Google、Nexux Playerを静かに終了

nexus-player

Nexus Playerは、誰も買わなかった最高のTVメディアプレーヤーもしれない。GoogleとAsusは、去る2014年11月にNexus Playerを発売した。それは初期Android TVデバイスの一つであり、十二分によくできた製品だった。

しかし、Googleの後押しがあったにもかかわらず、主流製品として成功したとは言えなかった ― Chromecastと比べるとなおのこと。

他のNexus製品と同じく、GoogleはこれでOEMにAndroidプラットフォームで何ができるかを見せたかった。それはAndroid TVの代表的製品だった。ライバルは、Apple TV、Amazon Fire TV、および他のAndroid TVデバイス等だ。

私は数ヵ月間使っていたが、Netflixの番組やYouTubeビデオを見るすばらしい方法であり、スマートフォンのYouTubeアプリからビデオを操作したり、コンテンツを送ることができ。その後私は最新のApple TVに乗り換えた。

しかしこれは、Android TVがなくなるという意味ではない。Googleは今もTV OSのアップデートを続けている。そして、Android TV OSを塔載した新デバイスは次々と発売されている。

SonyのスマートTVでは、Android TVが動いている。Nvidia Shieldは、Android TVにできることの限界に挑戦している。フランスのISP、例えばFreeとBouygues Telecomは、顧客にAndroid TVのセットトップボックスを配っている。そしてXiaomiはごく最近、Mi TVを発表した ― この製品は4K Nexus Playerと同等の機能を持つ。

GoogleはNexus Playerをウェブサイトで売るのをやめたが、小売店には商品を引き上げるように言っていないので、あちこちで商品を見かける。Best BuysやTarget等の店にはまだいくつか残っているかもしれないが、それが最後の出荷分だ。

Via: The Verge

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook

GoogleのスマートテレビはAndroid TVで前よりずっとスマートになった

Googleのテレビに関する野望は、今週発表のNexus Playerで“テイクツー”を迎えた。Android TVはセットトップのストリーミングデバイスで使われるが、重要なのはハードウェアよりもソフトウェアだ。Googleはそのソフトウェア、すなわちメディアプラットホームを、テレビ受像機やそのほかのメーカーのセットトップボックスに内蔵させることによって、モバイル市場を制覇した実力をスマートテレビでも再現しようとしているからだ。ぼくはすでにGoogle TVで試してみたが、この第二波は前よりもずっとお利口だし、これまで同社が、モバイルのOTTソフトウェア市場の進化とそれへの参加から学んだことが、十二分に生かされている。

ぼくは、まだ幼児期とはいえAndroid TVが大好きで、特定のプレーヤーつまりNexus Playerは不出来でAndroid TVの評価にも影響したとは思うが、基本的にソフトウェアはまだその表面的な部分しか知られていない。サードパーティがいろんなサポートをするようになって、真価が現れてくるだろう。生まれたばかりの今でさえ、Chromecastデバイスとして使えることはスグレモノだ。

さまざまなソフトウェア機能も、よくできている。とくにGoogleがシンプルであることにこだわったのが、最大の強みだ。リーンバックのインタフェイスを、今のモバイルデバイスみたいに複雑高度にしたって、意味ないからね。

Android TVはいわゆるソフト(==コンテンツ)でも、すでにこのビデオに見られるよりは充実している。テレビ受像機のメーカーをはじめ、今後ハードウェアパートナーが増えれば、デベロッパたちも無視できなくなる。でも今のところは、上のビデオを見て、Googleのテレビ進出の第二ラウンドがどんな結果になるか、ご自分で占うのもおもしろいだろう。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))