このアダプターを使えば、NES ClassicでNintendo Switchのコントローラーを使える

Nintendo Switchのコントローラーは、トラブルはあるものの、順応性は高い。8bitdoの17ドルのRetro Receiverとアップデートされたファームウェアを使えば、最新のコントローラーをNES Classicで使える。Retro Receiverは様々なBluetoothコントローラーをNES Classicにつなぐためのハードウェアで、8bitdo自身が売っているNES30コントローラー・レプリカやPlayStation 4、Wii U Pro等々に対応している。

新しいファームウェアを入れると、左右のジョイコンとProコントラーラーが使えるようになる。Retro Receiverには元祖NES、SNESに差し込むバージョンもあり、Switchの最新コントローラーを年代物のゲーム機でも使えるようになる。

これはコントローラーを集約したい人にとって嬉しい知らせだ 。ジョイコンとProコントローラーをMacとPCとAndroidデバイスでほぼ追加ソフトウェアなしで使えるというニュースに続く朗報た。

もちろんNintendoはまだSwitchのコントローラー問題を解決しなくてはいけない。多くのユーザーが本体同梱の左ジョイコンで接続問題を経験している。Nintendoは他のワイヤレス機器と離して使うよう推奨しているがほとんどの場合現実的ではない。根本的解決はハードウェア修理しかない。

ともあれ、NES Classicのコントローラーに万が一何かあったときの備えとして有用な選択肢だ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

改造ハッカーたちが、NES Classic Editionを万能レトロゲームマシンに改造中

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もしこの前のホリディシーズンで運良くNES(米国版ファミコン) Classic Editionを手に入れることができていたなら、(私同様に)そのエミュレーションの質の高さに、きっと感心していたことだろう。これでもう少し沢山ゲームが載っていたら、あるいはSNES(米国版スーパーファミコン)版が手に入るなら本当に良いのに。実は、その夢が叶おうとしている。まあ、ある意味ではということではあるが、ともあれ。

ハッカーたちがこの小さなコンソールのメモリを書き換える方法を発見してから、レトロゲームの勇敢なファンたちがその限界をテストし続けてきた。まずいくつかのゲームを追加し、そしてその数が数百に増え、今や他のコンソールのゲームも追加されるようになって来ている。

これは主に、”Cluster”のハンドルネームを持つロシアの開発者、Alexey Avdyukhinの仕事だ。彼は、コンソールのメモリを書き換えるプロセスを、文鎮化(フリーズして復活しなくなること)を避けながら簡略化するツール、Hakchi2を開発した。その「文鎮化を避けながら」という部分が重要だ。

しかし、元々は注意深い操作を必要としたハッキングの産物だったアプリは、はるかに使いやすいものとなり、さらには拡張さえ可能になっている。最初にClusterがGitHub上で発表したのは、RetroArchという名のマルチコンソールエミュレーターだ。これは同じプロジェクトで働く他の開発者MadMonkeyによって移植されたものである。

それは自動的にサポートされていないNESゲームを検出し、ディフォルトのエミュレーターに代わってそれらを立ち上げます。メニューの表示、状態のセーブなどは、普通に動作します。またそれは(もちろんクラシックコントローラを使って)SNES、Genesis(米国版メガドライブ)、GBA、そしてNintendo 64をエミュレートすることができます。N64とGenesisのゲームをNESの上でプレイできるのは奇妙な気がするという意見には同意します。それが、それらをオプションでダウンロード可能な拡張として用意した理由です。

人びとはコンソールのルック・アンド・フィールを失うことなく、既に複数のシステムの数十または数百のゲームを自分のデバイスに取り込んでいる。その様子はこのDan the Manによるデモビデオで見ることができる。

あなたが慌てて駆け寄って、狂ったようにNES Classic Editionの内部を下手に弄り始める前に一言。このプロセスはまだ気軽にできるようなものではないし、明快に合法的とは言えないものだということに注意して欲しい。任天堂は、海賊版ROMを使おうとして回復不可能な損傷を与えた場合には何の面倒も見てはくれない。そしてともかくこのコンソールに対する数多くのゲームはまだテストされていないし、おそらくは動作しない場合もあるだろう。

最善の策は — 少なくとも私はそうしているが — 様子を眺めながら待つことだ。これは1ヶ月でツギハギから立派に動作するソフトウェアに育って来た、近いうちには誰でも扱えるようになるかもしれない。ところで、既に組み込みの30個のゲームはコンプリートしただろうか?本当に?Ghosts ‘n Goblinsも? 嘘はいけないな。

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(翻訳:Sako)

任天堂のNES Classicは150万台の大ヒット―ゲーム・ビジネスに明るいニュース

2017-02-03-nes-classic

任天堂のNES Classicはとてつもない勢いで売れている。これは懐かしのNESゲームをプレインストールしたミニ・ガジェットだ。同社は150万台以上を販売したことを明らかにした。実のところ供給が順調だったらはるかにたくさん売れたはずだ。このレトロなゲーム機はクリスマス商戦の目玉で、誰もが探し回っているのにどこでも売り切れだった。

今でさえ買うのは大変だ。Amazon、GameStop、Best Buyいずれも売り切れだ。たまにどこかで売られていると思えば最低でも60ドルと2倍以上のプレミアム価格となっている。今週の四半期決算の後の電話記者会見で(GameSpotによれば)君島社長が品薄状態を改善するために生産能力を増強することを約束した。またNES Classicを買えなかった消費者に対し「不便をおかけした」と謝罪した。

NES Classicにはヒット作30タイトルがプレインストールされている。また同梱のコントローラーはオリジナルのNESのものにそっくりのレプリカだ(ただしケーブルはずっと短い)。このレトロ・システムは平均的な手の平よりやや大きい程度のミニサイズで、重さもほとんど感じない。HDMI出力と充電可能なUSBポートがあり、持ち歩きも簡単で、ほとんどどんな環境でもプレイできる。

製造、販売のコストはきわめて低いはずで、それ自身でも信じがたい成功作だ。しかし任天堂にとって本当の価値はブランドをリニューアルし、年齢を問わずゲームファンにアピールできたところにあると思う。高い年齢層に対しては若い頃に熱中したゲームへのノスタルジーを呼び起こし、あらためて任天堂とのつながりを作った。若い層に対しては専用ゲーム機の能力と名作ゲームの永遠の魅力を紹介することができた。

本質的にいって任天堂の強みの本質はマリオからポケモンまで誰もが知っているヒット・ゲームを所有していることだ。任天堂はこうしたゲームをモバイルなど新しい環境に向けて進化させることに成功しただけでなく、NES Classicによって既存のゲーム資産を再活性化させた。【略】

NES Classicのヒットは近く出荷が始まるSwitchにとって大きな助けとなるだろう。Classicは任天堂が優れたゲームメーカーであることを多くの人々に思い出させただけでなく、過去の名作ゲームが古びないことも実証できた。

〔日本版〕国内向けはニンテンドークラシックミニで筐体、コントローラーともデザインはかなり異なる。国内版はコントローラーのサイズがNES Classicの半分程度と小さく、2個同梱される。機能、ゲームタイトルはほぼ同一だが多少の出入りがある。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

任天堂、海外版ファミコン、NESをアメリカで復刻へ―スーパーマリオ、ゼルダの伝説など30ゲームをバンドル

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絶好調のときにはさらに人気を高めるようなアイディアが出てくるものだ。Pokemon Go現象を巻き起こし株価が急上昇中の任天堂は一時代を象徴したクラシックなゲーム専用機、NES〔ニンテンドー・エンタテインメント・システム〕を復刻することを発表した

新しいNES Classic Editionは11月11日から59.99で発売される。ただしオリジナル版にくらべて大きな違いもある。新しいNESには30のゲームがインストールずみだ。これにはSuper Mario Bros. 1、 2、 3、The Legend Of Zelda、Punch Out、Final Fantasy、Donkey Kong、Bubble Bobbleなどのアイコン的ゲームが含まれている。また筐体のサイズもやや小さい。任天堂では「ミニ・レプリカ」と呼んでいる。また今の時代に合わせてHDMIケーブルによる接続がサポートされている。

ひとつ注意すべき点がある。この復刻版の発売は今のところアメリカ市場限られるらしい〔日本版:NESはファミコンの海外市場向けバージョン。ファミコンの復刻については現在のところ情報がない〕。ただしまだわれわれは確認が取れていない。

もし読者が昔からの任天堂ファンなら(私がそうだ!)、あるいは友達にそういうファンがいるなら、今年のクリスマス・プレゼントに最適だ。もちろん発売から6週間も買うのを我慢できるなら、だが。オリジナルのファンにせよ、後でファンになったユーザーにせよ、これは大いに魅力を感じる商品だろう。特に今回のバージョンは2人ゲーム用の追加のコントロール・パッドが9.99で手に入ると任天堂は説明している。NES ClassicのパッドはWii U、Wiiでも使える。

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Nintendo of Americaのプレジデント、 COOのReggie Fils-Aimeはプレスリリースで、「〔今回の製品は〕年齢を問わずすべての人々に任天堂の出発点であるシステムを再訪し、なぜ任天堂のファンになったのかをあらためて実感してもらう機会を与えるはずだ」と述べている。

Fils-Aimeはまた「復刻版のNES Classic Editionはオリジナルのニンテンドー・エンタテインメント・システムをプレイしたことを覚えているユーザーに理想的だ。この復刻版はノスタルジーを次の世代のゲーマーに伝えていく〔のにも役立つ〕だろう」とも書いている。

いや、まったくそのとおりだ。

このところ過去の栄光の上に眠っていた感のあった任天堂にとって、今年は積極的方向への大きな変身の時期となった。任天堂はついにモバイル・アプリのソーシャル・ゲームをリリースさらにいくつか発表)した後、 Pokemon Goをスマッシュヒットさせた。また 次世代ゲーム・プラットフォームのNXが近く発表される。そして今回はNESが復活した。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+