カードレス決済サービスPaidyが伊藤忠から52億円を調達

フィンテックスタートアップのPaidyを利用すると、クレジットカードがなくてもオンラインで買い物ができる。同社は4月9日、伊藤忠商事より約52億円の資金を拡張シリーズCラウンドで調達したことを発表した。今回の資金調達で伊藤忠の出資比率は25%になる。

同社によると、これで同社の調達総額は株式と融資を合わせて約300億円になる。日本の最大の商社のひとつである伊藤忠からの最新の投資は、株式投資だ。伊藤忠はPaidyのシリーズBとCにも参加し、同社への総投資額は約100億円になる。同社によると、シリーズDでなく拡張ラウンドにしたのは同じタイプの優先株を発行できるからだ。

Paidyの前回の資金調達の発表は2019年の11月で、投資家の中にはPayPal Venturesがいた。そして今回の資金は、新型コロナウイルス(COVID-19)パンデミックの最中にPaidyのバランスシートを強化するために使われる。また、今年後半にローンチする後払い購入サービスの開発にも充てられる予定だ。

Paidyの決済サービスを使うと、ユーザーはオンラインで買い物をして各月にその合計をまとめて払う。同社は独自の技術でユーザーの信用力を評価し、買い物によって生じる小売店への債務の引受人となり、彼らへの支払いを保証する。日本の消費者はオンラインの決済にクレジットカードを使いたがらないので多いので、Paidyのサービスを使えばベンダーはコンバージョンレートと平均注文額とリピート購入を増やすことができる。

同社によると、このパンデミックの間にサービスの利用は増加した。多くの人が生活必需品をオンラインで買うようになり、ホテルや高額チケットなどへの出費の減少を十分に補っているからだ。なお、東京都を含む7つの都府県に対しては、緊急事態宣言が発令された。

伊藤忠の情報・金融カンパニー執行副社長加藤修一氏が、声明で次のように述べている。「同社が弊社の小売金融戦略において重要な役割を果たし続けることを固く信じている。それは、同社の独特な信用審査により新しいタイプの信用が創造され、それが広範囲な顧客の心を掴んでいるからである。Paidyはまた、詐欺との避けられない戦いの中で迅速なソリューションを実装し、そのサービスを次のレベルへ進化させうることを実証した」。

画像クレジット: Yukinori Hasumi/Getty Images

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

カナダの1-800-FLOWERSサイト、クレジットカード盗難マルウェアの存在に4年間気づかず

この後始末は大量の花だけでは済まなそうだ。。

1-800-FLOWERSのカナダ支店はカリフォルニア州検事総長宛ての報告書で、同社のウェブサイト上のマルウェアが顧客のクレジットカード情報を4年間にわたって流出させていたことを明らかにした。

4年間だ。考えてみて欲しい。

同社によると、マルウェアは2014年8月15日から2018年9月15日までの間、クレジットカード情報を取り出していた。しかし同社の主要ウェブサイトである1-800-FLOWERS.comは影響をうけなかった。

「調査結果によると、収集された情報には、氏名、支払い用カード番号、有効日付、およびセキュリティーコードが含まれている」と提出資料に書かれている。

つまりこれは、悪者があなたのクレジットカードを空っぽにするために必要な情報すべてということだ。

報告書には何人の顧客がデータを盗まれたのかは書かれていないが、 カリフォルニア州法によると、カリフォルニア州民500人以上が影響を受けた場合、会社はハッキングについて顧客に通知しなければならない。

4年間にわたる侵入はひどいだけではなく、なんとも絶妙のタイミングでもあった。奇妙なことに、2014年にさかのぼってセキュリティー問題を認めた会社はこれが2番目だ。木曜日(米国時間11/30)にMarriottは、5億人分の顧客予約記録が、4年間にわたり正体不明のハッカーによって盗まれていたことを発表した。

ことわざをご存じだろう:二度あることは三度ある。さて次は誰だろう?

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook