任天堂、全米の小学校にNintendo Laboキット配布へ――STEAM教育の一環を目指す

任天堂のLaboキットは非常に面白い。同時に、これは経験から言うのだが、複雑だ。実はNintendo Laboのレビュー記事を書くとき、小さなピアノを組み立てようとしてほとんど一日がかりだったことがある。日本の巨大ゲーム・メーカーは段ボールのパーツからさまざまなガジェットが組み立てられるキットをSTEAM(科学・テクノロジー・工学・アート・数学)カリキュラムの一環として小学校に普及させようとしている。

任天堂によれば、来年度までに8歳から11歳までの子どもたち2000人分のキットを配布する予定だという。このプロジェクトは「遊びの中から学ぶ」教育を目指すもので、ニューヨーク市に本拠を置く非営利団体、Institute of Playが協力する。

当初、ニューヨーク地域の小学校をターゲットとしてInstitute of Play自身がプロジェクトを実施する。この団体はLaboキットに加えて教師用ガイド、Nintendo Labo Teacher Guideを配布する。これにはサンプル・レッスンを始め、各種のSTEAM授業にLaboキットを組み込むための手引きが記載されている。

Laboキットの利用はニューヨーク市を中心としたパイロット・プログラムの成果を検討した上で、来年3月にはさらに全米100の小学校に拡大される予定だ。任天堂はプログラムに参加する小学校にLaboキットとそれを動かすSwitcheを配る。なお教師向けガイドブックは誰でも無料で入手できる。

プログラムに興味があるむきはこちらのサイトから登録できる

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滑川海彦@Facebook Google+

ニンテンドーラボの乗り物キットは楽しさ満載のバギー+潜水艦+飛行機だ

Nintendo Switchの奇妙なボール紙製アクセサリーNintendo Labo(ニンテンドーラボ)シリーズに、ついに、やっと、これは買うべきと思われるモデルが登場した。それは、見るからに乗り物だから乗り物キット(Vehicle Kit)と呼ばれ、商品形状はフラットパックだから、そこからいろいろと取り出して自分で組み立てる。ステアリングホイールもアクセルも、いろんな“乗り物”用のキーも、ばらばらに入っているが、完成するとクールなゲーム(下のビデオ)を楽しめる。

率直に言ってこれは、とんでもないお買い得品だ。上図でお分かりのように、人間が使用するステアリングやアクセルペダル、シフト、飛行機を操縦するためのジョイスティック、潜水艦をコントロールするヘンなもの、そしてキーは上図にいくつか見えるいろんなセットアップで使用する。これら合わせて、お値段は70ドル。これらのコントローラー一式をJoy-Conと呼んでいる。ペダルは、乱暴に踏んでも大丈夫なようだ。〔日本語ページ

これら段ボール製のコントローラー〜操縦装置一式は、どれもゲームで使用する。ゲームに名前はまだないようだが、おそろしくクールだ(下図)。大きな島があって、その至るところに秘密が隠されている。プレーヤーはバギーや潜水艦や飛行機を操縦しながら、秘密を見つけていく。ほかにも、おかしな乗り物がいろいろあるようだ。

そのほか、レースもできるし、乗り物にスプレー塗料で色を塗れる。岩を爆砕したり、木を切れる。二人プレーでは、乗り物から腕が出てきてファイトできる(これについては、あまり考え過ぎないようにしよう)。

最初に言ったように、すべて自分で組み立てる。子どもが本誌TechCrunchを読むか、それともあなたがキットを買って子どものために組み立てるとよい。でもいちばん楽しいのは、組み立てとプレイの両方を自分でやることだろう。このことは、バグではなくて、すぐれた機能だと思う。

キットは9月14日発売で、70ドル。これも最初に言ったが、超お買い得品だ。発売日の前に入手で来た幸せ者は、ぜひ本誌に連絡してほしい。

〔訳注: ニンテンドーラボは1月に発表、4月に最初の製品が出たが、商品として完成度が高いと思われるのは、今回の、9月14日発売の“乗り物キット”のようだ。〕

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

任天堂の教育おもちゃNintendo Laboを実機レビュー――専属テスターの評価は最高〔ビデオ〕

Nintendo Laboは任天堂が最近発売した子供向け教育おもちゃだ。子どもたちはSwitchとダンボールを組み合わせてロボット、ピアノ、釣り竿などさまざまな機能を持つガジェットを作ることができる〔TechCrunch Japanの紹介記事〕。

今回われわれは想定されるユーザーによるテストを実施した。TechCrunch専属おもちゃテスター、キャスパー、ミラ、ガスリーの3人がクールなSTEM(科学、テクノロジー、数学)教育システムの評価にあたった。3人はダンボールを切り抜き、折り畳むなどして1時間にわたってハンズオンでテストを続けた。その結果、3人のテスターは一致して(少々偉そうな口調だったが)「パーフェクト」という結論となった。任天堂が「既存の箱を抜け出して思考する」のを見るのは楽しい。

上は任天堂による紹介ビデオ

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

「あそびの発明」ニンテンドーラボ予約開始。自分で発明する Toy-Conガレージなど新情報公開

ニンテンドースイッチと段ボール工作を組み合わせた新しいトイ、Nintendo Labo (ニンテンドーラボ)の購入予約受付が始まりました。

任天堂直販のマイニンテンドーストアのほか、家電量販店やオンラインストア各社で第一弾製品「バラエティキット」「ロボットキット」、カスタマイズ用アクセサリの「デコルセット」を予約できます。発売は4月20日。

あわせて、これまで不明だった情報やスクリーンショットを含む新しい紹介映像も公開しています。

Gallery: Nintendo Labo (ニンテンドーラボ) 新映像 | 15 Photos

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任天堂が1月に発表した Nintendo Labo は、ニンテンドースイッチのアプリとダンボール工作キットを組み合わせた新発想のおもちゃ。

キャッチフレーズの『つくる、あそぶ、わかる』が示すように、段ボール工作とスイッチのゲーム、さらに動作原理の理解という、教育的な側面があるおもちゃです。

段ボールシートを画面の指示どおりに組み立てて、ニンテンドースイッチの着脱式コントローラ Joy-Con を装着することで、ピアノ・釣り竿・ハンドル・ドールハウスなどさまざまな形状の『Toy-Con』を「つくる」のが第一段階。

作ったトイコンで新しい操作のゲームを遊べることに加えて、Joy-Conの赤外線カメラやモーションセンサなど、段ボール工作とどう相互作用して動作しているのかを理解し、自分なりに変更を加え試行錯誤で遊び方を拡張する要素もあります。

さらに両キットに含まれる「 Toy-Conガレージ」モードでは、「何をすると」「どうなる」を組み合わせて、オリジナルな Toy-Con を作ることまで対応。

ボタンやセンサなどの入力と、振動や画面や音などの出力を対応させ、自作の工作と組み合わせることで、例ではコインの識別機やギター、動くおもちゃなどが作れることが示されています。

速報:『あそびの発明』Nintendo Labo発表。工作キットと任天堂スイッチを合体

価格は、釣り竿やピアノなど5種類+アルファのToy-Conが作れる『Nintendo Labo Toy-Con 01: Variety Kit(バラエティ キット)』が税込7538円、身につけて体の動きをロボットに反映する『Nintendo Labo Toy-Con 02: Robot Kit(ロボット キット)』が8618円。

「段ボールに8000円!」という反響もありましたが、それぞれダンボールキットとニンテンドースイッチ用のゲームカード(組み立て解説、各ゲームやアプリ)が同梱された価格です。

マイニンテンドーストアでは、通常版に加えて「ダンボールキット+ソフトのダウンロード番号」をセットにしたダウンロード版も同じ価格で販売します。

ニンテンドーラボはソフトだけあっても成立しないためか、本体のeショップでダウンロード版ソフトのみの販売はしないとのこと。

Engadget 日本版からの転載。

ユーザーがあそびを発明する工作キット「Nintendo Labo」公開——Switchと連動、4月20日から販売

明日18日(木)の朝7時より、Nintendo Switchを活用した「新しいあそび」を、こちらのページで紹介いたします。——昨夜、任天堂が公式のTwitterアカウントでこんな投稿をして、大きな話題をよんだ。

このツイートを見てワクワクしながら今日の7時を待ち望んでいた人も少なくないだろう。実際に僕もそのひとりだが、Twitterなどでも「VRの活用」などさまざまな予想が飛び交っていた。

そして本日、任天堂は予告していた「新しいあそび」を公開。その概要はNintendo Switchと連動した段ボール製の工作キット「Nintendo Labo(ニンテンドー ラボ)」だ。

Nintendo Laboではピアノやつりざお、バイク、ロボットといった「Toy-Con(トイコン)」と呼ばれるコントローラーを自分の手でつくるところからスタート。完成したToy-ConをNintendo Switchと合体させることで、自分で新しいあそびを発明し、体験できるという(たとえばピアノで演奏したり、つりざおで魚をつったり、バイクでレースをしたり、といった具合に)。

まず第一弾の製品として「VARIETY KIT」と「ROBOT KIT」の2タイプが4月20日に発売されることが明かされた。リモコンカーやピアノなど5種類のキットが入ったVARIETY KITは6980円(税別)、ロボットToy-Conが入ったROBOT KITは7980円(税別)だ。

合わせてToy-Conをデコレーションできる「デコるセット」(980円、税別)も同日より販売の予定。

詳しい情報は今後公式サイトでお知らせされるとのことなので、続報を待ちたい。

なお任天堂は2017年12月にNintendo Switchの全世界における累計販売台数が1,000万台を超えたことを公表している(12月10日時点)。