Windows 11の提供開始は10月5日から、マイクロソフトが発表

Microsoft(マイクロソフト)は、6月にWindows 11を発表した際「2021年のホリデーシーズン」という大まかな発売日を提示した。もちろん、どの祝日になるのかは明確にしていない。もしかしたら「世界教師デー(10月5日)」や「仮庵の祭り(9月20日〜25日)」の後、あるいは極端に早い「ハロウィン(10月31日)」を狙っていたのかもしれない。数カ月前には10月下旬のリリースを強く示唆していたが(一部では20日とも言われていた)、米国時間8月31日朝、同社はこのOSが10月5日にリリースされることを発表した。

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この日付は、間違いなく、マイクロソフトが提示したリリースウィンドウの中では早い方にあたる。2015年以来となるWindowsのメジャーリリースは、Windows 10を搭載した対象PCを所有するユーザーには無料でアップグレードが提供される。また、10月5日にはWindows 11がプリインストールされた最初の製品も発売になる。

画像クレジット:Microsoft

TechCrunchでは、Windows Insider(ウィンドウズ・インサイダー)のDev Channel(開発チャンネル)を通じて最初のプレビュービルドが利用可能になった際に、Frederic(フレデリック)が記事を書いた。その時、彼は「これは半年に1度の小さなUI変更をともなうWindows 10アップデートとは明らかに別物だ」と述べている。

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確かに、マイクロソフトは適切にも、10月のアップデートで行われる主な変更点を、11項目にまとめたブログ記事を公開している。1つ目は、最も早くから明らかになり、最初のプレビュービルドからずっと継続されていること、それはこのOSのデザインが刷新され、全体的によりクリーンな印象になったことだ。

これには、新しく導入されたスナップレイアウト、スナップグループ、そしてプリセットしておいたレイアウトを切り替えられるデスクトップが含まれており、マルチタスクをより整然と使い分けられるようになっている。また、マイクロソフトのオンラインサービスの多くが、OSに深く統合された。Microsoft 365は「スタート」メニューに組み込まれ、最近閲覧したファイルへアクセスできるなど、よりクロスプラットフォームな統合が行われている。一方、Microsoft Teams(マイクロソフト・チームズ)はタスクバーに追加されている(マイクロソフトは、心からみなさんにTeamsを使ってもらいたいと思っている)。ウィジェットも復活し、ニュース、天気、スポーツ、株価などの情報にすばやくアクセスできるようになる。

アクセシビリティに関するさまざまなアップデートも行われた。7月に発表された長文の投稿で、マイクロソフトはそれらのアップデートを紹介し「アクセシブルなテクノロジーは、社会のあらゆる部分で機会を開くことができるようにするための不可欠な構成要素です。よりアクセシブルなWindows体験は、『障害による格差』を解消し、世界中の障害者に教育と雇用の機会を増やすことに貢献する力を持っています」と強調した。

Microsoft Store(マイクロソフト・ストア)のデザインもアップグレードされ、独立系の開発者がこのOS用の新しいツールを作成するためのアクセスを増やすことも約束されている。また、この新バージョンのWindowsは、DirectX12 Ultimate、DirectStorage、Auto HDRなどの機能を搭載し、引き続きデスクトップゲームにも力を入れている。

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最近では、これらの措置がサポート対象外のマシンにおいては何を意味するのか、また、率直に言って、どのマシンがサポート対象となるのかについて、若干の混乱も生じている。

今週初めには、マイクロソフトの条件に当てはまらないPCは、新しいOSを手動でインストールしても、Windows Update(ウィンドウズ・アップデート)を受けることができないということが報告された。Windows Updateは、セキュリティパッチやその他の更新を配信するものであり、これは非常に残念なことだ。

「Windows 11への無償アップグレードは10月5日から開始し、品質を重視しながら段階的に実施します」と、マイクロソフトは今朝の投稿で書いている。「Windows 10から得られた非常に多くの教訓をもとに、私たちはお客様に最高の体験を確実に提供したいと考えています。そのため、まずは新しい対象デバイスにアップグレードを提供します。その後、アップグレードは、ハードウェアの適格性、信頼性の指標、デバイスの経年、そしてアップグレード体験に影響を与えるその他の要因を考慮したインテリジェンスモデルに基づいて、市場に出ているデバイスに時間をかけて展開されます」。

同社によれば、2022年中頃までに、適合する機種にはすべてにアップグレードが提供される見込みだという。アップグレードされない機種については、マイクロソフトは2025年10月14日までWindows 10のサポートを継続するとしている。

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Windows 11の「PC 正常性チェック」アプリが刷新され「Windows Insider」向けにプレビュー版が公開

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(文:Brian Heater、翻訳:Hirokazu Kusakabe)

Windows 11の「PC 正常性チェック」アプリが刷新され「Windows Insider」向けにプレビュー版が公開

Windows 11の互換性チェックアプリが刷新され「Windows Insider」向けに再公開、対応プロセッサも拡大米マイクロソフトは米国時間8月27日、以前に取り下げていた「PC 正常性チェックアプリ」(PC Health Check)をアップデートし、「Windows Insider」向けに再度公開しました(プレビュー版をダウンロード可能)。また、同OSの動作要件も一部変更されています。

今年後半にリリースされる予定のWindows 11はすでにプレビュー版が公開されており、同時に互換性をチェックするアプリ「PC Health Check」も提供されました。しかしマイクロソフトは公開直後、最初のバージョンのチェックアプリでは「ユーザーに正確な情報を提供できなかった」として、配布を中止していたのです。Windows 11の「PC 正常性チェック」アプリが刷新され「Windows Insider」向けにプレビュー版が公開

今回新たに公開されたPC 正常性チェックアプリアプリでは、以前のバージョンで問題となっていた「どの点が動作要件を満たしていないかがわかりにくい」という点を改善。上画像のように、「TPM 2.0(PCのセキュリティ管理機能)」をサポートしていない、あるいはプロセッサが対応モデルでない、などの詳細情報を提供してくれます。

また今回、Windows 11の動作要件も変更されました。以前から対応していた第8世代Intel CoreプロセッサやAMD Zen 2プロセッサだけでなく、第7世代のCore Xシリーズ、Xeon Wシリーズ、Core 7820HQが対応プロセッサとして追加。なお、以前対応がテストされていた「初代Zenプロセッサ」については、対応が見送られています。

一方でマイクロソフトは、Windows 11に非対応のシステムでもISOファイルによる手動インストールが可能だと説明しています。ただしそのようにインストールされたWindows 11にはアップデートが提供されず、セキュティやドライバの更新も保留される可能性がある、とのこと。ISOファイルでのインストールは、あくまでも自己責任での対応となります。

先述のTPM 2.0の要求や互換性チェックアプリの一時取り下げなど、若干の混乱もみられたWindows 11のアップデート準備作業。しかしチェックアプリを更新し、対応プロセッサも拡大するなど、幅広いシステムをWindows 11へとアップグレードしてもらおうというマイクロソフトの努力もいたるところで見受けられるといえそうです。

(Source:Windows BlogEngadget日本版より転載)

マイクロソフトが「Windows 11を手動で入れた古いPCにはアップデート提供しない」可能性を示唆

マイクロソフトが「Windows 11を手動で入れた古いPCにはアップデート提供しない」可能性を示唆

マイクロソフトは推奨するハードウェア要件を満たさない、古いCPUを搭載したPCにWindows 11を手動でインストール可能だと述べたばかりです。ISOファイルをダウンロードして手動でインストールする場合は、それを制限しないと明らかにしていました。

その直後に、そうした場合はWindowsアップデートを受けられる権利がなく、セキュリティやドライバの更新も保留されるかもしれないと追加で述べています。

これは昨日の声明と同じく、テックメディアThe Vergeに対して語っていること。もっともマイクロソフトは「かもしれない」と言っているにすぎず、単なるブラフである可能性も十分にあります。同社が重要なセキュリティパッチを発行しないとは考えにくく、実際にサポート終了予定だったOS向けに有償であれ延長措置を追加したり、ときおり無償でセキュリティパッチを提供することも珍しくありません。

The Vergeは今回の声明につき「もしも自分がマイクロソフト社の立場だったら、将来起こりうる法的問題を避けるために、ありとあらゆるPCの構成に対して保証と技術サポートを提供していると人々に思われないようにしたいと考えるかもしれない。約束を守り、約束以上のサービスを提供する方がよい」とコメントしています。

とはいえ、マイクロソフトが将来的に、あるいはWindows 11の正式リリース直後からアップデートを提供しない可能性もゼロではないでしょう。記事執筆時点ではマイクロソフトはこれ以上の詳細を明かしておらず、本当にそうすると真摯に受け止められることを望んでいるとも思われます。

マイクロソフトが有言実行であれば、Windows 11をインストールした古いPCは、全てのハードウェアのドライバーを手動でアップデートする過去に逆戻りするかもしれません。

わざわざISOファイルを自力でダウンロードしてインストールメディアを用意できる人であれば、新たなISOで同じ手順を繰り返すことは難しくなさそうです。が、マイクロソフトが将来的にインストール可能なシステム要件を変更しないという保証も、どこにもないとも言えます。

これまでにもWindows 11プレビュー版ではCPUやTPM 2.0などの要件を緩和したり、マイクロソフトは古いPCを手放したくない、買い換えたくないと声高に訴えるユーザーを宥めるよう努力してきた感があります。しかし今回の「古いPCはアップデートを受ける権利なし」声明は、譲歩にも限度があり、あくまで新たなハードウェアに置き換えるための猶予を与えているに過ぎないと示唆しているのかもしれません。

(Source:The VergeEngadget日本版より転載)

マイクロソフト幹部が携帯ゲームPC「Steam Deck」でXboxクラウドゲームが快適に遊べたと賞賛

マイクロソフト幹部が携帯ゲームPC「Steam Deck」でXboxクラウドゲームが快適に遊べたと賞賛

Valve

Xboxの責任者であるフィル・スペンサー氏が、Xboxクラウドゲーミング(xCloud)がValve社の携帯ゲーミングPC「Steam Deck」で快適に動作するとコメントしています。

先週末、スペンサー氏はTwitterでSteam Deckを賞賛し「今週はValve社でスコット、エリック、ゲイブ(いずれもValve社の幹部)とSteam Deckについて話していた」と語りました。さらに「今週ほとんどの時間Steam Deckを手にしてみた後では、これは本当に素晴らしいデバイスだと言えます。外出先でゲームを楽しむことができ、画面の大きさや操作性、すべてが素晴らしい。『Halo』や『Age』(おそらく『Age of Empires』)をプレイしても気持ちがいいし、xCloudもうまく機能している。おめでとう、SD(Steam Deck)チーム」と付け加えています。

記事執筆時点では、xCloudがSteam Deck上でWebブラウザまたはネイティブアプリのどちらで動いているかの確かな手がかりはありません。が、スペンサー氏は少なくとも、このサービスがSteam Deckで遊べることを予告したとは言えそうです。

Xboxクラウドゲーミングは、マイクロソフトのデータセンターにあるサーバ上でゲームを動かし、結果を映像としてストリーミングすることで、ゲーミングPCやゲーム専用機がなくとも、スマートフォンやタブレットなど「ネット動画が見られる」程度の端末で同じゲームが遊べるしくみ。現在は定額遊び放題サービスXbox Game Pass Ultimateの加入者向け特典として提供されており、すでに(対象地域では)AndroidやiPhone/iPad上で利用できるほか、旧世代のXbox Oneでも「多くの」Xbox Series X向けタイトルをプレイ可能にする方針が発表されています

Steam Deckは今年12月から米国や欧州を含む地域で、日本などその他の地域では2022年から順次発売予定。基本的にはArch LinuxベースのSteamOS 3.0で動きますが、Windows 11も問題なく動くよう作業中との公式声明がありました

ほか関連ニュースとして、スペンサー氏は「Xbox Game Passが他のゲーム機(主にNintendo Switch)にも登場すると思うか」という質問を受けました。それに対してスペンサー氏は、Xboxは「そのような議論に対して完全にオープン」だが、他の閉鎖的なプラットフォームが「Game Passのようなもの」を今すぐには求めていないことを理解していると回答しています。

これまでにも、Nintendo SwitchでXbox Game Passが遊べるようになるとの噂話はありました。とうてい信じがたい話ではありますが、初代Xbox関係者が任天堂に買収を持ちかけたという都市伝説が真実だったこともあり、こちらも本当に京都まで行って交渉している可能性もゼロではないのかもしれません。

(Source:Phil Spencer(Twitter)。Via NMEGamesradarEngadget日本版より転載)

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タグ:Windows 11(製品・サービス)Xbox / エックスボックス(製品・サービス)Xbox Cloud Gaming / Project xCloud(サービス)クラウドゲーム(用語)Steam(製品・サービス)Valve Corporation(企業)Microsoft / マイクロソフト(企業)Linux(製品・サービス)

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Valve

Valve社が発売予定の携帯ゲームPC「Steam Deck」はWindows 10がインストール可能だと判明していますが、次期Windows 11も問題なくインストールできるよう作業中との公式見解が発表されました。

現世代のWindows 10が最新の携帯ゲームPCで動くことには不思議はありませんが、次期Windows 11についてはTPM 2.0必須とされています。実際にマイクロソフトが最初に提供したPC正常性チェックアプリでは多くのPCが互換性がないと表示され、サードパーティ製のTPM 2.0対応ボード購入に走るユーザーも相次ぎました。

その後に配布されたプレビュー版では要件が緩和されていますが、あくまで「幅広くテストする」に留まる可能性もあり、製品版で同じ仕様が引き継がれるかどうかは記事執筆時点では不明です。

この点につきValve社のSteam DeckデザイナーであるGreg Coomer氏は、海外テックメディアPCGamerに「いまTPMに注目が集まっています」「これまではWindows 10に集中していたため、そこまでは手が回らなかったのです。私たちが期待しているのは、それに応えられることです」と語っています。

これは心臓部分となるAPUを開発したAMDとも協議してきたことであり、Coomer氏いわく「BIOS(UEFI)レベルでの対応を確認するために、AMDとの話し合いも行っています」とのこと。そのため「Windows 11で何か問題が発生したということは、今のところ一切ありません」と語られています。

標準のSteamOS 3.0をWindows 11に置き換えたいと考えている人にとっては、Coomer氏の発言は朗報と言えます。8月時点ではSteamで販売されているゲームの内、LinuxおよびSteamOSが正式サポートされているのは全体の15%に過ぎず、最もプレイされている10本のゲームのうち半分が動かないことも明らかにされています

Valve社はProton(Linux上でWindowsアプリを動かすしくみ)を改善することで「Steam Deckを出荷するまでに、すべてのゲームが動作するようにする」という目標をめざすと述べていました。

それが達成できれば出荷状態のSteam Deckで、何の手間もかけずに豊富なゲームライブラリが楽しめるはず。ですが、もし実現しなくとも、Windows 11をインストールして「携帯Xbox」として活用できる可能性が高まったとは言えそうです。

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Valve。別売の公式ドックを利用することで、外部ディスプレイ、有線ネットワーク、USB周辺機器、電源に接続可能となる。公式ドックの詳細は近日公開予定

(Source:PCGmaerEngadget日本版より転載)

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タグ:RDNAWindows(製品・サービス)Windows 11(製品・サービス)AMD(企業)OS / オペレーティングシステム(用語)Steam(製品・サービス)TPM / Trusted Platform Module(用語)Valve Corporation(企業)UEFI(用語)Linux(製品・サービス)

ニセWindows 11インストーラーが拡散、カスペルスキーがアドウェアやマルウェアが含まれていると警告

ニセWindows 11インストーラーが拡散、カスペルスキーがアドウェアやトロイの木馬が含まれていると警告

Kaspersky

マイクロソフトは次期Windows 11のプレビュー版を提供中ですが、入手するにはWindows Insiderプログラムへの登録が必要となります。これを経由せずに偽物のWindows 11インストーラーが配布されており、その中にアドウェアやマルウェアが含まれていると警告が発せられています。

ウイルス対策ソフトウェアで知られる企業Kaspersky Labsの報告によると、その1つは「86307_windows 11 build 21996.1 x64 + activator.exe」という実行ファイルとのこと。1.75GBものファイルサイズがあるため本物のようにも思えますが、実際には大部分が多くの無用な情報を含む1つのDLLファイルに占められていると述べられています。

問題の実行ファイルを開くと、通常のWindowsインストールウィザードのようなインストーラーが起動します。しかし主な目的は、別のより悪質な実行ファイルをダウンロードして実行すること。

さらに2つ目の実行ファイルも同じく「86307_windows 11 build 21996.1 x64 + activatorのダウンロードマネージャー」と称したインストラーであり、ライセンス契約書も付属し、スポンサー付きのソフトウェアもインストールされることが記されています。が、この種のドキュメントはたいていの人が読もうとはしないため、気づかれにくい模様です。

このライセンス契約に同意すると、さまざまな悪意のあるプログラムが持ち主のPCにインストールされてしまうしだいです。

Kasperskyは、すでにWindows 11関連の似た手口を使った数百の悪意ある試みを撃退してきたと述べています。

これらマルウェアの大部分は他のプログラムをダウンロードして実行することを目的としたダウンローダーで構成されており、比較的無害なアドウェアから本格的なトロイの木馬やパスワードの盗難など厄介なものまで、非常に多岐にわたるとのこと。要するにWindows 11インストーラーを装って、数々の有害ソフトウェアを呼び込んでいるというわけです。

こうしたリスクを考えると、やはりMSの用意している公式ソースからダウンロードした方がよさそうです。

Windows 10をインストール済みの環境であれば、「設定」から「更新とセキュリティ」をクリックし「Windows Insider Program」を選択。そしてアカウントをリンクし「Dev チャネル」(最新機能が使えるが不安定)か「ベータ チャネル」(Dev チャネルよりは信頼性が高い)を有効にすればWindows 11アップデートを入手できます。ニセWindows 11インストーラーが拡散、カスペルスキーがアドウェアやトロイの木馬が含まれていると警告とはいえ、いずれも公式リリース版とはほど遠い未完成品であることに違いはないため、仕事で使っているメインPCには入れない方が無難でしょう。

(Source:Kaspersky。Via MSPowerUserEngadget日本版より転載)

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カテゴリー:セキュリティ
タグ:Windows(製品・サービス)Windows 11(製品・サービス)OS / オペレーティングシステム(用語)Windows 365(製品・サービス)Microsoft / マイクロソフト(企業)

Windows 11へのアップグレード後、Windows 10に戻せる猶予期間は10日間までと判明

Windows 11へのアップグレード後にWindows 10に戻せる猶予期間は10日間までと判明

Microsoft

次期Windows 11はこの年末に正式提供される見込みですが、まずお試しで使ってみて、不具合があればWindows 10に戻そうと考えている人も少なくないと思われます。が、Windows 11に更新した後にWindows 10にロールバックできる猶予は10日間しかないことが明らかとなりました。

これはPCメーカーMSIのWebサイトに掲載されたFAQから判明したことです。該当する項目には、以下のように記載されています。

Windows 11が気に入らない場合、アップグレード後にWindows 10に戻ることはできますか?

はい、できます。Windows 11への更新をインストールした後、10日間はWindows 10に戻ることができ、その際に持ち込んだファイルやデータはそのまま残しておくことができます。10日間が過ぎた後にWindows 10に戻すためには、データをバックアップして「クリーンインストール」を行う必要があります。

これはおそらく、復旧用の「windows.old」フォルダが自動的に削除されることを意味していると思われます。現行のWindows 10にも「前のバージョンのWindows 10に戻す」(「設定」>「更新とセキュリティ」>「回復」から)機能があり、バックアップデータが保存されている同フォルダが更新から10日後に自動削除される仕様となっています

つまり10日間の猶予期間はWindows 10から引き継いではいますが、Windows 10のリリース直後はWindows 8へのロールバックは30日間(後に10日に変更)は可能だったことからは、短縮されている格好です。

Windows 10からWindows 11への更新は、Androidアプリが動くことやストアが刷新されることを除けば、ほぼ見かけのユーザーインターフェースが変わる程度であり、ユーザーが極端な違和感を抱くような変更はあまりないとも思われます。

とはいえ、新OS上で慣れ親しんだアプリが安定して動作する保証はどこにもありません。Windows 11にアップグレードする際は、仕事に使うメインマシンは避けてサブPCに入れて様子見をするか、しっかりバックアップを取ってから行う方がよさそうです。

(Source:Google Docs。Via HothardwareMSPoweruserEngadget日本版より転載)

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カテゴリー:ソフトウェア
タグ:Windows(製品・サービス)Windows 11(製品・サービス)OS / オペレーティングシステム(用語)Microsoft / マイクロソフト(企業)

マイクロソフトがWindows 11のファーストプレビュー公開

米国時間6月28日、Microsoft(マイクロソフト)はWindows 11のファーストプレビューを、同社のWindows Insiderプログラム内のDev Channelで公開した。Insiderプログラムに参加している人は、Microsoftの新オペレーティング・システムの新しい(少々複雑な)システム要件を満たしていれば、まもなく入手できるはずだ。

ファーストプレビューには、新しいルック・アンド・フィール、テーマ、ウィジェット、新しいスナップレイアウト、さらには改訂されたファイル・エクスプローラなどMicrosoftがWindows 11で約束している新機能の大部分が入っている。しかし、このファーストリリースに間に合っていない機能もいくつかある。たとえばAndroidアプリへの対応、Teams統合のビルトイン対応などは後のリリースに入る予定だ。新しいWindows Storeのプレビューはすでに公開されている。

それ以外は、新しいスタートメニューから試してみることができる(中央に置かれたスタートボタンが気に入らない人は左下に移動できるのでご心配なく。ただしタスクバー全体を画面の別のに辺に移すことはできない)。ちなみにスタートメニューはWindows体験の象徴的部分の1つではあるが、ほとんどのパワーユーザーはめったに使うことがなく、代わりにアプリの99%をキーボードかタスクバーを使ってスタートするだろう。Microsoftは、新しい「recommended(おすすめ)」セクションに新しくインストールしたアプリや最近使ったファイルを並べて何かか違うことをやろうとしている。

画像クレジット:Microsoft

もう1つ、すぐに目につく新機能が新しいファイルエクスプローラーだ。フラットなルックスに代えてリボンスタイルのメニュー(Microsoftは「command bar」[コマンドバー]と呼んでいる)を採用している他、全体的に新しい見た目のアイコンが使われている。ルックスは良いが、変更にともなって失われた機能がないかは試してみないとわからない。

ファイルエクスプローラーは、Windows 11のその他のアプリと同じく、Microsoftの新しいスナップレイアウトを採用している。「スナップ」ジェスチャーやショートカットキーでウィンドウを画面のどの辺にも固定できる既存の機能を最大化ボタンに集約した。全体としての機能は新しくないが、多くのWindowsユーザーはこの機能自体の存在を知らなかったに違いないので、今回の新機能によってウィンドウのスナップ(固定)機能が多くのユーザーに知られることになるだろう。

画像クレジット:Microsoft

新しいウィジェットも、タスクバーの目立つ位置に表示される。現在あるのはカレンダー、天気、交通情報、Microsoft To Do、および株価のウィジェットで、OneDriveから最近の写真を表示したり、スポーツやeスポーツのニュースも好きに表示させられる。パーソナライズされたニュースフィードもある。

最後に紹介するべきなのが、新しい設定メニューだ。残念だったWindows 8以来、Windowsには事実上2つの設定メニューが存在している(コントロールパネルと設定)。どうやらこの混乱の日々はまだ終わらないようだが、設定メニューは少なくとも現在のWindows 10よりずっとすっきりした見た目になっている。

画像クレジット:Microsoft

もちろんWindows 11には他にも多くの変更がある。これは半年に1度の小さなUI変更をともなうWindows 10アップデートとは明らかに別物だ。今後は、これがリアルワールドでどう使われていくかを見なくてはならないが、今はまだ早期リリースであることを覚えておいて欲しい。プレビューはInsiderプログラムメンバーに公開され始めたので、実際どう動くのかは近々わかるだろう。TechCrunchも今後各機能を試していく予定だ。

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タグ:MicrosoftWindows 11WindowsOS

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(文:Frederic Lardinois、翻訳:Nob Takahashi / facebook

マイクロソフトのナデラCEOがアップルに「Windows版iMessageを歓迎する」と呼びかけ

マイクロソフトのナデラCEOがアップルに「Windows版iMessageを歓迎する」と呼びかけ

ymgerman via Getty Images

マイクロソフトは本日未明に次世代OS「Windows 11」を正式発表し、それとともにAndroidアプリもWindows上で動く上にMicrosoft Storeアプリから入手できる見通しも明らかにしました。

その後MSのサティア・ナデラCEOはThe Wall Street Journalのインタビューにて、アップルのiMessage(日本名は「メッセージ」)をWindowsに迎え入れることを歓迎するなどを語っています。

ナデラCEOいわく、Windows 11の大きな目標の1つは「サードパーティ製アプリ市場への開放」であり、Microsoft Storeの枠を超えて創造性の中心になるということ。その上で「すべてのアプリ」が参加するよう招かれていると述べています。

その上で順調とは言えないのが、iPhoneとWindowsの連携です。WindowsとAndroidデバイスとは「スマホ同期(Your Phone)」から密に連携し、ついにAndroidアプリがWindows上で動くにいたりましたが、iPhoneとはそうではありません。この点につきナデラCEOは「もっと上手くいくようにしたい」と語っています。

さらにナデラCEOは、他の企業と同じくアップルがWindows上でやりたいことを行うのは歓迎されると述べ、その1つとしてWindows版iMessageの可能性にも言及したという流れです。

iMessageは(少なくとも米国では)アップル製品を代表するアプリであり、iPhoneやiPad、Macに共通で搭載されているものです。アップルは今年(2021年)秋にビデオ通話アプリFaceTimeをAndroidやWindowsにも部分的に解放すると発表済みですが、iMessageについてアップル製品の独占であることに変更はありません。

なぜ、アップルはiMessageを他のプラットフォームに解放しようとしないのか。先日のEpic Gamesとの訴訟のなかで、裁判資料として提出された社内メールからは、アップルが一度はAndroid版iMessageを検討しながらも、幹部らが「iPhoneユーザーが子供にAndroidスマホを買い与える際の障害を取り除くことになる」つまりAndroidに顧客を奪われることを懸念して、結局は取りやめにされたことが明らかとなっていました

おそらくナデラCEOもその資料には目を通していて、アップルの意図は織りこみ済みのはず。Windows 11とともに発表されたストアの刷新では、MSの決済システムを使う必要もない、MSに手数料を支払わなくても良いとされていますが、これは正にアップルがApp Storeの30%手数料を一部を除いて守り続け、自社システム以外の独自購入方法を認めないことと真逆と言えます。

MSはアップルに表向きはWindows版iMessageの歓迎を呼びかけることで、実は挑発しているのかもしれません。

Windows 11: Microsoft CEO Satya Nadella on the New ‘Start’ of the PC (Exclusive) | WSJ

(Source:Wall Street JournalEngadget日本版より転載)

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カテゴリー:ソフトウェア
タグ:iMessage(製品・サービス)App Store(製品・サービス)Apple / アップル(企業)Amazon / アマゾン(企業)Android(製品・サービス)Satya Nadella / サティア・ナデラWindows(製品・サービス)Windows 11(製品・サービス)OS / オペレーティングシステム(用語)FaceTime(製品・サービス)Microsoft / マイクロソフト(企業)Microsoft Store(製品・サービス)Microsoft Teams(製品・サービス)

AndroidアプリがAmazonアプリストア経由でWindows 11に登場、ウィンドウとして動作

エコシステムは奇妙な仲間を生む。米国時間6月24日に行われた「Windows 11」イベントでは、最近記憶する中でもっとも奇妙な、そしてもっとも予想外だったニュースの1つが発表された。Microsoft(マイクロソフト)は、次のメジャーバージョンのOSでAndroidアプリを利用可能にする。

チーフプロダクトオフィサーであるPanos Panay(パノス・パネイ)氏は、この追加を「もう1つだけ小さなサプライズ」と呼び、モバイルアプリはスタートメニューやタスクバーに統合できると述べた。また、OSの新しいアプリ配置UIの一部として、タイル状に整列させたり「ウィンドウ」になったりする。

画像クレジット:Microsoft

これらのAndroidアプリは、Amazonアプリストアを経由してMicrosoft Store上で提供される。同社は、OSのデモで動作するTikTok(ティックトック)を紹介した。同アプリはモバイルファーストのデザインから予想されるように、縦長のポートレートで表示されている。

Androidアプリは185万種類あるので、現在のところ、これはMicrosoftのアプリストアに新しいコンテンツを大量に流し込み、最新の人気モバイルアプリをいきなりプラットフォーム上で利用できるようにする方法だ。しかし(Intel Bridge上に構築された)この体験が最終的にどれほど良いものかは、時が経ってみないとわからない。

Windows 11は2021年の年末ホリデーシーズンにリリースされる。

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カテゴリー:ソフトウェア
タグ:MicrosoftWindows 11WindowsOSパソコンノートパソコンAndroidアプリAmazon

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(文:Brian Heater、翻訳:Aya Nakazato)

MSはコミュニケーション重視、Teamsのチャット機能が「Windows 11」に直接組み込まれる

ハッピー「Windows 11」デー。Microsoft(マイクロソフト)は2021年末に発売予定の次期OSについて、これまでで最も詳しい情報を提供してくれている。対人コミュニケーションの大半がPCや携帯の画面を介して行われた1年を経て、同社はコミュニケーションソフトウェアを前面に打ち出している。

Windows 11ではMicrosoft Teamsがプリインストールされ、Apple(アップル)のFaceTimeのようなコミュニケーションプラットフォームとより直接的に競合することを目指している。FaceTimeと同様に、ここではクロスデバイスの統合が鍵となり、人々がデスクトップからモバイルへ、そしてまたデスクトップへと動く際に、よりハードウェアにとらわれないサービスを提供する。

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これだけ多くのビデオチャットプラットフォームが溢れている時代に、マイクロソフトが2011年に85億ドル(約9425億円)で買収した、かつての強者「Skype(スカイプ)」の棺に最後の釘が打たれるのではないかという気がしてならない。Skypeでも試みたように、マイクロソフトはこのプラットフォームでコンシューマーとプロフェッショナルの間の境界線を曖昧にしようとしている。

新しいOSではすべてのバージョンにおいて、タスクバーに「Teams Chat」ボタンが直接組み込まれる。

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(文:Brian Heater、翻訳:Aya Nakazato)