ジープ・ラングラー、2020年にプラグインハイブリッドを採用へ

Jeep Wrangerといえば、「ジープ」と聞いてほとんどの人が思い浮かべる車だろう。そのWranglerが新たな駆動方式の世界に飛び込み2020年にプラグインハイブリッドを導入する。PHEVバージョンのWrangerが発表されたのは今週のLA Auto Show(Roadshow)で、EcoDiesel車と通常のガソリン車とともに紹介された。

このプラグインジープに関してほとんど情報はない。Chrysler Pacificaのハイブリッド車から、電気駆動航続距離33マイル、全体燃費32マイル/ガロンのシステムを借用する可能性はある。通勤には電気を使い、週末のオフロード走行にはガソリン、という乗り方になるのかもしれない。

これが実証済みのWrangerブランドから少々離れるものになることは間違いない。それでも各自動車メーカーはEVやハイブリッドの利用が理にかなう場面を、消費者とメーカー両方の視点で考えている。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Teslaの電動トラック「Semi」の価格は15万ドルから。予約受け付け中

“Tesla Semi” —— Tesla社の全電動貨物輸送トラックの価格が明らかになった。航続距離300マイル(480km)のモデルが15万ドル、500マイル(800km)が18万ドルだ。興味のある向きは予約が可能で基本予約金は2万ドル。初期ロット1000台の「ファウンダーズ・シリーズ」を手に入れるためには20万ドルが必要だ。

この価格はTeslaのウェブサイトで新しく発表されたもので、ディーゼルトラックと比べて驚くほど競争力がある。低価格帯のディーゼルトラックは10万ドル程度で、Teslaはトラックの生涯にわたるランニングコストで20万ドル節約できると約束している。これは電気とディーゼルのエネルギーコストの違いによる。

TeslaはSemiの性能上の利点も強調する。0から60mph加速20秒(8000ポンドの荷重積載時)、5%の勾配を65 mphで走行可能など、同じ荷重を牽引する同等のディーゼルトラックよりずっと速い。さらにSemiは、業界をリードする安全機能として、ジャックナイフ現象の完全排除、高度なオートパイロット機能、最大級の衝突にも耐えられるガラスなどを備えている、とTeslaは言っている。

上記の数字は基本価格のため、追加機能やパッケージによって最終購買価格は変わってくるが、どんなオプションが提供されるのかはまだわかっていない。初期出荷時期は2019年中を目標にしている。

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Tesla、世界最大のバッテリーをオーストラリアの風力発電所に設置

Teslaがなんとか期日どおりに製品を納入した —— 電気自動車のModel 3は計画より遅れているのだが。同社はオーストラリア西部に巨大バッテリー施設を完成した。風力発電で生成したエネルギーを蓄積し、必要なときに送電網に送って夏場によく起きる停電を抑制するのが目的だ。

Teslaのバッテリー施設は、フル充電時にはおよそ3万世帯に1時間電力を供給することが可能で、数日中に最終テストで全設備が準備完了になったことを確認して本格稼働に入る。バッテリーの総容量は100メガワット時で世界最大だ。

Wall Street Journalによると、今後数週間の最終テスト期間中に予備電力を供給するが、本格的な負荷テストが始まるのはオーストラリアに夏が来る12月から3月にかけてだ。その間気温は急上昇し、各家庭がエアコンなどをフル稼働させて猛暑を避けようとするためエネルギーシステムに大きな負荷がかかる。

しかし、Teslaがこの施設でテストしているのは、オーストラリアの夏に対処するためだけではない —— 再生可能エネルギーが従来の環境にやさしくない電力供給方法を完全に置き換える現実的な手段として長期的に有効かどうかを証明することも重要な目的だ。

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Tesla、大型Superchargerステーションを2カ所に設置。ラウンジも提供

Teslaはカリフォルニア州に新しいSuperchagerステーションを2カ所設置した。これまでで最大の規模だ。これは新しいタイプのSuperchargerで、充電スタンド40基はどのSuperchargerステーションよりも多く、さらに新しい設置場所のひとつには専用の「カスタマー・ラウンジ」もある。

カリフォルニア州ケトルマンシティーに建てられたSuperchargerステーション(もう一つは同州のベーカーにある)には、料理、「クラフトドリンク」、洗面所、座席、Wi-Fi、Teslaのアパレルとアクセサリーのショップに加えて子供の遊び場や連れてきたペットのためのスポットもある。アウトドアスペースも用意されている。ラウンジはTeslaドライバーが24時間年中利用できる。アクセスにはTeslaのインフォテイメント画面に直接送られてくるコードを利用する。

2箇所とも、屋根付のソーラーパーキングとTeslaのPowerpackシステムを備え発電した太陽エネルギーを蓄えて40基の充電ステーションに供給する。TeslaはSuperchagerネットワークが完成するまでこのアプローチを続けると言っている。充電ネットワークの拡充には、Model 3の量産体制が整い需要が増えたときを見越して準備しているという一面もある。

ケトルマンシティーのカスタマーラウンジは将来作られる施設のモデルケースとしても興味深い。これはTeslaがオーナーの体験を拡張かつコントロールし続けるための手段であり、ブランドのイメージを高めながら、充電中にドライバーが待たされるという避けられない状況に対応するものでもある。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

フォルクスワーゲン、Mobileyeと組んで自動運転の「目」をクラウドソーシング

Schwarmdaten ebnen Weg für automatisches Fahren: Volkswagen und Mobileye unterzeichnen Vereinbarung

VolkswagenとMobileyeは、Mobileyeのマッピングサービス、Road Experience Management(REM)を2018年からVWブランド車に塔載する提携契約を結んだ。Mobileyeは同社のユーザーから報告されるデータをクラウドソーシングすることで道路状況をリアルタイムに把握して自動運転車の走行を支援する。

REMを塔載した車は、前面カメラで捕えた車線標示その他の道路状況データをクラウドに送る。集まったデータは高解像度のナビゲーションマップにフィードバックされ、常に最新の道路状況が反映される。MobileyeとVolkswagenはこの提携を機に、業界全体にREMプラットフォームを広めたい考えだ。多くのメーカーの車から集めたクラウドソーシングデータを使って高解像度マップを作ることで、自動運転や高度な運転補助システムの改善に役立てる。

今回の提携によって、2018年以降Volkswagenの新車種にはREMシステムが塔載され、収集された匿名データは道路状況だけでなく空いた駐車ペースや渋滞情報の提供にも利用される。

私自身、ラスベガスのCESでDelphiの無人運転システムをテスト走行した際に、MobileyeのREMシステムを体験する機会があり、非常に印象的だった。もちろんシステムのどの部分が貢献しているのかを判断することは難しいが、つながっている車の集合知を利用する「スマート・スウォームズ」のコンセプトは、未来の自動運転技術にとって重要な要素になるだろう。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

車のシャシーとショックアブソーバーをソフトウェア駆動のアクチュエータに代えて車内安定性を高めるClearMotionが$100Mを調達

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ClearMotionは、自動車メーカーのために代替シャシーを作っている。それは、従来の物理的なショックアブソーバーに代わって、ソフトウェアが駆動するデジタルの適応型アクチュエータだ。同社はこのほどシリーズCで1億ドルを調達したが、主な投資者はJ.P. Morganの資産管理部門のアドバイスによるクライアントのグループで、それにNEA, Qualcomm Venturesなども参加した。

同社は“世界初のデジタルシャシーを作った”と主張するが、それは従来のショックアブソーバーとは全然違い、また一部のハイエンドのスポーツカーに見られるドライバーが調節できるサスペンションシステムとも違って、自動車が道路の状態をモニタしてリアルタイムで適応することによって、最適な快適性と走行性能を提供する。ClearMotionによると、それを実現するアルゴリズムは同社独自のもので、使用する車載システムは自動運転や運転者支援システムと、直接の関係はない。

しかしClearMotionの技術は、自動運転機能にとっても便利かもしれない。同社によると、その技術は、自動運転車の乗車体験をより楽しくする、という目標の実現に役立つだろう。また車の中で仕事をしても、道路の凸凹の影響が及ばないので、生産性が向上する、という。

昔ながらの物理的サスペンションにも、ソフトウェアのバグがないなどの利点はあるが、でもClearMotionの技術は、車内の安定性がより重視される未来には重宝されるだろう。車内の空間というものが、今後はますます、ふつうの生活空間の延長と見なされるようになるし、それだけでなく、運転中に大好きなホットコーヒーを飲もうとして、自分の膝をびしょ濡れにしたくはないからね。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

メルセデスベンツ、ドローン配達用車両の実物を展示

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今年のCESでMerceds-Benzは、 ドローン配達車の最新完成版を披露した。屋根の上には複数のドローンが配置 され、前面にはインテリジェントLEDディスプレイがある。実物の車は魅力的で、(宇宙空母ギャラクティカの)サイロン風の外観が、内部で働くモバイル倉庫を隠蔽している。

Mercedes-Benzとドローンのスタートアップ、Matternetは9月にこのコンセプト発表し、’Vision Van’ と呼んでいた。Matternetの無人ドローンがワゴン車から荷物を受け取り、中央運用基地から目的地まで運ぶ。基地はドローンが常に12マイル以内の範囲にあるように移動可能だ。トラックは無人で配達、帰還し、バッテリーを充電済みの物と交換する。

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CESに展示されたトラックの前面にはLEDアレイがあり、例えば前方を横断する歩行者のアニメーション等簡単な画像を表示していた。ここには情報ディスプレイとして車両の行動意図も示され、例えば右折や左折をする前に車外の人に知らせることができる。

ワゴン車の後部には一般の配達車両に見られるのとよく似た積載用ラックが置かれている。このラックは完全に引き出せるように作られており、ワゴン内部全体を入れ替えるだけですばやく積み降ろしができる。屋根の上のスロットでドローンに荷物を積み込むためのロボットアームは、配達開始前に荷物の位置をプログラムされている。

現在見かける一般的なUPSトラックをアップグレードしたものに違いないが、Mercedes-Benzはすぐに製品化する計画はないと言っている。それでも、未来の可能性として一見の価値がある。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook