ボーイングが州の在宅命令に従い中型ジェット機787の生産を中断

米国時間4月6日の発表によると、Boeing(ボーイング)は知事の在宅命令に従って南カリフォルニア工場におけるボーイング787の生産工程をすべて中断し、実質的に同社の商用航空機の製造を完全に休止する。

休業は4月8日の第2シフトの終わりに始まる。

ボーイング787担当の同社副社長Brad Zaback(ブラッド・ザバック)氏は「我々のチームメイトの健康と安全を守り、州全体のウイルスの拡大と、我々のグローバルなサプライチェーンの信頼性に対するその影響、ひいてはそれらが787の事業にもたらす影響を評価することは、我々の責務である」。

ボーイングはすでに、シアトル地域の工場を閉鎖している。米国時間4月5日に同社は、ワシントン州のピュージェットサウンド地域とモーゼズレイクの工場における今後の生産も次の発表があるまで中断すると発表している。それらの閉鎖はワシントン州における新型コロナウイルス(COVID-19)の拡散と、それによるサプライチェーンの不安定化が原因だ。

787の生産再開の日程は発表されていないし、同社のその他のオペレーションに関するガイダンスもない。

Boeing South Carolina(BSC)の社員でリモートワークが可能な者は、それを継続する。それができない者は10日間の有給休暇になる。同社によると、それは規定の倍の期間という。閉鎖がさらに続くようなら、従業員は有給休暇の継続または、退社による緊急時失業保険のどちらかを選ぶことになる。

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

ボーイング787、アメリカ上空に巨大な飛行機のイラストを描く

エンジンのテストのために連続18時間も飛行機を飛ばさねばならないなら、何か面白いことをしたくなるだろう。ボーイングはどうやら面白いことが好きだったようだ。787ドリームライナーで実施したエンジンのテストの最後の14時間でボーイングはアメリカ上空に巨大な飛行機のイラストを描いた。

私が数えたところでは、このイラストは17の州にまたがっている。イラストの右の翼の端ははミシガン州アッパーペニンシュラに、左側はテキサス州を横断してメキシコ国境近くまで延びている。

この記事を書いている時点で787の軌跡は飛行機の輪郭をほぼ描き終わっている。これからシアトルに戻るのだそうだ。シアトル着陸は太平洋時間 9:24が予定されている。787の軌跡はここでライブ放映中

専門家の解説によれば、これは大量の燃料を使ったジョークなどではないそうだ。ボーイングはロールス・ロイスの新しい長距離用ジェットエンジンを採用するにあたってテストを必要としていた。

このフライトは17時間46分で1万6000キロをカバーする予定だ。これは現行のあらゆる商用路線より長い。最長の商用空路はカタールのドーハとニュージーランドのオークランドを結ぶルートで、飛行時間16時間10分、距離は1万4518キロだという。

〔日本版〕すでに787は着陸ずみだが、リンク先から詳細な軌跡を見ることができる。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+