【告知】TechCrunch Japanではライターと編集者を募集しています

みなさん、こんにちは。TechCrunch Japan編集統括の吉田です。現在、TechCrunch Japanでは業務拡大のため、ライターと編集者を募集しています。

ライター

ご存じのように、TechCrunch Japanではスタートアップ企業の資金調達や新サービスのローンチといった最新動向のほか、各企業や教育機関が研究中の先進テクノロジー、主に大企業が進めているオープンイノベーション戦略など、価値創造や社会問題の解決を目指すプロダクトやサービスを中心に取材し、記事を執筆しています。

今後、日本オリジナル記事の投稿数をさらに増やすことを考えており、取材を基に週に数本の原稿を書いていただけるライターを募集します。スタートアップ企業やさまざまな社会問題の解決、各企業の技術動向に興味がある方はぜびこちらのメールアドレスにご連絡ください。メールの件名は冒頭に【ライター応募】と記載のうえ、これまでの職務経歴と、執筆した記事のURLを5本ほど貼り付けてください。ウェブメディアでの執筆経験がない方は、どういった分野に興味があるかを詳しく教えてください。

編集者

カバーするジャンルはライターと同じですが、フルタイムで記事の執筆や編集、ウェブサイト運営、イベント運営に参加してもらいます。TechCrunch Japan編集部が主催するスタートアップとテクノロジーの祭典「TechCrunch Tokyo」ではモデレーターとして登壇してもらう予定です。勤務時間はフレックスタイム、月に4回までの在宅勤務も可能です。ちなみに現編集部は、出版社やウェブメディアでの編集・執筆経験があるスタッフ、TechCrunch Japanの翻訳者として業界に入り、その後編集者になったスタッフなどが在籍しています。

編集者は外部サイト(engage)で経験者限定で募集中です。さまざまな条件を記載していますが、本人のスタートアップ企業に対する情熱や、ウェブメディアやイベントを運営するモチベーションがなによりも重要です。

ライター、編集者とも若干名の募集となりますが、ご興味のある方はぜひご連絡ください。私達と一緒にスタートアップ企業、そしてテクノロジーを活用した新しいプロダクトやサービスを盛り上げていきましょう。

TechCrunch Japanが所属するベライゾンメディア・ジャパンのオフィス。編集者の席はすべてフリーアドレスです

5月31日にEngadgetと共同開催「5G時代のガジェットとIoT」を語るイベント

TechCrunch Japanは5月31日、姉妹メディアEngadgetと合同で次世代通信技術5Gをテーマとしたイベントを開催する。それぞれの編集部が5Gにまつわるゲストとのトークセッションを繰り広げる。

5Gといえば、安定した高速通信で低遅延、それでいて多人数の同時接続を可能にする通信技術。米国では大手キャリアのVerizonが、韓国では大手3キャリアであるSKテレコム、KT、LGユープラスがそれぞれサービスを開始(TechCrunch JapanはVerizonグループに属している)。日本では2020年春にNTTドコモやKDDI(au)がサービスを開始する見込みだ。

スマホやGPSが普及したことで、さまざまなスタートアップがさまざまなサービスや製品を世に送り出してきた。前述のように、これまでとは次元の違う特徴を備える5G通信のサービスが始まることで、さらに新しいサービスやプロダクトが登場しそうだ。

TechCrunchでは、バーチャルイベントプラットフォーム「cluster」を運営するクラスターで代表取締役を務める加藤直人氏を招き、ファイヤーサイドチャットを開催予定。5G通信によってバーチャルアーティストの活動がどのような広がりを見せるのかを、加藤代表にじっくりと聞いていく。

Engadget meetup Special featuring.TechCrunch開催概要

開催日時:5月31日(金)19:15~21:45(予定)
開催場所:都内某所(選定中)
参加費用:無料
応募条件:参加者のみなさまのSNSやイベント記事などでの顔出しがOKな方。未成年の方も参加いただけますが、必ず保護者の方が最後まで同伴されることが条件となります。

また、TwitterやFacebookなどでイベントの模様をどしどし発信できる方だとうれしいです。

※会場に限りがありますので応募者多数の場合は抽選とさせていただきます。当選結果は5月23日から順次ご連絡いたします。
※未成年の方が参加される場合は必ず保護者の方が最後まで同伴いただきますようお願いします。保護者の方がいらっしゃらない場合は入場をお断りさせていただきますので予めご了承ください。

【タイムスケジュール(予定)】
19時00分:受付開始
19時15分:イベント開始(トークセッションなど)
21時00分:懇親会開始
21時45分:懇親会終了、閉場


申し込みはこちらから

【告知】TechCrunch Japanでは寄稿(ゲストコラム)を募集しています

ライターとアルバイト募集の告知をさせていただいたが、TechCrunch Japanでは寄稿も随時募集しているのでお知らせしたい。日本のスタートアップ界隈やテック・ビジネスも賑わってきていて、色んな意味でTechCrunch Japan編集部だけでカバーできる領域や量なんてしれてるなということだ。

ぼくらがいちばん求めている記事は、特定領域を専門に見ている人が書く、市場や業界の全体像と今後のトレンドの解説だ。海外の見聞録やイベントレポートも受け付けている。市場動向やデータ、体験に基づく知見を広くシェアすることで、産業界やスタートアップ業界、起業家、投資家、ビジネスパーソンなどの日々のビジネスやサービス開発に利するものを掲載できればと思う。

エッセイよりも分析記事が良いのだけど、読者に気付きを与えるものなら何でも歓迎だ。自分の体験に基づく問題提起や、吐露せずにいられない公憤をぶちまけたいというのでもいい。

掲載する執筆者にとってのメリットは、氏名や所属組織名、Twitterアカウント、サービス名とリンクを露出してTechCrunch Japanの読者に広められること(ネット上で使い続けているペンネームがあれば、それでもOK)。新しいビジネス領域であれば市場自体の認知ということもあるかもしれない。寄稿については原稿料はお支払いしていない。定期的に執筆するのであればライター契約をお願いすることになるので、これは別途ライター募集記事をご覧いただきたい。

原則として単発記事が寄稿の対象で、連載は受け付けていない。扱うテーマも「この辺のことを書きたい」ではなく、「モバイル決済の業界見取り図を作ったのでシェアしたい」「深センのIoT事情について現地視察のレポートを書きたい」といった具体的な形で提案していただいたほうが掲載できる可能性が高い。原稿をもらった後に、内容によっては不採用とさせていただく場合もあるし、たぶんぼくらは他媒体に比べて「ノー」という率が高いと思う。

自社や自社サービスの宣伝は、全体のバランスを取った上でお願いしたい。場合によっては、こちらで宣伝臭の強い部分を削除することもあるし、そこはバランスを取ってほしい。まあ分かりますよね?

これまでの寄稿記事の例を少し掲載しておこう。こういうのじゃなきゃダメってわけでもないけど。

POSデータをめぐる日本の決済業界とアドテク業界の攻防
日本人は世界一アプリにお金を払う人種? 1,000万ダウンロード分析して気付いた日本と海外の違い
日本の数年先を行く、米FinTech業界の次のトレンドは?
米西海岸と急接近、中国深圳や香港、台湾に根付くハードウェアスタートアップの今
シリコンバレーや東京にできない「地方スタートアップ」の戦い方とは
ユーザー獲得をハックする

ついでに書いておくと、TechCrunch Japanへのタレコミ、プレスリリース送付、取材依頼などは、引き続き tips@techcrunch.jp まで送ってもらえればと思う。本家TechCrunchへの掲載でグローバルにプロダクトをローンチしたいという相談は、 ken@techcrunch.com で、明示的にぼくに送ってもらえれば。


【告知】TechCrunch Japanではライターとアルバイトを募集しています

こんにちは! TechCrunch Japan編集長の西村賢です。いま、TechCrunch Japanではライターと寄稿原稿、それからアルバイト1名を募集しているので、この3つについてお知らせしたい。

まずは、ライター。

本家TechCrunchの英語記事を見たことのある人なら日々ものすごい勢いでブログ記事が公開されているのをご存じかもしれない。これはTechCrunchだけじゃなくて、The Vergeとか、Engadget、The Next Web、Pando Daily、VentureBeatといったスタートアップやガジェットに強いテック系ブログメディアでも同じことだけど、ライター(記者・編集者)の人材流動性が高く、どんどん新しいライターがTechCrunchに入ってきているから可能なことだったりする。TechCrunchのライターが何人いるのか正確に把握している人は米国の共同編集長も含めて誰もいないが(アメリカは契約社会なので、契約書を誰かが数えれば分かるけど)、だいたいコアに20人から30人ぐらいいて、ときおり寄稿する人も含めると、その2倍ぐらいの数はいると思う。

英語圏は、それだけカバーすべきネタとニュースがあるということで、ブログメディアはどこもビジネスとしては、そこそこうまくやっているようだ。TechCrunchから2012年に喧嘩別れしたPando Dailyなんかは4700万ドルも資金調達をやって良質なライターを抱え込み、オフラインイベントを積極的にやっていたりする。これもTechCrunchだけに限った話じゃないけれど、イベントや動画といった新しい取り組みによる収益の伸びも好調で、テック業界やスタートアップエコシステムの中で、TechCrunchを始めとするブログメディアは重要な役割を果たしている。

ぼくも中に入ってから分かったことなのだけど、本家TechCrunchには、2、3カ月に1人ぐらいのペースで「新しいヒト」が入ってきている。たいてい若い人で、突然テック・メディア界に彗星のように現れる。キャリアで言ってせいぜい経験5年くらいの人が多い。聞いたことのない媒体や競合媒体で経験を積んだ人がTechCrunchに転籍して来ることも良くあるし、起業家だったという人も多い。だいたい物凄い勢いで書き始めて、数カ月とか1、2年程度でスローダウンするか、レギュラーのライターになるかするヒトが多い。TechCrunchを卒業してベンチャーキャピタルにキャリア替えする人もいる。

そういうのを横目で見ていて、日本でも同様の仕組みが回る可能性があるだろうなと思ったのが、そもそもぼくがTechCrunch Japanの編集長をやってみようと思った理由だった。旧来型の「編集部」じゃなくて、ゆるやかに繋がって広がるブロガー・ネットワークを作る。これがビジネスとして回れば面白そう、ということだ。USのTechCrunch編集部はオンラインにYammer風の場があって、いつも噂話や他誌の記事について論評(といってもヒトコトだけだけど)をやっている。共同編集長のAlexiaに言わせると、こういう場(チーム)があるからオペレーション面でもメンタル面でもTechCrunchをやっていけるという。このいわばオンライン編集部に加わって以来、ぼくらも日本でも同様のものが作れたらなと思っている。今のところ過去1年で、岩本有平増田覚の2人がTechCrunch Japanの記者としてジョインしてくれたけど、まだ全然足りていない。

ぼくらがTechCrunch Japanで、どんな仲間を探しているか、箇条書きにしてみよう。

・テクノロジートレンドやスタートアップ動向を追うのが好き
・ビジネス全般に関心がある
・書くのが好きで、毎日1万文字書いても飽きない
・人に話を聞くのが好き
・英語でインタビューができる
・文章だけじゃなく写真や動画を作るのも好き
・すでに商業媒体で書いているけど取材対象や市場が退屈でしょうがない
・起業したい、あるいは起業したことがある
・投資業務に携わっていた
・聴衆やカメラに向かって話すのが楽しい(=イベントや動画もやってみたい)
・ライターが自分の意見の全く書かない「客観報道」なんて虚構だし怠慢だと思う

いろいろ書いたけど、大切なのは最初の3つ。働き方は応相談。フルタイムでなくて週に3日間だけやりたいとか、月間10本ぐらい書きたいとか、そういうのもあり。興味のある人は是非 ken@techcrunch.com にメールしてほしい。メールのタイトルは「ライター応募:」の書き出しで、お願いしたい。履歴書やLinkedInのリンクをつけてもらってもいいけど、過去に書いた記事やブログへのリンクを含めてもらえると分かりやすい。

もう1つ。英語が第一言語で日本語は初級・中級という東京在住のライターも募集している。日本のスタートアップ動向について英語で書ける人だ。国籍は問わない。これは時々ある話なんだけど、企業の広報業務をしている人はNG。PR業とメディア業が両立すると思っているとしたら、ぼくらとは話が合わないと思う。

続いて、アルバイトの話。

アルバイトといっても書ける人には書いてほしいと思っている。その条件は上のリストと同じだ。TechCrunch Japanでは大小のイベントもやっているので、それに付随する業務のサポートというのもある。情報や人が集まるメディアという場にいることで業界全体を俯瞰できるメリットはある。見聞と経験、ネットワークを広げるという意味で、若いときにメディアに身を置くのも悪くない。名刺一枚でどこにでも行けるし、多くの人が会ってくれるのがメディアにいるメリットの1つ。特に海外取材に出た時のTechCrunchのブランド力は強いし、後々のキャリアにとってもプラスに働くことと思う。もう1つ、最近個人ブログも含めて多種多様な「メディア」が出てきているが、編集長のぼくは紙媒体の商業メディアを10年、ネット媒体を10年やってきた人間だし、いまのスタッフはみんな経験豊富なので、編集や取材のスキルという点で、独学や個人ブログをやっているだけでは学べないことも学べるのかなと思う。

ただ、若い人に向けて1点だけ追記しておきたい。起業したいという人は、メディアよりも直接事業に携わる場に行くのが良いと思う。大手のネット企業に行けば、規模の割に権限や自由度も高くてやれることも多いだろうし、ド・スタートアップに行けば、事業が立ち上がる中で何が起こるのかを目の当たりにできる可能性が高い。今後テクノロジーの重要性は増すだろうから、どんな事業をやっていくにしてもネットやソフトウェアの得意な人が多い場に身をおくのが有利だと思う。

さて、寄稿についてもご案内したいが、長くなったので、これは別記事で


今週は日本で行われたTechCrunch TokyoでもStartup Battlefieldが、そして優勝チームは…

毎年、われわれの妹であるTechCrunch Japanが同誌主催のテクカンファレンスTechCrunch Tokyoを行って、投資家と起業家をお見合いさせ、また合衆国やヨーロッパで成功しているスタートアップを紹介している。今年日本のステージに立ってお話したのは、PebbleのCEO Eric MigicovskyやProduct HuntのファウンダRyan Hoover、などなど、などなどだ。

TechCrunch Tokyoは新進スタートアップたちのピッチ合戦Startup Battlefieldも本家並に行った。もちろん賞金が出る。

今年のコンペは、参加プロダクトがきわめて多様だった。教育あり、中小企業のバックエンドツールあり、フードデリバリあり、企業のロジスティクスのアウトソーシングあり、等々。ぼくにとって面白かったのは、彼らが挑戦している開発課題が、合衆国でローンチしたものと、かなり同じだったことだ。

たとえばフードデリバリのBentoは注文を受けてから10分以内に500円の弁当を届けるが、サンフランシスコのSprigやSpoonrocketもそれと同じだ。また、クラウドからバックエンド管理ツールを中小企業向けに提供するBizerは、同じく中小企業に人事管理のプラットホームを提供しているZenefitsと、やり方が似ている。

日本人ユーザの問題解決を提供するスタートアップが多かったが、中にはもっとグローバルな視野を持つのもいた。今回入選はしなかったが、世界中の誰でも使えるデベロッパ向けのプロダクトを作った連中もいた。

というわけで、総論はこれぐらいにして、TechCrunch Tokyoのステージでバトルを繰り広げたスタートアップたちを紹介しよう。

Mikan

Mikanは英語を勉強している人がボキャブラリをはやく増やせるアプリだ。バイリンガルの日本人は2020年に1億人になるそうだから、そういう人たちのためにMikanは単語帳のようなアプリから単語のグループを見せ、それらの定義を教える。単語はユーザが知ってる語とまだ知らない語に分けられ、後者に属する語をユーザが覚えるまで出す。この覚え方だと、これまでの単語暗記方式に比べて、覚えるのがはやい。ファウンダは、24時間で1000語を覚える、と言っている。

Closet

ファッションアプリは新しいファッションをユーザに紹介するものが多いが、Closetはユーザがすでに持っている衣類の、斬新な組み合わせや着こなしを教える。ユーザはこのアプリに自分のワードローブの中身を教えるために、ひとつひとつ写真を撮ってアップロードする。

Akerun

スマートロックは合衆国でもいろいろ出回っているが、Akerunは日本市場だけをねらっている。売り方は、消費者に直接売る、レンタル店やホテルや、スマートロックを必要とする企業にも売る、というやり方だ。この種のイベントではよくあることだが、Akerunはステージでのデモで失敗したので、実際に使われるところは見られなかったが、でも、少なくとも、デザインはクールだ!

Wovn

Wovnは、Webサイトのオーディエンスを世界に広げる。ユーザが自分のサイトのコードに1行書き加えるだけで、各国のオーディエンスはそのサイトのページの言語をローカライズできる。日本語が読める人は世界の人口の5%しかいない、というから、メインのWebサイトを日本語で作っている人にはとくに朗報だ。ユーザはまた、Wovnを利用して最初から他言語にローカライズされたサイトを作れる。その場合、機械翻訳なら無料、プロの翻訳者にやってもらうと有料だ。

Match

Matchはモバイルのクイズアプリで、ゲームみたいな教育ツールだ。QuizUpと同じく、対戦式でさまざまな話題のクイズに答えていく。こういう、教育のゲーム化により、児童生徒は楽しみながら知識を習得する、と期待される。そう、楽しくない勉強は、身につかないもんね。

Bizer

日本には約300万の中小企業があり、Bizerは彼らの日常事務を助ける。毎月2980円の会費を払うと、Bizerは主に新規雇用関連のペーパーワークをやってくれる。それによって、雇用関連の費用を低減する。

FiNC

FiNCに毎月会費を払うと、ユーザ各人の健康状態やフィットネスの状態などを評価して食生活の指導やジムのプログラムなどを提供してくれる。つまり、健康改善のための個人化されたプログラムをもらえるのだ。

Spacemarket

Spacemarketは会議スペースのためのAirbnbを目指している。つまり専門業者からではなくピアツーピアで、空きスペースや空き時間を提供/賃借するのだ。ユーザが今後の会議予定を登録しておくと、それらに対するスペース提供者からの情報が寄せられ、ふだんは使えないような場所でも利用できたりする。合衆国ではPeerSpaceがこれと同じサービスをやっているが、Spacemarketはもっぱら日本だけが対象だ。

Bento

そう、日本にもフードデリバリサービスはある。モバイルアプリBentoは、500円(5ドル弱)という超お安い弁当を超早くお届けする。今後は同社は、コーヒーなどにも手を広げたい意向だ。さらに将来的には、企業のロジスティクス全般に対応し、食べ物に限らず何でもお届けするサービスに変身することを考えている。

yTuber.tv

このスタートアップはYouTubeの人気に便乗して、ビデオの視聴をソーシャル化することをねらっている。yTuber.tvでは複数の人びとが“ビデオ視聴パーティー”を催して、オンラインのビデオ体験をもっと楽しく、もはや孤独でさみしい行為ではないものに変える。パーティーを盛り上げるためのビデオの選択、みんなで長時間楽しめるような長編を見つける、などはサービス側がやってくれる。

OpenLogi

eコマースサイトやサイト中で物販/通販をやってるところがOpenLogiと契約すると、顧客の注文に応じた最適最安の配送方法を選んで決めてくれる。OpenLogiはそのために、複数の運送企業との関係を構築している。同社は受注のフルフィルメントを単純化するだけでなく、配送用ラベルの印刷もする。これらのフルフィルメントの過程は、Amazonでやるとマウスクリックを10回以上しなければならない。OpenLogiのプラットホームを利用すると、2〜3の情報を入力し、ほんの数クリックで終る。

そして優勝は…

AgIC

今はハードウェア方面の起業家が増えているから、デバイスを制御するためのチップセットを自作したいというニーズも増大している。でもカスタムASICの開発は、たいへん面倒で時間のかかる作業だ。

ところが、今回の優勝者AgICを使うと、チップのプロトタイプを紙の上に伝導性インクで印刷できる。プリンタは、ふつうのインクジェットプリンタでよろしい。伝導性インクのカートリッジは2万円ぐらいするが、一回のプリントアウトの費用は約200円だ。

そこらのプリンタでASICのプロトタイプを作れるこの安上がりな方法は、低開発国も含め、世界中どこでも使える。そして、ハードウェア方面の起業家の数を、一挙に増やすだろう。おもしろいものが、続々登場することが、期待される。

そこでDisrupt Tokyo Battlefieldの審査員たちは、グローバルなリーチとインパクトが最大である、という理由からAgICを優勝とした。上の写真では、賞金100万円をもらった方だけでなく、あげた方も満足して喜んでいるのだ。〔訳注: 同社サイトより…「AgICはAg Inkjet Circuit の略であり、…」。Agは銀の元素記号、伝導性インクの原料は主に銀。〕

〔ここにスライドが表示されない場合は、原文を見てください。〕

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))