GIFアニメの投稿サイトをローンチしたらポルノばかり集まった, というドジな(?)スタートアップ

【抄訳】

ポルノは今のTumblrだ。CSの学位とひまをもてあましている人なら誰もが、何らかの形で、インターネット+セックスをトライしてみる。今すでにネット上にはおっぱいが氾濫しているし、ビジネスとして成功するかもという錯覚もある。でも、デザイナーとアーチストという二人の男女が、NSFW(職場不適)のGIFばかりを集めたサイトを作ったのは、どんな動機からだろう?

それを、知りたいと思った。

なお、お断りしておくと、このサイトはきわめてNSFWだから、職場では絶対にクリックしないように。しかも、非常にシンプルなサイトで、マウスをクリックして次の画像を表示する、という行為の繰り返しだけだ。大小の突起物とそれらに対する空気力学的な営みが、次々と繰り返し映し出される様子は、チャップリンのModern Times(の工場のシーン)とアダルト深夜放送チャンネルSkinemaxを思い出させる。ここでは、そんなものを見るより、ファウンダのRajとKatieに話を聞いてみよう。なお、ご両人とも、匿名希望である。

John Biggs: なぜこれを作ったの?

Raj: 意外性、だね。最初は、GIFアニメだけを次々と見せるWebアプリケーションを作った。子猫や、バットマンや、蛙のカーミットや、そんなものの投稿を期待していたんだ。でも、実際の投稿の99%はポルノだった。最初は6人の友だちにそのことを教えた。一週間後には、毎日200人のユニークビジターがいるようになった。デザイナーのChrisがサイトのデザインを改良し、ハスラーのKevinがビジネスモデルを考えている。バレリーナのKatieが、サイト名などを考えた。仲間内の遊びとして始めたサイトだけど、でも今では、勝手に動き出しているみたいだ。

Redditにも、このサイトへの反応が載ってるよ。

【中略】

JB: 女性がポルノスタートアップを始める、というトレンドがあるみたいだけど、なぜだろう?

Katie: ポルノが昔のようにアングラではなく、メインストリームになったし、また女性も含めて誰もが新しいことに挑戦できるようになった。今では主婦業よりもテク系のベンチャーを目指す女性が珍しくなくなった。と、少なくとも私は思う。コンテンツがポルノだったのは、たまたまね。GIFアニメは簡単で短いから、それまでインターネットの裏通りに隠れていたような人気コンテンツでも、一般向けに公開できる。たくさんの人が、このサイトの画像をスワイプしたり、友だちと笑い合ったり、興奮したり、共有したりしている…地球上のその様子を宇宙の彼方から見たら、とてもおもしろいでしょうね。投稿のほとんどがポルノであることは、最初は意外でショックだったけど、今では笑えちゃうわ。でも、みんな、ハッピーでノーマルでクレバーな人たちだし、人間はセックスが好きな生き物だから、いいと思うわ。

【後略】

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


カナダの三人組が作ったPaintBottleは21世紀のポルノサイト

【抄訳】

モントリオール出身の3人のカナダ人起業家、John PhillipsとCraig HensleyとAmy Ambroseが、正しいポルノサイトを作ろうと立ち上がった。そのサイトは…リンクはもうすこしあとに…見事にNSFW(職場不適)だが、しかしそれと同時に、見事にクールだ。

Phillipsがサイトのプログラムを書き、Ambroseはマルチメディアデザインを仕切った。Hensleyは、お金担当だ。彼らにとって幸運だったのは、モントリオールには二大ポルノ企業ManwinとGammaがあること。ここには、合衆国の規制を逃れてやってくるオンライン現金ギャンブラーたちがアカウントを開くサイトもある。まず、Phillipsに創業談を聞こう:

“ポルノはとても小さな業界だし、寡占化が進んでいる。お金のことでイメージを持ってほしくないから、資金については黙っていたい。でも一つだけおもしろいのは、投資家たちが全員、世界的な超一流のポーカープレーヤーであることだ。彼らのグループが、うち(PaintBottle)のエンジェル投資家になってくれた。彼らにとっって、スタートアップに投資するのはこれが初めての経験だ。彼らとは、Craigを通じて知り合った…彼はBlack Fridayがポーカーを始めたとき、カナダの銀行に彼らの口座を作ってやった。その結果、多くのトッププレーヤーたちがモントリオールにやってきた”。

でもそれは、映画Casinoのような、後ろ暗い裏取引ではない。このサイトの技術はとてもしっかりしているし、驚くほど快適に使える(ぼくも少々利用してみた、正直に言うと)。

基本的に、PaintBottleは発見エンジンだ。ビデオは、サイト自身が厳選したもののリストをスクロールして見つける。たしかにコンテンツは、どれも一級品だ(ベンダから正式にライセンスを得たもののみ、ユーザ投稿やリンク共有/埋め込みは不可)。ただしぼくは、ポルノは3分も見ると眠くなる方で、それはここでも同じだった。いちばん良いのは、インタフェイスが秀逸なので早送りがスムースなこと。Dish Hopper的に、いろんな箇所へ簡単に行ける/見れる。操作は、マウスだけだ。

【中略】

チームが望んでいるのは、ポルノを1980年代から救出することだ。たしかに彼らのサイトは、21世紀的にすっきりしている(バナー広告など皆無、女性視聴者が不快に感じないコンテンツ精選、など)。リスクもあるビジネスだが、Phillipsはそのビジネスにプライドを持っている。

“世の中がデジタル化〜ネット化して10年あまり、そこでは誰もがポルノを見てきた。でもそのユーザ体験は、いまだにひどいものだ。Paint Bottleは、それを変えたい。50万本ものVHS的画質(低画質)のビデオの中から探しまくるとか、けたたましいポップアップやバナー広告に悩まされる、なんてことから、永久におさらばしたいね”。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


カナダの三人組が作ったPaintBottleは21世紀のポルノサイト

【抄訳】

モントリオール出身の3人のカナダ人起業家、John PhillipsとCraig HensleyとAmy Ambroseが、正しいポルノサイトを作ろうと立ち上がった。そのサイトは…リンクはもうすこしあとに…見事にNSFW(職場不適)だが、しかしそれと同時に、見事にクールだ。

Phillipsがサイトのプログラムを書き、Ambroseはマルチメディアデザインを仕切った。Hensleyは、お金担当だ。彼らにとって幸運だったのは、モントリオールには二大ポルノ企業ManwinとGammaがあること。ここには、合衆国の規制を逃れてやってくるオンライン現金ギャンブラーたちがアカウントを開くサイトもある。まず、Phillipsに創業談を聞こう:

“ポルノはとても小さな業界だし、寡占化が進んでいる。お金のことでイメージを持ってほしくないから、資金については黙っていたい。でも一つだけおもしろいのは、投資家たちが全員、世界的な超一流のポーカープレーヤーであることだ。彼らのグループが、うち(PaintBottle)のエンジェル投資家になってくれた。彼らにとっって、スタートアップに投資するのはこれが初めての経験だ。彼らとは、Craigを通じて知り合った…彼はBlack Fridayがポーカーを始めたとき、カナダの銀行に彼らの口座を作ってやった。その結果、多くのトッププレーヤーたちがモントリオールにやってきた”。

でもそれは、映画Casinoのような、後ろ暗い裏取引ではない。このサイトの技術はとてもしっかりしているし、驚くほど快適に使える(ぼくも少々利用してみた、正直に言うと)。

基本的に、PaintBottleは発見エンジンだ。ビデオは、サイト自身が厳選したもののリストをスクロールして見つける。たしかにコンテンツは、どれも一級品だ(ベンダから正式にライセンスを得たもののみ、ユーザ投稿やリンク共有/埋め込みは不可)。ただしぼくは、ポルノは3分も見ると眠くなる方で、それはここでも同じだった。いちばん良いのは、インタフェイスが秀逸なので早送りがスムースなこと。Dish Hopper的に、いろんな箇所へ簡単に行ける/見れる。操作は、マウスだけだ。

【中略】

チームが望んでいるのは、ポルノを1980年代から救出することだ。たしかに彼らのサイトは、21世紀的にすっきりしている(バナー広告など皆無、女性視聴者が不快に感じないコンテンツ精選、など)。リスクもあるビジネスだが、Phillipsはそのビジネスにプライドを持っている。

“インターネットのポルノサイトは、思想的にも10年遅れている。それらは隅から隅まで、時代遅れの男性視聴者向けに設計されている。具体的には、それは、男性の理想とされるマッチョな男、女性蔑視の言葉を楽しげに大声で言える男だ。しかし今ではタブーが崩れ、インターネットの大衆的な普及とともに、女性のポルノ視聴者が急増しているのだ”。

“世の中がデジタル化〜ネット化して10年あまり、そこでは誰もがポルノを見てきた。でもそのユーザ体験は、いまだにひどいものだ。Paint Bottleは、それを変えたい。50万本ものVHS的画質(低画質)のビデオの中から探しまくるとか、けたたましいポップアップやバナー広告に悩まされる、なんてことから、永久におさらばしたいね”。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


取り扱いご注意―AVGによるとスマートフォン・ユーザーの4人に1人はエロティックなコンテンツを保管

smartphone-porn

今日、ソフトウェア・セキュリティーを専門にする企業、AVGが発表した調査によれば、スマートフォン、タブレットのユーザーのなんと25%がエロティックな写真やビデオをデバイスに保管していることが判明した。スマートフォンから銀行残高を確認しているユーザーがわずか36%しかいないのと比べて驚くほど高い割合だ。

AVGはアメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、ブラジルで合計5107台のデバイスを調査したという。

25%という数字は一般ユーザーが秘密性の高い作業をモバイル上で行うのを好まない傾向と奇妙な対照をなしている。AVGの調査ではモバイル・デバイスでオンラインショッピングを行うユーザーは35%、なんらかのオンライン・バンキングは38%だったという。ところが4人に1人のユーザーは浴室での自画撮りヌード写真やパートナーとの親密な行為のビデオをデバイスに保管しておくのは気にならないらしい。

ただし、保管した写真やビデオをオンラインで転送するのはそれほど一般的ではないようだ。そういったコンテンツをそもそもデバイスにいつまでも保管しておくというのが転送が一般的でないことを示唆しているとも言える。a2012年のPewのインターネット報告では、性的意味合いのヌード、セミヌード写真をモバイルデバイスで受け取ったことがあると認めたのは成人ユーザーの15%に過ぎなかった。この数字は2010年5月の調査以来ほとんど変わっていない。結局、一般ユーザーは寝室で写真を撮ってもデバイスにローカルに保存して楽しむだけということなのだろう。スマートフォンは便利な道具だ。いつも持ち歩けて簡単に高画質の写真やビデオが撮れる。これがセルフ・ポルノに使われなかったらそっちの方が驚きだ。

しかし25%のユーザーがデバイスの中に赤面や脅迫の種を保存していながら、iCloudのリモート・データ削除機能やAndroidの同様の機能については70%のユーザーが知らないと回答している。心当たりのある読者も多いだろうが、ともあれデバイスのリモート削除手順については十分な知識を得ておくべきだろう。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+

Apple、編集部のオススメにポルノが表示されたVineを、App Storeのオススメから削除

AppleはVineのちょっとしたポルノ問題をまだ見逃がしているが、App Storeはこのビデオ共有アプリを「おすすめ」セクションから外した。

このアプリは木曜日に公開され、金曜日にApp Storeのおすすめセクションに登場した。その後、ソーシャル部門のトップとなり、アプリ全体でも4位に上昇した。

しかし今朝(米国時間1/28)、新しいVineユーザーの多くが驚きとともに目を覚ました。アプリ内の「編集部のオススメ」に “DildoPlay”と題したハードコア・ポルノビデオが掲載されたのだ。その結果、どうやらApp Storeは同アプリをストアのおすすめセクションから削除したようだ。通常Appleに選ばれたアプリは、最低1週間は「おすすめ」と呼ばれるこのユーザーフィルターに置かれるのが普通だ。

しかし、App Storeがこのアプリを編集部のおすすめして紹介した最初のツイートはまだ残っている。

なんと皮肉な。

メディアベースのソーシャルネットワークにヌードやポルノが現れることは予想できるが、その種のコンテンツをオススメするのは一線を越えている。後にTwitterは、ポルノが表示されたのは「人的エラー」であったと説明した。

しかし、本当に注目すべきはAppleがどう対処するかだ。

Appleには厳格な「ポルノ禁止」ルールがあり、その厳しさは他のアプリで証明ずみだ(500pxというアプリは、ヌード写真を簡単に検索できるという理由でストアから追放された)

しかし、Twitterは(Facebookと同じく)Appleと提携してAppleのOSにも統合されている。Vineは、誕生以来ちょっとしたポルノ問題はあるものの、Twitterの宝だ。 おわかりだろう。

現時点でアプリはまだApp Storeで入手可能のようだが、このApp Storeの軽いお仕置きで事態が終息するかどうかは、まだわからない。

アップデート:Vineは、様々な検索ワードをブロックすることによってポルノを排除する手続きを開始したようだ。今は大したことは出来ていないが、まだ始まったばかりだ。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi)

Twitterの新ビデオ共有アプリVineがポルノクリップを「誤って」トップビデオに推薦

dildoplay

今朝(米国時間1/28)、Vineアプリのユーザーは仰天させられた。Twitterの新しいビデオ共有アプリが “DildoPlay” と称するハードコア・ポルノビデオを「編集部のオススメ」のトップに選んでいたからだ。

Vine先週公開されたばかりだが、すでに若干のポルノ問題が報告されていた。Vineの中で#pornというハッシュタグで検索すると意味が分かるだろう。映像、画像サイトを作ればポルノ問題は必ず発生する。フィールド・オブ・ドリームズではないが「それを作ればセックスが来る」のは避けがたい。

しかし、ハードコア・ポルノをよりによって「編集部のオススメ」のトップに持ってくるというのはフルスケールのスキャンダルだ。

Twitterによると原因は「人的エラー」だったという。広報担当者のコメントの全文はこうだ。

人的エラーにより、成人向けコンテンツを含むビデオが「編集部のオススメ」の一つとして選択されていました。この誤ちが認識されると同時にTwitterはただちにコノビデオを削除しました。ユーザーの皆さんにお詫びします。

Vineのポルノ問題、少なくともこのポルノ問題がこれで収まるとは考えにくい。こんな簡単なお詫びでは誰も納得しないだろう。「人的エラー」とは具体的にどういったものだったのまったく説明されていない。

Twitter、あるいはVineチームの社員がいったいぜんたいどうやったら「誤って」Dildo Playというタイトルのビデオを「編集部のオススメ」に選ぶなどということができたのか? ハードコア・ポルノだと気が付かなかったという理由は? 

われわれはTwitterからもっと納得のいく説明がされるものと期待している。ただし、DildoPlayビデオはすでに VineのExploreセクションには表示されない(わざわざ検索しないかぎり)。

もうひとつ注目すべきはAppleの対応だ。Appleは500pxアプリをヌード写真を簡単にできるという理由でApp Storeから削除した。TwitterはAppleのパートナーだが、AppleはVineに対してどういう態度を取るだろう? 

[via Gizmodo]


TwitterのビデオアプリVineにポルノ問題

「それを作れば、彼らはやってくる」。Twitterの新しいビデオ共有プラットフォーム、Vineは、現在ポルノ問題に直面している。以前Nick Biltonが指摘したように、”#porn” などの職場閲覧不適切なタグを検索すると、様々なタイプの露出狂が登場するコンテンツや、ノートパソコンの画面から直接取ってきたポルノビデオなどが見つかる。

ただし解決法がないわけではない。Vineユーザーは同モバイルアプリを使って不適切なビデオを通報することが可能で、回数が重なればシステムが不適切コンテンツを警告する画面を挿入する。Twitterには、不適切なコンテンツや、アカウントに対しても同様の警告システムがあるが、Vineにはまだ用意されていない。

同社は長年にわたって、違法でない限りサイトで検閲を行わない方針を貫いている。実際Twitterは、例えばドイツでは違法なコンテンツは同国では見られないが他国では見られる、というような国別システムを使っている。

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私としては、ポルノ問題が広く蔓延しているとは思っていない。現時点で殆どは男性器であり、ウェブカムと退屈な男たちが一緒になればよく見られる光景だ。しかし間違いなく問題なのは、500pxなどのアプリが、同じような違反によってApp Storeから消えたことだ。Vineがポルノ問題をどうやって解消するのか、あるいはしないのかは未だに不明だが、今のところこれは、大衆に受け入れられる境界にあるサービスの予想された悪 (大して悪ではないかも)と言うところだ。

アップデート:Twitterの広報担当者が以下の声明を本誌に伝えた。

ユーザーは、もしビデオが不適切(ヌード、暴力、医療行為等)であると確信した場合、不適切であることをアプリ内で通報できる。不適切であると報告されたビデオは、表示される前に警告メッセージが挿入され、クリックしてからでないと見ることができない。

通報され、弊社のガイドラインに違反すると判断されたビデオはサイトから削除され、アップロードしたユーザーアカウントは停止される場合もある。これらの違反に関する詳細についてはVine利用規約(http://vine.co/terms)を参照されたい。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi)