FleksyのiOS 8用サードパーティキーボードがベータテスト参加者を募集中

このときが来るのを待ってました!とばかりFleksyはいち早く、iOS 8用の同社製サードパーティソフトウェアキーボードをリリースした。Appleが、個々のアプリ固有ではなく全システム的な入力ソフトもOKだぞ、と発表してからまだ数日も経っていない。同社は今ベータテスターを募集しているから、iOS 8のプレリリースビルドを使っている人は、試してみたらどうだろう。

Fleksyのキーボードのユニークなところは、デバイス本体やキーボードのキーを実際に見なくても文字をタイプできることだ。元々視覚障害者がスマートフォンなどを使えるために考案されたシステムだが、今ではFleksyは、これからの時代のインターネット接続製品全般のための、普遍的な次世代型入力方式になることを、ねらっている。

FleksyはすでにKPCBやHighland Capitalから400万ドルを調達して、これまで主にAndroid方面に注力してきたが、ぼくは協同ファウンダのIoannis Verdelisに会うたびに、iOSを話題にしてきた。今度のAppleの方針転換によって、いずれユーザは自分好みのソフトウェアキーボードをデフォルトのキーボードに指定できるようになるだろう。これまでは特定のアプリ内でキーボードをカスタム化できる、というオプションはあったが、これからはFleksyのようなプロダクトをもっと多くのユーザがもっと一般的に利用して、会社を成長させてくれる、というシナリオもありえるのだ。

Appleはまだ、音声入力や自動大文字化、自動修正の提案、などのAPIを公開していないから、そのぶん、サードパーティにとってのハンディはある。必要なら、それらの機能を自作しなければならない。でもFleksyは最初からそのつもりで、いろんな機能の自作に取り組んでいる。だから、競合他社に比べて同社はすでに、相当有利な位置につけているかもしれない。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Minuumは、スマートTVの入力を簡単にするスマートキーボード

フルキーボードではないリモコン等でタイプするのは悪夢といってよい。私は今でもXbox Oneではゲームパッドでタイプしているが、外部キーボードもSmartGlassアプリも使わないのは自分を痛めつけるのが喜びだからだ。しかし、もうすぐあなたのスマートテレビにはもっと良いキーボードがやってくるかもしれない。

上のビデオでは、Nintendo Wiiリモコン等のモーション対応リモコンを使って、Minuumのスマートテレビ統合が動作している様子が見られる。最近のテレビリモコンには差別化のためにモーション対応しているものが珍しくないのので、上のビデオはWiiリモコンを使っているが、他の様々な機種でも利用できるだろう。

これは、Minuumの一次元キー配列予測システムをシンプルな入力方式と組み合わせた一例にすぎな。つまり、モーションがサポートされている場合でも、別の機構を使うこともできる。Minuumは、なぜ同社のソフトウェアを利用して作られたものが、他の製品より優れていると信じているかを、実にうまく解説している

Minuumは、このキーボードソフトウェアがスマートウォッチでも使えることをすでに示している。トロント拠点のスタートアップは、タイプが必要なありとあらゆる場面で使える入力システムを目指している。果たしてMinuumは、あらゆる端末カテゴリーの入力方式として、本当に新しい標準になれるのだろうか?まだ結論を出すには早すぎるが、今後は正式な提携や統合が市場にでてくるのを見ることになるだろう。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


カナダのスタートアップがAndroid向け高速ソフトウェア・キーボード、Minuumを発表

カナダのトロントのスタートアップ、Whirlscapeが開発中の革新的でスーパー・シンプルなソフトウェア・キーボード、Minuumが話題になっている。このプロダクトはIndiegogoで資金を調達し、Android向けベータ版のリリースに漕ぎ着けた。Indiegogoの出資者もその成果を実際に試してみることができるようになった。

上のデモビデオでこのアプリの動作の概要は分かるだろう。キーボードは標準的なQWERTYレイアウトを一行に圧縮したもので、目的のキーの付近のキーをタップしていくと候補の単語が表示される。

非常に不正確な入力から高い確率で正しい候補が表示されるところがセールスポイントだ。スワイプすると次の候補が表示される。デフォールト状態ではスペースバーも表示されない。ともかくシンプルさを最優先したUIだ。ジェスチャーで、大文字、数字、記号など各種のキーボードに素早く切り替えることができる。

WhirlscapeはこれまでIndiegogoで8万7000ドルを調達した。今日(米国時間6/18)、このベータ版が1万人の出資者に届けられた。前回の出資のチャンスを逃した読者はMinuum.comを訪問して次回の資金調達ラウンドに申し込んで次のバージョンを入手することができる。Whirlscapeは今年中のリリースを目標にウェアラブル・デバイス向けのSDKも開発中だ。 また Minuumは理論的にはThalmic’s MYOのようなモーション・コントローラーとも協調して作動するようにできるはずだ。

最近さまざまな新しいソフトウェア・キーボードが現れている。モバイル・ユーザーは依然として効率的な新しいキーボードを求めている。Minuumのユニークなアプローチに対するユーザーの反応に注目したい。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+