「Plug and Play Osaka」スマートシティ領域アクセラレータープログラム第2期参加の8社が公開

「Plug and Play Osaka」スマートシティ領域アクセラレータープログラム第2期参加の8社が公開

Plug and Play(プラグアンドプレイ)の日本法人Plug and Play Japanは7月21日、大阪拠点Plug and Play Osakaが運営するアクセラレータープログラムにおいて、第2期となる「Batch 2」プログラムに参加するスタートアップ8社を発表した。

Plug and Play Osakaのアクセラレータープログラムは、スマートシティ(Smart Cities)がテーマ。第1期にあたるBatch 1プログラムでは、「スマートライフと建設」「旅行とエクスペリエンス」「都市交通とクリーンテック(Clean Tech)」、「ホスピタリティーと健康」を注力分野として、14社のスタートアップを採択した。

Batch 2プログラムでは、「サステナビリティ」と「エクスペリエンス」「クリーンテック」「スマートライフ」の4つを注力分野に掲げ、「脱炭素社会の実現に向け二酸化炭素分離技術や環境負荷を低減する新素材など、サステナブルな先端テクノロジーに加えて、味覚、嗅覚、聴覚などの五感や購買体験や鑑賞行為のアップデートに取り組むスタートアップを採択」したという。「持続可能な付加価値創造都市の発展」に向けたスタートアップ支援が実施される。

採択スタートアップ8社(アルファベット順)

  • ビーブリッジ:xR(AR/VR/MR)プラットフォームを活用したソリューションを提供。日本
  • Bergen Carbon Solutions(ベルゲン・カーボン・ソリューションズ。):カーボンナノファイバー(CNF)の製造・提供。スウェーデン
  • Carbon Clean Solutions(カーボン・クリーン・ソリューションズ):工業用およびガス処理アプリケーションのための二酸化炭素(CO2)分離技術。イギリス
  • Dreamwaves(ドリームウィーブズ):オーディオ・ナビゲーションアプリを開発。オーストリア
  • FlaVR Labs(フレイビアー・ラボズ):電気的刺激で味覚を作り出すデジタル・テイストの開発。アメリカ
  • Leakmited(リークミット):AIと衛星画像で漏水管の位置を特定。フランス
  • SceneryScent(シーナリーセント):店舗やステージで香りの演出を行う。日本
  • SERENDIOUS(セレンディアス):アーティスト・クリエイターと展示販売スペースのマッチングサービスを提供。日本

Batch 2の期間は2021年7月21日から2021年11月10日まで。ピッチデーにあたる「Batch 2 EXPO」は2021年11月10日に行われる予定。

またPlug and Play Osakaでは、プログラムの最大価値を模索すべく、独自に採択期間・プログラム実施期間の延長を行い、企業パートナーやスタートアップとの対話機会を増やしながら最適なマッチングに取り組む試験的な取り組みを開始した。実施時間による検証を行い、今後の事業支援、共創支援に向けた更なる発展を目指す。

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Plug and Play Japanがワクチン合同職域接種に向けパートナーVC・アクセラレーターを募集

Plug and Play Japanは6月16日、東京(渋谷)と大阪(大阪市)で、それぞれの都市に本社を構えるスタートアップの従業員や家族を対象に、新型コロナワクチンの合同職域接種の機会を提供する。また、趣旨に賛同し協力するアクセラレーターやベンチャーキャピタル(VC)、スタートアップなど、同取り組みを推進するスタートアップ・エコシステムに参加する企業を募集する。登録は「渋谷・大阪コンソーシアム | コロナワクチン職域合同接種 受付フォーム」から行える。

渋谷・大阪コンソーシアム | コロナワクチン職域合同接種 受付フォーム

今回の合同職域接種はAI.Accelerator、B-SKET、Creww、東急アクセラレートプログラム(TAP)、東急不動産、ゼロワンブースターらの協力企業各社と共に実施しており、東京(渋谷区)では東急不動産が施設を接種会場として提供する。また、大阪(大阪市)はi-plugと本取り組みを進めている。

今回の取り組みは、VCであるCoral Capitalが6月4日に発表した合同職域接種に続くものだ。VCから投資を受けていないスタートアップも多く、投資状況に関わらず幅広い実施を望む声が多くあるという。各自治体が運営するワクチン接種も予定より早く始まる見込みとされるものの、居住地に関わらず会社単位で接種が受けられる職域接種の重要性を鑑み、今回の取り組みを実施することになった。

アクセラレーター・VCの募集に関しては現在、先行してアクセラレーター各社と人数の取りまとめを進めている。事前のアンケートではすでに最低接種数の1000人を超えているが、より多くのスタートアップに接種機会を提供できるよう、パートナーになるアクセラレーター・VCを募集する。

またスタートアップ・エコシステムに携わる企業・団体の募集については、アクセラレーターに採択されていない、またVCから出資を受けていないスタートアップも多くある。そのため、各拠点でスタートアップ・エコシステムに携わる企業や団体にも機会を提供する。

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患者の負担を軽減する液体生検を用いた白血病遺伝子検査提供のLiquid Mineが資金調達

患者の負担を軽減する液体生検を用いた白血病遺伝子検査提供のLiquid Mineが資金調達

Plug and Play Japanは2月3日、東京大学医科学研究所発のスタートアップLiquid Mineへの出資を発表した。

Liquid Mineは、「最先端の遺伝子解析により、より多くのがん患者一人ひとりに最適な治療環境を提供する。」をミッションに、リキッドバイオプシー(液体生検。Liquid Biopsy)を用いたゲノム検査「MyRD」を提供する東京大学医科学研究所発のスタートアップ。患者個人に合わせたテーラーメイド医療(オーダメイド医療)を通じて、白血病患者の長期生存率向上、がんの克服を目指している。

白血病の検査としては、骨髄生検という手法が一般的なものの、非常に強い痛みを伴うため患者の肉体的・精神的・経済的負担が大きいという課題がある。一方Liquid Mineの提供するソリューションは、患者モニタリング期の骨髄生検を侵襲性の低いリキッドバイオプシーに代替することで、これら患者の負担軽減に貢献するという。

市場展開として、日本のみならず海外でもがん検査の新たなスタンダードとなる可能性を持つことから、世界に事業展開できるスタートアップに投資しているPlug and Play Venturesは、同社が目指すがんゲノム医療のポテンシャルを感じ、出資を決定した。

Plug and Playの投資部門Plug and Play Venturesは、世界にビジネスを拡大していく可能性を持つ日本のスタートアップに対し、事業領域を問わず投資を行っている。投資件数において世界で最も活発なベンチャーキャピタルのひとつでもあり、DropboxやPaypal、Lending Clubなど多数のユニコーン企業を輩出してきた。

2020年は162社のスタートアップに投資を実施したほか、ポートフォリオ企業から12社がExitを果たし、新たに4社がユニコーンとなった。

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Plug and Play Japanが「Summer/Fall 2021 Batch」参加スタートアップを募集開始

Plug and Play Japanが「Summer/Fall 2021 Batch」参加スタートアップを募集開始

Plug and Play Japanは12月7日、次期アクセラレータープログラム「Summer/Fall 2021 Batch」の募集開始を発表した。

Summer/Fall 2021 Batchの募集期間は2020年12月7日から2021年2月19日。プログラム期間は2021年6月〜9月。対象は、Plug and Play Japanの企業パートナーとの連携を希望するスタートアップ、登記済みまたはプログラム期間中に登記予定のスタートアップ(すべてのステージのスタートアップが対象)。申し込みは、同社特設ページより行う。

Plug and Play Japanが「Summer/Fall 2021 Batch」参加スタートアップを募集開始

  • 募集期間:2020年12月7日~2021年2月19日
  • プログラム期間:2021年6月〜9月
  • 参加条件:Plug and Play Japanの企業パートナーとの連携を希望するスタートアップ、登記済みまたはプログラム期間中に登記予定のスタートアップ
  • 申込方法:Plug and Play Japanウェブサイト内の特設ページから必要事項を記載の上、募集期間内に応募

また、2021年1月26日と2021年2月9日に、説明会を兼ねてスタートアップ企業向けに人数限定のオンラインミートアップを開催する。参加希望の方は「2021年1月26日(火)参加登録」「2021年2月9日(火)参加登録」より登録を行うようよびかけている。

同社のアクセラレーションプログラムは、「テーマ」を主軸として、国内外のスタートアップをグローバルレベルのスタートアップへと支援していくというもの。

またテーマごとの3ヵ月間のプログラムを年2回運営。1テーマ(領域)をVertical、1プログラムをBatchという単位で呼び、日本の場合東京で「Fintech」「Insurtech」「IoT」「Mobility」「Brand & Retail」のの5Vertical(5領域)、京都で「Hardtech & Health」の1Vertical(1領域)、大阪(1領域)で「SmartCities」の1Verticalの合計7Vertical(7領域)を実施している。

Plug and Play Japanが「Summer/Fall 2021 Batch」参加スタートアップを募集開始

Plug and Play Japanが「Summer/Fall 2021 Batch」参加スタートアップを募集開始

スタートアップ企業は、同プログラムを通じて、複数の企業パートナーとの連携の機会を獲得可能。成果発表会「Summit/EXPO」で優勝したスタートアップは、本社シリコンバレーでのピッチ機会が得られ、グローバルマーケットへのアクセスも可能としている。

「Summit/EXPO」は、東京の場合2021年3月2日~3日の2日間に渡ってPORTCITY TAKESHIBA PORT HALLにおいて開催。京都では、2021年3月16日に京都産業会館で、大阪では2021年3月18日にナレッジシアターで開催する。

一方企業パートナーは、プログラムへの参加を通じ、厳選された国内外スタートアップとの個別面談、ネットワーキング、ビジネスマッチングなどの機会が提供される。

Plug and Play Japanが「Summer/Fall 2021 Batch」参加スタートアップを募集開始

Plug and Play は、革新的な技術やアイディアを持つスタートアップを大手企業とともに支援するグローバル・ベンチャーキャピタル/アクセラレーター。2019年はプログラムを通じて、米国本社では549社以上の、グローバルでは1450社を超えるスタートアップを支援した。

現在、世界16カ国30拠点以上に拡大し、Plug and Play Japan はその日本支社として、2017年7月に設立。2019年は60超のアクセラレーションプログラムを実施し、400社超の企業へイノベーションを提供した。

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Plug and Play Japanが国内3拠点目を大阪府に開設、「スマートシティ」をテーマにスタートアップ募集

Plug and Play Osaka

グローバル・ベンチャーキャピタル/アクセラレーターのPlug and Play Japanは7月21日、昨年の京都拠点開設に続き、3拠点目となる「Plug and Play Osaka」を大阪府大阪市に開設すると発表した。

Plug and Playは、革新的な技術やアイディアを持つスタートアップを大手企業とともに支援を行う、シリコンバレー本拠のグローバル・ベンチャーキャピタルおよびアクセラレーター。世界33拠点に展開し、日本ではすでに東京と京都の2拠点を構えている。

Plug and Play Osakaは大阪府大阪市のナレッジキャピタル内に開設(大阪府大阪市北区大深町3-1 グランフロント大阪 北館8階)。ファウンディング(創設)アンカーパートナーであるダイキン工業、近鉄グループホールディングス、三菱UFJフィナンシャル・グループ、りそなホールディングス、大林組、電通、エコシステムパートナーの竹中工務店の7社とともに、「スマートシティ」をテーマとしたアクセラレータープログラムを実施する。なおスマートシティとは、都市の抱える諸課題に対して、ICT等の新技術を活用しつつ、計画、整備、管理・運営などマネジメントが行われ、全体最適化が図られる持続可能な都市または地区を指す。

Plug and Play Osaka

Plug and Play Japanは、2025年の大阪・関西万博などの世界的なイベント開催に向けた新しいスマートシティの発展と、うめきた二期や天王寺などの再開発による既存のまちのスマートシティ化の推進に貢献するとしている。

Plug and Play Osakaの1つ目のプログラムは、「スマートシティ」をテーマとして実施。また、この「スマートシティ」に基づいた注力分野は、「Smart Life & Construction」、「Travel & Experiences」、「Urban Mobility & Clean Tech」、「Hospitality & Health」の4つを予定している。締め切りは9月7日予定。

また、大阪府や大阪市、経済産業省近畿経済産業局、ナレッジキャピタルとも連携し、地域を挙げてプログラムを運営していくという。

Plug and Play Osaka

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