少年ジャンプ50周年記念ファミコンは、アメリカのNESファンにスペシャルエディションの期待を抱かせる

日本のゲーマーと熱烈なマンガファンとその両方の人たちには、この夏すてきなプレゼントがやってくる。NES Classic Editionに週刊少年ジャンプの作品をテーマにしたゲームが満載されて発売される。人気のマンガ雑誌は50周年を祝って、この純金ファミコンも記念に作られた。

このジャンプをテーマにしたNESがアメリカで発売されるチャンスはゼロに等しい —— 第一に(わずかな例外を除き)ここに出てくるマンガを読んだアメリカ人はいない。第二にそれに関連するファミコンゲームをプレイしたことのある人はさらに少ない。

Familiar… and yet…

しかし私の中では、いつかほかのテーマのNES Classicが出来るのではないかという希望が育まれつつある。もちろんオリジナル機はすばらしいコレクションだが、やりたいゲームはまだ何十もある。

比較的簡単なハックでNESライブラリーにあるゲームの半数は走らせることができるが、Nintendoの公式バージョンはテストされ、おそらく完璧に動くように微調整もされている(ただしNESゲームではエミュレーション問題はあまり起きていない)。

レビュー:NES Classic Editionと全30ゲームを試してみた

もっと重要なこと。そんな仮想的テーマのコンソールには、私が喉から手が出るほど欲しかった新しいアクセサリー、たとえばNES AdvantageやZapper(どう使えるのかわからないが)やNES Maxがついてくるかもしれない。もしかしたらPower Gloveも?

ところで、最初のチャンスに買い損なった人も6月末には買うことができそうだ。

NintendoのNES Classic、6月29日に米国小売店舗で販売へ

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

ロシアのハッカー、NES Classic Editionのゲーム追加に成功

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レトロゲーマーにとって最大の望みと、Nintendoにとって最大の恐怖が同時にやってきた。人気絶超のNES Classic Editionがハックされ、30本の内蔵ゲームライブラリーに新たなタイトルが追加された。自作タイトルも可能だ。

マシンの発売以来ハッキングの試みは続いているが、これは今までで最も成功した事例といえるだろう。米国バージョンのみで有効と思われる。

このハックが発表されたのはロシアのレトロゲームコミュニティー、GBXで、YouTubeビデオで順を追って説明されている(もちろんロシア語で)。それをRedditのr/NESClassicMods subredditがすぐに見つけ、自分たちのデバイスに適用することに成功した。(u/zenmechanicがBattletoadsを動かしたところを上のビデオで見られる)。

手順は簡単とは言えない ― 少なくとも今は。LinuxベースのNESをブートしてFELモードに入り、カーネルをハックして特殊なツールでROMファイルを注入する。操作を容易にするためのGUIが既に開発されており、チュートリアルも作られているが、読者にはMD5ハッシュやconfigファイル等をよく理解していない限り試すべきではないと忠告しておく。1回のクリックミスでデバイスを文鎮化する可能性は間違いなくある。

Does this seem like something you'd be comfortable clicking? If not, stay away for now.

これを抵抗なくクリックできますか? できなければ今はやめておいた方がいい。 (ADH Gaming)

これまでに限られた数のゲームが動作確認されており、どのゲームなら動くという保証はない ― NES Classic Editionに内蔵されているエミュレーターは、例えばBlaster Masterは、提供が予定されていないゲームなのでのテストされていないと考えられる。動くかもしれないし、動かないかもしれない。

もちろん、ゲームのデータがどこから来たのかという問題もある。NESのROMをNintendoから正式に入手することはできないが、それでも広く入手可能だ。われわれは海賊行為を容認していないが、WiiでMega Man 2のライセンスを買った人なら、その知財権をこの明らかに超法規的なやり方で行使することを倫理的に正当だと思うかもしれない。

このマシンに関しては、ハックされる〈かどうか〉ではなく〈いつ〉ハックされるかの問題だった。しかしNintendoが販売する他のゲーム機とは異なり、この裏口を防ぐためのパッチが出されることはない。合法的に新しいゲームを追加できないようにしたNintendoの決断が、違法なゲーム追加を防ぐことを不可能にしているのは何とも皮肉だ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

任天堂のNES Classic EditionはAmazonで発売後、ほぼ一瞬で売り切れ(他店も同様)

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NES Classic Editionは、そのレトロなデザインと堅実なゲームの選び方により、発売前から、簡単には入手できない、と思われていた。でも、実際はそれどころではなく、その需要は“くすぐりエルモ”(Tickle Me Elmo)クラスだ〔1996年のバカ売れ〕。Amazonのネット店頭に登場したのは今日(米国時間11/11)の午後2時(太平洋時間)だったが、1分も経たないうちに売り切れたようだ。

[売り切れ告知]
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何十万、とは言わないが、たぶん何千人ものゲーマーが、この製品のページを朝早くから表示して、F5キーをたたきまくり、いろんなものをセレクトして、願いを叶えようとしていただろう。やがてそのページは、トラフィックが多すぎてAmazonが閉鎖した、あるいは勝手にダウンしたと思われるが、Amazonのような巨大なリソースを持つところで、こんなことが起きるのは、本当にすごい。

Amazonで売れた台数は公表されていないが、相当なものだろう。ぼくが確認できたのは、少なくとも一台は売れた、ということだ:

sold

本誌TechCrunchでも、ぼくみたいに運良く買えた人は、とても少ないと思うよ。

ほかの店もすべて、売り切れだったようだ。近くのGameStopは、17台入ったけど30分弱で売り切れた、と言っている。TargetsやBest Buysでは、店の外にできた長い行列が、あちこちで報道された。

しかし、騒ぎはまだ終わらない。Nintendoは今朝の一連のツイートで、生産は順調だから長く待たせることは絶対にない、と言って、コーフンした群衆をなだめようとしている。ブラックマーケットで1000ドルで買うのは、まだ早いね。

Nintendoさん、ありがとう。でも、Switchでは、こうならないだろうね。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

NES Classicの発売前からNykoがワイヤレスコントローラーの予約販売を開始

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NES Classic Editionは発売までまだ一週間ぐらいあるが、律儀なNykoはすでに、このノスタルジーの塊のような、待ちに待たれている製品のために、周辺装置を二つも発表している。どちらも、このレトロ的ゲーム機の、重要な不満のひとつを解決しようとしている。

Minibossはワイヤレスのコントローラーで、独特のデザインだからNintendoに文句を言われることはないだろう。最大有効距離は30フィート、NES(ファミコン)の標準のボタンのほかに、[SELECT]と[START]ボタンの真下に電源ボタンがある。

すでに予約販売を開始しており、発売はNES Classicと同じ日(11月11日)になる。そのとき併せて発売されるExtend Linkは、有線コントローラー用の長さ6フィートの延長コードだ。お値段はそれぞれ、ワイヤレスコントローラーが20ドル、延長コードは10ドルだ。片方でも両方でも、このシステムのためには賢明な投資だ。NES Classicは今年のホリデーシーズンで確実に、楽勝のヒット製品の列にランクインするだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))