価格9000円の小さなしっぽロボット「Petit Qoobo」(プチ・クーボ)が12月19日発売

価格9000円の小さなしっぽロボット「Petit Qoobo」(プチ・クーボ)が12月19日発売

「ロボティクスで、世界をユカイに。」を掲げ、数多くのロボットやIoTプロダクトを企画・開発するユカイ工学は12月14日、しっぽのついたクッション型セラピーロボット「Qoobo」(クーボ)の小型版として、「Petit Qoobo」(プチ・クーボ)を発表した。発売は2020年12月19日予定。価格は税抜9000円。カラーバリエーションは、グリ(灰)、マロン(茶)、ノワール(黒)、ブラン(白)の4色。

価格9000円の小さなしっぽロボット「Petit Qoobo」(プチ・クーボ)が12月19日発売

「Petit Qoobo」は、Qooboユーザーの「ちっちゃいQooboがいたら、いつでもどこでも一緒にいたい」という声をきっかけに、「連れて歩きやすいサイズ感」、そして、まるで小動物のような動きや存在感を目指して開発を開始。

Petit Qooboの特長は、「なでるとしっぽを振って応える」「外に連れ出せる小さなサイズ」「音や声にしっぽが反応」「さりげなく感じる鼓動」。サイズはW21×D28×H11cm。重量は約600g。充電時間は約4時間で、使用可能時間:約8時間(稼働頻度による)。

価格9000円の小さなしっぽロボット「Petit Qoobo」(プチ・クーボ)が12月19日発売

「Qoobo」(クーボ)開発プロジェクトは、「疲れて家に帰った時、癒やしの存在が家にいてくれたら…」というユカイ工学のデザイナーの想いをきっかけに、犬や猫のように癒やしを与えてくれるロボットをつくろうと、動物の「しっぽ」に着目し2017年にスタート。

実際のしっぽを研究し、その動きを再現する機構やプログラムの開発を行い、膝に乗せたり抱き上げたりするときにちょうどいい重さやサイズ感、撫でた時の気持ちのいい手触りにこだわったという。2018年11月に誕生したQooboは、日本だけでなく、US・台湾・香港・シンガポールで約1年で累計販売数1.5万匹を突破。賃貸物件でペットが飼えない方、動物アレルギーの方、シニアのご家族がいる方など、癒しを求める多くの方の元に迎えられた。

ひとまわり小さいサイズのPetit Qooboも、Qooboと同じ様に撫でるとしっぽを振って応えてくれるほか、周囲の音や声に反応してしっぽを振ったり、驚いたりするという。

価格9000円の小さなしっぽロボット「Petit Qoobo」(プチ・クーボ)が12月19日発売

2007年12月設立のユカイ工学は、「ロボティクスで、世界をユカイに。」を掲げ、様々な製品を開発・販売するロボティクスベンチャー。自社製品の製造、販売ノウハウを元に、顧客の要望に合わせてハードウェアの設計・製造、ソフトウェアやアプリ開発、センサーや部品の調達を迅速、柔軟に対応する体制を整えている。

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カテゴリー:ロボティクス
タグ:ガジェット(用語)Qooboユカイ工学日本(国・地域)

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Qoobo(クーボ)の開発者であるユカイ工学の青木俊介氏はいつもクーボをトートバッグに入れて持ち歩いている。彼が写っている写真や動画には必ず、クーボも一緒に写っている。そしてこの猫枕ロボットは、どんなときでも会話のきっかけになるからすごい。それはちょっと見ただけでは、つまらないものにしか見えない。毛でおおわれた丸い枕で、なでると尻尾を振る。それだけだ。でも高齢化が進んでいる日本のような国では、本物のペットを飼う時間やお金のない人たちにとって、暖かみのある癒やしになるだろう。

しかしそのクーボも高すぎて買えない人がいるから、ユカイ工学は来週のCESでPetit Qoobo(プチ・クーボ)を披露する。このクーボの弟は機能的にはお兄さんと同じだが、サイズはほぼ半分、そして価格は未定だがやはり半額ぐらいなるだろう。

この小型バージョンのクーボはまだプロトタイプで、日本で3月にクラウドファンディングを開始する。そして秋には、Amazon(アマゾン)とユカイ工学のサイトで発売される。

今度のバージョンでは、なでて尻尾を振るだけでなく、マイクロフォンで音を検知したり、触るとときどきゴロゴロ声を発したりする。前よりも元気な猫という感じだ。

人生にはクーボが必要とまでは言わないが、でも写真などでこれを見るたびに、そばにいる誰か一人が必ず「ほしい!」と言う。小さくて安くなったバージョンも、猫アレルギーの人やアレルギーでない人に、爆発的に売れるだろう。

CES 2020 coverage - TechCrunch

[原文へ]

(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa