効果は、検索エンジンのランキングに影響を与える。

    ソーシャルはSEOにプラスに作用するだけでなく、トラフィックも呼び込む力を持つ。従って、SEOチームが、一部のページに対して、ソーシャルメディアでの勢いを求めているなら、上述したようにソーシャルチームと協力し、より戦略的にツイートを送信することが可能である。

    すると、SEOチームは、ページに対するツイートの本数とランキングを関連を見出し、何がうまくいっているのかを評価することが出来るようになる。例えば、ソーシャルチームと共有するページに対するツイートの本数が増加しているなら、ランキングとの前向きな相関関係が存在するかどうか確かめてもらいたい。

     

    Tweets vs Keyword Rank

     

    ランキングに影響を与える上で、大量のツイートが必要なわけではない点に留意しよう。例えば、「アドビが検索データを使って、クロスチャンネルのセールスを増加させた方法」の中でも指摘されているように、アドビはたった7本のツイートを介して、28位から2位にジャンプアップしている。

    例: Performics & Feeding America

    一流のデジタルマーケティングエージェンシーのPerformicsは、Feeding Americaがツッターを使って、同団体の活動に関心をもってもらい、寄付や奉仕活動等の行動を起こしてもらえるように支援を行った。

    適切なトラフィックを特定のページに送り込むことが、一つ目の課題であった。Performicsはステップ 1からステップ 6で紹介したプロセスに従って、キーワードをベースとしたオーディエンスに接触し、飢餓問題に関するページに導くことに成功した。その結果、ツイッターからのトラフィックは、キーワードベースのプロセスを実施する前と比べ、250%増加した。

    Performicsの偉業に関する詳細は、ツイッターのディベロッパー向けのサイトに掲載されている。

    結論

    ツイッターのデータの「ファイヤーホース」を確認し、キーワードおよび検索に最適化されたページを求めることで、ソーシャルメディアに大きなインパクトがもたらされるだろう。ソーシャルを重用し、検索への影響を計測する取り組みは、今年、ますます重要性を高めていくだろう。

    検索とソーシャルの取り組みを統合することで、ブランドのビジビリティおよびコンバージョン率は改善される。適切なコンテンツを、オーディエンスが必要としている時に、オーディエンスが訪問する全てのチャンネルで、魅力的な方法で提示することが出来るか否かが重要な鍵を握るだろう。

    SEOチームと協力することで、ソーシャルチームは、ユーザーにとって重要なことを把握し、適切な時期に支援するコンテンツを提供することが出来るようになる。一方、SEOチームは、ソーシャルメディアによるプロモーションから利益を受けることが出来る。こうして、正確なデータを基に検索チームとソーシャルチームのコラボレーションがさらに前進していく。

    この記事の中で述べられている意見はゲストライターの意見であり、必ずしもサーチ・エンジン・ランドを代表しているわけではない。


    この記事は、Search Engine Landに掲載された「Take Twitter Campaigns To The Next Level With SEO Data」を翻訳した内容です。

    Twitterのトレンドワードを眺める習慣がある人もいるのでは?と思いますが、それをマーケティングに活用しようという姿勢が素晴らしいと思いますし、具体的な手法まで公開されているのは志高い人にはありがたく、早速トライあるのみ、といった感じでしょうか。

    それがTwitterのトレンドワードかはともかく、リアルタイムに旬のトレンドを追いかけてそこに対応するマーケティングを仕掛けていく心意気が素敵ですし、実際それで大成功する場合もあるんですよね。この記事を読んで先日行われたアメリカのスーパーボウルで起こった停電を速攻でCMに反映させたオレオの例が頭に浮かんだ人もいるのではないでしょうか。

    ウェブのリアルタイム性が革新的に進みつつある、これからはリアルタイムウェブの時代だ、なんてことが数年前まで叫ばれていたのを思わず懐かしく思い出してしまいましたが、ソーシャル、コンテンツ、インバウンド等のキーワードが注目されているウェブマーケティング業界、今日のウェブが持つリアルタイム性にも改めて注目してみる価値は十分にありそうです。 — SEO Japan [G+]

    Facebookは成長し続けることができるか?

    グラフ検索のリリースで久々に盛り上がったFacebookですが、株価低迷からは脱却できず多くの人はまだまだ前途多難な未来を感じているようです。とはいえ、そんな予測を打ち砕きさらなる大成長を引き起こす可能性にもまた満ちている、ということで、今回はFacebookの成長の可能性について考えてみた記事を。 — SEO Japan

    ゲスト投稿by:Ekaterina Walter (@ekaterina)―Intelのソーシャル・イノベーター、“Think Like Zuck: The Five Business Secrets of Facebook’s Improbably Brilliant CEO Mark Zuckerbergの著者

    この質問は、この会社が1千億ドルで評価されるのを目にした2012年のIPO以来、投資家たちの大きな関心になっている。Facebookはすでに世界中に10億人のユーザーを所有していて、インターネットユーザーの44%がプロフィールを持っている。インターネット上のページビューの5回に1回はFacebookページだ。

    では、この成長に限界は存在するのか?

    国際的な成長

    現在5人中4人のユーザーがアメリカ国外で、それはFacebookが今後その最大の成長を目にする場所である。インドにはすでに5100万人のFacebookユーザーがいるが、10億人を超える人口を考えると、成長の可能性は膨大だ。

    しかし、成長は永久には続かない:世界の人口70億人のおよそ35%がインターネットへのアクセスを持っていて、中国は今のところこのサイトの使用をブロックしている。Facebookアカウントの数は、インターネット使用が成長し続けるにつれて、2倍、さらには3倍になるかもしれないが、それでも上限は存在する。

    では、もしもFacebookアカウントを持つことができる人の数に限りがあるとしたら、このサイトは、ひとたび飽和点に達したら、どのように成長し続けることができるのだろうか?

    “[Facebook]は広範囲なウェブを形作っている”と、FacebookのCEO、Mark Zuckerbergは言う。“過去5年もしくは7年を振り返ると、ソーシャルネットワーキングに関する話は人々を繋げることが全てだった…しかし、5年先を見ると、人々が今から5年を記憶することになる話は、この1つのサイトがどのように作られたかではなく、どのようにしてあなたが使用する1つ1つ全てのサービスがあなたの友人と共に良くなっていくのかだと思うのだ…。人々は振り返って‘スゴイ。ここ5年でこれらの全てのサービスは良くなった。なぜなら、私はこの全てを一人でやっているのではなく、友人と一緒にやっているのだから。’と言う。それが、私が最も楽しみにしていることだ。”

    この疑問に対する回答は、ある種の成長だが、大規模な成長ではない。Markのコネクティビティの夢は、Facebookがより深くインターネット体験に埋め込まれるようになることを意味する;ユーザーは自分が買ったものや、エンターテイメントや、ネットワーキング習慣についてもっと多く共有し続け、それらを供給するブランドにより多くの情報をフィードバックできるようになる。

    もっと大きなインテグレーション

    FastCompany.comのライター、Farhad Manjooは、Facebookが「あなたのパーソナルデータを誰かに売ることは決してないだろう。それはユーザーが決して受け入れないことの1つだ。しかし、Facebookはそうする必要はない。集められたユーザー情報の束の巨大マーケットが存在する可能性がある。」と予測する。ますます多くのアプリがFacebookにインテグレートされるため、ユーザー自身およびそのネットワークに関する広範囲に及ぶ人口統計情報と共に、ユーザーが広告からページやエンターテイメントまで全てのことと情報をやり取りする手段のための膨大で成長するソースがある。そして、Facebook利用者はただクリックをしているのではなく、積極的にコメントをし、自分たちが利用しているものに関して議論している。これはみんな、Facebookのより大きな収益の可能性を意味するが、ユーザーにとっても関わりがある:不適切な広告にプレッシャーをかけられたい人などいないが、自分の友人の関心やお薦めについては知りたいかもしれないのだ。

    ブランドページ

    今ではアメリカ企業の10社中8社がFacebookページを所有しているが、最近導入されたFacebookのグローバルページは、企業が同じような数字を達成するためにアメリカ国外に目を向けていることを示している。非個人のプロフィールは、Facebookの膨大な範囲の成長を示す。そして、友達がブランドプロフィールにいいね!をしたりコメントをする時の人々のタイムラインへのより大きなフィードバックを考えると、企業が新しいオーディエンスに手を伸ばす可能性は膨大だ。

    Fコマース

    Farmvilleを超越して、サードパーティアプリには成長の可能性がある。製品購入からチケット予約、エンターテイメント視聴、ソーシャルのやり取りまで全てのことにおいて、人々がFacebookを介して情報にアクセスしたり共有したりするのに費やす時間の量は急増することもあり得る。さらに、fコマースのチャンスがある。2011年には、彼らの37億ドルの合計収入からするとわずかだが5億5700万ドルをもたらした。Facebookは、それを販売のためのプラットフォームとして使用するサードパーティアプリから収益の30%を取り、その可能性を探索し始めたところだ。

    モバイル

    Facebookユーザーの60%は、モバイルデバイスを介してこのサイトにアクセスしているが、Facebookはここでの可能性を探り始めたばかりだ。主要な鎖は2つある:1つは、まだ広告から収益化されていないモバイル使用としての利益。1つは、ユーザーが自分の周囲の世界とやり取りするために全く新しいFacebook体験を作り出す位置情報アプリの可能性。

    Facebookのグローバル・ブランド・エクスペリエンス・マネージャー、Paul Adamsは、人々がインターネットを利用する方法からのシフトとより大きなソーシャルネットワーキングへ向かった動きを説明している:“[ウェブ]は、コンテンツ周辺に作られることから離れて、人周辺に再構築されている。

    Facebookは成長し続けることができるが、成長の定義はこれまでとは違うかもしれない。人々が自分の周りの世界とやり取りするネットワークにより多くの時間を費やすようになると、彼らのFacebook体験は変化するだろう。ユーザーの絶対数には限りがあるかもしれないが、Facebookの成長は人々の生活のより大きな領域に染み込み続けることができる。そして、それがどこまで行けるかの限度を設定するかどうかは、Mark Zukerbergとそのチーム次第だ。


    この記事は、Brian Solisに掲載された「Facebook: Can It Keep Growing?」を翻訳した内容です。

    グローバル展開、Fコマース拡大、モバイル革新、ブランド利用、データ活用、とどこかでいわれてきたトピックばかりではありましたが、2013年初め、改めてFacebookの今後の可能性を整理するには手ごろな記事でした。成長ばかりかグローバルレベルでは、LINE等のマイクロメッセンジャーサービスの台頭による脅威もあるわけですが、今後の展開に注目していきたいですね。 — SEO Japan [G+]

    Webサイト・ブログ運営の2012年振り返り

    ガイアックスはBtoB企業に対してインバウンドマーケティングへの移行支援をしていますが、弊社自身もインバウンドマーケティングを実践しています。

    本サイト(inboundmarketing.jp)は2011年7月に立ち上げましたが、昨年はインバウンドマーケティング/コンテンツマーケティングの盛り上がりもあり、アクセス数・リード獲得数が大きく伸びた年でした。

    今回はこれからインバウンドマーケティングを実践する方の参考になればと思い、本サイトの2012年の振り返りデータを共有します。

    結果サマリー

    まず、訪問数・PV数・リード獲得数の数値的な結果です。

    • 1月と11月の比較で、訪問数は2倍、PV数も2倍、リード獲得数は8.5倍に増加
    • ブログの運営体制を変更し、コンテンツ作成を本格稼働させた6月から特に右肩上がりの傾向
    • 7月にはてブ800超の記事があったものの、資料ダウンロードやメルマガなどへの導線がなかったためかリード獲得には貢献せず
    • 逆に、ブログから資料ダウンロードへの導線を強化した10月からリード獲得数が大幅に増加

    ソーシャルメディア経由の流入数

    本サイトへのソーシャルメディア経由のアクセスを抽出しました。

    7月のはてブのホットエントリー入りがあまりにも強力でしたが、瞬間風速的な効果が強いため、記事を出せなかった3~5月はほとんど流入を獲得できていません。

    ただ、コンテンツ作成に力を入れた6月以降は、を他社のFacebookページや一般ユーザの方に過去の記事を紹介いただけるようになり、安定した流入が獲得できています。

    検索エンジン経由の流入数

    別ドメインで運用していたブログの記事をいくつか10月に移行した影響もありましたが、2012年に最も手応えを感じたのが検索エンジンからの流入数増加です。

    お客様へのヒアリングから、BtoBのWeb・マーケティング情報への接触はソーシャルメディアよりも検索エンジン経由が圧倒的に多かったため、BtoB関連ワードでの上位表示獲得を当初から強く意識していました。

    記事がソーシャルでシェアされるようになった6月以降、大量にシェアされた記事が軒並み検索結果上位にランクイン。予想を超えて検索エンジン経由の流入数が増加しました。

    2013年1月には検索エンジン経由の流入数は6,500を超え、資産として順調に積み上がっているのを感じます。

    主要キーワードでの検索順位

    上位表示を狙っていたキーワードの順位を抜き出してみました。

    お客様へのヒアリングから「BtoB ◯◯」のように「BtoB」を掛けあわせての検索が多かったため、ブログ記事のタイトルに「BtoB」をほぼ毎回入れ、見つけてもらいやすくしました。
    弊社のお客様では業種や業態よりも自社が「BtoB企業であること」を強く意識しているため、記事がソーシャルメディアでシェアされた際に「BtoB」と入っていた方が目に留めてもらいやすいのでは、という考えもありました。

    現在、サイト訪問者の65%がブログを窓口に流入しており、予想よりもはるかに多い割合になっています。また、上記キーワードでのランクインページの大部分はブログ記事です。

    人気・不人気記事TOP3

     

    ブログが本格稼働した6月からの半年間、計20本の記事を更新した中でのトップ3とワースト3を調べてみました。

    トップ3ははてブやソーシャルメディアと相性が良い、デザインやソーシャルメディア系の記事。はてブ、いいね!、ツイートが集まった人気記事は様々なキーワードで検索上位に表示され、数ヶ月前に更新した記事でも未だに月1,000~1,500ほどのアクセスを稼いでいます。

    反対に、不人気記事のトップ1・2は共に翻訳記事になってしまいました。

    2012年 効果の大きかった施策

    「コンテンツが重要!」=「良質なコンテンツを作成すれば大丈夫」となりがちです。

    しかし、検索エンジンやソーシャルメディアで「見つけてもらう」施策。サイトやブログ、LPのデザイン・ユーザビリティを改善し、リード獲得率を上げる施策など、いわゆるWeb構築ノウハウの重要性を再認識した1年でした。

    下半期、特に効果の大きかった施策を一部ご紹介します。

    • 6月:ブログの運営体制を変更し、コンテンツ作成へのリソース投下を本格化
    • 9月:Webサイトリニューアル
    • 9月:ブログ記事のタイトル方針を検索エンジンで見つけられることを重視したものに変更
    • 10月:ブログ記事の下に資料ダウンロードのバナーを設置
    • 11月:資料ダウンロードのバナー内文言を変更
      → 詳しくは【ABテスト事例】バナー内文言の変更で資料ダウロード数4倍をご覧ください

    良かった点

    本サイト(サイト・ブログ)を中心にメールマガジン、セミナーなど、インバウンドマーケティングの取り組みを強化した結果、サイト訪問数・リード獲得数の増加以外に以下のような効果がありました。

    • 有効商談率の向上
      →ブログやセミナー、メールマガジンを通じて、弊社をよく知ってもらった後にご相談いただくため、お問い合わせから具体的な商談に結びつくまでの確率が上がりました。
    • 成約率の向上
      →同様の理由で、BtoB企業のWebサイトリニューアル、インバウンドマーケティングへの移行に関するご相談では、商談から受注に至る成約率も上がりました。
    • 社内の営業・マーケティング資産の再発掘
      →ブログやeBookを作成する過程で、社内に眠っていたノウハウの再発見が何度もありました。

    改善したい点

    一方、コンテンツの更新頻度を上げることには正直、苦労しました。

    普段のお客様とのやり取りの中で「こういう情報があれば参考にしていただけるのでは?」というネタは山ほどあるものの、コンテンツに落とすまでには相応の時間が必要です。

    社内のノウハウ、事例、TIPSは可能な限り公開していく方針ですが、発信できていない情報がまだまだ多く残っています。

    他事業では、外部のエキスパートの方にコラムを寄稿いただいたり、複数人でブログを運営していますが、本サイトもより多くの方にご協力をいただきながらの運営を検討中です。

    今後の打ち手

    ブログ、eBookなどコンテンツの発信頻度向上

    BtoB企業のWeb・マーケティング担当の方が困っていること、知りたいことに答えられる情報をより幅広く揃えたサイトにするため、ブログ・eBookなどのコンテンツ作成によりリソースを投下していきます。

    セミナー開催頻度の向上・内容の充実

    弊社では、ブログやメールマガジンを通じた継続的なコミュニケーションの後、一度セミナーにご参加いただき、具体的な相談をいただくケースがほとんどです。
    ブログ、eBookよりも踏み込んだ情報提供の場、弊社をより深く知っていただく場として、 セミナーの充実を予定しています。

    社内調整に使える情報の発信

    BtoB企業がテレアポや飛び込みなどのアウトバウンド型営業から、インバウンド型の営業・マーケティングに移行する場合、社内説得が大きなハードルになります。

    そもそもWebサイトを充実させることから、コンテンツ発信の重要性を理解してもらうことまで、一歩一歩、成果を出しながら周りを巻き込んでいく必要があります。

    2012年後半、インバウンドマーケティングが大きく盛り上がりました。
    実践者が増えてくる2013年、ただ単にノウハウや事例を公開するだけではなく、実践する方が社内調整に使っていただけるような形で情報発信していきたいと思います。

    今すぐ計測したい9つの検索 & ソーシャルKPI

    検索マーケティングに加え、ソーシャルメディアマーケティングも並行して取り組み始めている方も多いことでしょう。そこで気になるのが効果の程なわけですが、検索以上に効果測定のポイントが把握しづらいのがソーシャルメディア。何を指標にソーシャルメディアマーケティングに取り組んだらよいのかわからない、、、今回はそんな悩めるあなたのために、サーチエンジンランドから検索&ソーシャルの代表的KPIを紹介したお役立ち記事を。 — SEO Japan

    検索およびソーシャルメディアでの取り組みを計測していないなら、その取り組みが成功しているかどうかをどのように判断しているのだろうか?ビジネスを支えているのか、あるいは、反対にビジネスにダメージを与えているのか、もしくは、何も効果がないのかをどのように把握するのだろうか?

    時間と労力が無駄ではなかった点をどのように証明するのだろうか?

    ポジティブな成果を得ている点をどのように把握するのだろうか?

    そもそも、その取り組みを行う価値があるかどうかをどのように判断するのだろうか?

    答え: このような判断を下すことは出来ない

    SEO/ソーシャルメディアの成功および失敗を計測する取り組みは、それぞれのキャンペーンを改善し – その戦略がビジネスを前進させる上で役に立っていることを確認する唯一の方法である。

    この話をすると: 「計測しているし、目標を設定しているし、tweet1本当たりのretweetの本数も増えているし、サイトのヒット数も毎日増加している。つまり、改善している」と言う答えが返ってくることが多い。

    それは素晴らしい。しかし、1万人のフォロワーやサイトのビジターが、ビジネスにとって実際に価値のある行動を取っていない状態なら、その改善に何か意味はあるのだろうか?収益の増加、コストの削減、あるいは、顧客満足度の向上に貢献しているだろうか?

    「はい」と答えた人はどのように把握しているのだろうか?

    繰り返すが、そんなことは不可能である。実際のデータ、そして、総合的な計画を持ち – 戦略が成長にどのように貢献しているかを示す具体的な証拠が必要である。

    フォロワー、ファン、検索エンジンのトラフィック、retweet、そして、購読者の増加は、戦略において重要な役割を担っているかもしれないが、全体像を見るためには、- つまり- このようなアイテムの増加がビジネスにどのように役立つかを知るためには – 視野を広げなければならない。

    すべての取り組みは会社の全体的なミッションを反映する

    戦略的なソーシャルメディア戦略の定義を取り上げた良質な指針の中で、アンジー・ショットモアーが指摘しているように、会社の全体的なビジョンを基に目標を策定することから始めるべきである。

    ソーシャルメディア – そして、SEO – における全ての取り組みは、ビジネスのミッションに一致していなければならない。以下に目標の例を挙げていく:

    • ブランド認知を高める
    • ブランドの信頼を高める
    • ブランドロイヤリティを高める
    • セールスファネルを短縮する
    • リードを増やす/新しいリード生成チャンネルを作る
    • カスタマーサポートを促進(軽減)する: サポート関連のeメールや電話を晴らす、または、サポート用の別の手段を提供する
    • 顧客満足度を高める/顧客との交流を活性化する
    • ユーザーの行動を理解する
    • サービス/製品を販売する

    総合的な目標の策定に関しては、先程紹介した「ソーシャルメディア ROI: 戦略的な計画の定義」、そして、リサ・バローネ氏が投稿した「求められる賢いソーシャルメディアマーケティング」を参考にしてもらいたい。

    追跡するべき検索/ソーシャル KPIs

    目標の策定を終えたら、次に目標と重要な成果(OKR)を達成し – そして、主要業績評価指数(KPI)を見つけ、成功を計測する上で役に立つ手法を選ぶことになる。

    注記: 以下のKPIの多くはマーシャル・スポンダー氏が作成した「ソーシャルメディアアナリティクス」で取り上げられている。必要に応じて、より複雑な割合に対する要素を用意した。

    1. 検索エンジンのトラフィックを測定する

    KPI:

    • 検索エンジン経由の訪問の割合
    • 検索エンジンのビジターによるコンバージョンの割合

    2. ビジターのウェブサイトとのエンゲージメントを測定する

    KPI:

    • コメントを残したビジターの割合
    • ソーシャルメディアで共有/投票したビジターの割合
    • コンバージョン率:

    (コメントの数)

    ÷

    (コンテンツの数)

    • クリックしてアクションを起こした、または、CTA(コール・トゥ・アクション)リンクをクリックしたビジターの割合
    • 1回の訪問ごとの平均滞在時間
    • 1回の訪問ごとの平均のページ閲覧数
    • エンゲージした訪問の数:

     

    (エンゲージメントの総数)

    ÷

    (訪問の総数)

    3. ウェブサイトでのユーザーエクスペリエンスを測定する

    KPI

    • 直帰した訪問の割合(1ページのみの訪問)
    • 結果がゼロであったサイト内部の検索の割合
    • ページが読み込まれるまでに3秒間以上待ったユーザーの割合
    • 特定のページの直帰率(以下の公式のページ X):

    [アクションが何もなかった単一のページの訪問の数(ページX)]

    ÷

    [エントリーされたページの訪問の数(ページ X)]

    4. 寄付/購入するビジターの人数を測定する

    KPI:

    • 寄付した/購入したビジターの割合
    • 寄付/購入のカートページを訪問したビジターの割合

    5. ブランドエンゲージメントの測定

    KPI:

    • ブランドエンゲージメントの割合:

     

    (ブランド検索による訪問数 + 直接訪問の数)

    ÷

    (検索エンジン経由の訪問数 + 直接訪問の数)

    6. ソーシャルエンゲージメントを測定する

    KPI:

    • ページごとのソーシャルアクションの数:

    (ソーシャルアクションの総数)

    ÷

    (ソーシャルボタン付きのページの数)

    • ソーシャルアクション:コミュニティの規模の比率(例 – フォロワー1000人当たりのページのツイートの数、フェイスブックのファン1000人当たりの共有の数 等)

    7. ユーザーのサイトの検索経験を測定する

    KPI:

    • サイト検索を利用する訪問の割合
    • 1回の検索当たりの閲覧される検索結果の平均
    • 検索結果を見た後にサイトを去るビジターの割合
    • 訪問中に複数の検索を実施するビジターの割合(同じキーワードに対する複数の検索は除く)
    • 検索を行った後のサイトの平均滞在時間
    • 検索を実行した後のビジターが閲覧したページの平均

    8. オンサイト動画を測定する

    KPI:

    9. その他の部分的なKPI

    • Xページ以上閲覧した訪問の数
    • X分/秒以上サイトに滞在した訪問の数
    • 寄付/購入/リードのページに到達した訪問の数

    その他の分析ツール

    グーグルアナリティクスは、今でも役に立つツールの筆頭格だが、その他の注目する価値のあるサイトおよびツールを紹介していく:

    1. Social Media Metrics プラグイン(グリースモンキー): グーグルアナリティクスでソーシャルシェアの広範なリストを提供する
    2. RetweetRank: retweetされる頻度を計測する
    3. YouTube Insight: 動画の人気、閲覧数等を記録するサイト内分析ツール
    4. ShareThis: コンテンツを容易に共有する手段をビジターに与える。また、グーグルアナリティクスと統合すると、サイトの共有において成功を収めている/人気の高いソーシャルチャンネルを把握することが出来る
    5. Reachli (以前はPinerlyと呼ばれていた)とPinpuff: ピンタレストのアカウントに対する分析レポートを提供する。Pinerlyでは、ピンを選び、「キャンペーン」を作成して、異なるキャンペーンを比較することが出来る

    「どんな会社もソーシャルメディアを利用する必要があるため」ソーシャルメディアから距離を置くことは薦められない。また、サイトのビジターが何も買っていないなら、全ての取り組みをSERPで1位を獲得する試みに集中させるべきではない。

    ピースを組み合わせ、全体を見てほしい。それぞれの戦略がビジネス全体にどのように貢献しているのかを確認してもらいたい。計測を実施すれば、点と点を結ぶことが出来るようになるはずだ。

    少なくとも、なぜSEO/ソーシャルメディアマーケティングを実施しているのか問われた際に – 「みんなやっているから」以外の理由を得られるだろう。

    イメージ – ライセンス契約の下、Shutterstock.comのイメージを利用した。

    この記事の中で述べられている意見はゲストライターの意見であり、必ずしもサーチ・エンジン・ランドを代表しているわけではない。


    この記事は、Search Engine Landに掲載された「9 Search & Social KPIs To Start Tracking Right Now」を翻訳した内容です。

    検索&ソーシャルと謳っているだけあり指標測定方法が幅広く網羅されており、思った以上に参考になった記事でした。このリストだけ見ると「ここまで計測する必要があるのか」と既に途方に暮れてしまっている方もいそうですが、全部を計測する必要があるとは限りませんし、多くの数値はGoogle Analyticsなどアクセス解析サービスで取れるデータであり、ソーシャルアクションもツイートや「いいね!」などであれば比較的計測しやすい値ですよね。読んで重要と思えた指標からだけでも始めてみれば、あなたのウェブマーケティングもきっと改善するはず? — SEO Japan [G+]

    2013年、コンバージド・メディアが全てを収束させる年

    来ました2013年バズワード第一弾。というわけではありませんが、日本でもトリプルメディアでお馴染みのペイド・アーンド・オウンドメディアの概念は既に古い、これからはコンバージドな視点でメディアを考えることが重要だ、というマーケッターなら気になる記事をMy Venture Padから — SEO Japan

    メディアの観点から見ると、マーケッターは、物事がどのようになされるかに従って戦略と戦術を並べるのを好む。人気のフレームワークはこんなふうになる:ペイド(広告)、アーンド(口コミ)、オウンド(企業)、そして他の全てのことは少々グレーな領域に入り、私の考えではこれが2012年以降の活動拠点になる。上の図で説明されているように、Altimeter社はこの重複する領域を“コンバージド・メディア / 収束メディア(Converged Media)”と呼ぶ。それが異なるメディアダイナミクスが一緒になった集合体だからだ。私に言わせれば―つまりマーケティングの観点から見ると、これこそが、これまで私たちが“ソーシャル”と呼んできたものの未来である。

    あなたは、自分のFacebookニュースフィードの中で友人によって共有された画像を目にする。その画像はブランドによって作られたものだ。あなたがそれを目にしたのは、あなたの友人がそれを共有したからだ。あなたの友人がそれを共有したのは、彼らがそれを気に入ったからだ。彼らがそれを気に入ったのは、そのコンテンツが心に響くものだったからだ(そして彼らはそれを見た)。彼らがそれを見たのは、そのブランドがそれを宣伝するためにFacebookにお金を支払ったからだ。

    ペイド?
    アーンド?
    オウンド?

    その全てだ。ソーシャルプラットフォームは単にエンジンに動力を供給するにすぎず、上記のことが全てモバイルなコンテクストの中で行われていたかもしれない。私が自分のチームを増築するために、この領域についていろいろ考えているのは、すでに誰かがこの“収束した”部分を完全に把握したとは思っていないからだ。才能の観点から見ると、私はすでに社内の広告エージェンシー側からソーシャルとデジタルとコンテンツを理解する人たちを取り込み始めている。私は心の中で、チームの機能がどのように異なるかのダイナミクスについて考えてきた:

    従来

    テレビ中心のマーケティングアプローチは今でも、規模のインフラによって支えられたディレクターとコピーライターから成る力強いクリエイティブチームを燃料とし、それがチームに洞察を注ぎ、キャンペーン指向のマーケティングメッセージが見られ聞かれるようにどのようにお金が使われるかを決めるかなりの数のメディアサービスの人間を所有する。

    デジタル

    従来のチームと似ているが、デジタルチームはマーケティング構想に経験的レイヤーを追加するもの(アプリ、サイト、プラットフォーム)を“築く”ことが多い。デジタルチームにとってのコピーは、いくぶん複雑だ。彼らが作るものにはオフラインマーケティング戦術を通して転換できること以上のものを含んでいることが多く、そのためにコンテンツへの包括的なアプローチが要求されるからだ。

    ソーシャル・デジタル

    これが新参者だ。多くのブランドは今、社内ソーシャルの基本を理解しているが、上記のモデルはそれが社内だろうとエージェンシーであろうと(もしくは混合)、良いマーケティング(価値のあるコンテンツ)の基本をソーシャルニュースフィードの特性であるリアルタイム性(または会話をサポートするコミュニケーションのタイムリーな炸裂)と合併するためにデザインされている。ここでも、チームをメディアの観点から見ると、収束したメディアスペースをターゲットにした中核となるソーシャル・デジタルチームは、クリエイティブとコミュニティ管理と編集の専門知識のニュース編集室的なセンスをもたらさなければならない。

    私は、2013年は物事がこれまで以上に互いの境界線がぼやける年になり、さらには、ブランドとそのエージェンシーパートナーがその重複部分にどのように対処するかを見つけるために一緒になって取り組むため、両方にとってたくさんの課題を作り出す年になると思う。私たちのクリエイティブ、戦略、メジャメントの能力を支えることに加えて、私はさらに、ペイド、オウンド、アーンドの間の重なり合う部分やこの全てがどのように私たちのクライアントのために進化するかについて考えることも自分のチームの誰かに任せてきた(収束メディアサービスのディレクター)。特にデジタルにとっては、これが活動拠点になると考えている。


    この記事は、MyVenturePadに掲載された「2013: The Year Everything Converged」を翻訳した内容です。

    簡単に言えば従来のメディアプランニング&構築に、ユーザーとのインターアクションやコミュニケーション自体を取り込んでいく必要がある、という話ですが、実際に企業がそれを実践していこうとすると、それぞれの専門家に加え、全体を統括する管理・編集チームも必要になってくるわけで、規模の大きい会社であればある程、一筋縄ではいかなさそうな話ではあります。

    とはいえ冒頭で紹介されたペイド/アーンド/オウンド・メディアの概念、前半の例を読んでも既にそのメディアの枠組みでさえボーダーレスというかコンバージされた状態でユーザーに利用されているわけです。コンバージドメディアという概念が流行るか、バズワードするかはともかく、そもそもメディアの違いをユーザーは気にしていないわけですし、ユーザー視点・行動を理解し、ユーザーとのコミュニケーションを織り込んだ上でソーシャルキャンペーンなりマーケティングに取り組んでいく必要は自然とありそうです。

    しかし、このコンバージという単語、これまた翻訳しにくい言葉ですね。収束ではピンと来ないですし・・・集約でもないですし。かといってコンバージドでも意味不明というか。日本で何か良い言葉がないと概念自体が流行らなそうです。最も、トリプルメディアという言葉も日本でのみ使われている気がしますし、どなたがまた良い言葉を思いついてくれることでしょう? — SEO Japan [G+]

    動画版Instagramの本命?「Vine」を使って企業ができる11のこと

    Twitterが突如リリースしたビデオ共有サービスのVine、動画版Instagramの本命かと早速話題になっているようです。そのInstagramを買収したFacebookも動画関連サービスを速攻で拡充すると共にVineを遮断するなど、第三者的には楽しめるバトルを繰り広げています。一方、ウェブマーケッターとしてはVineの活用法にも注目したいということで、全米屈指の人気ブロガー、クリス・ブローガンが企業がVineをいかに利用できるかについて考えてみた記事を早速ご紹介。 — SEO Japan

    新しいアプリVineは、あなたに6秒の動画を与える。さあどうする?

    Twitterが、Vineと呼ばれる新しい簡素な動画生成アプリをリリースした。それは“動画版Instagram”もしくは“Seesmicをするもう一つの方法”(私の場合)と呼ばれている。もしあなたがビジネスマンなら、これについて聞いてすぐに、“そうか。じゃあ私はそれを使って何をすべきかな?”と考えるだろう。私にはいくつか思い付いた考えがある。あなたにはもっとあるかもしれない。

    もし何かアイディアがあるなら、自由にコメント欄に残して欲しい!

    Vineアプリケーションを使って企業にできる11のこと

    1. 見込み客が購入前にあなたが提供している商品の大きさを知らせる。
    2. シンプルだが、顧客には便利なハウツーデモをする。
    3. バーチャルミーティング的に迅速な人物紹介をする。
    4. 展示会での数えきれないほどの用途。ブースで。見込み客の識別に。会う場所を指し示す。
    5. ホテルで客室清掃チェックが終わった部屋を見せる。
    6. 超短い製品紹介動画。
    7. 不動産屋のための高速の室内案内。
    8. ビジュアル形式での現場訪問チェックリスト。
    9. ヘアカット、ヘアスタイルのビフォア&最中&アフター。
    10. タレントエージェンシーや人材会社のための顔写真。(Steve Garfieldに感謝)
    11. 自分の新しいウェブサイトデザインを共有する。

    もちろん、まだどうなるかは分からないが、私はこのプロセスの早い段階でじっくり考えたので、これが私たちにとってどんな意味を持つのか決めることができる。どちらかと言えば、個人的な用途?それは簡単だ。企業はどうやってそれを使うことになるのだろうか?それこそが面白いところだ。

    いくつかの例

    私は、いくつかの企業がすでにVineを使って面白いことをやっているということをChris Trompから聞いた。要チェックだ:

    @UrbanOutFitters
    @Moose_Tracks
    @Rackspace
    @RedVines

    どんなことをしているか見てみよう!


    この記事は、Chris Broganに掲載された「11 Things A Business Could Do With the New Vine App」を翻訳した内容です。

    アイデア自体はとりあえず即興で考えてみたレベルな気もしますが、既に活用している企業があるのにアメリカ企業の俊敏さを感じましたね(事前にツイッターから話があったのかもですが)。

    動画版Instagram的なサービスは既に複数存在してはいるのですが、どれもブレイクしきっていないですし、あのTwitterが仕掛けたこのVine、6秒とはまた大胆な時間制限ですが、Twitterのプラットフォームと最初から連携できるだけに、成功する可能性は先行サービスより高そうです。とはいえ、Facebookも必死に対抗してくるでしょうし、2013年は動画共有プラットフォーム戦争が熱くなりそうです!

    ちなみに上で紹介されている事例でいうと、 @RedVinesが断トツで動画投稿しており事例としても楽しめました。このブランド、アメリカに住んだことがある人ならきっと見たことがある、着色料100%(にしか見えない)真っ赤で甘すぎる、棒状の柔らかいキャンディー(つまり、いかにもアメリカンなジャンク駄菓子)なのですが、投稿されている動画も素人が一発ネタで撮ったようなチープな作りのものばかり、ある意味ブランドにマッチしている感もあって面白いです。

    6秒動画がループで流れる仕組みになっていますが、一種GIFアニメを見ているような感覚になりますし、Twitterのストリームを眺める中で自然と見てしまう仕掛けになっていて流行る可能性はあると思いました。6秒だけに手持ちのカジュアル撮影で許される雰囲気もありますし、仮にVineがブレイクすれば、Vineが動画マーケティングをもっと身近な存在にしてくれるかもしれませんね。ユーザーを巻き込んだ動画コンテストを開催するブランドも多数出てきそうです(日本で最初にやれば目立つかも!)。

    米国ではYouTubeを活用した動画マーケティングが盛んですが日本では余り使われていませんし、Vineが動画マーケティングに火をつけるきっかけになると面白いかもしれません。 — SEO Japan [G+]

    2013年のモバイル、ソーシャル、ビッグデータ、ジオロケーション、マーケティングはこうなる

    2013年の予測記事シリーズを続けて、ということで、今回はソーシャル界隈の様々な予測を業界の識者にまとめた聞いてみたタイトルを見ればわかる通り「てんこ盛り」な記事を。1つ1つの内容がかなり濃いので時間がある時をじっくり読むことをおススメします。 — SEO Japan



    スクロールモーションのタブレット向けエンタープライズセールスツール

    モバイル、ソーシャル、ジオロケーション、ビッグデータ、マーケティング – Sicialmedia.bizのストラテジスト達は未来を見据えている。

    ソーシャルメディアを巡る状況は、2009年に現在のSocialmedia.bizのストラテジストがタッグを組んだ頃から大幅に変化している。2013年も始まったばかりであり、ソーシャルメディア、モバイル、ソーシャルビジネス等にとって、2013年がどのような1年になるのかを推測するには、今が最高のタイミングだと言える。それでは、9つの大胆な予想(現状、今後の展望、そして、推薦事項を含む)を紹介していく。

    迷ったら、モバイル – 特にタブレット

    現状

    モバイルの利用はここ数年で増加し、また、2012年においてはアメリカ人の大半が、携帯電話としてスマートフォンを持つようになったが、タブレットの利用は、アップルのiPadとiPhoneにおいては、スマートフォンを3倍上回るペースで増加している。(ソース: 2012 KPCB インターネットのトレンド)。 現在、大人の55%が携帯電話からインターネットにアクセスしており、3年前と比べても、2倍に増えている(ソース: ピューインターネット & アメリカンライフプロジェクト)。帯域幅の改善とともに、モバイルデバイスからウェブページにアクセスする人達が増加しており、世界のトラフィックの13%はモバイルを経由している(ソース: 2012 KPCB インターネットトレンド)。

    今後の展望

    - 私達の生活のように – コンピュータの利用環境は、デスクトップ、さらにはラップトップからモバイルへと移っており、仕事、インターネット接続、そして、共有する行為をスマートフォンやタブレットに依存する人達が増加の一途を辿っている。さらに、出張の多い人達もまたラップトップを捨ててタブレット、ブルートゥースのキーボード、そして、一連のアプリを使い、仕事を乗り切り、そして、セミナーに参加している。そのため、タスクを完了する、購入を行う、あるいは、寄付をする等、インフォメーショナルな目的におけるサイトのナビゲーションに関しては、ユーザーの期待は非常に高い。ユーザーは、アマゾンで本を買う上での簡素且つ直観的なナビゲーションのような閲覧経験、あるいは、フェイスブックのストリームをフリップボードアプリを介して吸収するような手際の良いビジュアル面での経験を期待している。

    推奨事項

    モバイルユーザーが期待することを考えながらサイトをデザインしよう。ページの一番上には、サイトのモバイルバージョンへのハイパーリンクを用意するべきである。サイト専用のアプリを提供することが出来るならそれに越したことはないが、ナビゲートがとことん簡単なモバイルサイトは、様々な利用において役に立ち、また、アプリのビジネスニーズを評価する間、開発コストを下げる効果も見込める。アプリのようなビジュアルでコンテンツを配信することが可能な無料のサービス オンスワイプを使って、タブレットでスワイプ可能なサイトを作るべきである(JDが1年前に設立者にインタビューしている)。スクロールモーションもまたモバイルにおいて革新的な配信を可能にするサービスである。スクロールモーションは、ニューヨークのスタートアップであり、セールス、マーケティング、そして、トレーニングのアプリケーションをタブレットで息吹を与え、よりインタラクティブで、しかも動的なコンテンツの資源に変えることが出来る。ユーザーエクスペリエンスは強化され、複雑なテーマにはより多くのビジュアルの要素が与えられる。ルックアンドフィールの観点では、サイトが何を伝えようが、何を売ろうが関係なく、エンドユーザーは、エンターテイメントのような仕組みで、コンテンツを見て、触れあうことを望んでいる(モバイル関連の話題に関する詳細は、Socialmedia.bizのモバイルのセクションを参考にしてもらいたい)。

    レコメンデーションサービスを提供するスタートアップが大挙し、その後、大きな合併が起きる

    現状

    フォースクエアでのメイヤーシップおよび頻繁なチェックインは、1年後には廃り、時代遅れになる。

    私は2年間に渡ってiPhone 4を愛用し、4Sとシリ(ズーイー・デシャネルが出演するCMを見たら誰でも欲しくなる)の魅力を何とか振り切り、今週、iPhone 5を手に入れた。しかし、アップルがボスのような顔つきで睨みをきかせていたものの、レコメンデーション(推奨)サービスの分野は数多くの新人が現れた。あまりにも多く、一つの業界になったほどだ。イェルプの新種である。そもそも、イェルプ自体がザガットの新種である。

    今後の展望

    ジオロケーション写真共有アプリのトロバーは、レコメンデーションエンジンの役目も兼任している。

    数多くのスタートアップに追われているイェルプにとって、赤の他人や宣伝屋の信用できないレビューばかりのサイトと言うレッテルを振り払うのは難しいかもしれない。そのため、ソーシャルレコメンデーションサイトの新しい世代が付け込む隙が十分にある。先日、ソーシャルレコメンデーションエンジンのSnooxのローンチに関する記事を投稿したばかりである(「他人ではなく、友達の推薦」)。また、今週、バッグズアップと呼ばれる新たなサービスの噂を耳にした(「最高の食べる場所、買い物する場所、遊ぶ場所、泊まる場所を探す」)。まさか、イチャイチャするにはうってつけの場所、浮気するにはうってつけの場所を紹介するレコメンデーションエンジンがないことに苛立っている人はいないだろうが、このニッチは、トロバー(「アップル/アンドロイド」の二刀流モバイルアプリ)、RavedVillij、ライブスター、あるいは、スタンプト(ヤフー!に買収されたばかり)が埋めてくれるかもしれない。いずれにせよ、新たに多くの写真共有アプリが入り込む余地が、マーケットに残されていないことだけは確かである。

    その一方で、ジオロケーションサービスの現在のチャンピオン、フォースクエアは、レコメンデーションエンジンに生まれ変わるべく、全力を尽くしている。チェックインとメイヤーシップは2010年に流行した活動であり、一年後には時代遅れ、もっと言えばダサくなってしまう。しかし、ジオロケーションは一時のブームではなく、今後の数年間で大きく発展するはずだ。そのため、フェイスブックやアップル(ダークホースはマイクロソフトやヤフー!)が2013年の第4四半期までには、フォースクエアを買収しているだろう。唯一の疑問は、デニス・クラウリーCEOが億万長者になっているのか、それとも、百万長者になっているのかだけである。

    推奨事項

    フェイスブックは、ソーシャルレコメンデーションの分野を必死で手中に収めようとしている。しかし、アップリもまた、セクシーな知的エージェントのシリを投入し、ライバルをけん制している。また、グーグルも参入を望んでおり、マップ機能を強化して、建物の「入り口」だけではなく、内部を紹介するようになるだろう。また、写真共有アプリは、グーグルのストリートビューと事実上、同じである。さらに、ヤフー!の新しいCEO、マリッサ・メイヤー氏は、壊滅状態にあるこの巨大な企業が生き残る道として、賢明にもモバイルとローカルを選んでいる。

    例えば、私達はフェイスブックにログインして、Bed Bath & Beyondで買ったばかりの商品について熱く語ったりしないものの、iPhone 5やアンドロイドで新しい電気鍋を写真に撮って、インスタグラムにアップロードし、フォースクエアやツイッターでシェアする可能性はある。レコメンデーションテクノロジーは、生活の見えない一部になりつつあるソーシャル共有アクティビティを通じて、日常生活に入り込んでいるのだ。

    「ポッタリバーンで布が40%オフで売ってる!早くしないと売り切れちゃう!」このようなメッセージを皆さんも目にしたことがあるのではないだろうか。

    プライバシーの一点張りは終わりにしてくれ!過剰共有のメリットが分かる人もいる

    現状

    私は自分をつけまわすアプリケーションを常に受け入れてきた。懐かしきグーグルラティテュードから、急激に頭角を現しつつあるハイライトに至るまで、私は常に過剰にシェアするように心掛けている。ソーシャルネットワークでのチェックインは珍しくなくなった。フェイスブック、グーグル+、そして、その他の様々なサービス(その多くは気前の良いフォースクエア APIのおかげ)によって、それぞれのソーシャルネットワークのプロフィールにログインして、自分がいる場所、一緒にいる人を特定し、友達、そして、望むなら赤の他人とその情報を共有することが出来る。人気に火がついていないものの、次のステップに進んでいるスタートアップも幾つかある。友達、または友達以外のユーザーと居場所に関する情報を自動的に共有し、その一方で、ソーシャルなデータを集め、広告スポンサー、ビジネスパートナー等とシェアするのだ。

    さらに、プライバシーに関する下らない論争が収まり、ユーザーがプライバシーの一部を利便性と価値に交換することを学ぶと、デバイスはその他の多くのメリットをユーザーに提供するようになるだろう。私はつい先日、ネクサス 7 タブレットを購入した。現在、私のようなユーザーは、今、何を知る必要があるのか、周りに何があるのか、交通状況に基づき、次の約束の場所までどれぐらい時間がかかるのか、どのルートを辿ればいいのか、周りでどんな楽しいことが行われているのか、そして、どこで飲めば、または食べればいいのか等、グーグルがユーザーに関して解明することが出来るあらゆる情報を得られる。私はこのタブレットを常に持ち歩き、グーグルに付け回してもらい、さらに便利なデバイスにすることに夢中になっている。シリ、そして、カレンダー、検索エンジン、そして、受信箱を統合する、ロケーション認知型、またはコンテクスト認知型プラットフォームを利用しているアップルデバイスのオーナーにも同じことが言える。


    ランキーパーアプリ: 自動アップデート

    今後の展望

    私はネクサス 7タブレットを常に持ち歩き、グーグルに付け回してもらい、さらに私にとって便利なデバイスにすることに夢中になっている。

    ソーシャルストーキングソフトウェアを開発する会社は、プライバシーの侵害を指摘されるのをおぞれ、意図的に友達とシェアすることが出来る情報の量を制限してきた。この傾向にもうすぐ終止符が打たれる。積極的に且つ受動的に、どこにいるのか、何をしているのか、さらには、いつ自宅にいるのかを共有することが出来る点の価値はあまりにも高く、勇敢なユーザー達は喜んでシェアしている。 しかし、「自動的にチェックイン」することが可能なグーグルラティテュードでさえ、私が既につながりを持つグーグルラティテュードの仲間としか情報を共有してくれない。それでも、グーグルマップ、フォースクエア等のアプリを統合するソーシャルネットワークが増えるにつれ(ゲットグルー、フェイスブック、グーグル+、そして、インスタグラム等)、積極的且つ意図的に店、レストラン、ジム、カフェ、そして、家にチェックインしたことを共有する力が与えられている(ただし、明確に共有を行い、そして、独自の目的を持っていることが前提)。 また、GPSを電話で有効にしておくと電池の減りが早いことは周知の事実だが、バッテリーは改良されており、また、外部のバッテリーパックが浸透しつつあるため、すぐに障害はなくなるだろう。ちなみに、走っている、または歩いているときに、ランンキーパーに追跡させ、ランキーパーコミュニティだけでなく、フェイスブックとツイッターでつながりを持っている人全員、さらにはそれ以外の人達とルートとパフォーマンスをシェアするアクティビティが私は好きでたまらない。

    私達アメリカ人はカエルのようなものだ。鍋に直接放り込むよりも、湯加減の丁度良いバスタブに入れ、その後、過熱していく方が、煮る手法としては適している。そのため、グーグル、フォースクエア、そして、その他のサービスは、時間をかけて魅力的なサービス、病みつきになる機能、そして、一度設定するだけで後は何もしなくてもよい利便性を出し惜しみしている。2013年は、フェイスブック、ツイッター、フォースクエア、グーグル、そして、ビングが、カレンダー、eメール、検索履歴、そして、プラバイシーの設定を、ロケーションの認知おおびコンテクストの認知に対して、ちょっとした、 – 一瞬で終わる – 簡単な方法でプラットフォーム間で統合することをユーザーに説得する1年になり、何をしているのか、どこにいるのか、そこにどれぐらいの時間いるのか、そして、定期的にそこに行くのか(メイヤー)等、あらゆる情報を共有する機会が生まれる。それとなく、問題を起こすこともなく、そして、私の意見がどうであれ、このような状況を迎えるのではないだろうか。

    推奨事項

    ソーシャルメディアでの受動的な参加、そして、問題視されない共有は、大きなうねりであり、必ずやって来る。それでも、自称プライバシー警察の人達は、グーグル、フェイスブック、そして、その他のサービスを冬眠に追い込むことに成功してきた。とりわけ、フォースクエアが事業および収益の面で苦戦していることが原因である。そのため、慎重および安全を必要以上に優先する過ちによって、ロケーション認知およびコンテクスト認知の大きな利便性にスポットライトが当てられることはなかった。

    正直に言うと、私達が情報を公開することに対して、こういった企業が躊躇しているのは、- コンテクストの情報、ロケーションベースの情報、過去の情報、そして、検索、eメール、閲覧履歴、さらには、オンラインショッピング等から得る情報等、非常に多くの情報が存在し、ユーザーに関して、非常に多くの情報を把握していることを明かすのが怖いからである。

    しかし、この取り組みは間違いなく実を結ぶことになる。そして、ユーザー側がジレンマを克服したその瞬間から、パーソナルウェブの素晴らしさを実感するようになるだろう。障害は技術的な問題ではなく、文化的な問題である。今年は、重大なヤマ場を迎え、プライバシーの問題が邪魔をすることはなくなるだろう。

    ビッグデータの分析、メトリクス & セールスリードが役に立つ

    現状

    IBMによると、私達は毎日250京バイトのデータを作っているようだ – これは膨大な量であり、世界中の90%のデータは過去2年間で作られている。 しかし、ビッグデータの問題は、量が多過ぎることだけではなく、これだけ多くのデータの意味を理解する難しさもその一つである。現在、従来型のデータ分析ツールは役に立たず、ビッグデータの問題に見合う頑丈なインフラも整っていない。

    この問題に対処するためのツールは存在するが – 例えば、IBM ビッグデータプラットフォーム、クラウデラ、ハドゥープ – コストの問題、そして、専門的な知識の欠如によって、多くの企業がビッグデータの流れに乗り切れていないのが現状である。

    今後の展望

    グーグル ビッグクエリ: ギャップを埋める上で効果が見込める

    ビッグデータへの投資およびデータの分析者の不足に関する大袈裟な主張がやたら目立つが、2012年のビッグデータテクノロジーの進歩についてはあまり語られていない。しかし、昨年からクラウドが台頭している。クラウドコンピューティングテクノロジーの進歩によって、今年、ビッグデータを分析する力に大きな注目が集まるのではないだろうか。アマゾンのウェブサービスビッグデータやグーグルのビッグクエリ等のIaaS(infrastructure-as-a-service)クラウドサービスは、小規模な会社がギャップを埋める上で役に立つだろう。

    クラウドテクノロジーは、台頭するビッグデータプラットフォームに対して、より安価で、より強固な保存の選択肢を与えており、さらにこのタイプのプラットフォームが増え、また、既存のプラットフォームは発展していく可能性が高い。

    推奨事項

    ビッグデータテクノロジーおよび予測解析の進歩に関しては、今も大企業がリードしている。しかし、小規模~中規模の企業もメリットを得られる。リアルタイム分析、アプリケーション追跡、事業のメトリクス、そして、ロングテールのセールスリードに対して、ビッグデータを活用するためのツールが開発されている。

    以下に注目するべきツールを挙げておく:

    - インフォチンプス

    - アップファースト

    - ブルームリーチ

    また、学習することを厭わないなら、グーグルのビッグクエリ等のIaaSテクノロジーに適用することが可能なビッグデータのオープンソーステクノロジーが存在するので、是非、注目してもらいたい。

    モバイル広告をユーザーの目標を支援するための広告として考え直す

    現状

    ウェブサイトやソーシャルネットワークは、2010年から2012年にかけて、「3つ目のスクリーン」(モバイル)が2つ目のスクリーン(コンピュータ)を圧倒し、事実上、主要な収益源 – ディスプレイ広告 – が締め出されてしまったことに、本気で悔しがっているはずだ。しかし、邪魔な広告は勢力を弱めつつある。

    今後の展望

    2013年は、モバイル広告の収益は減り続ける。しかし、タブレット人気のおかげで、一時的に減益に歯止めがかかるだろう。タブレットはモバイル機能を持ちながら、データの消化に使われることが多い。その結果、邪魔な広告でもある程度は我慢してもらえる。しかし、邪魔な広告が「ユーザーに与えるだけだ」と言うことに気づいた広告スポンサーが、「ユーザーと行動を共にする」広告に方針転換し、大きく躍進することになる。重要なサイトに参加している(デバイスやサイトの)ユーザーを支援するソフトウェアとして「広告」を見直すことで、このシフトチェンジが可能になる。すると、邪魔な広告が姿を消し、代わって“ソフトウェア広告”がユーザーをサポートする時代がやって来る。

    推奨事項

    最低でも、ディスプレイ広告の一部にフェイスブックの選択肢を実装する取り組みに着手してもらいたい。アジャイル開発を広告デザインに適用し、本気で取り掛かるのが理想である。エンゲージしたいユーザーを特定して、ワークストリームを計画しよう。独自の方法でユーザーを支援する上で役に立つ知識やツールを考え、支援を提供する“広告”をデザインしてもらいたい。ユーザーを最優先して初めて、この取り組みは効果を上げる。このアプローチを採用すれば、2013年以降、ユーザーと協調し、他社との差別化を成功に導くことが出来るだろう。

    ツイッターはピークに達し、後退を始める

    現状

    新たなソーシャルネットワークが、数週間おきに生まれている – 毎日のようにも思える。それは問題ないが、すべてが生き残れるわけではない。

    今後の展望

    まだ生まれていないメジャーなソーシャルネットワークが頭角を現し、その一方で、現在人気の高いネットワークが転落を始めるだろう。昨年、ピンタレストの人気が劇的に高まったように、瀕死の状態からメジャーなソーシャルネットワークが台頭するのではないだろうか(マイスペースを思い浮かべる人もいるかもしれないが、恐らくその可能性は低い)。しかし、そのあおりを受けて、あるメジャーなソーシャルネットワークの人気に陰りが見られるようになる。それは、ツイッターである。事実、ツイッターは徐々に価値を失いつつある。

    ただし、私の言葉を鵜呑みにせずに、ご自身の目で確かめてもらいたい。ブログやウェブサイトの分析データを調べ、ツイッターから寄せられているトラフィックを分離してみよう。直帰率が平均よりも遥かに高く、サイト滞在時間が平均よりも遥かに短いのではないだろうか。ツイッターは、トラフィックの供給源として役に立たなくなりつつある。その大半が、興味を持っていない無駄なトラフィックだからだ。また、ツイッターに氾濫するノイズによって、シグナルが掻き消されてしまう。現在、ハッシュタグやその他の検索をフォローしない限り、ツイッターを本当の意味で消化することは出来ない。しかし、スーパーボウル等の放映イベントにおいては、大量のコンテンツが一つのハッシュタグに集まるため、この方法すら効果がない。

    推奨事項

    ツイッターのノイズはあまりにも大きく、このノイズがツイッターを間もなく乗っ取るだろう。そのため、ブランドの予算の大半をツイッターにつぎ込む行為は控えるべきである。多様化が必要だ。ソーシャルプラットフォームが生まれては消えていくこの分野では、もともと多様化が求められている。

    コミュニティカンパニーが増える


    ベータブランドは顧客にデザインおよび製品の選択を任せる

    現状

    大量生産される製品は20世紀色が濃く、また、B2Cの企業は、製品に顧客のニーズを反映させない限り、利益を維持することは出来なくなる。

    今後の展望

    2013年は、コミュニティカンパニーのソーシャルビジネスモデルが躍進する1年になるだろう。コミュニティカンパニーは、会社の重要な事業のプロセスの1つまたは複数を顧客に任せる。例えば、スレッドレスベータブランドは、顧客に作成する製品のデザインと選択を任せている。スレッドレスは、顧客が製品のプロセスを動かす最も“ストレート”なアプローチを採用し、ベータブランドは「シンクタンク」が顧客に情報提供を呼びかけるハイブリッドなサービスである。

    推奨事項

    顧客にとって意義深く、尚且つ会社の核となる強みと調和する様々な役割を作ることを勧める。ソーシャルアクションとワークストリームの序列を用いて、様々な熱意のレベルを持つ関係者に働きかけてもらいたい。(オンライン)ツール、機能、そして、見返りを用いて、それぞれの役割をサポートしよう。イノベーションのプロセスを策定し、時間の経過とともに関係者の関与を少しずつ増やしていくのだ。ソーシャルチャンネルでは、製品を利用した際の顧客の体験が、製品の意義を左右する。そのため、積極的に関係者に会社の仕組みにおいて重要な役割を与えて、ビジネスの強みを高めていってもらいたい。

    企業はクロスプラットフォーム化を促進し、ソーシャルビジネスのハードルが高くなる

    現状

    幾つか例外はあるが、大半の企業のソーシャルメディアのプロセスは、主にプラットフォームを中心に組織されている。このアプローチは顧客にいくらか価値をもたらすものの、資金を有効に活用しているとは言い難い。マーケッターは、メトリクスによって判断を下し、そして、プラットフォームのソーシャルアクションは、その多くは事業にインパクトを与えるわけではないものの、計測を行うことは可能である。

    今後の展望

    2013年、インパクトを与えることを望む企業は、プラットフォーム中心の考え方を捨て、ワークストリームに力を入れるようになるだろう。ワービーパーカー(メガネメーカー)がそのお手本を示している。同社はツイッターを使って、一般的なカスタマーサービスの問題を明らかにして、ユーチューブでレスポンスをデジタル化し、その後、ツイッターでユーチューブの動画に向かうリンクを投稿している。動画によって、ワービーパーカーは、スケールを高めつつも、個性的で、楽しく、それでいて、役に立つカスタマーサービスを提供することに成功しているのだ。

    推奨事項

    この手法を使って、さらにパフォーマンスを高めるには、「問題」を分類する方法、そして、多くの動画やリンクが溜まった段階で、増え続ける動画に対するネーミングが必要になる。また、ブランドを反映し、顧客の役に立つように、動画に対するデザインの標準化も必要である。ただし、公式を用意する必要はない。顧客はプラットフォームに執着しているわけではない。問題または目標を抱えており、そして、最も早い解決策を求めているのだ。そのため、企業は、プラットフォームを組み合わせ、顧客を支援するシームレスなプロセスを作ることで、顧客のニーズに合わせる必要がある。

    成功するための計画が解決策になる

    現状

    インターネットには、ツイッターのフォロワー、フェイスブックのファン、そして、ブログの読者を増やす方法に関するアドバイスが溢れている。「How to」記事は、ソーシャルメディアで成功を収める方法を伝授するために作られている。

    今後の展望

    ソーシャルメディアで成功するには、他の人のアドバイスに従うだけでなく、成功へのロードマップを誰よりも早く策定する必要がある。この難題を解決するためには、何度も実験を行う必要がある。2013年には「革新的か保守的か」を見極めるアプローチが若干増えるだろう。TiVo等の一部の会社は、ソーシャルメディアの実験に対する比較的安全な場所を確立している。試して、また試すと言うのが同社の哲学である。失敗するなら、早く、そして、安く失敗するべきである。これはTiVoが本拠地を構える(偶然ではなさそうだ)シリコンバレーの鉄則でもある。

    推奨事項

    ソーシャルメディアマーケティングで今後も成功を収める企業は、必要な行動に関する証拠を探すのではなく、自分自身が成功したマーケッターとして他社に挙げられる証拠になる。

    他には?

    当然だが、私達は今年の展望の一部を取り上げただけである。皆さんの大胆な予想をコメント欄で聞かせてもらいたい。


    この記事は、Socialmedia.bizに掲載された「Mobile, social, geolocation, big data, marketing ? Socialmedia.biz’s strategists eye the future」を翻訳した内容です。

    圧巻のボリュームに加え、内容も各専門家が語っているだけあり、読み応え十分の記事でした。私もまだ一読しただけですが、週末に改めて読み直して今後のネット業界の進化について考えてみたいです。 — SEO Japan [G+]

    テレビと検索の深まる関係

    インターネットの普及でテレビを見る人が少なくなっている、、、そんなリサーチ結果がたまに報告されますが、スマホやタブレットの普及でテレビを観ながらネットにアクセスしている人が増えているのもまた事実。テレビ自体がネットともっと連動すればよいのにという疑問はさておき、今回はテレビとネット利用の関係についてGoogleが実施した調査を元に考えてみた記事を。– SEO Japan

    デジタルアナリストとして、テクノロジーがどのようにしてビジネス市場とビジネスモデルを妨害するかを研究するのが私の仕事だ。ソーシャルサイエンティスト志望者としては、文化と行動に対するテクノロジーの影響についても研究する。これら2つの世界は、日々増している速度と衝突している。私が過去数年にわたって追従してきたトレンドの1つが、テレビ、スマートフォン、タブレット、PC間の関係だ。

    私たちのいる世界がマルチスクリーンユーザー中心の社会になっていることはもはや疑いの余地はない。現実に、人々はテレビを見ながら他のデバイスでマルチタスクをしている。彼らは今、あなたのビジョンまたは指示のないままそれをする。彼らの2番目、3番目のスクリーン体験は、ほとんどは、彼らが定義するもので、あなたが研究するものだ。しかしながら、ある時点で、マルチスクリーンと視聴者体験は、あなたのアーキテクチャから恩恵を受け、そうすることの中で、あなたのビジネスも利益を得るだろう。

    モバイルアプリ、ソーシャルアド、Twitter、Facebookエンゲージメント、これらは全て、投資の最初の領域だ。私は、よりシンプルだがより重要でもあるマルチスクリーニングの側面を探求するために、次の数百語を使用したい。ここでは、番組制作をしているか、TVで広告を出しているか、番組で製品を出しているか、人気番組で触れるあらゆる業界で活躍しているビジネスに向けて話している。

    Googleが新しいマルチスクリーニングの世界に関する詳細な調査を発表し、私はこれをレビューするのにかなりの時間を費やした。ほんの数枚だが重要なスライドの中(29~32)で、Googleはマルチスクリーン環境におけるテレビの役割の変化に焦点を合わせた。具体的に言うと、Googleは、人々がテレビを見ながらどのようにGoogleを使うのかに注目したのだ。

    テレビが家庭の中心でそれが人々の注目の的だった時代が長く存在した。しかしながら、今ではインターネットがテレビと張り合い、実際には、この2つが共存し、消費者に関与することに協和的な役割を果たす。

    Googleによると、TV視聴者の77%がテレビを見ながら他のデバイスを使用している。Loriの例から分かるように、人々は買い物をしたり、メールをしたり、ネットサーフィンをしたりしているのだ。

    Loriの言うカジュアルなセカンドスクリーン使用の他に、人々はテレビで見ていることを基にした特定の行動を取っている。Kellyの例を見ると分かるように、人や製品や場所やイベントなどに関してもっと多くの情報が欲しいという願望が、もっと知るための視聴を促す。そして、これらの検索は、従来のGoogle検索ボックスの中と同時に、Google画像やYouTubeでも起きるのだ。

    必然的に、Googleは、実際にテレビが検索の主な触媒であることを知った。

    セカンドスクリーンにもよるが、スマートフォンとPCは、検索の機会を基にした様々な行動の引き金になることがある。例えば、スマートフォンユーザーでは、視聴者の22%がテレビで見ていることに基づいた検索をすることを促されている。それらの視聴者の17%がテレビコマーシャルを基に行動を起こす。

    これが、Googleが“found time”と呼ぶ新しい時につながる。その瞬間で何かを終わらせるための、デバイスのアクセシビリティとその場の思い付きの使用のコンビネーションだ。これらの“一瞬”の中に、Googleは、複数スクリーンをまたいで検索したり買い物したりコミュニケーションを取ったり楽しみ続ける視聴者を見つけたのだ。その結果?今では、マーケッターと広告主は、一日を通して消費者に関与するための追加のタッチポイントを提示される。

    これらの時、視聴者は自分に一番近いスクリーンを使って検索をする。大抵は、そのデバイスはスマートフォンかタブレットであることが多い。しかしながら、中にはPCのところにわざわざ行くもいる。それがより馴染みがあって、有能なデバイスだからだ。

    しかしながら、検索は単なる始まりにすぎない。‘Found time’は、スマートフォンでは80%、PCでは52%発生している自発的検索の主な推進力である。しかし、それらの自発的検索のうち44%以上が目的を達成するためにそれをする。

    カスタマージャーニーのアーキテクチャと最適化

    ‘Found time’とこれらの新しい‘一瞬’の周辺のマーケティングは、顧客体験とカスタマージャーニーのアーキテクチャへのニーズを作り出す。視聴者が3つのスクリーンのどれか1つを使ってどんな時にもあなたのビジネスや製品やサービスをGoogleやYouTubeで検索することができるということを知って、今日、その過程、結果、体験はどのように見えるだろうか?それぞれのスクリーンのためにデザインもしくは最適化される必要があるだろう。さらには、検索のコンテクストと意図は、ダイナミックでパーソナライズされたジャーニーを組み立てることが検討されるべきだ。最も重要なことは、より効率的にするだけでなく実りあるものにするために、視聴者の目的もしくは状態に応じていくつかのジャーニーをデザインすることだ。それらの自発的検索の44%以上が、目的を達成するために始められたのであれば、それらの目的が何であるかを理解し、検索画面と意図のために最適化された専用のクリックパスを介してそれらを整備するのだ。

    SEOとSEMは、found timeに関与するマルチスクリーン利用者に応じるにはもはや十分ではない。今は体験と結果に価値がある。そして、彼らは次第にアーキテクチャと改良を要求する。これは、顧客体験の先を思い描いてカスタマージャーニーのデザインとマネージメントを含む新しい役割であると私が信じているものを必要とする。


    この記事は、Social Media Todayに掲載された「34 Social Media Truths in a Nut Shell」を翻訳した内容です。

    色々と興味深いリサーチ&分析でした。日本では特定のキーワード検索をテレビCMで促してサイトに誘導するキャンペーンが以前から定期的に行われていますが、今の時代、特定のキャンペーンに限らずテレビであなたの会社や業界、サービスに関する情報が注目を浴び、その場でウェブ検索される可能性はこれまで以上に高まっているといえます。「カスタマージャーニーのアーキテクチャと最適化」と横文字多様で難しい言葉になっていますが、キーワード検索、そしてその裏にあるユーザー心理や行動まで考慮したサイト構成やコンテンツ提供をこれまで以上に意識し、一歩進んだ「コンテンツマーケティング」を実践していきたいものです。– SEO Japan [G+]

    ソーシャルメディアの真実をまとめた34のメッセージ

    ソーシャルメディアの真実をまとめた34のリスト記事?釣り記事はもういいです、、、といいたくなりますが、筆者がニューヨークの大学で講義した内容をまとめた内容と聞けば、とりあえず読んでみようかという気にはなります。ということで、その内容の是非をあなた自身で判断してみては。– SEO Japan

    熱心なブログ読者の皆さんはご存じの通り、私は、ここ1年、“35 Social Media Truths(35のソーシャルメディアの真実)”というタイトルのシリーズに取り組んできた。

    このSocial Media Truthシリーズは、私が昨年Rochester Institute of Technologyで行った基調講演プレゼンテーションを基にしている。私はそれ以来この中心概念に関して書いてきて、それは多くの議論の土台として役に立ってきた。私はこのコンテンツを、1つの確固たるコンテンツに関する統合プランについて私が説き勧めたり、築いたり、実行したりすることを練習するためのテストプロジェクトとして使用した。

    そうすることの利益投資率(ROI)は高く、私が再びするであろうことだ。以下に、いくつかの統計データと、1年間のビジネスゴールを達成するのを助けるために私がこのプロジェクトと1つのスライド資料の活用において用いたアプローチをシェアする。

    このシリーズを終わりにして次のセグメントに取り組むために、これまでに書いた34のソーシャルメディアの真実もシェアしたい。

    マーケティング愛好者のコミュニティや熱心なフォロワーたちは、おなじみの引用句やコンセプトを多く目にすることになるかもしれない。私たちがそれらについて議論しディベートしてきた数か月にわたって、それらのことがあなたをインスパイアし、教育し、価値を提供してきたことを願っている!そして、今後ももっと多くの素晴らしい会話とディベートを楽しみにしている!

    この投稿には以下のことが含まれる:

    • 1年間のプレゼンテーション資料のコンテンツを統合マーケティングプログラムの一部として活用するために使用されたアプローチのスナップショット。
    • 全34個のソシーシャルメディアの真実のリスト。
    • 基調講演プレゼンテーションのSlide Share資料。
    • 私たちのEメールリストに登録したり、全34のソーシャルメディアの真実を説明する今後のウェビナーのお知らせをもらうための申込み。

    注:おかしなことに、私はたった今、このシリーズのソースとして使われた資料の中に誤字があること、実際には35でなく34のソーシャルメディアの真実しかないことに気が付いた。その混乱を最初に解決しようと思ったのだ!

    アプローチ:

    1. Rochester Institute of Technology #SMACSRITイベント用に基調講演プレゼンテーション資料を作った。

    2. 私が教えたり、調査をしたり、書くことを計画していたトピックに関するコンテンツに焦点を合わせた。ほとんどは、業界データとケーススタディ、もしくは、私たちのチームがクライアントとした実際の経験によって裏付けされている。

    3. 数か月間にわたるコンテンツを最大限に活用するために、私たちのビジネスの目標と目的と同調した統合プランを開発した。

    4. 統合プランに含まれたもの:

    • 動画
    • Eメールのオプトインリスト(何千も増えた)
    • 購読者に送信されたEメールコンテンツ
    • ブログ記事
    • #GetRealChat Twitter Chat用のTweetchatトピックス
    • Facebook、Google+、Twitterの投稿とディスカッション
    • LinkedINの投票とディスカッション
    • 地元の商工会議所グループ、クライアント、団体、非営利団体などとのトレーニング
    • クライアント参加プログラムの一環としてクライアントにシェアしたビデオトレーニングウェビナーの作成
    • 今日公開されたSlideShare資料。1時間も経たないうちにLinkedInとTwitterの両方でSlideshareのトップ資料を記録。12時間後には視聴数2200となる。
    • 上記全てのことから、質の高いリード、クライアント、セールスを生み出した。結果をもたらしたのはある1つのことではなく、特定のビジネスとマーケティングゴールと一致した統合されたプラットフォームおよびプランだった。
    • 全資料と全34のソーシャルメディアの真実を説明するウェビナー。ウェビナーのお知らせをもらうために登録するのはこちら>>無料ウェビナー

    それが私がROIと呼ぶものである。あなたはどう思う?

    34のソーシャルメディアの真実

    1. 人々は物事を買うのではなく、物事を楽しむ。
    2. コミュニティが市場を作る。
    3. 自分独自のソーシャル・ダックになれ!(註:ダックになる = 人の言うことに惑わされず自分自身のアイデアを確立しろ、というような意味)
    4. Next Big Thing(次に来る大きなもの)の問題ではない。
    5. 結果を持って導く。
      インスピレーションの時代へようこそ。(ソーシャルメディアの心拍)
      ソーシャル通貨=アクション。
    6. Facebookのいいね!とフォローの後に起こることが最も重要である。
    7. ソーシャルをするのではなく、ソーシャルになれ。後から、“ソーシャルをするのでもソーシャルになるのでもなく、ソーシャルに関われ!”に変えた。
      ソーシャルメディアはあなたのビジネスにつながるが、あなたのビジネスはFacebookにはつながらない。
    8. 賢い目的とゴールが成功のカギ。
      ソーシャルメディアが影響を与えることができる一番のビジネスゴールとソーシャルメディアを連携させる。
    9. 現実的になれ。
      目的はレベルと役割によって異なる。(社内外の利害関係者とコミュニケーションを取るための秘訣。)
      進んでソーシャルになるビジネス姿勢を評価する。
    10. 無差別マーケティングをやめる。
    11. ツールは戦術であって、通り道ではない。
      優先順位、リスク、影響、整合性に基づいてそれぞれの構想を評価する。
    12. 全ての要素の合計は、個々のツールよりも大きい(エコシステムを学ぶ)。
    13. ソーシャル・リレーションシップは、技術的変更のための救命ゴムボートである。
      バカ!大切なのは人間だ!
    14. 唯一の保証は、変化である。
    15. 今すぐに、大金を取引する!
    16. 内輪の秘密はいつかばれる。
    17. ソーシャルメディアはあなたの壊れたビジネスを修正しない。
    18. スピードアップするのを遅くする。
    19. あなたは人々をイライラさせるだろう。
    20. あなたはクビになることさえあるかもしれない!
    21. あなたが生み出したものは醜いかもしれない(例えば、ウェブサイト、ブログ、Twitterプロフィール、Facebookページなど)
    22. どこかで始めなければならない。不完全な完全を受け入れる。
    23. 自分のオーディエンスを理解する。
    24. 全ての会話は等しく作られるのではない。
    25. 9人の一文無しと付き合え。あなたが10人目かもしれない!
    26. あなたには友達が必要だ。
    27. 土足マーケティング戦術を使用するのを止める。
    28. 自分のオーディエンスを知る。
    29. 自分の顧客の問題を解決するためにソーシャルメディアを使用する。
    30. 私が人間であるかのように私に話かける。
    31. 大切なのはあなたではない!
    32. 正しい資質を測定する。
    33. 時間をかけてソーシャルメディアという獣を飼い慣らす。
    34. 仕事をきちんとやらないなら辞めろ!

    自分のコンテンツにROIを獲得したか?

    ソーシャルメディアはNext Big Thingの問題ではない、ということを覚えておくこと。それは、壊れたビジネスのためのバンドエイドでもない。あなたが結果を目にする唯一の方法は、実際のビジネスゴールと目的にソーシャルメディアへの投資を一致させることだ。

    あなたは、これをする方法が分からないとしても、誰に電話をすればいいかは知っている。私もしくは私のエージェンシーでないとしたら、あなたを助けることができる誰かを見つけよう。自分が常にしてきたことをすることは、自分がいつも手にしてきたものを手に入れることになる。来年の同じ時にはどこか違う場所にいることができるように、今日の日を何か違うことをする日にするのだ。それはあなたの決断であって、私のではない!


    この記事は、Social Media Todayに掲載された「34 Social Media Truths in a Nut Shell」を翻訳した内容です。

    34とはいえ、全部一言メッセージ的なものばかりであっという間に読めてしまい増した。しかし流さずによく読んでみるとどれも意外と深いものばかりで、学生じゃなくとも改めて考えさせられるメッセージも多かったです。「人々は物事を買うのではなく、物事を楽しむ。」「Facebookのいいね!とフォローの後に起こることが最も重要である。」「ソーシャルをするのではなく、ソーシャルになれ。」などなど、キラリと光る名言が満載でした。正直、前半に濃い発言が集中していた気もしますが・・・それはともかく、ソーシャル戦略に悩んでいる方はこれを読んで気持ちをリフレッシュしてあなた自身のソーシャルダックを目指してみては。– SEO Japan [G+]

    SlideShareを本気で使うべき14の理由

    日本でもちらほら見る機会が増えてきたウェブページ上のパワーポイント等によるプレゼンファイル埋め込み。特にB2Bにおいては有益な機能と思いますが、そのバックエンドを担っているのがご存じ(?)Slideshare。世界最大のプレゼンファイル共有サービスであり、多種多様なメディアを使ったコンテンツマーケティングが進んでいる英語圏では日本と比較にならない程、利用されているようです。今回はそんなSlideshareの秘密に迫った記事を。これを読めばあなたもSlideshareを使ってみたくなる? — SEO Japan

    オンラインマーケッターは、異なる理由から異なるソーシャルメディアを好む(“楽しむ”などの目的で)。奇妙なことに、登場からちょうど6年経ち、最近LinkedInに買収されたSlideShareは、その多くの“必携”リストの中に入っていない。

    入っているべきなのに。SlideShareは最高だ。

    彼ら自身のプレスリリースによると、SlideShareは、専門家がコンテンツを通して人を、人を通してコンテンツを発見するのを手助けする。確かにこれは私がこのサービスを使って経験したことであるため、私がそれを保証する。実際、私にはSlideShareが本気であることを示すかなり長いリストがある。

    真剣なユーザーたち

    大部分のソーシャルメディアにおいて、あなたは様々な種類や規模のユーザーを見つけることとなる。それには、もちろん、遊び場を見つけた10代の若者もたくさん含まれる。SlideShareではそのようなことがない。かなり専門的なオーディエンスから毎月6,000万人のビジターを獲得しているのだ。実際に、LinkedIn、Facebook、Twitter、YouTubeと比べて、SlideShareは、ビジネスオーナーからのトラフィックが3,4倍から5倍多い。(“Quiet Giant”インフォグラフィック参照)

    ROI

    オンラインマーケッターは、様々な多くの角度から投資収益率に対処する。はっきり言って、それは私が念入りに注意を払う論点ではない。とは言うものの、大部分のB2Bマーケッターは、SlideShareがリード獲得機能を提供し、壮健で簡単に測定可能な投資収益率を届けるということを認めている。

    リード生成

    無料版から卒業してSlideShare Proに進むと、プレゼンテーションやドキュメントやビデオを使って自分のビジネスにリードを生成することが可能になる。お問合せフォームを少しカスタマイズしたり、自分のニーズやスタイルに最もフィットするオプションを選択することもできる。

    分析

    さらに、月19ドルのProバージョンの一部として、SlideShareはアナリティクス・ダッシュボードを提供する。それは大したことないように聞こえるかもしれないが、あなたはそのシンプルで分かりやすくて使い易いデータに嬉しい驚きを感じるだろう。一目見ただけで、トラフィックがどこから来たのかや、自分のコンテンツを見つけるために使用されたキーワードを知ることができ、自分の資料が共有されたかどうかなどが分かるのだ。

    インテグレーション

    申し訳ない。私はここでいきなりギークっぽくなるつもりはないのだが、SlideShareは簡単にマーケティング・オートメーションとCRMシステムに統合するということを指摘しないのは道義に反するだろう。さらに、たった数回クリックするだけで、自分のSlideShareチャンネルをLinkedInのプロフィールページに埋め込むことができる。私のを見せよう。

    埋め込み

    YouTubeのように、SlideShareは自分のドキュメントをウェブサイトやブログに埋め込むのを驚くほどシンプルにしている。コピー&ペイストの操作だ。そして、それはこんな風になる:

    Barry Feldmanより、マグネティックなコンテンツで顧客を引き付ける21の方法

    全てのソーシャルメディアは本質的にコンテンツを共有することが全てであるが、当然のこととして、SlideShareは、マーケティングコンテンツを共有することに焦点が合わせられている。その目的は、見込み客に関与することだ。私の考えでは、もしコンテンツマーケティングがあなたの会社で地位を占めるなら、SlideShareを使用しているべきだ。私が今週あげたプレゼンテーション(マグネティックなコンテンツで顧客を引き付ける21の方法)は、人気コンテンツを紹介するSlideShareのフロントページにおける地位を得て、1日目にして500回以上視聴された。

    検索

    SlideShareは検索エンジンを活用する。あなたのスライドショー全体のコンテンツがインデックスされ、検索結果に登場する。

    ダウンロード

    あなたがアップロードする全てのものを、ビジターはダウンロードすることができる。もしくは、あなたは、コンテンツのそれぞれのピースに対してダウンロード機能をオンまたはオフにすることができる。

    信頼性

    確かに、あなたは、自分が読む全てのものを信じるべきではないし、明らかにソーシャルメディアの蔓延は、あなたに“真の”フィルタリングと事実チェックをきちんとすることを強いる。しかしながら、私の考えでは、SlideShareユーザーは、一般的に信頼性のおけるコンテンツを配信している。

    価格

    月19ドル。長期契約をすれば、料金はもっと安くなる。SlideShareコンテンツを使ってリードを獲得することができるのなら、それは簡単なことのように思える。

    動画

    SlideShareプレゼンテーションには、YouTube動画を含めることができる。または、直接動画をアップロードすることも可能だ。

    ブランディング

    Pro版を選べば、SlideShareは広告を削除し、自分のページの外観をカスタマイズする機能を提供する。ここにPew Internetからの良い例がある。SlideShareプロフィールには、自分のウェブサイトやソーシャルメディアアカウントへのリンクを含めることもできる。

    アラート

    SlideShareは、様々なEメール選択権を提供することによってあなたに情報を伝え、あなたが自分の知りたいアクティビティに関するお知らせだけを受け取ることを可能にしている。私の場合、自分のプレゼンテーションがSlideShareの“Twitterで人気”および“LinkedInで人気”のチャンネルで取り上げられたことをEメールで何回かお知らせをもらった時には、嬉しい驚きだった。

    サポート

    よく聞いて:私は、SlideShareの有料版が提供している機能についていくつか質問があったため、受話器を取って電話をすると、生身の人間が出て、私の全ての質問が回答されるまで電話を切らなかった。そして、この珍しいサービスに料金は一切かからなかった。さらに、もしあなたがフォームを介して彼らに連絡をした場合には、1日以内に返事を返してくれる。ほら、彼らは約束しているのだ。

    質問は?

    分からないことがあれば、質問して欲しい。あなたがSlideShare、さらには、それを真剣に受け止めるべきだと私が考える多くの理由を理解するために、私は最善を尽くすつもりだ。


    この記事は、Social Media Todayに掲載された「SlideShare: 15 Reasons Why It Means Business」を翻訳した内容です。

    私も新ジャンルについて学ぶ時、Slideshareでキーワード検索して関連プレゼンを一通り読むことでウェブサイトやブログを読む以上に凝縮された情報をビジュアル的にわかりやすく学ぶことができ、重宝しています。しかし日本語となると余りファイルが公開されていないのが残念です。

    日本でもプレゼンファイル自体はそれなりに作られていると思うのですが、プレゼンをウェブで一般公開するというアイデアというかマーケティング手法が余り普及していないのでしょうか。ユーザーとしても特定ジャンルやテーマのプレゼンファイルで情報を学べるのは便利ですし、配布側もマーケティングに上手く活用できると思うのですが。最近のコンテンツマーケティング・インバウンドマーケティングの流れに乗ってもう少し利用が進んでもらえるとありがたいですね。って、お前がやれって話ですが。。

    話は変わりますがSlideshareってリンクトインが昨年春に買収していたんですね。価格を調べてみましたが100億円強位でした。プレゼンファイルの共有というアイデアプラットフォームとしては十分な金額でしょうか?リンクトインとどう連携されているのか・いくのか未知数ですが、今後のさらなる発展に期待したいです。 — SEO Japan [G+]

    スタートアップが知っておくべき10のトレンド

    スタートアップはもちろん、大企業の新規事業担当者や事業責任者が激動の現代を理解する上で、知っておきたい10のトレンドをまとめた記事をソーシャルメディアの論客ブライアン・ソリスから。どれも現在進行形で進化中のモノばかりですが、現在のトレンドを大枠で理解する、頭の中を整理するためには簡潔でちょうど良いリストになっています。 — SEO Japan

    この投稿はスモールビジネスに焦点を絞った継続中のシリーズの一部である

    この記事を読んでいる間にも、ビジネスを巡る状況は代わり、その会社の基盤を揺るがしている可能性がある。消費者が決定を下す経緯、発見する経緯、そして、共有する経緯、影響を与える経緯および与えられる経緯は、大きく進化を遂げつつある。事実、消費者の行動は、変化しているだけでなく、バラバラになり、新たな接点への扉を開いている。今後は、既に把握している消費者に対して、さらには把握する必要がある新しいタイプの消費者に対して、他の会社と競わなければならない。消費者の注目、そして、最終的には忠誠心を獲得するためには、優れたテクノロジーのトレンド、そして、そのテクノロジーが消費者の行動に影響を与える仕組みを深く理解する必要がある。

    消費者の分裂を引き起こす最大の原因がテクノロジーである。ただし、テクノロジーと言っても、PC、ラップトップ、iPod、eブックリーダー、DVR等の既知のテクノロジーではない。消費者の行動の変化は、ディスラプティブテクノロジーの登場、そして、ディスラプティブテクノロジーが行動に影響を与え、期待を作り直したことによる当然の結果である。スマートフォン、ソーシャルネットワーク、アプリ、ゲーミフィケーション、グーグルメガネ、自動運転する車、スマート電子機器等、挙げればきりがないが、このようなディスラプティブテクノロジーは、経験の共有によってお互いにつながる環境の中で、消費者を消費者自身の世界で中心に据える。このようにつながりを持つ、常時オンの消費者は、異なった見方で世界を見る方法を学びつつある。力および権利を与えられているのだ。その結果、ディスラプティブテクノロジーによって、自分自身を探し出す情報や機会を消費者が期待するようになった。

    どのように消費者に接触しているのか、そして、消費者の行動と期待がどのように変化しているのかを調べることから全てが始まる。しかし、この取り組みにおいては、現時点で接触していない消費者が鍵を握っている。このリサーチは、新しいタイプの消費者にアピールする方法を理解する上でも役に立つだろう。

    ソーシャルメディア戦略、そして、特に人気の高いソーシャルネットワークでページを用意すれば十分だと考えているなら、その考えを改める必要がある。ウェブサイトやeメールブラストにソーシャルボタンを加えれば十分だろうか?iPhoneとアンドロイドのプラットフォームのアプリを開発すればいいのだろうか?残念ながら、どれも適切なアプローチとは言えない。

    消費者の分断がどのように実現しているのか、そして、新しいテクノロジーがそれぞれのグループと効果的に交流する機会をどのように導入しているのかを理解するためには、リサーチを実施する必要がある。また、このような新しい機会を認識および優先し、交流する機会があるうちに行動を起こすためには、イノベーションの解釈、戦略、そして、文化が必要とされる。

    カスタマーサービス、セールス、そして、マーケティングのように、テクノロジーおよびトレンドを機会に変える力は、日常的な事業戦略の一部になっている。消費者の状況にディスラプティブテクノロジーが与える影響の程度は業界によって異なり、どこに焦点を絞ればいいのか、そして、焦点と投資のバランスをどのように取ればいいのかを明らかにするためには、やはりリサーチが必要である。そこで、リサーチを支援するため、評価するべき10点の現在のトレンドをまとめた。しかし、これはほんの序の口であり、このリストを使って、リサーチ、そして、社内のイノベーションを現在および今後ともに推進する部隊を構築していってもらいたい。

    チャンスを特定するべき10のトレンド…

    1. フェイスブックから、ツイッター、そして、グーグル+等のソーシャルネットワーク、そして、ソーシャルネットワークがインフルエンサーと企業につながる仕組み(注: Pathやインスタグラム等のニッチワークにも注目しよう)。

    2. ロケーションを共有し、褒美や値引きの機会を獲得する、フォースクエア等のジオロケーションチェックインサービスやフェイスブックのロケーションアップデート。

    3. グルーポンやリビングソーシャル等のクラウドソースディスカウント、そして、何が価値があるのか、および、その理由。

    4. ショップキックやArmadealo等のソーシャルコマースサービス、そして、共有する価値のあるパーソナライズされたユーザーエクスペリエンスが作られる仕組み。

    5. 情報を得た上で決定を下すことが可能な、イェルプ、サービスマジック(現ホームアドバイザー)、そして、アンジーズリスト等の推奨ベースのソリューション、および、経験の共有がビジネス、製品、そして、サービスをどのように改善することが出来るのか。

    6. バッジビルやファンゲイガーのようなゲーミフィケーションプラットフォーム、および、見返りを与えるエンゲージメントが売買と忠誠心を改善するのはなぜか。

    7. 現在、消費者はモバイルデバイスをどのように利用しているのか、また、どのアプリをインストールしているのか。移動中にどのように選択肢を比較し、経験を精査し、そして、決定を下しているのか。

    8. タブレット、スマートフォン、ラップトップ、デスクトップ等、様々なプラットフォームで提供するオンラインのプレゼンス。自分が作成したオンラインのプレゼンスを消費者がどのように経験しているのか、そして、そのプレゼンスはそれぞれのプラットフォームで総合的且つ最適化された経験を提供しているかどうかを把握する必要がある。

    9. 消費者が利用しているプラットフォームに応じた消費者のクリックパス。消費者の期待を基にユーザーエクスペリエンスを導いているだろうか。クリックパスが始まり、終わるデバイスやネットワークを考慮しているだろうか。フェイスブックのFコマースやモバイルコマースをカスタマージャーニーに加えているだろうか。

    10. つながっている消費者の期待、それぞれのチャンネルやプラットフォームで何を重要視しているのか。どこで交流を行っているのか。ユーザーエクスペリエンスを改善し、共有する価値をもたせるにはどうすればいいのか。

    他に加える項目はあるだろうか?

    会社の規模は失敗や成功には関係ない。消費者を知る点においても規模は関係ない。つながっている消費者は、従来の消費者にとって代わるわけではなく、ビジネスを成長させる新たな機会をもたらすだけである。現在のマーケティングの方法、販売の方法、そして、カスタマーサービスの方法は、このような重要な消費者を見逃していることが多く、従って、エンゲージメントと成長の力を制限している。

    つながっている消費者がどのように決定を下しているのかを理解することで、より有意義な戦略、そして、最終的には効果的で魅力的なプログラム、製品、そして、サービスをもたらすことが可能になる。ビジネスの未来を自分一人で作るのではなく、共同で作る時代を迎えつつあると言えるだろう。

    この記事は以前AT&T’のNetworking Exchange Blogで配信されている。

    チャート: Shutterstock


    この記事は、Brian Solisに掲載された「Small Business Strategy: 10 Trends to Watch」を翻訳した内容です。

    例で出されているサービス名含め、米国のネットサービス事情に明るくないとわからないものもあったと思いますが、トレンドをざっくり把握するには十分だったのではないでしょうか。次々に進化し続けるテクノロジーとユーザーに翻弄されてしまいそうな気もしますが、「つながっている消費者は、従来の消費者にとって代わるわけではなく、ビジネスを成長させる新たな機会をもたらすだけである」と考えればこれは大きなチャンスでもあるわけです。この中に新しいビジネスの、既存ビジネス拡大のヒントがきっとある。 — SEO Japan [G+]