TwelveSouthはワイヤレス充電器を額縁に入れた(何のため?)

TwelveSouthは、今あるMacのアクセサリ企業の中でいちばん革新的だ。アダプターのPlugBugや、BluetoothヘッドフォンレシーバーAirFlyなど、製品はどれも頭の良い作り方だ。でも、今度のPowerPicはどうかな…。

製品の出来栄えは、同社の製品らしくとても良い。ニュージーランドの松材なんて、言葉の響きも良いね。でもその製品は、木製の箱にワイヤレス充電器をつけたものにすぎない。プレスリリースはこう言っている: “ワイヤレス充電は便利ですが、あなたのベッドサイドテーブルにまたひとつ充電器が増えるのは不便ですね”。

そこでTwelveSouthは、額縁にQi充電を内蔵して、いかにもガジェットっぽい恥ずかしさを隠した。ふつうの額縁があるだけ、という外見。額縁としては、本物の絵が似合う本物の額縁だ。しかし、そこにあなたは、絵ではなく自分のスマートフォンを置く。でもそれは充電してるのではなくて、額縁があるだけだ。Google Home HubやFacebook Portalが、使ってないときはデジタルの額縁に化ける。でもデジタルではなくて紙だ。

PowerPicの良いところは、たぶんその名前だ。PowerPCに‘i’を付けたみたいだ。Appleの過去に、敬意を表している。でも、こんなものなら、YouTube上のDIYチャネルに山ほどあるだろう。違うのは、80ドルで買う製品であること。ホリデーシーズンの買い物フィーバーを、当て込んでいるんだね。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Android上のサードパーティ製の高速充電技術は使うな、とGoogleは‘断固として’推奨

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最近は、誰もが高速充電をやるようになった。各メーカーの主力機にはほとんど必ずUSB-Cがあるから、それはたちまち、標準機能のようになってしまった。この場合“標準”とは、みんながそれを使ってる、という意味だが、それは必ずしも、技術全体の中での整合性がある、という意味ではない。それはどちらかというと、メーカーが最近見つけた、電池の延命策のひとつだ。

Googleも、同社のPixelデバイスでは独自の高速充電を採用しているが、ただし同社は、自社純正品以外の実装を前向きに認めていない。最近リリースされたAndroid NougatのAndroid Compatibility Definition(Android互換性定義)ドキュメントで同社は、QualcommのQuick Chargeのような技術を、禁じるとは明言していないけど、“使わないことを断固おすすめする”、と言っている。

ここで問題にされているのは、Googleの標準USB充電器との非互換性がありうるかもしれない、という点だ。GoogleがUSB-Cの標準化に熱心だったのは、そこに接続される機器の普遍的な標準性も展望していたからだ。みんなが、ひとつの標準を守ってほしい。このドキュメントは、“将来のアップデートではそれを要件とするかもしれない”、とまで言っている。

言い方は、単刀直入だ:

現時点では、使わないことを断固おすすめする、としているが、Androidの将来のバージョンではすべてのtype-Cデバイスが標準のtype-C充電器との完全な相互運用性をサポートすることを要件とするかもしれない。

これは要するに、そんな厳しい措置にならないよう、お願いする、という意味だろう。

出典: Android Police

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Amazonが粗悪品のUSB-Cケーブルの販売を停止

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【抄訳】
スマートフォンやラップトップに深刻なトラブルをもたらす悪質なUSB-Cケーブルが問題になっていたが、今日(米国時間3/29)Amazonが、販売するケーブルのタイプを厳しく規制するようになったので、事態はやっと快方へ向かうことになった。

Amazonは粗悪なUSB-Cケーブルを、同社のWebサイト上で売らない品目のリストに加えた。そのリストにはすでに、海賊版のDVDとか、標準規格を無視している電気製品などが載っている。今度の粗悪ケーブルをAmazonはこう記述している:

“USB Implementers Forum Inc”の標準規格の仕様に準拠していないUSB-C™(USB Type-C™)ケーブルまたはアダプター。

つまり、ついにやっと、デバイスを壊したりクラッシュさせる非標準のUSB-CケーブルがAmazonでは売られなくなる。しかしこれはあくまでもポリシーのアップデートにすぎないから、今後Amazonは販売者のコミュニティを取り締まって、粗悪ケーブルをまだ売ってる業者を排除しなければならない。

この小さいけど重要なアップデートを見つけたBenson LeungはGoogleのエンジニアで、USB-Cに自分のPixelを破壊されて以来、悪質なケーブルの危険性をみんなに知らせ回っていた。LeungはUSB-CケーブルとPixelの互換性を、仕事でテストしていたのだが、いろんなものの中でもとくに、OnePlusのタイプC充電用ケーブルに欠陥を見つけた。そしてその後、製品の標準規格準拠に関するみんなの注意を喚起する活動を開始した。

USB-Cはメーカーにとっても消費者にとっても便利な接続規格だが、ケーブルの粗悪品はラップトップなどのデバイスを再起不能に破壊することもあるから厄介だ。Amazon一社が規制に踏み切っても、まだまだ問題は各所に残っている。Amazon以外で買うときには、十分に気をつけよう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))