Googleの自動走行車には好きな要素がたくさんあるが、子供のいる家では、サッカーゲームの送り迎えに使える車が必須だ。Googleが自動車メーカーとの初の直接提携で、広々とした新しいミニバン、Pacificaを自動化しようとしているのはそのためだろう。
この車は燃費が優れている(ハイブリッド車である)だけではなく、家族全員が乗るスペースを持つ! しかし、Googleにとってさらに重要なのは、これまでプロジェクトでテストしてきたものとは全く異なるタイプの車であることだ。
「このミニバンのデザインは、ハンズフリーのスライディングドア等、利用者が乗り降りしやすい大型の車をテストする機会をわれわれに与えるものだ」と同プロジェクトのGoogle+ページの記事に書かれている。
もちろん出発的から目的地まで人を運ぶことが、Google自動走行車の主たる目的だが、異なるアプローチが必要になる様々な利用場面も同社が想定していることは明らかだ。
例えば、自動走行車は障害のある人や高齢車にとって極めて有用だが、アクセシビリティー ― 車椅子の乗り降り、視覚障害者のインターフェース等 ― の問題がすぐに浮上する。Padificaのような大型のプラットフォームは、こうした問題の探究にはより実用的な実験台になるだろう。
Fiat Chrysler Automobilesから、約100台の車がGoogleのセンサー装置塔載のために用意される。現在は、同社のカリフォルニアテストコースでのみ試験が行われている。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)