先月、Sundar Pichaiは新生GoogleのCEOとして最初のプレゼンを行い、多数のハードウェアを紹介した。その一つがGoogleのAndroidスマートフォンのプラグシップとなるuawe製のNexus 6Pだった。新しいハードにはいつもわくわくさせられる。Nexus6Pを手にとってチェックすることができたので、さっそく報告しよう。
なお、私は先月のイベントでGoogleのインダストリアルデザイン・マネージャーのJeff Hoeferから話をを聞き、大いに参考になった。
私にとってNexus 6PはAndoroidデバイスの「王冠の宝石」だ。 Googleの上級副社長、 Bradley Horowitzが語ったところによれば、6Pは「これこそわれわれが長年待ちに待ったデバイス」」だという。
Nexus 6Pにはもちろん欠点もあるが、全体としてきわめてよくできたスマートフォンであり、 最新のOS、 Marshmallowを搭載したAndroidとして最良のものだ。見た目も豪華であり、頑丈で動きも速い。価格は32GBが499ドルからだ。販売はGoogle Playストアから行われる。.
スペック
まずスペックからみていこう。:
ディスプレイ
5.7インチの WQHD (2560 x 1440) AMOLEDディスプレイは非常に美しい。Gorilla Glass 4が採用され、Googleによれば「指紋や汚れがつきにくいコーティング」になっているという。残念ながら私がテストしたモデルはすぐに指紋だらけになった。私の指が不必要に脂症なのかもしれない。.
カメラ
カメラは特筆すべきものだ。リアカメラは1230万画素、赤外線レーザー補助光を採用したオートフォーカスだ。毎秒30フレームで4Kビデオが撮影できる。フラッシュも優れもので、被写体を白っぽく飛ばしたりしにくい。フロントカメラは800万画素だが、十分きれいなHDビデオが撮れる。
CPU、メモリ、ストレージ
このマシンは速い。CPUはQualcommの最新のSnapdragon 810で、 3GBの高速LPDDR4 RAM.に助けられている。メモリは32GB、 64GB、128GBから選べる8。Appleがいまだにリストアップしている16GBモデルは存在しない。.
その他
筐体には陽極酸化アルミが用いられており、手触りが良い。正面向きにステレオ・スピーカーを備えており、サウンドは素晴らしい。部屋の向こう側においてビデオ再生を楽しめる。3個のマイクが装備されてノイズキャンセリング機構が作動する。.
バッテリーも優れもののようだ。私はまだ丸一日しか使っていないが、充電の必要は感じなかった。このデバイスのUSB Type-Cの接続は通常よりずっと速い充電が可能だ。専用プラグを持ち歩く必要があるとはいえ、充電5%から20%まで数分でチャージできるという。
【中略】
筐体のバリエーションについては、アルミ、グラファイト、フロストの各仕上げから選べる。私は黒っぽい色が好きだが、これは個人の好みだろう。イベントで3色すべて見たがどれを選んでも失敗ということはない。メタルのタッチは特にゴージャスだ。これに引き換え、Nexus 5Xのプラスティック筐体は少々チープに見えた。
撮影実例
Googleは今年のNexusモデルのカメラの改良には全力を挙げたようだ。5Xと6Pは同一のリアカメラを共有する。撮影例をご覧になれば納得できるだろうが、プロ級の写真が撮れる。画素数、シャッター速度とも申し分ない。
私は写真で身を立てているわけではないが、これまで何年も写真撮影に関して真剣に勉強してきた。私は普段ニコンのデジタル一眼を携帯して記事に挿入する写真を撮影してきた。今回のNexus 6Pはニコンのデジイチに匹敵する写真を撮る。画質はクリスプでズームが効いている。ズーム機能をオンにしても気になるほど画質が落ちることはない。
4Kビデオも美しい。
The OS
【中略】
tl;dr(長すぎな文章を要約)
読者が現にNexus 6を所有しているなら、Craigslistに「売りたし」の広告を掲載したくなるだろう。新しいNexusの素晴らしい点はアンロックされていることだ。つまりキャリアに縛られずにすむ。運よく招待されていれば、もっぱらGoogle Fiを利用してすませることもできる。
読者がiPhone愛好家なら、どんなスマートフォンが登場してそれを変えるのは不可能だろうが、それにいちばん近いのは新しいNexus 6Pだろう。デザインはソリッドでしっかりしており、ハードもソフトも信頼できる。価格は32GBモデルが499ドルからで、必要に応じてストレージを追加できる。CPUも強力で最新のAndroid OSの威力を十二分に味わえるだろう。
だが、来年はどうなるだろうか? 私としてGoogleには独自スマートフォンを製造して欲しい。Googleにはその能力がある。Googleが独自スマートフォンの製造に乗り出せば、Appleに対して巨大なマーケティング上の優位を得られると思う。今のところ、iPhonを手に取ると、世界中のどのメーカーもこれに近いモデルさえ作るのは無理だろうと思わざるを得ない。だからこそここではGoogleに期待したい。Googleが自ら製造、販売に乗り出せば市場にスラムダンク級の衝撃を与えることだろう。
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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+)