SoundShareの新しいiMessageアプリで、曲全体をメッセージで共有しやすくなった

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音楽に焦点を当てたソーシャルネットワークSoundShareからの新しいiMessageアプリは、テキストメッセージング(SMS)上で曲全体を共有することを可能にする。もちろん、iMessage App Storeが始まったおかげで、好きな曲を友人にテキストで送信する方法は既に沢山存在している。たとえばApple MusicはiMessageを内蔵しているし、そしてPandoraも今月の初めに独自のアプリをリリースした。とはいえ、これらのアプリには限界がある。なぜならそうしたサービスは既に対応するサービスを利用しているか、適切なアプリをインストールしている人に対して、最高の働きをするようになっているからだ。

例えばPandoraのiMessageがアプリは、もし受信者のデバイスにアプリがインストールされていない場合には、それをダウンロードさせるためにApp Storeへと誘導する。そして、それは音楽ラジオサービスなので、友人があなたの送った曲をタップしても、30秒のサンプルが再生されるだけだ。

そして、もしさらにその曲を聴きたいならば、タップしてPandoraのアーティストステーションを開始することになる。この方法は、あなたの友人にその曲全体を聴いて欲しいと考えた時の、理想的な共有方法ではない。

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SoundShareのアプリは、異なるミュージックサービスを使う友人たちに、どのサービスでその曲を聴きたいかのオプションを示すことによって、上記のような問題を回避しようとしている。

デフォルトでは、受信者には以下のような選択肢から選ぶことができる、YouTubeのビデオ;Apple Musicからのストリーミング(もしサブスクライバーなら);あるいはiTuneを起動しての視聴、そしてその曲やアルバムを購入するというオプションも。

残念ながら、SoundShareアプリ自身はSpotify(Premium)やDeezerと提携しているにも関わらず、SoundShare iMessageアプリの中にはそのオプションが存在しない ‐ SoundShareアプリ本体で既にSpotifyもしくはDeezerと接続しているならばSoundShareを使って全曲をストリーミングすることができる。

新しいiMessageアプリは、最近アップデートされたSoundShareのiOSアプリ本体とともに追加された。主となるiOSアプリは一緒の音楽ソーシャルネットワークを提供し、他のユーザーを見つけてフォローしたり、協力してプレイリストを作ったり、そして「友人の」プレイリストを眺めたりすることができる、たとえ彼らがどのようなミュージックサービスを使っていたとしても。

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しかし、iMessageがアプリは、SoundShareアプリをインストールする価値を本当に高めてくれる。多くの人たちが、音楽をテキストメッセージで共有する際にやっている、単にYouTubeのリンクをテキストメッセージで送る方法よりも、優れた体験を提供してくれる。

一度インストールすれば、iMessageのアプリの画面からSoundShareにアクセスすることができる。インターフェイスは、現在ソーシャルネットワークでのトップ100を教えてくれるので、もしどんな曲が勢いがあって流行っているのかを知りたいときには便利だ。とはいえ、ジャンル別あるいは新曲を集めた独立したセクションは提供されていない。その代わりに、検索バーを使って探している曲の名前を打ち込み、結果をタップして友人に送ることができる。

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結果は、受け手にとって単にYouTubeのリンクを受け取るよりもはるかに良いものだ。SaoundShareは全てのストリーミングオプションを提供するリンクとともに、サムネイルを表示してくれるのだから。

SoundShareの新しいiMessageがアプリはiTunes App Storeから無料でダウンロードすることができ、iOS10以降で動作する。

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(翻訳:Sako)

iMessageに対応した既存アプリのダウンロード数が急上昇

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iOS 10はいまのところおよそ半分のiPhoneならびにiPadにインストールされたに過ぎないが、自社のモバイルアプリを新しいiMessage App Storeに対応させた開発者は、既に収益を挙げていることが、新しい調査で判明した。iMessageのためのサポートを追加した既存のアプリは、ダウンロードが目に見えて増えていて、JibJabなどの初期の対応者は最大のダウンロード増加を見せている。

iOS 10で、iMessageは単純なメッセージングであることをやめ、アプリのためのプラットフォームへと拡大した。そこには独自のApp Storeも含まれている。現在は新しいステッカーパック(スタンプ)とゲームがiMessage App Storeのトップチャートを席巻している。しかし既存のアプリもまた、iMessageとの相互運用を提供することによって、相当なダウンロード数増を果たしている。

アプリ情報会社のSensor Towerのデータによれば、アニメーションステッカー作成アプリのJibJab(2014年からiOS App Storeで提供されていた)は、驚くべき成長をiOS 10に公開以来続けている。

そのダウンロードの成長率は、iOS 10が公開された最初の週である9月12日の週に、1500パーセントを超えた。

IMessageがアプリ効果

この成長は、JibJabが新しいiMessage App Store内で、アップルによってフィーチャーされたという事実によるところが大きい。iMessageアプリが新しいものであることから、多くのモバイル消費者たちは、どのアプリを最初にダウンロードすべきかを判断する際に、アップルを信用する傾向にあるからだ。

このような事情はあるが、開始時にiMessageアプリを準備できていた他の既存のアプリのダウンロードも増加している。そうしたものの例として、ダウンロードが129%増加したTenor’s GIF Keyboard、108%増加したGeniusとGiphy、再び74%の増加を見たZynga’s Words with Friends、その他が挙げられる。

Zyngaのアプリはまた、 iMessageへの統合を提供した最初のゲームタイトルの1つでもある。そしてゲームはiMessage App Storeでの人気カテゴリであることが明らかになって来ている。現在は無料アプリのトップ10のうち4つがゲームだ。一方有料アプリの第10位はチェスゲームである。

新しいApp Storeの開始に伴って、iMessage対応アプリのダウンロードが大幅に増えたことは意外ではない、しかしこの成長がどこまで続くかはわからない。さらに、アプリの利用者を増やしたり、より深く関わって貰うためには、例えば単独のアプリを出すべきなのか、それともステッカーパックを出すべきなのかといった、どのアプローチが優れているのかの判断もまだ時期尚早だ。

注意しておきたいのは:Sensor Towerの調査は過去2ヶ月の間に、50000ダウンロードを超えた大規模なアプリだけに注目したものである。このためこのレポートは、これまでアプリが皆にあまり知られていなかった小規模の独立アプリ開発者が、ただiMessage対応を追加しただけでダウンロードが伸びることを必ずしも示すものではない。

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(翻訳:Sako)

特定の文字列を含むメッセージでiPhoneがクラッシュするバグ発見―念のため対策しておこう

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特定の文字列を含むメッセージを受信するとiPhoneがクラッシュするという奇妙なバグについて、Appleは修正を準備していると発表した。このバグは攻撃者がUnicodeのアラビア文字と記号を含むテキスト・メッセージを送りつけるとiPhoneがクラッシュするというもので、この情報は当初、Redditで報告され、その後ウェブ全体に広まった

MacRumorsの記事によれば、このテキスト・メッセージを受信したiPhoneはクラッシュし、すぐに再起動するという。その後、メッセージ・アプリをリストビューで開くたびにiPhoneはクラッシュする。会話ビューで開けばクラッシュしない。しかし新しい会話を始めようとするとまたクラッシュする。

MacRumorsはこの問題をiOS 8.3がインストールされたiPhoneで確認している。

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クラッシュの連続からの回復方法もいくつか提案されている。その一つは、会話ビューならアプリを開けるので、Siriや写真など他のアプリを使って自分に対してメッセージを送るか、あるいは誰かに頼んでメッセージを送ってもらうことだ。 メッセージ・アプリが開けたら問題のテキストを含む会話スレッドを削除する。AppleCareのサポートもユーザーがこの問題を解決するのを手助けしてくれる。またユーザーの報告によれば、AppleCareの担当者は「Appleが対策中だ」と語ったという。

ただしすべてのiPhoneにこのバグが存在するわけではない。iOSのバージョンと設定の組み合わせでバグが出現するらしい。iPhoneがテキスト・メッセージによる攻撃でクラッシュするというバグは今回が初めてではない。2013年にも特定の文字列がSafariとメッセージ・アプリをクラッシュさせるバグが発見されている

Appleがバグを修正するまでユーザーはこの攻撃(あるいはイタズラ)からiPhoneを守るために次のような自衛の対策を取っておくとよい。「設定」を開き、「通知、メッセージ」と進み、「ロック画面に表示」のオプションを無効にする。同時に「ロックされていないときの通知のスタイル」で「バナー」以外を選択する。

Appleの広報担当者も「われわれは特定のUnicode文字列でiMessageに問題が起こることを承知しており、この問題を修正するソフトウェア・アップデートを準備中だ」と語った。

ただしバグ修正が提供される時期は明らかになっていない。

(画像: MacRumors)

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+