行方不明になった愛犬を、友人や近隣の人の助けを得て探すPuppy

Bluetooth LEを使って、失せ物を探すためのツールが世の中にはたくさん登場してきている。Beluvvの発表したPuppyも、広くいえばそのジャンルに該当するものだ。首輪に付けて利用するもので、Bluetooth LE経由でスマートフォンと接続する。そしてペットがあまり遠くに行ってしまわないように管理しようとするわけだ(許容距離は設定することができる)。

ペット専用のものではないながら、既存のプロダクトを同様の用途に利用できるのではないかと考える人もいるだろう。なるほど、Bluetoothで居場所を確認するという意味ではこれまでのプロダクトと同じような感じだ。しかし、このPuppyでは、愛犬がスマートフォンのBluetoothレンジから外れてしまったときにも、居場所を探しだす能力を持っているという点で、一般的なBluetoothを利用した探索システムとは異なる。近所の人や信頼できる友達にパーミッションを与えておくことで、自分の元から離れてしまった場合でも探索できるようにしているのだ。

具体的な仕組みは次のような具合だ。愛犬が自分のスマートフォンによる捕捉範囲を離れて、友人・知人の捕捉範囲に入った場合、予め設定がしてあれば、その友人・知人のスマートフォンに通知が届くようになる。これを利用してPuppyアプリケーション間で連絡を取り合い、自分のペットがどこにいるのかを把握して、探し出しやすくするわけだ。

スマート家電とは異なり、ペットにはGPSやRFIDは内蔵されてはいない。それでペット探索はデバイスの追跡よりも難しいわけだが、安価(価格は29ドル95セントだ)で手軽なデバイスをペットに取付けて居場所の通知をさせようとしているわけだ。これで居場所を探せば、すべての場所を手当たり次第に探しに行くような必要はなくなる。

BeLuvvは10月に、子供を探すためのGuardianという同じような仕組みのプロダクトをリリースしている。この仕組の有効性については確認できているということなのだろう。Puppyは現在プレオーダーの受付中で、初期ロットは2月21日から出荷を開始する予定だとのことだ。

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(翻訳:Maeda, H


GoogleがもうすぐローンチするAndroid Device ManagerはなくしたAndroid機をWebから見つける

Appleのユーザはかなり前から、自分のiPhoneなどを紛失したときに、iOSにあるデバイスロケータ(device locator, デバイスの所在を見つける)やリモートワイピング(remote wiping, 遠隔データ消去)機能を利用できるが、Androidのユーザにはサードパーティ製のアプリしかなかった。それが、もうすぐ変わる。Googleの今日(米国時間8/2)の発表では、今月の終わりごろにAndroid Device ManagerというWebサービスがローンチし、ユーザはどこかにあるはずの自分のデバイスの位置を知ったり、呼び出し音を鳴らしたり、リモートワイプしてデータが悪者の手に渡らないようにできる。

対象機は、Android 2.2以上を搭載した機種で、今日の発表から推測すると、Android Device Managerのサイトには紛失したデバイスにpingする機能があるようだ。そのほかにどんな機能があるのか、それはまだ分からない。

当然というか、このサービスはAppleのFind My iPhoneの機能にとてもよく似ている。呼び出し音は最大音量で鳴らせるから、愛機があなたのカウチのクッションの下にあっても分かる。デバイスの位置は地図上に示される(これも当然)し、リモートワイプはほんの数クリックで完了する。Appleの、紛失した携帯にメッセージを送る機能とか、リモートでロックするツールは、ないようだ。

とくに新しいものは何もなく、一部のOEMは自社製品にすでにそんな機能を搭載しているが、Googleからやっと正式に出たということは、Androidユーザにとって喜ばしいことだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))