ハリウッド女優で投資家のケリー・ワシントン、Disrupt 2020に登場

Kerry Washington(ケリー・ワシントン)氏の功績はハリウッドの至る所に見られる。エミー賞、SAGアワード、ゴールデングローブ賞にノミネートされた俳優、監督、プロデューサーの顔を持つ彼女は、「スキャンダル 託された秘密」のオリヴィア・ポープ役(1974年以来、ネットワークドラマではじめてアフリカ系アメリカ人女性として主演を務めた)からHuluの「リトル・ファイアー〜彼女たちの秘密」やNetflixの「アメリカの息子」(両作品でメーンキャストとして出演)の制作など、さまざまなプロジェクトにかかわってきた。さらに、「SMILF」、「スキャンダル 託された秘密」、「インセキュア」など多くの作品で監督を務めていることも忘れてはならない。

しかし、ワシントン氏は単なるハリウッドのスーパースターでは収まらない。

ここ数年間で、テクノロジーの分野にも深く関与している。ただ資金を出すだけではない。

ワシントン氏は、女性専用のコワーキングスペースを提供するThe Wingへの7500万ドル(約80億円)規模の投資プログラムに参加している。また、スターやセレブ達がファンともっと直接つながれる(Twitterの自己紹介に記載した番号に「テキストメッセージ」を送ることができる)プラットフォームのCommunity(コミュニティ)にも投資しているほか、歯列矯正のD2CプラットフォームであるByte(バイト)にも投資している(クリエイティブアンバサダーも務めている)。

ワシントン氏はTechCrunchの5月のインタビューで彼女の投資先はすべて、投資していることに誇りを持てる企業ばかりだと語っている。

「商品の品質や人々の生活の質を高めるという点において素晴らしい企業ばかりです。発言力を持つという考えは本当に重要です」と述べている。

集まれるスペースを作ることでも、素敵な笑顔を生み出すことでも、スターとより直接的につながれるようにすることでも、彼女の投資先は人々に声を上げる力を与える点でほかにはない共通性がある。

ワシントン氏はまた、活動家でもある。

2013年にはNAACPのプレジデント賞、2015年にはGLAADメディア賞のヴァンガード賞を受賞しているほか、2016年にはACLU Bill of Rights賞を受賞している。2018年、#MeToo運動の高まりで世界が大きな変化を遂げたとき、ワシントン氏もハリウッドのTime’s Up運動のリーダーとして、Natalie Portman(ナタリー・ポートマン)氏、America Ferrera(アメリカ・フェレーラ)氏、Reese Witherspoon(リース・ウィザースプーン)氏と共に活動した。

さらには、Michelle Obama(ミシェル・オバマ)前大統領夫人の「When We All Vote」キャンペーンの共同委員長も務めているほか、非営利組織と共同で投票率の上昇を目指すイニシアチブ、Influence Change 2020の発起人でもある。

言うまでもないが、Disrupt 2020ではワシントン氏からさまざまな面白い話が聞けるはずだ。

最近のテクノロジー分野への投資や運営について、また今後数年のうちに最も期待できると彼女が感じている分野について、さらには、Netflix、Hulu、Quibi、Disney+、HBOなどが台頭し急速に変化しているメディア業界や、ユーザーの生活様式の変化に合わせて進化するネットワークについてもぜひ聞きたい。

大統領選挙を控えた今年、「Black Lives Matter」運動が大きな広がりを見せる中、彼女の行動主義者としての活動について話を聞くほか、テクノロジーの世界が多様性、公正、包括性といった点でまだ期待通りではない部分やそれを改善するにはどうすればよいかについても彼女の考えを聞いてみるつもりだ。

ワシントン氏に聞きたいことは山ほどある。どんな話が聞けるか本当に楽しみだ。

Disrupt 2020は米国時間9月14日から18日まで、今年はバーチャル形式で開催する。今すぐDisrupt Digital ProパスまたはDigital Startup Alley Exhibitor Packageを購入し、ケリー・ワシントン氏の話を最前列でチェックしてほしい。それでは会場で。

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(翻訳:Dragonfly)

CRISPRの先駆者、ジェニファー・ダウドナ氏がDisrupt 2020に登場

Jennifer Doudna(ジェニファー・ダウドナ)氏は合成生物学の分野で大革新を引き起こした人物である。同氏の発見によって世界中の研究者が生物界をプログラムし、再プログラムできるようになったのだ。9月に開催されるDisrupt 2020では、そんな同氏から話を聞けることとなった。

カリフォルニア大学バークレー校の化学、分子、細胞生物学部門の教授、グラッドストーン研究所の主任研究員、カリフォルニア大学サンフランシスコ校の教授として、ダウドナ氏は遺伝子編集技術研究、CRISPRの最前線に立っている。

ダウドナ氏とEmmanuelle Charpentier(エマニュエル・シャルパンティエ)氏が、微生物の免疫応答を誘導するCRISPR-Cas9酵素を使用してゲノムを編集できると最初に発表したのは、わずか8年前のことだ。この発見は、生物学に対する人間の認識の歴史において最も重要な進歩の1つであることが判明し、またこの発見は世界を劇的に変化させる潜在性を持っている。

ダウドナ氏は、James Watson(ジェームズ・ワトソン)氏の本『二重らせん』をハワイの自宅にある父親の本棚で発見したことから、彼女自身の生化学分野への道のりが始まったと説明している。文学教授の娘としてハワイで育った幼少期時代からダウドナ氏は科学のキャリアを追求したいと考えていた。しかし同氏が科学の人間的側面に目を向けたのは、ワトソン氏の有名な本を読んでからのことだ。

同氏の科学的研究とスタートアップでの取り組みは今、この革新的な科学分野の将来性に人類を開眼させる可能性をもたらしている。なぜならダウドナ氏は自身の研究活動に加えて、Mammoth Biosciences(マンモス・バイオサイエンス)、Caribou Biosciences(カリブー・バイオサイエンス)、Intellia Therapeutics(インテリア・セラピューティクス)、Editas Medicine(エディタス・メディシン)など、数多くの企業の共同創設者となっているからだ。

これらの企業は世界が直面している最大の課題のいくつかに取り組んでいる。Mammoth Biosciencesは新型コロナウイルス(COVID-19)における新しいテスト方法の開発ぶに取り組んでおり、Caribou Biosciencesは新しい癌治療を追求。また上場企業のEditas Medicineは眼球、神経変性疾患、血液疾患、癌などに対する治療の研究に取り組んでいる。

遺伝子編集が何らかの影響を与えていない業界は今やほとんどないだろう。材料科学から食品科学、農業から医学まで、CRISPRテクノロジーは全産業を再構築する機会を生み出しているのだ。

Solugen(ソルジェン)のバイオベースの化学物質に使用されている、遺伝子組み換えの有機体によりImpossible Foods(インポッシブル・フーズ)の代替肉の味が肉らしい味になった。また、CRISPR編集済み細胞は、特定の種類の癌を治療するための初期試験で安全であることが証明されている

有用性の幅広さと、研究者がテクノロジーにどのような制限を課すべきかという問題が渦巻く中、ダウドナ氏がDisruptのステージで話すべきことはたっぷりとあるだろう。最近同氏によって発表された、唾液ベースの高速COVID-19テストを用いた大学キャンパスの安全性の向上に関してなど、さまざまな事について話を聞けるに違いない。

Disrupt 2020はすべてバーチャルな形で米国時間9月14日から18日まで開催される。アクションへの参加やバーチャル出展が可能な数種類のDigital Passをご用意している。詳しくはこちらから見ていただきたい。

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(翻訳:Dragonfly)

Airtable CEOのHowie Liu氏がDisrupt 2020に登壇

企業向けのコラボレーション型ソフトウェアは現在非常に勢いを増している。中でもAirtableはまさに飛ぶ鳥を落とす勢いである。

コラボレーション型の柔軟なデータベース製品を提供する同社は、CRV、Benchmark(ベンチマーク)、Coatue Management(コーチューマネージメント)、Thrive Capital(スライブキャピタル)などの投資家から1億7000万ドル(約179億円)以上の資金を調達している。そんなAirtableの共同創設者兼CEOのHowie Liu(ハウイー・リュー)氏がDisrupt 2020に参加してくれることになり、非常に楽しみだ。

リュー氏はデューク大学を出た後、自身の最初の会社を立ち上げた。自動CRMシステムを提供するeTacts(イータクツ)だ。同社は、YouTube(ユーチューブ)、Powerset(パワーセット)、Delicious(デリシャス)の創設者や、Ron Conway(ロン・コンウェイ)氏、Ashton Kutcher(アシュトン・カッチャー)氏などの投資家から投資を受けた。

リュー氏はその後Salesforce(セールスフォース)向けのソーシャルCRM製品を主導し、そしてAirtableで再び自身の道を進み始めることを選択した。

Airtableはソフトウェアを民主化するという広大な使命を基に2012年に設立された。本質的にAirtableはリレーショナルデータベースである。素人はこれをGoogleスプレッドシートやMicrosoftExcelの強化版のようなものだと思うだろうが、実際はそれよりもはるかに奥深いものである。

ソフトウェアはデータ(正確に言えば整理されたデータ)に基づいて構築されている。多くの人はデータをコンパイルし、整理してスプレッドシートにすることはできるが、ソフトウェア製品に飛躍させることはできない。Airtableはそれを開発者ではなくとも、誰にでも可能にすることを目的としているのだ。

とは言うものの、同社はいくつかのハードルに直面している。 Airtableは、販売目標の追跡から製品ロードマップの整理、ワークフローの管理まで、さまざまな方法で使用できる製品だ。このタイプのオープンエンド製品では、それを最大限に活用する方法、または単にそれを使用する方法についてエンドユーザーを教育するのが難しい。

我々は非常に複雑な製品を最もユーザーフレンドリーな方法で構築する方法について、リュー氏と話し合う予定でいる。また、大企業のほとんどが支出をストップまたは減少させている現在における企業向けソフトウェアの販売状況、ノーコードおよびローコードソフトウェアの将来、そして超成長についての同氏の考え方についても尋ねる予定だ。

Disrupt 2020はすべてバーチャルな形で米国時間9月14日から18日まで開催される。アクションへの参加やバーチャル出展が可能な数種類のDigital Passをご用意している。詳しくはこちらから見ていただきたい。

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(翻訳:Dragonfly)

9月14日〜18日にバーチャル開催するDisruptについてのオンラインQ&Aを今週末実施

ピボットといえば、パンデミックによって対面式のカンファレンスの性格が一変させられたことが大きい 。これによってTechCrunchもDisruptカンファレンスの開催方式を急遽変更せざる得なかった。Disruptは毎年1万人以上の参加者を集める大規模なイベントだ。これをオンライン開催に組み替えるのは非常に手強いタスクだった。ハードルも無数にあった。

多くの読者がバーチャル版Disrupt 2020がどのように開催されるのか知りたいと考えていると思う。TechCrunch では、太平洋時間8月14日(金)午後12時(日本時間8月15日午前4時)からZoomでQ&Aセッションを開催する。Disruptについてどんな疑問でもここで直接質問することができる。編集マネージャーのJordan Crook(ジョーダン・クルック)、運営ディレクターのJoey Hinson(ジョーイ・ヒンソン)、マーケティング・ディレクターのAlexandra Ames(アレクサンドラ・エイムス)が回答する。

回答者はまず最初に物理的な開催をバーチャル開催に切り替えるためにどのような作業をしたか、またバーチャル版のフォーマットがどのようなものであるか、参加するためにはどうすれば良いかなどについて説明する。オンライン開催のメリットの1つは世界中どの地域からでも自由に参加できることだ。確かにバーチャルDisruptは物理的会場で開催されるカンファレンスとは大きく異なる。しかしカンファレンスがもたらすメリット、チャンスは依然として現実的であり無数に存在する。

Disrupt 2020カンファレンスは来月9月14日から18日(日本時間9月15日から19日)まで5日間にわたって開催される。バーチャル版では投資家と話し合うチャンスがいっそう増えた。イノベーションが続く世界のマーケットに向けた新しいプロダクトやスタートアップをDigital Startup Alleyで発見することができるだろう。また良い記事を書くために懸命に材料を探しているジャーナリストとも話し合える。企業提携やブランド確立についても多くのチャンスがあるだろう。1対1のビデオミーティング、人脈を広げるためのネットワーキングイベントも用意されている。毎年よびものとなっているStartup Battlefieldではでは最新の世界から集まった優秀なスタートアップに声援を送り、テクノロジーの世界でもっとも影響力のある人々からなる審査員と交流できるチャンスもある。

来月のDisruptについて質問があればさっそくQ&Aセッションに参加登録をしておこう。実際にカンファレンスを実行する担当者から詳しい回答を得ることができる。こちらからあらかじめ疑問を送っておくことができる。疑問が解決すればいよいよDisruptチケットを購入しよう。たずさわっているビジネスを正しい方向に向けて前進させるための世界に類のないチャンスが待っている。

Disrupt 2020への出展またはスポンサーを考えている企業はこちらの様式に記入の上、スポンサー営業チーム宛送信していただきたい。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

アトラシアン共同創業者CEOのキャノンブルックス氏がDisrupt 2020に登壇決定

グーグルが一般に広く知られた存在であるように、Atlassian(アトラシアン)は、ソフトウェアエンジニアなら誰もが知っている会社だ。2002年に設立し、シドニーに本拠を置く同社は、法人向けコラボレーション用のツールとサービスを開発している。創業以来、順調に業績を伸ばし、2015年、株式を公開した。

そのアトラシアンの共同創業者で共同CEOのMike Cannon-Brookes(マイク・キャノンブルックス)氏をDisrupt 2020にお迎えできることになったのでお知らせしよう。TechCrunchのチーム一同、待ちきれない思いでいることは言うまでもない。

起業家精神という意味では、キャノンブルックス氏は1つの会社を創業から株式公開まで導き、その間あらゆる面で社の成功に尽力した数少ない創業者の一人だ。

アトラシアンは法人向けコラボレーション、とりわけエンジニアリグと開発チーム向けのコラボレーション製品の分野ではパイオニア的な存在であり、長年にわたって、Jira、Confluence、HipChatなどの頑強な製品群をリリースしてきた。

キャノンブルックス氏は、創業時の資金調達、製品開発、Trello(トレロ)など他社の買収、株式公開に至るまで、あらゆる局面で指揮をとってきた。アトラシアンは創業時から現在まで、創業国であるオーストラリアに本社を置き、インボイス業務も本社で行っており、南半球の国で創業したテック系スタートアップで最も成功した会社と言えるだろう。

アトラシアンの際だった特徴の1つは、マイクロソフトやIBMといった大手ソフトウェア企業と違い、正式な営業販売部門なしでここまで成功したという点だ。同社の販売マーケティング費用は、他の法人向け大手ソフトウェア企業と比べれば本当にわずかである

「創業当初から、営業販売員はソフトウェア企業を破綻させるという直感みたいなものがありました」と、キャノンブルックス氏は2015年のAustralian Financial Reviewの記事で語っている。「このやり方でうまくいくことを納得してもらうのが、おそらく一番大変な仕事だったと思います。このやり方に納得できないがために、多くの優秀な人たちが当社への入社をあきらめたり、投資やアドバイスという形で当社をサポートすることを拒んだりしました」。

アトラシアンという会社は、とてつもなく高性能の流通販売の弾み車を作り上げ、そこに「卓越した製品」という1つの必須材料を組み込んだものだ。卓越した製品を低価格で提供すれば誰にでも売ることができる。誰にでも売るには、透明な価格体系と無料お試し期間を用意してオンラインで販売することが必要だ。無料お試し期間を用意するなら、卓越した製品を開発しなければならない。そうすれば弾み車が回転していく。

このモデルはとてもよく機能した。

アトラシアンの製品は、Spotify、NASA、Sotheby’s、Visaなど、小企業から大企業まで、世界中16万社で利用されている。

キャノンブルックス氏は、技術分野の投資家でもあり、ソフトウェア、フィンテック、農業、エネルギーなどの各分野に投資している。また、Zoox(ズークス)の取締役でもある。

キャノンブルックス氏と膝を交えて、この20年間のアトラシアンの軌跡と今後の展望について伺えるのは本当に楽しみだ。

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(翻訳:Dragonfly)

不動産を再発明する方法をDisrupt 2020で学ぼう

世界的なパンデミックの影響を受けた多くの業界と同じく、不動産業界も完全に冷えきっているようだ。展示イベントが行えないため住宅販売数は急落し、客がいないため貸店舗の契約もなくなり、経済成長が見込めず、不透明な先行きのせいで投資家は数週間から数か月投資を控えているため不動産価格が下落している。

しかし、テック企業から見ると、不動産業界は今、会社を立ち上げて資金を調達するには最も面白い業界の1つかもしれない。いくつものスタートアップが何年にもわたってこの硬直化した不動産業界への参入を試みたが、昨今のコロナ禍によって不動産業界が厳しい状況に直面している今こそ、スタートアップが壁を破って参入するチャンスだ。

Disrupt 2020(米国時間9月14日~18日)のExtra Crunchステージでは、資産価値数兆ドルの不動産市場をこの21世紀の世界で活性化させようとする意欲にあふれた創業者向けに、どこにマーケットがありどのようなビジネスチャンスがあるのかを検討してみたいと思う。ありがたいことに、世界で一流と呼ばれる不動産関連テック投資家に、そのようなビジネスチャンスと今後の可能性について話を聞けることが決定した。

ステージには、Bain Capital Ventures(ベインキャピタル)のMerritt Hummer(メリット・ハマー)氏、Fifth Wall(フィフスウォール)のBrendan Wallace(ブレンダン・ウォレス)氏、Andreessen Horowitz(アンドリーセン・ホロウィッツ)のConnie Chan(コニー・チャン)氏をお迎えする。

ハマー氏は、ベインキャピタルの不動産テックおよびフィンテック分野のグロース投資パートナーだ。ハマー氏は数年前、Material Bank(マテリアル・バンク)に対する2800万ドル(約30億円)の資金調達ラウンドをリードした。マテリアル・バンクは、塗料の見本や材料見本の物流プラットフォームで、建設中に建築家や建築業者が適切な塗料・材料を選択できるように設計されたサービスだ。これは簡単そうに見えるが、決してそうではない。マテリアル・バンクはメンフィスにあるFedExの配送センターの隣に施設を建設し、ロボットを駆使して見本注文を顧客に短納期で納めている。

ウォレス氏はフィフスウォールの共同創業者です。フィフスウォールは不動産テックに特化したベンチャーキャピタルで、2019年の二次ファンドで約5億ドル(約536億円)今年前半の小売り専門ファンドで1億ドル(約107億円)を調達した。フィフスウォールが出資している不動産系スタートアップには、Opendoor(オープンドア)、Hippo Insurance(ヒッポ・インシュアランス)、Loft(ロフト)などがある。エンジェル投資家としても長年の実績があるウォレス氏はIdentified(アイデンティファイド)を創設した実績もある(アイデンティファイドはその後Workday(ワークデイ)に買収された)。

チャン氏は、アンドリーセン・ホロウィッツのゼネラルパートナーとして、同社で米国、中国、アジア諸国間の橋渡し役を務めてきた。今、ソーシャルディスタンスを守るため、人が直接会う多くの展示ホールが閉鎖されている、チャン氏は今年前半、こうした現状に対応するバーチャルイベント開催用プラットフォームRun the World(ラン・ザ・ワールド)に出資した。この企業は最近投資先として人気があり、数週間前にも、Founders Fund(ファウンダーズ・ファンド)がリードする別の資金調達ラウンドを発表した

この3人から不動産業界の現状について共に学ぼう。不動産業界は変化が激しく、トラクション(牽引力)を獲得することで影響力を発揮できる業界だ。また、リモートワークが急速に浸透し旅行・観光業界が大きく落ち込んでいる世界で、不動産の持つ意味についても視野を広げてみたいと思う。この機会をぜひお見逃しなく。

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(翻訳:Dragonfly)

Disrupt 2020でバーチャルネットワーキングを最大限に活用する方法

Disrupt 2020」―学び、アクションを起こし、ビジネスチャンスをつかむ5日間―が米国時間9月14~18日に開催される。参加準備はお済みだろうか。今年のプログラムとネットワーキングはバーチャルで行われるが、得られるつながりと特典はこれまで以上だ。バーチャルネットワーキングはインパクトが弱いのでは、とお感じの方に良いお知らせがある。

当社のAIネットワーキングプラットフォームCrunchMatchは今年、さらに性能が強化された。そのため、バーチャルコンファレンスにおける物理的な距離を感じさせないだろう。

CrunchMatchは、あなたのビジネス目標にマッチする人を見つけるためのプラットフォームだ。具体的な条件、目標、関心事などのプロフィールを作成すると、CrunchMatchのアルゴリズムが起動し、あなたと同じような考えを持つスタートアップ起業家やインフルエンサーを探し出す。マッチングされた相手に会うことを希望する場合は、CrunchMatchからミーティング時間が提示され、相手にご都合伺いのメールが送信される。

CrunchMatchプラットフォームはとてもスマートで便利なツールだ。どのような人がいるのか確認し、適切な人を見つけて連絡を取り、ミーティングの約束を取りつけることができる。私は1日に5~6件のアポイントメントを取ったこともある。少人数のミーティングだったが、お互いに知り合うにはちょうどよく、参考になる情報をたくさん得られた。
ーFelicia Jackson(フェリシア・ジャクソン)氏、投資家、CPRWrap(CPRラップ)創業者

この新しい強化されたCrunchMatchは何がそんなに違うのだろうか。まず、AIエンジンがアップグレードされ、迅速かつ正確なマッチングとレコメンデーションが可能になった。登録時にご入力いただいた情報を取り込み、他の参加者とマッチングすることで、オンボーディングのプロセスがよりシンプルになる。また、使い込むほどに賢くなり、適切なチャット相手を見つけるといった仕事もこなしてくれる。

Digital PRO Passを購入いただいた方はどなたでもCrunchMatchをご利用いただける。Disrupt 2020には世界中から参加者が集まるので、より的確で効率的なネットワーキングを行うのにCrunchMatchは最適なツールだ。

それだけではない。Disrupt Digital Startup Alley Packageをご購入いただいたスタートアップ創業者の方は、この改良されたプラットフォームを使用して自社のプロフィールとランディングページを作成し、自社製品やサービスの宣伝、プレゼン資料の投稿、マーケティング用動画の埋め込み、リードの追跡などを行うことができる。

メリットはまだある。CrunchMatchは、Disrupt 2020の開催数週間前から利用可能になる。だから、自身のスタートアップを紹介し、スタートアップエコシステムの中にいる潜在的な顧客、投資家、その他の専門家たちと対面のテレビ会議をスケジュールする時間を十分に確保することができるだろう。自社の製品とサービスに注目を集めて人材を募集し、あなたのビジネスを世界中にアピールしよう。

Disrupt 2020であなたを待ち受けているビジネスチャンスを最大限に生かしてください。Digital PRO PassまたはDisrupt Digital Startup Alley Packageを購入し、CrunchMatchを活用して、あなたのビジネスを前進させてくれる人たちとすぐにつながりましょう。

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(翻訳:Dragonfly)

Disrupt 2020の早期割引は8月8日(土)まで

初期段階スタートアップの厳しい競争の世界でさえ、一定数の先延ばし屋、怠け者、のんびり屋、優柔不断、そして土壇場まで決断を下せないひとがいる。もしあなたがそうした属性の方なら、良いお知らせだ。

米国時間9月14日から18日にかけて開催される、Disrupt 2020への早期割引の申し込みの締め切りが、延長された。先延ばし屋の守護聖人Saint Expeditusのおかげだ。新しい締め切りの米国時間8月7日午後11時59分(PDT)(日本時間8月8日(土) 15時59分)までにパスを購入すれば、最大300ドル(約3万1700円)を節約できる。祈りや願いは届くものだ。

パスを買うことで、これまでで最大かつ最長の、TechCrunch Disruptへの5日間の扉が開かれる。世界中から何千人もの参加者と、何百社ものイノベーティブな初期ステージスタートアップを世界中から引き寄せるこの会議以上に、ビジネスのスピードを加速するための良い時間、場所、機会は見つけられないだろう。

Disrupt 2020に参加すべき、4つの世界クラス理由を以下に示そう。

世界クラスの登壇者:Disruptのどのステージでも聞くことができる、テクノロジー、ビジネス、投資の世界での最先端の意見を、是非聴いて欲しい。Sequoia CapitalのRoelof Botha(ロエロフ・ボサ)氏、UreekaのMelissa Bradley(メリッサ・ブラッドリー)氏、SlackのTamar Yehoshua(タマル・イェホシュア)氏といった人たちは、登壇者のほんの一例だ。登壇予定者はこの特集ページで随時公開していくのでチェックして欲しい。

世界クラスのスタートアップ:TC Top Pickを含む、Digital Startup Alleyに出展する何百ものイノベーティブなスタートアップたちをご覧いただきたい。この精鋭集団は、私たちの厳格なスクリーニングプロセスを経て、この栄誉ある場所にやってきた。これ以上に多彩で興味深いスタートアップたちに会える機会は滅多にない。

世界クラスのネットワーキング:AIを利用したネットワーキングプラットフォームであるCrunchMatchは、創業者、潜在的な顧客、R&Dチーム、エンジニア、投資家同士の出会いを、より簡便なものにする。1対1のビデオ会議をスケジュールしたり、採用または拡張ピッチセッションを開催したりして欲しい。CrunchMatchは、Disruptの数週間前にリリースされるので、スカウト、詳細調査、スケジュールのための時間をたっぷりとることができる。

世界トップクラスのピッチング:TripIt(トリップイット)、Mint(ミント)、Dropbox(ドロップボックス)などの大成功企業を含む、900を超えるスタートアップがこれまでに競い合った、壮大なピッチコンテストのStartup Battlefieldをお見逃しなく。今年のスタートアップたちが、名誉と10万ドル(約1060万円)の賞金を掴むために、本気の勝負にでることは間違いない。

これでもまだ参加理由が足りないだろうか?SIMBAチェーンの創業者である、Joel Neidig(ジョエル・ネイディグ)氏の戦略ブックの中から以下の文を引用しよう:

私たちの第一の目標は、人々にSIMBAチェーンプラットフォームの機能を知ってもらうことでした。Disruptに参加することは、あなたの名前を広め、顧客基盤を構築するための素晴らしい手段です。

先延ばし屋でなかなか動けないあなたにとって、これが300ドル(約3万1700円)を節約する最後のチャンスだ。米国太平洋時間8月7日の23時59分(日本時間8月8日(土) 15時59分) までにパスを購入して欲しい

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(翻訳:sako)

セコイア・キャピタルのボサ氏がDisrupt 2020に登場

米国のベンチャーキャピタル業界でトップ投資家になることを夢見る人にとって、Roelof Botha(ロエロフ・ボサ)氏のキャリアは、まさに最高のサクセスストーリーだと言えるでしょう。

ボサ氏は、モバイル決済企業Square(スクエア)へのアーリー段階での投資など、自身の投資キャリアでも驚くべき成功を収めてきましたが(SquareはIPO後5年が経過していますがボサ氏は今でも同社に取締役として在籍しています)、2017年には、同氏が17年前に最初に入社したベンチャー企業Sequoia Capital(セコイア・キャピタル)で米国トップの座に就きました。

セコイアが米国で最も力のあるベンチャー企業として広く知られていることを考えると、米国トップの地位に就くのは並大抵のことではありません。実際、Forbes誌の2020 Midas Listでは、ボサ氏は世界第3位のベンチャー投資家としてランクインしており、1位にランクインしたNeil Shen(ネイル・シェン)氏のすぐ後ろに付けています。ちなみにシェン氏はSequoia Capital China(セコイア・キャピタル・チャイナ)の創業者兼経営パートナーです(同社のグローバルマネージングディレクターはDoug Leone(ダグ・レオネ)氏)。

ボサ氏はこのような輝かしい役職に就いているだけでなく、それに相応しい豊富なインサイトを持っています。そのボサ氏を今年のDisrupt 2020(開催期間は9月14日~16日)にお招きできることになり、本当に嬉しく思います。

もちろん、聞いてみたいことはいくらでもあります。ボサ氏のキャリアは一見、目標に向かって順風満帆だったように見えますが、その20年以上におよぶキャリアの中では経済的に大きな浮き沈みも経験したことがあり、厳しい時代を切り抜けるために何が必要なのかをよく理解しておられます。

ボサ氏が母国である南アフリカから米国に最初にやってきたのは、元McKinsey(マッキンゼー)コンサルタントとしてスタンフォード大学でMBAを取得するためでした。同氏は2000年、ちょうどインターネットバブルが崩壊しつつある頃に卒業しましたが、設立されたばかりの決済系スタートアップPayPal(ペイパル)に開発担当ディレクターとして何とか入社を果たし、その後、同社の財務担当副社長、そしてCFOにまで昇格します。

その後セコイア・キャピタルに入社しますが、若きボサ氏は好機を逃しませんでした。同社によるYouTube(ユーチューブ)への投資を主導し、取締役に就任したのです。その直後の2006年に、当時は創業1年半のスタートアップだったユーチューブをGoogle(グーグル)が当時としては破格の16億5000万ドル(約1769億円)で買収ました(昨年YouTubeは150億ドルの収益を上げています)。

しかし、常に順調だったわけではありません。実際、ボサ氏のポートフォリオには、厳しい戦いを強いられている企業があります。例えば、同氏が取締役を務めているEventbrite(イベントブライト)は、新型コロナウイルスによりイベントビジネスが壊滅的なダメージを受けたため、45%の人員カットを断行しました。また、やはり同氏のポートフォリオに含まれる最近流行のマイクロモビリティ企業Bird(バード)は、新型コロナウイルスの感染拡大を抑えるため大半の米国市民が外出を控えているため、大量一時解雇を実施しました。

Disruptでは、ボサ氏がこれらのスタートアップにどのようなアドバイスをしているのか、また、ベンチャー産業全体の展望についてもお話を伺う予定です。具体的には、このままコロナ対策をしながら事業を継続させるのか、あるいは「2020年のブラック・スワン」(セコイアは創業者への手紙で新型コロナウィルスをこう呼んでいる)が解決する時期について根拠のない楽観主義に屈するのか、という2つの選択肢のバランスをスタートアップがどう取るべきかついてお聞きします。

現在、テック業界を作り変えているグローバルシフトについて興味のある方は、どうぞお見逃しなく。

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(翻訳:Dragonfly)

TechCrunch Disrupt 2020のStartup Battlefieldがバーチャル開催に

バーチャル開催?と思った方、読み間違いではないのでご安心ください。TechCrunch Disruptが完全バーチャル開催となることが決定しました。バーチャル開催となると、Startup Battlefieldはどうなるのでしょうか。そう、ビジネスチャンスが今までよりも大きくなります。

なぜなら、これはTechCrunch史上最大のコンファレンスだからです。そのため、世界中の優良企業や大手のローンチプラットフォームが参加し、世界中の多くの投資家たちが注目し、マスコミの注目度も高くなります。このコンファレンスは世界各地から参加可能で、開催期間は9月14日~18日までの5日間です。創業者の皆さん、この機会をお見逃しなく。申し込み締め切りは6月19日です。お急ぎください。

成功するスタートアップ創業者は、難しい局面も決断力と粘り強さで切り抜けます。そして、あらゆるチャンスをつかみ前に進む道を切り開きます。さあ、道を切り開く準備はできていますか。10万ドルの賞金(株式取得なし)とDisrupt Cupを獲得するチャンスです。

バーチャルのStartup Battlefieldは昨年のオンラインバトルとほぼ同じですが、いくつか工夫を凝らしてあり、特典も追加されています。

まずは応募しましょう。応募資格は、アーリーステージであること、MVP(実用最小限の製品:minimum viable product)としてテック・コンポーネント(ソフトウェア、ハードウェア、またはプラットフォーム)を持っている、メディアで大きく取り上げられたことがない、の3点だけです。こ条件を満たしていれば、世界中どこの会社でも応募資格があります。さらに良い知らせがあります。Battlefieldの応募・参加には費用は一切かかりません。テッククランチが株式を取得することもありません。

テッククランチの編集チームがすべての応募を確認し、テック業界全体から現状を打破するような革新的なスタートアップを見つけ出します。そして、あなたのビジネスの行方を変える力を持ったインフルエンサーの前でバーチャルなバトルを繰り広げるスタートアップを選びます。

次にバトルに向けて準備を行います。バトルに参加するすべてのチームは、テッククランチのチームが実施する数週間のトレーニング(無料)を受講します。このコーチングによって、あなたのピッチは戦闘態勢に変わり、ビジネスモデルから余分なものがそぎ落とされ、プレゼンテーションのスキルが研ぎ澄まされ、デモがさらに洗練されます。また、市場開拓戦略から経営幹部としてのコミュニケーション術まで、ビジネスのさまざまな側面を展開するためのヒントについて業界の専門家から話を聞きます。

そして、バトル本番を迎えます。バトル当日には、一流のVCおよび科学技術者で構成される審査員たちの前で、各チームが6分間のプレゼンテーションを行います。プレゼンテーションの後には容赦ない質疑応答がありますが、すでにコーチングの内容を身につけたあなたは落ち着いて対応できるはずです。審査員は決勝に進むチームを選びます。決勝に進んだ創業者たちは、コンファレンスの最終日に、まったく別の審査員の前で再度プレゼンテーションを行います。

選りすぐりの決勝進出者の中から、審査員がDisrupt Cupと賞金10万ドルを獲得する優勝者を発表します。イベント全体が世界中のオーディエンスの前でオンラインで行われます。オーディエンスはDisrupt Digitalパスですべてのアクションを観ることができます。

ここからネットワークを広げてビジネスを成長させましょう。賞金を手にするのは1つのスタートアップだけですが、Startup Battlefieldに参加したすべてのスタートアップは、投資家、メディア、潜在的な顧客に認知されることになります。その価値は計り知れません。また、Startup Battlefield OBの仲間入りも果たします。このスタートアップOB集団はこれまで合計で90億ドルの資金を調達し、115社がイグジットを達成しています。Vurb(ヴァーブ)、Dropbox(ドロップボックス)、GetAround(ゲットアラウンド)、Mint(ミント)、Yammer(ヤマー)、Fitbit(フィットビット)といった会社が有名です。プライムネットワーキングとはまさにこのことです。

Startup Battlefieldの参加者は、Digital Startup Alleyに出展することもできます。また、以下の追加特典も得られます。

一流の音声ウェビナー:業界トップの人物に、今回のパンデミックおよびその後に適応し前進するための考え方と戦略をお話し頂きます。このウェビナーシリーズは、Startup Alleyの出展者のみご覧頂けます。

  • TechCrunch.comへのローンチ記事掲載。
  • TechCrunch.comでプロモーション用のYouTube動画を紹介。
  • Extra Crunchの無料サブスクリプション。
  • 今後のTechCrunchイベントへのフリーパス。

以上に加えて、マスコミと投資家から注目され、CrunchMatch(AIによるネットワーキングプラットフォーム)を利用してバーチャルミーティングを設定できます。追加の特典はまだまだあります。こちらで随時ご確認ください。

あなたには決断力があります。あきらめない粘り強さもあります。Disrupt 2020のStartup Battlefieldへの参加を申し込んで、あなたを成功へと導く機会をつかんでください

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[原文へ]

(翻訳:Dragonfly)

TechCrunch Disrupt 2020、バーチャル開催決定

掲題のとおり、年に一度のTechCrunchのビッグイベントDisruptが、2020年は完全バーチャル開催となる。ご想像のとおり、これは主に、新型コロナウイルスが世界に及ぼした影響によるものだ。しかし、これはかつてないほど多くの人たちにDisruptにアクセスしてもらえる良い機会でもあり、私たちも大変楽しみにしている。また、開催期間も5日間(9月14日~18日)となり、すべての素晴らしいプログラムを皆さんに余裕をもってご覧いただけるようになるだろう。

バーチャル開催の準備は大変な仕事だが、TechCrunchはこの難題に本当にワクワクしながら取り組んでいる。当社は参加者が直接顔を合わせるリアルイベントの作り方には長けている方だ。でも今は、ルールが書き換えられ、今度はバーチャルイベント空間でこれまでと同様の高いクオリティでイベントを開催するためのチャンスを与えられたと考えている。

TechCrunchの記事でも何度も取り上げているが、今はテック業界にとって試練のときだ。企業、投資家、起業家にとっては、大きなリスクもあるが、同時に大きなビジネスチャンスでもある。そして、Disruptの目的もまさにそこにあるのだ。新しい現実を理解し、この難局を乗り切るだけでなく一花咲かせることもできるような忍耐強く革新的な企業を育てること、それがDisruptの存在意義である。

前回の金融危機の最中またはその後に設立された代表的な会社として、Uber(ウーバー)、Slack(スラック)、Pinterest(ピンタレスト)、Airbnb(エアビーアンドビー)、Square(スクエア)、Instagram(インスタグラム)、Stripe(ストライプ)などがある。Disruptでは、これらの企業と創業者から教訓を学び、投資家には今後スタートアップに期待することについて話を聞くつもりだ。

TechCrunchの仕事は、スピーカー、スポンサー、参加者、そして何よりDisruptを利用するスタートアップのために最高のバーチャルエクスペリエンスを構築することだ。バーチャルイベントでもリアルのイベントとまったく同じように、投資家と会ったり、革新的な製品を発表したり、メディアとつながったりできる。また、数百社のスタートアップをチェックすることや、スタートアップの世界の最重要人物の話を聞いてやり取りすること、そしてバーチャルなネットワーキングイベントに参加することも可能だ。さらには、新たなパートナーシップを築き、自社のプログラムについて話し、何を作っているのかを認識してもらうことだってできる。

何より楽しみなのは、バーチャル開催になったことで、誰でも、世界中のどこからでもこのイベントに参加できるようになったことだ。これにより、今年のDisruptは、これまでで最大の規模、なおかつ最も多様性のあるイベントになると予想される。

Disruptにはこれまでも世界中の起業家が集まってきたが、今回は参加のハードルが一段と低くなっている。今年のStartup Battlefieldには、サンフランシスコからソウルまで、世界中の優れた企業が参加できるのだ。地理的または物流上の制限がないため、本当に興味深い企業が集結する可能性がかつてないほど高くなっている。

2020年が始まった当初は、今年、このような大きなプロジェクトを開催することになるとは予想もしていなかった。しかし、準備はできている。新型コロナウイルスの本格的な感染拡大が始まったというニュースを受け、TechCrunchのチームはすぐに行動を開始した。Extra Crunch Liveを立ち上げ、Aileen Lee(アイリーン・リー)氏、Kirsten Green(カーステン・グリーン)氏、Mark Cuban(マーク・キューバン)氏、Charles Hudson(チャールズ・ハドソン)氏、Roelof Botha(ロエロフ・ボサ)氏などのゲストを招いてバーチャルイベントを実施してきた。そこで学習したさまざまなことを、Disruptの2つのバーチャルステージでのプログラムに生かしたいと考えている。

すべてのプログラムに対するライブストリームまたはビデオオンデマンドでのアクセス、的を絞った素晴らしいネットワーキングの機会、Startup Alleyへのアクセス、スポンサーへのアクセスが可能なDisrupt Digital Pro Passを作った。また、バーチャルスポンサーシップオプションも開始した。このオプションでは、パートナーに自社ブランド構築機会を提供し、コンテンツを配信し、興味深い人たちとつながり、ビジネスの繁栄を促す重要な関係を構築することが可能だ。

Disruptの開催日(9月14日~18日)まで、あっという間だ。どうぞ登録はお早めに。

今回のDisruptは、TechCrunchの歴史のなかでも前代未聞で、大胆で、ワクワクする試みだ。僕たちと同じ気持ちを持ってくれているオーディエンスの皆さんをお迎えできることを非常にうれしく思う。

それでは、史上初のバーチャル版TechCrunch Disruptで皆さんにお会いできることを楽しみにしている。


Joey Hinson, Director of Operations

Matthew Panzarino, Editor in Chief

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(翻訳:Dragonfly)