わが家のホームセキュリティカメラのいちばん困る欠点は、擬陽性だ。あるときなどは、ぼくのウサギがルッコラをかじるたびに、ビデオを送ってきた。それは、一日だけなら楽しいが、そのあとは責苦だ。
今年の初めに、AIを利用して人を検出するアルゴリズムを加えたCanaryがそいつをアップデートし、重要な改良をいくつか加えた。中でも重要なのは、動きのある人だけを検出するようになったことだ。これにより、たとえば、車のライトで人の影が壁に映っただけで警報が鳴ることはなくなった。
すてきな改良だけど、もうちょっとなんとかして、と思う部分もある。わが家では初代のCanaryをずっと使っていて、そいつはときどきウサギを人と間違える。彼女は、ウサギにしてはお利口だけど、ときどき木製の家具をかじったり、季節によっては毛が抜け替わる。でも、ぼくのアパートで大騒動をひき起こすことはない。
しかし、ときどき擬陽性はあっても、ペットのいる家では稀にそうでない警報もありえる。たとえば野生のアライグマの一群が家に侵入してあちこち壊したら、擬陽性ではすまない。Canaryの次のバージョンでは、ペットと野生動物を区別できるようになるとよいね。
今度の新しい機能は木曜日(米国時間4/26)に、AndroidとiOSのユーザーへ展開される。