AtlassianがJira Service Deskの多部門利用に応えてテンプレートとワークフローを専用化

Atlassian(アトラシアン)が今日(米国時間11/1)、HR(人事)や法務、ファシリティーズなど、企業内の各チームの目的別に構築したJira Service Deskの一連のテンプレートとワークフローを発表した。6年前にJiraのバージョンとしてスタートしたService Deskは、主にIT部門が対象だった。しかしAtlassianはTwitterやAirbnbなどで、企業内のほかのチームがそれを採用し使い始めていることに気づいた。今日のアップデートで同社は、そういうチームが自分でカスタマイズしなくてもJira Service Desk容易に使えるようにした。当面の対象チームは法務と人事とファシリティーズ関連だ。

同社のITプロダクトのトップEdwin Wongは次のように述べる。「最近の6年で分かってきたのは、特定の部門にとらわれない本当に良質なサービスを提供しなければならないということだ。企業の社員たちの役に立つ優れたサービスをうちなら提供できる、という感触がますます強くなってきた。以前は、社員がサービスに期待するものにそれほど本気で対応しなかった面があるけど、今の消費者向けサービスの質の高さを見ると、職場でもこれぐらいのものが必要だし、求められていると思わざるをえない」。

しかし彼によると、サービスチームの多くがそんな体験を提供できるだけのツールを持っていない。そして、にもかかわらず彼らは、自分たちのワークフローを効率化するためのツールを求めている。人事では、新人教育がその典型的な例だろう。手作業から、もっと自動化された現代的なやり方に移行したい。Jiraには彼らがそれをできるための十分な柔軟性がすでにあるが、今度の新しいテンプレートはそのプロセスを体系化している。

Wongが強調するのは、仕事の流れを追跡し記録するだけでなく、チーム全体を管理して彼らに一箇所にすべてがある集中的な情報ハブを提供することが重要だ。Wongは曰く: 「顧客が抱えている大きなチャレンジは、これが欲しい、これをやりたい、と思ったときに、どこにそのための情報があるかを知ることだ。新人社員が入社したとき、新しいラップトップを与えなければならないけど、どこにそれを要請するのか? バスルームに問題が起きたときと同じく、ファシリティーズに言えばいいのか?」

Atlassianが上記3部門から始めるのは、それらがいちばん、緊急のニーズを抱えているからだ。でもいずれ、他の部門でも同じことが必要になってくるだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

プロダクトやサービスにチュートリアルを同居させてユーザー定着率を向上するChameleonが$1.9Mを調達

chameleon

Chameleonは、ネット企業がそのプロダクトやサービスをユーザーに説明するときのやり方を、改善してくれる。同社は今日(米国時間4/21)、190万ドルのシード資金を調達したことを発表した。そのラウンドをリードしたのはTrue Venturesだ。

協同ファウンダーでCEOのPulkit Agrawalによると、ユーザーの定着率の向上が、どの企業にとっても難しい。マーケティングに巨額を投じて新しいユーザーを獲得しても、それらのユーザーは、プロダクトやサービスがよく分からないと感じると、すぐにいなくなる。

Agrawalによれば、ハウツービデオやそのほかの説明的素材は、ベストソリューションではない。ビデオを見ていろんなことを覚えなければならなかったり、ビデオやそのプロダクトのあっちこっちをクリックして行ったり来たりしなければならないのは、ユーザーにとってたいへんすぎる。下のビデオでお分かりのように、彼はプロモーションビデオに完全に反対ではないが、Webアプリケーションの使い方を説明する方法として最良ではない、と思っているのだ。

一方Chameleonでは、プロダクト自身にチュートリアルを含める。誰かがそのプロダクトを試用し始めると、“そのタスクを達成するためにはどこそこをクリックしなさい”、と教えるのだ。ユーザーは、言われたとおりにすればよい。おぼえなくても、よい。

サイトにJavaScriptのコードを数行書き加えるだけで、WYSIWYGのエディターがサイドバーに現れ、それを使ってチュートリアルを作る。プログラミングは不要だ。チュートリアルにトリガを設けて、ユーザーがどこかのページへ入ったときとか、特定の間違いを犯したときに、何かを教えるようにできる。チュートリアルの、複数のバージョンをテストできる。

今すでに、Urban AirshipBloomReachがChameleonの顧客だ。

ChameleonはまだWebのみだが、Agrawalはそのうちモバイルも、と言っている。でも彼は曰く、“モバイルには問題がある。Webでは、問題も大きいがソリューションはやさしい”。彼の言うには、モバイルの小さな画面では、もっとシンプルで分かりやすいインタフェイスにしなければならない、ということだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))