ライオンが美白ハミガキによる白い歯を疑似体験できるTikTokの「ブランドエフェクト」を公開

ライオンが美白ハミガキによる白い歯を疑似体験できるTikTokの「ブランドエフェクト」を公開

TikTok for Business(ティックトック・フォー・ビジネス)とライオンは6月14日、2021年3月に発売した美白ハミガキ「Lightee」(ライティー)のPR施策として「明るく白い歯」を疑似体験できるオリジナルのブランドエフェクト(Branded Effect)を共同開発し、6月13日よりハッシュタグチャレンジ「#顔の印象は歯で変わる」を開始したと発表した

TikTokのブランドエフェクトとは、2D・3D・ARなど様々なクリエイティブコンテンツにより、ブランドの世界観や商品の機能性を「体感的」に提供するというデジタルブランド体験機能。ライオンの場合は、「歯の色が明るいことが顔の印象まで明るく見せる」という同社の調査データに着目し開発したものという。「顔の印象は変わるのよ、歯で」という台詞をきっかけに、歯が白く、肌のトーンも明るくなり、「可愛く盛られた」自分の姿を確認できる。

ライオン エクスペリエンスデザイン 西岡勢奈氏は、「ご自身でも実際に『歯が白く明るいと、顔の印象も明るく見える』ということを体感いただくとともに、『Lightee』の認知を獲得することを目的に、オリジナルエフェクトの開発および、#チャレンジを実施させていただきました。オリジナルエフェクトの中では、CMにご出演いただいている中村アンさんのセリフに合わせて、印象が実際に変わることを疑似体験いただけます。ぜひ、エフェクトを通して印象がどれだけ変わるのかお試しいただき、実際にLighteeも使って頂けたら嬉しいです」と話している。

@kaneko_miyuこの美白*ハミガキ「ライティー」のエフェクトめちゃくちゃ白くなるwみんなも試してみて!#顔の印象は歯で変わる #PR *歯本来の白さへ

♬ #顔の印象は歯で変わる – Lightee(ライティー)

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京セラがソニーと組んでオープンイノベーションを加速させる理由

ソニーは7月3日に「Sony Open Innovation Day 2019」を開催した。このイベントは、スタートアップの創出と事業運営を支援する取り組みだ。そして、ここから誕生した子育て世帯向け「仕上げみがき専用歯ブラシ」の「Possi」(ポッシ)が、同社のクラウドファンディングサイト「First Flight」で公開され、事業化に向けた支援募集を開始している。

京セラとライオンのコラボレーションによって生まれた仕上げみがき専用歯ブラシ「Possi(ポッシ)」

Possiは子供が自分で歯みがきをした後に、みがき残しがないように親が行う「仕上げみがき」をスムーズに行えるようにするというグッズだ。スマートフォンやデジタルオーディオプレーヤーなどとオーディオケーブルで接続し、歯ブラシを歯に当てると音楽が鳴る仕組みになっている。歯ブラシ自体は音波振動などの仕組みはなく、シンプルな手みがき用歯ブラシだが、イヤイヤをする子供が仕上げみがきを大人しく受けられるように、楽しみながら仕上げみがきができるように工夫している。

京セラの研究開発本部メディカル開発センターの稲垣智裕氏はPossiについて「京セラのセラミック要素技術とライオンのオーラルケア製品に有するノウハウを融合した上で、ソニーのエンタテインメント性を加えて実現しました」と語る。

開発に携わった京セラ 研究開発本部 メディカル開発センターの稲垣智裕氏

Possiの構成。子供が歯ブラシを噛むなどして邪魔した場合には、ミュートボタンを押して音楽を止められるようになっている

「歯ブラシのヘッドサイズに合わせて形状や構造をカスタム開発した圧電セラミック素子がヘッドに内蔵されており、ボディに搭載した新開発のデジタル駆動アンプと圧電素子によって小型・軽量・省電力で十分な振動パワーを持つアクチュエーターを実現しました。歯ブラシの基本性能である汚れを落とす力という当たり前の品質を確保しつつ、ブラシに高い振動伝達効果を持たせてオーディオデバイスにしました」(稲垣氏)。

Possiを実現した京セラのテクノロジーとライオンのノウハウ

ソニーはPossiのものづくりを伴走してサポートするだけでなく、キャラクター作りやPV(プロモーションビデオ)作りなどにも参画した。

「子供に楽しく歯みがきしてほしいということから、ソニーのデザイナーによる生き物のような優しい形の歯ブラシや、愛着のわくキャラクター、さらにPVにも出てくる『ポッシといーあー』という曲もわざわざPossiのために作りました」(稲垣氏)。

ソニーグループによるエンタテインメント性の演出

しっぽが歯ブラシになっているキャラクターも新たに作った

製品作りに携わるソニー社内のデザイナーだけでなく、ソニーミュージック所属のアーティストによる曲作りまでできるというのは、エンタテインメント業界で大きな力を持つソニーグループならではの部分と言えるだろう。

「子供の仕上げみがきに悪戦苦闘する日々をテクノロジーでなんとかしたいという気持ちでスタートしたこの企画ですが、思いに共感を得られてライオン、京セラ、ソニーと、多くのメンバーに企業の垣根を越えてかかわっていただくことができた。同じ悩みを持つお父さん、お母さんに届けて、少しでも楽にしてあげたいです」(稲垣氏)。

クラウドファンディングで募集を開始したPossiのラインアップ

今後もSSAPの仕組みを生かしてあらたなものづくりを加速

京セラは2018年12月にSSAPへの参画を表明しており、PossiはSSAPの社外向け案件第1号として、ソニー本社内に設けられた社外の新規事業プロジェクト用の専用スペースに入居し、製品開発に取り組んできた。

京セラ 研究開発本部 フューチャーデザインラボ所長の横山敦氏は2019年7月3日に開催された「Sony Open Innovation Day 2019」のクロストークセッションで、SSAPへの参画を決めた経緯について次のように語った。

京セラ 研究開発本部 フューチャーデザインラボ所長の横山敦氏

「SSAPに駆け込み、ぜひとも協力体制を敷いてほしいとお願いしました。京セラの中でも、オープンイノベーションや新規事業創出にかけた意気込みや熱い思いはたくさん持っていましたが、京セラは我々が持つ技術や製品をお客様に届けるB2Cビジネスがやり方も含めて豊富にあるわけではありませんでした。ソニーが培ってきたB2Cのデザインや知見、技術、知識などでサポートしていただき、協業しながら新しいものを出せたらいいなと考えました」(横山氏)。

横山氏はSSAPの仕組みについて「一言で言うと化学の実験工場のようなもの」と語る。

「熱い思いや創業者精神を持っている人が、ロジカルなプロセスやプロフェッショナルなサービスを得てものにしていく。我々の夢を叶えて企業の価値を世の中に出してくれるというものだと考えています。SSAPは足し算やかけ算に加えて、化学反応が行われている気がします。当初はどうなるか分からなかったアイデアが光り輝いて変化するし、色も形もどんどん変わります。求心力を持って(プロジェクトを)回す中で仲間がどんどん増えて、商品も非常に魅力的になり、協業していただくメーカーも入ってくれて、全く新しいのを生み出すような化学工場のように感じています。化学反応は1回だけではなく2回、3回と続きます。そこには触媒も必要ですし、いろいろな広がりを見せる仕組みだと思います」(横山氏)。

今回の発表によってPossiという製品が生み出されたが、今後もSSAPを通じてものづくりにチャレンジしていきたいと横山氏は語る。

「本日発表した新商品を1人でも多くのお客様の手に届けて、多くのお客様に楽しんで満足していただきたい。今回のプロジェクトで企業同士の連携ができるということがよく分かったので、社内でもトライしてみたいという人が出てきています。内部で前向きにブラッシュアップし、成長を続けているSSAPに組み入れて進めていきたいと考えています。(京セラが)みなとみらいに作った共創スペースという場もあるので、さらに有機的に仲間を引き入れ、新しいチャレンジをしていければと思います」(横山氏)。

京セラは横浜市のみなとみらい地区に「みなとみらいリサーチセンター」を設立し、オープンイノベーションを推進する場として活用している

LINEに食材の画像を送るだけでレシピ提案、ライオンが「レシピアシスタント β版」を公開

ライオンの調理サポートブランドのリードは2月7日、同社いわく「レシピチャットボットサービスで初めて」食材の画像によるレシピ検索を可能とした「レシピアシスタント β版」を公開した。共同開発会社はfoo.log(フードットログ)およびFRAMELUNCH

同サービスは、僕にとっては考えるだけでも面倒な「毎日の献立作り」をAIレシピアシスタントが手伝ってくれるサービスだ。使いたい食材の画像、もしくは食材名をテキストや音声で送るだけで、リード製品を使った関連レシピや調理方法が検索できる。

使い方は、まずはLINEで友だち登録。食材の写真やテキストなどを送信するとレシピ検索が開始される。

複数の食材でも検索できるので、試してみたところ、テキストで豚肉と送信すると「豚の生姜焼き風」など111件がヒットし、続けてトマトの画像を送ると「トマト酢豚」など豚肉とトマトを両方使ったレシピ17件がヒットした。

レシピアシスタント β版で画像認識が可能な食材は100種類以上。2月7日現在で630件以上のレシピを公開しているが、今後も拡充していく予定だ。

画像解析には食材認識モデルの構築のためにディープラーニングを活用。投稿されたデータや、環境情報をもとにチャットボットの応答を最適化するためのモデル生成も随時行う予定だという。