タクシー配車サービスの「DiDiモビリティジャパン」が52億円調達、ソフトバンクグループとのシナジー強化

タクシー配車アプリの「DiDiモビリティジャパン」が52億円調達、ソフトバンクグループとのシナジー強化

DiDiモビリティジャパンAndroid版iOS版)は1月18日、ソフトバンクとDidi Chuxing(滴滴出行。ディディチューシン)より総額52億円の資金調達を1月15日に完了したと発表した。

今回の資金調達により、PayPayをはじめとしたソフトバンクグループ企業とのシナジー強化、乗客の移動の利便性向上および、タクシー事業者の営業効率や売上の向上を実現する新たなプロダクト開発、日本におけるタクシーアプリのさらなる浸透に向けたマーケティング投資を行い、日本の消費者とタクシー業界の方々へ新しい価値の提供を目指す。

DiDiモビリティジャパンは、日本においてタクシー事業者や関係省庁などと連携し、革新的なタクシー配車プラットフォームサービスを提供することを目的として、ソフトバンクとDidi Chuxingからの出資により2018年6月設立。2018年9月より大阪でタクシー配車サービスを開始し、現在は北海道、東京、神奈川、大阪、福岡、沖縄など14の都道府県でサービスを展開している。

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カテゴリー:モビリティ
タグ:資金調達(用語)ソフトバンク / SoftBank(企業)Didi / 滴滴出行DiDiモビリティジャパンPayPay日本(国・地域)

DiDiとPayPayが還元上限2000円のタク代半額キャンペーン、対応タクシーはゼンリンナビ搭載へ

タクシー配車サービスを展開しているソフトバンク系のDiDiモビリティジャパンは9月25日、「PayPayならDiDiのタクシーが半額で乗れちゃうキャンペーン!」を開催することを発表した。実施期間は9月27日〜10月31日の約1カ月間。還元上限2000円で、タクシー料金をPayPayで決済すると半額になるという内容だ。PayPayもソフトバンク系なので、グループのシナジーを生かしたキャンペーンといえる。

具体的には、スマートフォン用のDiDiアプリにクーポンコード「PAYPAY」を入力し、「DiDi」アプリでの注文時にPayPay残額での支払いを選択することで、タクシー代がその場で半額になる。半額ぶんのPayPayボーナスの付与ではなく、即時の割引であるのがポイント。前述のように割引上限2000円で、利用回数は1日1回のみ。なお、DiDiの車種選択機能を利用した場合はキャンペーンの対象外だ。タクシー会社によっては、別途迎車料金がかかることもあるが、首都圏などでは迎車料金はいまのところ無料だ。

対応エリアは、北海道、青森、宮城、東京、愛知、大阪、京都、兵庫、広島、山口、福岡、沖縄の計12カ所の営業エリアで、詳細は同社のウェブサイトで確認できる。なお、同社は2019年内に13都市での展開を予定していたが、これを20都市に上方修正。10月9日には13都市目となる新潟でのサービスインを控えており、そのほか7都市で新たにサービスを開始する予定だ。

キャンペーンに合わせ、ゼンリンとゼンリンデータコムとの業務提携も発表。第一弾の取り組みとして「DiDi」のタクシー乗務員向けアプリに、ゼンリンデータコムのナビゲーションアプリ「Z-NAV」(ゼットナブ)が順次導入される。これまでDiDiに対応するタクシーの車内にはiPad miniが設置され、アップル純正の「マップ」アプリなどを利用してナビゲーションを実現していた。しかし、通常のタクシーのルートとは異なる行き方が提示されるなど混乱もあったが、定評のあるゼンリンのナビゲーションシステムを利用できることで、より最適なルートを利用した移動が可能になるはずだ。

そのほかDiDiモビリティジャパンでは、ドライバー用アプリ「DiDiドライバー」に「需要予測ヒートマップ」(仮称)機能を2019年中に展開することも明らかになった。これは、タクシーの需要と供給のバランスを可視化するため、タクシー乗務員はひと目で需要の高いエリアがわかり、収益を最大化することができるというもの。同機能は中国ライドシェア大手Didi Chuxing(滴滴出行)の技術をベースとしており、Didi Chuxingでは中国で15分後の予測で85%以上の正解率をはじき出すAI需要予測を実現しているという。

DiDiがロールスロイスを最長3泊4日、料金100万円まで無料になるキャンペーンを実施

DiDiモビリティジャパンは7月8日、「#夢をかなえる100万円タクシー」キャンペーンを開始した。キャンペーン期間中に同社のTwitter公式アカウント(@DidiJapan)をフォローのうえ、ハッシュタグ「#夢をかなえる100万円タクシー」を付けて「DiDiタクシーでかなえたい夢(夢の投稿は任意)」を投稿すればいい。キャンペーン期間は7月15日の23時59分までで、当選人数は非公表で若干名とのこと。

利用できるのはロールスロイスのみだが、目的地はDiDiの営業エリア以外でもOKなので全国各地に行ける。なお、当選した100万円ぶんを通常のDiDi対応タクシーに利用することはできない。当選しなかった場合でも、もれなく100円ぶんのクーポンが付与される。

応募条件については注意が必要だ。当たり前だが、DiDiとTwitterのアカウントを持っていること。また、Twitterは公開されているアカウントのみが対象で、非公開アカウントからの応募は無効。当選者には7月末頃までにTwitterのダイレクトメッセージで連絡されるが、後日都内で平日昼間に打ち合わせが必須となる。さらに当選者は、顔出しの写真・動画の掲載が可能で、同社所定の出演同意書への同意も必要だ。

ロールスロイス乗車時の料金の課金方法や当選後にかかる経費(打ち合わせに向かうための交通費)などについては現在問い合わせ中で、回答が届き次第記事をアップデートする。