LinktreeがShopifyとパートナーしてユーザーが自分の店を載せられるようになった

「link in bio」※サービスとして人気のLinktreeがShopifyに統合して、ユーザーが自分の企業やお店や商品を直接、そのプラットホーム上で宣伝できるようにした。この統合によりLinktreeのユーザーはShopifyのお店をLinktreeの上にもローンチでき、商品やサービスを見せて売上を増進できる。(※: link in bioは「自己紹介(bio)の中のリンク」の意、ソーシャルメディアなどの自分のプロフィールの中にLinktreeを介して複数のリンクを張れる。)

この機能はLinktreeのユーザーには無料で、LinktreeとShopifyのパートナーシップにより、クリエイターが成長し、グローバルなオーディエンスに接続できる。

ユーザーが自分のShopifyのアカウントをLinktreeでリンクすると、宣伝する商品やコレクションを自分で選べる。また、ShopifyのコレクションをLinktreeにリアルタイムで同期できるので、Shopify上で行った変更が自動的にLinktreeに反映する。最大で6つの商品を表示できるほか、さまざまなコレクションやストアの複数のリンクを置ける。

Linktreeの共同創業者でCEOのAlex Zaccaria氏は、声明でこう述べている: 「ShopifyをLinktreeの今でも拡張を続けている機能性の仲間としてお迎えできることは、とても嬉しい。これによってユーザーはショッピングを合理化し、オーディエンスとの接続を増し、それにより購入を増やすことができる。Linktreeは、クリエイターが利用しているプラットホームをもっと多く統合して、彼らのオンラインビジネスに貢献したい」。


画像クレジット: Linktree

Linktreeによると、同社のShopifyとのコラボレーションは、最近行っているクリエイターのための一連の取り組みの一環だ。そのコラボレーションは、PayPalとパートナーしてから数か月後のことで、そこでは3月に立ち上げた「Commerce Links」ツールにより、Linktree上で直接決済ができる。Commerce Linksを使うと、ユーザーは新しいブラウザーやタブを開かなくても自分のLinktreeのプロフィール上で直接、決済ができるようになる。

また同社は最近、音楽のリンクを自動的に集めるSonglink/Odesliを買収し、それをLinktreeの新しい機能である「Music Link」に統合している。すべてのストリーミングサービス上の同じ曲やアルバムを表示するから、ユーザーは好きなプラットホームからそれを聴ける。

2016年生まれのLinktreeは今では、複数の「link in bio」プラットホームと競合している。それらはShorbyやLinkin.bio、Beaconsなどだ。3月にLinktreeは、4500万ドルのシリーズBを発表した。この資金調達ラウンドは、Index VenturesとCoatueが共同でリードし、以前の投資家であるAirTree VenturesとInsight Partnersが参加した。

(文:Aisha Malik、翻訳:Hiroshi Iwatani)
画像クレジット: Linktree

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「Link in Bio」のLinktreeがPayPalと提携、世界中のユーザーがダイレクト決済の支払い受付可能に

ユーザー1600万人超を抱える人気の「Link in Bio」(リンクインバイオ)サービス、Linktree(リンクツリー)が、最近立ち上げた直接支払いのための「Commerce Links」ツールをグローバル展開するためにPayPal(ペイパル)と提携する。メルボルン拠点のLinktreeによると、PayPalがサービスを展開する200カ国超のクリエイターは現在、決済ツールを通じて支払いを受けることができる。

3月に提供が始まったCommerce Linksでユーザーはブラウザやタブを別途開くことなしに自分のLinktreeプロフィールで直接支払いを受けられる。この新しい統合によってLinktreeのユーザーは自分のPayPal口座をつなげて、フォロワーや顧客からPayPal、デビットカード、クレジットカード経由で支払いを受けることができる。ユーザーは取引や決済換算レートなどに関する情報にもアクセスできる、とLinktreeは説明する。利用できる関連データはクリエイターがデジタルプレゼンスを管理するのをサポートするためだという。

「クリエイター経済が成長するにつれ、クリエイターは自身のオーディエンスからできるだけ煩わしい思いをせずに支払いや支援金を回収する新しい方法を求めています」とLinktreeの共同創業者でCEOのAlex Zaccaria(アレックス・ザッカリア)氏は声明で述べた。「当社のソリューションを世界のユーザーに提供し、ユーザーがこれまで以上にデジタルプレゼンスを管理して収益につなげられるようにすべく、PayPalとコラボすることに胸躍らせています」。

クリエイターは、2種類のCommerce Linksを使ってフォロワーや顧客から支払いを受けることができる。「Support Me Link」では、Linktreeユーザーはビジターから支払いや寄付を受けることができ「Request Links」では顧客やフォロワーがクリエイターのLinktreeプロフィールから直接クリエイターに商品やサービスをリクエストできる。

PayPalとのコラボは、クリエイターにフォーカスした一連の取り組みの最新例だ、とLinktreeは話す。今回の提携発表の数日前に、Linktreeは自動音楽リンク集約プラットフォームのSonglink/Odesliの買収を発表していた。LinktreeはSonglink/Odesliを新しく立ち上げた「Music Link」機能に統合する。この機能では、ユーザーが好みのプラットフォームでコンテンツを聴けるよう、曲あるいはアルバムを自動的にすべての音楽ストリーミングサービスで表示する。

2016年創業のLinktreeはいま、Shorby、Linkin.bio、Beaconsなどいくつかの「リンクインバイオ」プラットフォームと競合している。Linktreeは3月にシリーズBで4500万ドル(約49億円)を調達した、と発表した。同ラウンドはIndex VenturesとCoatueが共同でリードし、既存投資家のAirTree VenturesとInsight Partnersも参加した。

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画像クレジット:Linktree

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(文:Aisha Malik、翻訳:Nariko Mizoguchi

「Link in Bio」を提供するLinktreeがソーシャルコマース機能で約49億円のシリーズB調達

Instagramを見ている人なら「Link in bio」という言葉を知っているだろう。投稿のキャプションにはリンクを貼ることができず、ユーザーのプロフィールには1つのURLしか許可されていないため、多くの人がフォロワーのために複数のリンクを持つシンプルなウェブサイトを作成している。Linktreeは1200万人以上のユーザーに利用されている最も人気のある「Link in bio」サービスの1つで、米国時間3月26日にシリーズB資金として4500万ドル(約49億円)を調達したと発表した。今回のラウンドはIndex VenturesとCoatueが共同で主導し、既存投資家であるAirTree VenturesとInsight Partnersがも再度参加した。

CoatueのDan Rose(ダン・ローズ)会長が、Linktreeの取締役に就任する。オーストラリアのシドニーを拠点とする同社の前回のラウンドは、2020年10月に発表された1070万ドル(約11億円)のシリーズAだった。Linktreeの今回の資金調達は、ソーシャルコマースを容易にするツールに使われる予定だ。

Linktreeによると、同社のユーザーの約3分の1にあたる400万人が過去3カ月以内に登録したという。これはパンデミックの間、人々がソーシャルメディアやeコマースでの買い物に多くの時間を費やしていたことが理由の1つだ。

2016年に設立されたLinktreeは現在、Shorby、Linkin.bio、そして最近ローンチされたBeaconsを含む一連のLink in bioサービスと競合している。

「Linktreeを立ち上げた時、私たちはまったく新しいカテゴリーを作りました。私たちは最初に市場に参入しましたが、世界中に1200万人以上のユーザーがおり、市場シェアの88%を占めています」と創業者でCEOのAlex Zaccaria(アレックス・ザッカリア)氏はTechCrunchに語った。「その結果として必然的に多くの競合他社が現れましたが、Linktreeのユニークさの一部は一見シンプルなデザインにあります」。

ザッカリア氏によればLinktreeの差別化要因の1つは、健康とウェルネス、不動産、スポーツ、音楽、政治、出版、食品を含む幅広いカテゴリーのユーザーに採用されていることだと付け加えた。Shopify、Facebook、TikTok、YSL、HBO、Major League Baseball、そしてJonathan Van Ness(ジョナサン・ヴァン・ネス)、Jamie Oliver(ジェイミー・オリバー)、Pharrell(ファレル)などの著名人のバイオリンクに使われている。

「私たちはLink-in-bioツールとしてスタートしたかもしれませんが、時とともにLinktreeは進化し、プラットフォームはインターネットのソーシャルアイデンティティレイヤーになりました。プラットフォームがどのようにデジタルな自己表現と行動の交差点に位置するかという私たちのビジョンは、ロードマップに関して大胆に考えていることを意味しています」。

カテゴリー:ネットサービス
タグ:Linktree資金調達Link in bio

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(文:Catherine Shu、翻訳:塚本直樹 / Twitter