Appleがマクラーレンを買収するという噂が立てられているが、話はそれだけではない。New York Timesは、マクラーレンの件を探る中で、AppleがLit Motorsとも買収を視野に交渉していることを突き止めた。
さて、読者は「Litって誰だ?」と思っていることだろう。Lit Motorsはマクラーレンとは比較にならない規模ではあるが、自動車業界では興味深い会社の一つだ。
同社は去る2012年、TechCrunch Disrupt SFのスタートアップバトルフィールドに参加した。その時ステージ上で魅力的なデモを見せ、第2位に輝いた。
サンフランシスコ拠点のスタートアップは、新しいタイプの電動乗り物を開発している。一種の電動オートバイだが、いくつか仕掛けがある。例えば、2輪なのに倒れない。ジャイロを使って自らを安定させているからだ。
もちろん、ジャイロはいわゆるホバーボードではよく使われている。それでも、これだけ大きな乗り物が、押しても微動だにしないところを見るのは驚きである。
CrunchBaseによると、これまでに同社が調達した資金は220万ドルにすぎない。今もも独立会社として生き残れるだけの資金があるのか、買い手を探しているところなのかは不明だ。
Appleが自動車プロジェクトに取りかかってから数年がたつ。今も秘密プロジェクトではあるが、噂は山ほど出回っている。実際、Appleは数多くの自動車メーカーやIT企業と、争うように人材を獲得している。
Lit Motorsの買収は、優れた技術者をまとめて自動車プロジェクトに参加させるうってつけの方法だ。本誌はLit Mrtorsに連絡を取っているので、情報が入り次第続報する。とりあえずは、2012年のLit Mortosの発表をご覧あれ。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)