BMWは自動運転車をラウンジに変える

CESでBMWは米国時間1月7日、今後の車に関する多くの新技術を発表した。それに加え、自動運転が普及する際に、それに見合った快適な乗車体験を創造するための仕事についても紹介している。それはつまるところ、(ロボットの)運転手が高速道路を飛ばしている間、あなたは「豪華なZeroG Lounger」でくつろいでください、というもの。そして、あなたの車のインテリアは、ほとんど「ブティックホテルのリラックスした雰囲気」そのものです、ということになる。

すべてのプロトタイプと同様、BMWはそのコンセプトについて、かなり真剣に考えている。同社が求めているのは正しいものであり、過去数年間にわたって熟考してきたところだ。自分の車が自分のために運転してくれるようになれば、結局のところ、乗客としての体験をゼロから考え直すしかない。

ラウンジャーシートは、後ろに最大60度まで傾くので、景色(あるいは本や映画)を楽しみながらリラックスできる

ただし、ここでの本当のハイライトは、BMW i3 Urban Suiteだ。基本的には、標準的なi3電気自動車に、モダンなホテルのロビーの見た目と雰囲気を持ち込んだもの。ラウンジャーシートを備え、隣にはランプとテーブル、前方には折り畳み式のスクリーンを設置している。それなりのスペースが必要なので、助手席はない。快適な後部座席だけのラウンジャーなのだ。車の世界では、今でも本革素材を使うことで、豪華さを演出することが多い。BMWはそれを廃止し、代わりにファブリックと木材を使っている。また、洋服ハンガー、充電ポート、さらに飲み物を温めたり、逆に冷やしたりもできる温度調整機能付きのカップホルダーも備える。可能なことは何でも実現する精神だ。

ああ、それから、車内の画面だが、これはAmazonが担当し、Fire TVプラットフォームを搭載している。

実は私自身は、こうした考え方にはやや懐疑的だった。しかし、昨日実際に改造された車に乗せてもらったところ、非常に快適だった。ふんぞり返って足を投げ出し、誰かにラスベガスの街を運転してもらうのは、かなり愉快な体験だとわかった。フットレストを動かすコントロールは、横にある木製テーブルに組み込まれている。夜にランプを灯せば、なんとも言えない雰囲気が味わえる。実は私自身は、慣れないスクリーンを見ていたら、ちょっと気持ち悪くなった。それでも、これでテレビや映画を見たいという人がいるのも理解できる。いずれにしても、これはちょっとやみつきになりそうなものではある。

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(翻訳:Fumihiko Shibata)

本誌はすでに5年前にFire TVをレビューしていた, ポルノ専門のFyreTVのことだけど

AmazonのFire TVは、初めての‘燃えるように熱い’ストリーミングボックスではない。つまり、その意味は…。フロリダの某社が、ビデオのストリーミングをTVで見るためのボックスFyreTVを発売したのが2008年で、その後継機は2009年に出た。本誌もそれを記事にして、ポルノ専用なのは残念だが、なかなかよくできてる製品だ、と評した。

FyreTVは今でも健在だから、Amazonにとっては厄介かもしれない: FireTV.com(←職場では絶対にクリックしてはいけない)は、ユーザをAmazonのページではなく、確実に家族指向ではない場所へ連れていく。

FyreTVがポルノ専用のストリーミングボックスとしてデビューしたのは、まだビデオストリーミングの初期の時代だ。2008年から2009年の初めにかけては、Netflix はまだRokuとパートナーしてよちよち歩きだったし、Vuduがなんとか地歩を築こうとがむばっていた。でも本誌の記事で筆者のDougが書いているように、そんな暗黒時代でも、ポルノのストリーミングはすでに元気活発だった。

Amazonにとっては好都合なことに、Fire TVには子どもを守るためのSEOが実装されているのでFyreTVは見られない。でも、ネット上のビデオストリーミングを新しい娯楽として一般大衆に提供する先鞭を切った、という意味ではFyreさんの功績を認めよう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Amazonの新メディアプレーヤー、FireTVを使ってみた

Amazonが新たなセットトップボックスFireTVを発表してから数時間しかたっていないが、われわれは実機に触れ新しいUIとコントローラーに慣れるのに十分な時間を与えられた。

Amazonは、FireTVの3大セールスポイントとして、スピーディーな性能、容易な検索、およびオープンなコンツンツコミュニティーを誇っている。

性能に関して、Amazonは確かに約束を果たした。

詳しくは正式なレビューに譲るが、現時点で例えば、”ASAP” (ユーザーが見そうなものを事前に読み込んでおくので、待たずにすむ)や、コンテンツのカテゴリーを高速にスクロールできるといった機能は、すばらしく快適だ。大げさではない。

私はRokuのハイエンド機や、SamsungのSmartTV、さらにはApple TVを持っているが、こんなに早く動くメディアプレーヤーを見たことがない

これは「ロード中」の画面が出ないという意味ではない。 アプリのダウンロードはすぐに終るが、ASAPのリストに入っていない番組はロード処理が必要だ。

検索に関して、Amazonは音声コントロールでこれを解決しようと試みた。新たなAmazon FireTVコントローラーはBluetoothを装備しているので、どこかに向ける必要はなく、内蔵マイクを使って好きなタイトルやジャンルを選べる。これまた、実にスムーズに働く。

リモコンのマイクボタンを押し、検索クエリをしゃべるだけで答が返ってくる。速い。タイプするより簡単。頭を使う必要なし。ブラボー、Amazon。

最後に、コンテンツ。AmzonのFireTVには、間違いなく山ほどのコンテンツがある。Netflix、Hulu+、WatchESPN、Showtime、Pandora、さらにはFireOSエコシステムの何千というゲームも。しかし、HBOGoが抜けているのは、私にとって購入決断を渋らせる理由の一つだ。Roku、Choromecast、Apple TVのいずれでも、GirlsとGame Of Thronesを見ることができる。

UIに関しては、まだ態度を決めかねている。新しいものには必ず慣れが必要だが、左側の2段パネルのFireTVオプションとオプション毎のカテゴリーは、混乱する。

ゲームの話に戻ろう。Amazonは、FireTVと組み合わせてゲーム体験を作った。リモコンの他に、専用ゲームコントローラーまたはスマートフォンやタブレットのアプリも使用できる。

これが、多くの人にとってセールスポイントになるかどうか私にはまだわからない。ゲームが重要な人は、ゲームコンソールを買うだろう。もしゲームが第2優先なら、スマートフォンかタブレットでゲームをプレイできる。この隙間を攻めるのは困難ではあるが、Amazonのオリジナルゲームは、なかなか魅力的に感じる。

要するに私の第一印象は、ゲームコントローラーやゲーム機能は、このデバイスを買う理由にはまずならないが、セットトップボックスの興味深い付加要素にはなるかもしれない。

FireTVの価格は99ドルで、別売のゲームコントローラーは29.99ドル。HDMIケーブルは含まれていない。

近いうちにフルレビューをお送りする予定だが、それまでの間この短いビデオを楽しみながら、お気に入りのストリーミング体験を模索してほしい。われわれも解明していくつもりだ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook