着せ替え携帯「Moto Z」の最新モジュールはスマホをポラロイドカメラに変える

Moto Zのモジュラー式背面パネル(Modと呼んでいる)は当たり外れがかなりある(大方が外れ、というのが正直な感想)。でもこれはかなり賢い。確かにPolaroidのInsta-ShareプリンターのMoto Modは、 誰かがMotorolaのフラグシップ機種を買いに走るような代物ではないだろうが、アクセサリーをマグネットスナップオン式にする意味のある事例ではある。

このPolaroid Modが最初にお目見えしたのは今年2月のMobile World Congressで、今週出荷が始まったAlexaスピーカーと一緒だった。これはまさしく見ての通りの商品だ。小さなフォトプリンターがスマートフォンの背中に貼りつく。ほかのModと異なり内蔵カメラを拡張することはない —— 代わりに丸い切欠きがあって、そこから頼りになるMotorolaのデュアルカメラが覗き見できるようになっている。

このアドオンプリンターは、ZINKテクノロジーを使ってカメラロールやFacebook、Instagram、Googleフォトなどのサイトの写真を2 x 3インチ(5 x 7.5 cm)サイズでプリントする。これでもうプリンターを持ち歩く必要はない!よさそうな話だと思うだろう?もちろんよくある問題はModにも当てはまる。まず、価格は199ドルでこれは完璧に役に立つスタンドアロン版のPolaroidプリンターより今のネット価格で80ドル高い。

しかも、ここで言う携帯性は相対的だ。実はまだ試していないのだが、ポケットにすんなり入るようには見えないので、毎日持ち歩くものではおそらくない。もっとも、そもそも背面をつけたり外したりするのはMoto Zの本質なのだと私は思う。

興味のある人はMotorolaのサイトで今すぐ予約できる。今月末にはVerizonの店舗に並ぶ予定だ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Motorola Moto Zのサードパーティによるモジュール開発はそこそこ盛ん、最新作を紹介しよう

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‘モジュール構造’が売りのMotorola Moto Zはまだ、スマートフォンの世界を変えていないようだが、モジュールのシステムを一般公開して以来、世の中の関心は高まっているようだ。ハッカソンも重要な宣伝役を発揮し、これまではニューヨーク、サンフランシスコ、ブエノスアイレスで開催してきた。来月は中国を予定している。

12月に発表された3つのモジュール入賞作品は、ゲームパッド、美容デバイス、そしてオーディオコンバーターだった。サンフランシスコとブエノスアイレスの最新回では、血糖値を測定するSimple Syrup、赤ちゃんのベッド周辺の気温などをチェックするBaby Careなど、健康関連のモジュールが入選した。

予定にあるMoto Colorは、目の不自由なユーザーのために色を音や振動で伝える。またModCoholicという不吉な名前のモジュールは、血中アルコール度が高い人のためにタクシーを呼ぶ。Solar-Powered Battery Chargerは名前のとおりソーラー充電器で、いちばん商業性がありそうだ。ただし、太陽に照らす時間は10時間だ。

MotorolaはIndiegogoとのパートナーシップを発表して、サードパーティによるモジュールの開発を一層振興しようとしている。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

MotorolaがMoto ZのTangoモジュールを出すかもしれない…むしろモジュールが合ってる技術か

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歩みは遅いけどしかし確実に、Moto Zはエコシステムができつつある。その将来性のありそうなハンドセットはしっかりとしたスペックを持ち、アドオンも多く、これまでのモジュール化ハンドセットとしてはいちばん完成度が高かった。でも、もちろん、それだけでは足りない。

Motorolaは足りないものを補うべく、デベロッパーに開放して改造を自由にし、このハンドセットの機能を充実多様化するために、ハッカソンまで開催した。

今週シカゴで行われたイベントで同社の社長Aymar de Lencquesaingは、報道陣を前に、同社のZハンドセットに近くTangoモジュールが提供されるかもしれない、と述べた。はっきりしない言葉だし、完全な発表ではないが、パートナーシップとしてはありえる話だ。

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そもそも、Motorolaの親会社Lenovoは、このGoogleの拡張現実カメラ技術の、初めての実装製品を作って発売した企業だ(上図、Phab 2 Pro)。Tangoの現状は、一般消費者の購入動機になりうるほど完成度の高いものではないが、しかしそれでも、Moto Zのような多機能型スマートフォンのアドオンとしては十分だろう。

特別なハードウェア、それに新たにカメラや電池も必要とする技術だから、モジュールにするのがむしろふさわしいし、その方がインドアの3Dマッピングソフトウェアも本領を発揮しやすい。またそれによってMoto Zの、ハードウェア実験のためのプラットホームという位置づけもより確定し、今一般的な2年というスマートフォンのアップグレードサイクルとは無縁な位置を維持し続けられる。

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Motorolaがモジュール方式のスマホMoto ZでクラウドファンディングのIndiegogoとパートナー、アイデアのコンテストを行う

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MotorolaのMoto Zは、それ自体は意欲的で感動的なデバイスだったけど、でもその成功は結局のところ、アクセサリーに依存していた。すばらしいゲーム専用機が必ずしも優れたゲームのエコシステムを作らないように、モジュール方式のハンドセットも、それ自身が、売れるモジュールの数々を作り出すわけではない。

Zはローンチ時に、まあまあのモジュールセットを提供した(LG G5よりもずっとまし)。バッテリーパック、スピーカー、そしてHasselbladのTrue Zoomカメラ。そしてその前には、そのモジュールの開発をパートナー以外のデベロッパーにもオープンにする 、と発表した。

今日(米国時間11/31)モトローラはそれをさらに一歩進めて、クラウドファンディングのIndiegogoとのパートナーシップを立ち上げた。そして両者が、モジュールのアイデアのコンテストを行う。それはZTEのクラウドソーシングと似ているが、賞品は、ZTEの‘CESにご招待’よりはましだろう。“業界のリーダーたち”を集めた審査団が10件の入賞作品を決め、それぞれがMoto Mods Development Kit、Moto Z一台、そして、シカゴに行ってMoto Mods(Moto用モジュール)の開発チームに会い、108年ぶりにワールドシリーズを制したCubsの話をする、たぶん。ファイナリストたちも全員、上述のハードウェアをもらう。

コンテストの締め切りは1月末、同時並行的に、ニューヨークを皮切りに国中でハッカソンを行い、同じくモジュールのアイデアを求める。

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ハッセルブラッドのTrue Zoomは、モジュラースマホ Moto Zを本格的カメラに変える

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Motorolaのスマートフォン、Moto Zシリーズ用の最新アドオンは、魅力的なモジュラースタイルに本格的カメラの重厚感を付加する。HasselbladのTrue Zoomは、実質的にこのスマホを5.5インチビューファインダー付き薄型コンパクトカメラに変える。

Hasselbladという会社を知る人にとって、このモジュラーオプションが実に美しいハードウェア作品であることに驚きはない。色は高級感のあるマットブラック仕上げで、凹凸のあるグリップは片手での操作を可能にしている(ただし私は普通と同じようにスマホの縁を持っていた)。

上部には電源ボタンとシャッター/ズームのコンボボタンがある。前面には大きなXenonズームレンズが中心に置かれ、1/2.3インチのBSI CMOSセンサーを備える。ズームは光学10倍。これはモバイル機器としてはかなり常軌を逸したズームだ。シャッターボタンを一段押すと自動フォーカス機能が働く。暗いところでもよく働き、マクロではすばらしい仕事をする。

接続はすべてポート経由なのでBluetoothによる同期の心配はいらない。直結ということは、カメラがスマホのバッテリーで動くという意味であり、バッテリーが減りすぎるとカメラは使えなくなる。

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これはMotoエコシステムにとって、バッテリーパックとJBLスピーカーに続く魅力的な新製品だ。 おそらくMotorola期待のモジュラースマホにとって、最大の魅力が加わったと言っていいだろう。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook